This page is in Japanese.
For English information, please take a look at http://www.theremino.com/en/downloads/radioactivity/
ＴｈｅｒｅｍｉｎｏＧｅｉｇｅｒ テレミノ ガイガー
このページでは、テレミノグループによるガイガーカウンターのハード、及びソフトの紹介をする予定です。
ハードについては、各種のガイガーミュラー管と合わせて使える完成品が発売されています。
（ハードも既に購入済みで、到着しているのですが、テレミノＭＣＡの方の翻訳や、各種測定器のテストなどなどで多忙の為、まだ、どのＧＭ管と組み合わせて使うか決めていません。小型パンケーキの機種は既に持っているので、多分、ロシア製の巨大パンケーキにすると思う。）
ソフトは、 Theremino Mca からのスロット出力を利用したり、市販/自作のガイガーカウンターの音声出力をTheremino Audioinputで取り込んでテレミノガイガーのまわしたり、色々な使い方が出来ます。
また、 Theremino Mca と同様に、幾つものテレミノガイガーを同時に走らせることが出来、一台のＰＣで、複数のガイガーカウンターやプローブのカウントの変化を記録することが出来ます。
さらに、ＰＣにグラフや数値データを記録するだけでなく、遠隔サーバーにＨＴＴＰやＦＴＰでデータを送る機能も付けられていて、定点モニターや出先での計測などなど色々な用途に使えます。
市販のガイガーカウンター（ＧＭＣ２００）の出力をテレミノガイガーで記録したログの例。約一時間分の変化です。
このガイガーは、付属のソフトは変なプロテクトがかかっていたり、使いずらかったのですが、ＧＭＣＬｏｇｇｅｒ と、ＴｈｅｒｅｍｉｎｏＧｅｉｇｅｒを二つの合計三つのソフトで、２４時間記録を取っています。これは、テレミノガイガーでは、記録の取り方など、違う設定にして、一つは下の画像の様に、過去一時間ほどの短期の変化を詳しく見る為のもの。もう一つは、過去２４時間の変化を見るもの。そして、GMCLogger は、二つの異なった計算方法で、おおよそ過去数時間から１０数時間ほどの変化をみるのに使っています。（GMCLogger には、メモリーリークか何かのバグがあるようで、それ以上の時間計測し続けると、測定値がゼロになったり、グラフの表示がおかしくなったりします。 Ｗｉｎ７ ６４Ｂｉｔ， GMCLogger V1.05。それ以外では、大変気に入っているソフトなのですが。）
興味深いのは、上のグラフのように、ガイガーカウンターの数値はかなり上下するのですが、大型のＣｓｉ結晶を使ったプローブを過去５分間の積算平均で監視すると、大体263ＣＰＳから266ＣＰＳくらいで非常に一定している点です。（これは、色々な設定により、変化しますが、設定をいじらない限り、かなり安定しています。）
だたし、バックグラウンドを差し引いたスペクトルの変化を見ていると、低エネルギー領域で活動が活発になったり、逆に高エネルギー領域で活発になったり、総合的にはそんなに変化が内容でも、中身は結構動いています。このプローブは、数ＫｅＶから、３ＭｅＶかもうちょっと上まで感知しているのに対し、恐らくガイガーカウンターの方は、高いほうか低いほうか、あるいは両方か、カバーしているエネルギー領域がＣｓＩのプローブより狭い為に、余計数値が暴れるのでしょう。
以下の画面は、ＮａＩの１．５インチ検出器（上、６０ｃｐｓ＝３６００ＣＰＭ）と中華ガイガー管の検出器（下、１８ＣＰＭ）を比べたもの。両方とも時間は一緒で、過去一時間くらいのデータを表示しています。ちなみに、線量表示は、いい加減です。見比べて欲しいのは、両者の変化。ＮａＩのシンチレーターの方は、感度が約２００倍高いので、３０秒の積分表示。これに対し、ＧＭ管の方は、６００秒＝１０分の積分表示。それでいて、ＮａＩシンチレーターの方は、変化が余り無いのに対し、ＧＭ管の方は、かなりの変化があります。
縮小してない元画像はこれです。
http://pico.dreamhosters.com/img/G1hr/ThereminoGeiger-NaIvsGM.png
設定を少し変えて、ＮａＩの方は過去１０秒の積算にしてみましたが、やはり、ガイガーカウンターの暴れ方と比べると、とても安定しています。データ表示は、約一時間分です。
縮小してない元画像はこれです。
http://pico.dreamhosters.com/img/G1hr/ThereminoGeiger-NaIvsGM2.png
