Pico Tech - Cafe Instant Spectrum

インスタントコーヒー  ネスカフェ・Rich 100%ナチュラル 


ラベルを読む限り、ブラジル産のコーヒーの様です。



スーパーで、一瓶400円で安売りしていたので二瓶、400gを
マリネリに詰め込んだら、ちょうど1リットルくらいになりました。

ちなみに、コロンビア産のコーヒー660gは、1.8リットル近くでした。

測定開始から30分くらいのスペクトル。
上からネスカフェ、コロンビア産、キューバ産の順。

もちろん、ネスカフェはフリーズドドライのコーヒー抽出液で、
コロンビア産とキューバ産は豆を挽いてある状態。
しかも、コロンビア産は大きな缶を一缶全部マリネリに入れて660gあるのに対し、
キューバ産は、460gくらいで1リットル程度と、条件がバラバラなので
単純な比較は出来ません。

南米だと、放射能はとても少ないでしょうから、これも何も見えないかも。


ネスカフェ・リッチ 100%ナチュラルは、20時間経って、
スペクトルがまあまあ滑らかになってきました。

上から、緑がネスカフェ400g約1リットル、
次のオレンジの濃いのがコロンビア産660g約1.8リットル、
そして赤紫のがキューバ産460g約1リットル、
灰色がBGで、その下はそれぞれのBG差分。

スペクトルは、もちろん時間がたって、それぞれのチャンネルのカウント数が大きくなると、
ばらつきが小さくなり、標準偏差も小さくなって、「段々と」滑らかになっていきますが、
完璧に滑らかになるわけではありません。

放射能の性質によるばらつき以外にも、色々な要因があるし、
特にスムージングをかけない生スペクトルであれば、細かなギザギザが残りますし、
それを強めのスムージングでならしても、凸凹が残ります。

なので、凹凸が少しでもあったらピークなのだあああ!とか思い込んでいると、
大間違いで、やっぱり右や左の様子を見比べて、そして、生スペクトルの様子も見て、
それが「本当にピークと言えるのか?」を考えた方が良いかと思います。

そして、素人測定をやっている方の中には、慎重過ぎて、私から見てピークと思えるものでも、
これは本当に山なんでしょうか?と自信が持てない方もいらっしゃれば、
左右のデコボコと変わらない出っ張りをピークだと信じ込む場合もありますし、色々です。

これは、少し粗いx0.5のチャンネルピッチで測っている方をズームしてみたもの。
ネスカフェ(緑の線)は、約950keV付近のシングルエスケープが見えているかも。
もしかすると、約440keV付近のダブルエスケープも見えているのかもしれないですが、
デコボコがたまたま一致している可能性もあります。

セシウム137については、「わかりません」。気分良く全く無いのか、もしかしたら
少し入っていて、若干持ち上がっているのか、良く分かりません。
まあ、あったとしてもとっても少なくて、この測定環境では、はっきりとしたことが到底言えないくらいの量。
フランスなどが、南の方でも核実験をやらかしましたし、南米にも2,3原発があったりするし、
ブラジルのコーヒー農園の土壌でも測ってみないと、本当に分からないと思います。


これが、測定終了時のスペクトルとデータです。
測定時間は、262800秒=73時間=3日と1時間。

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/NCafe-R_400g_3-8_TPA_LC4/ThereminoMCA_2015_02_26_13_46_09-NCafe-R_400g_3-8_TPA_LC4-N3.txt

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/NCafe-R_400g_3-8_TPA_LC4/ThereminoMCA_2015_02_26_13_46_09-NCafe-R_400g_3-8_TPA_LC4-N3.spe


データ

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/NCafe-R_400g_3-8_TPA_LC4

BGデータ

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/BG_3-8_TPA_LC4

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ca/BG2_3-8_TPA_LC4


Last modified : Sat Feb 28 03:44:42 2015 Maintained by nkom AT pico.dreamhosters.com