キューバ産 コーヒー 460g のスペクトル
遮蔽の中は、バックグラウンドを48時間くらい取って、先日スーパーで買った
キューバ産のコーヒー1リットル、460gを測定開始。
20分でこんな感じ。
80%(公開しているバージョンだと100%くらいに相当)の
スムージングでも、まだギザギザです。K40があるのは確か。
後は、まだ良く分かりませんが、ウラン系が少し入っているのかも。
セシウム137は、無いか、この測定環境では全く分からないくらいの量でしょう。
スムージングなしだと、こんな感じ。
後は、放置して、1日か二日テスト測定をしてみます。
キューバ産のコーヒー1リットル(460g)は、17時間たったらこうなりました。
薄い緑が生のスペクトルで、灰色がBG,濃い緑がBG差分。使用しているのは、中古の10万円くらいの
NaI3インチをテレミノPMTアダプター(1万数千円)に繋げたもの。
K40が少しあって(BGのK40の2倍ちょっと)、そのコンプトン散乱が見え、
バックスキャッターが計算上だと217keV付近ですが、もっと右に出ています。
細かいところ(気になっているエネルギーの低い方とか)が見やすいように、縦横両方を
(指数表示にして)引き伸ばしてみました。
昨日、セシウムの特性X線とか書きましたが、(セシウム137の子孫の)バリウムの特性X線が32keVで、
もしかするとキューバのコーヒーは、バリウムが豊富なのかも。
後、他の元素でこの辺りにX線を出すものを考えているところです。
Cs137については、この様子だと丸二日かそれ以上測っても、何にも見えないだろうと思います。
新しい遮蔽のテスト用の測定ですので、このままもう少し放置して、その後は
メープルシュガーでも測って、セシウムの32keVが見えるかどうか、とか、その位置とか、
確認してみる予定です。
放置して42時間後のスペクトルと、そのデータ。
データ
http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/Cafe_Cuba_3-8_TPA_LC4/BGデータ
http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/BG_3-8_TPA_LC4http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/BG2_3-8_TPA_LC4