Identify.exeによる検出器ごとの結果予想 Detector Emulation by Identify.exe
Ac−228のフォトピークを例に、異なる検出器でどのような結果が出るのか?を Identify Exe に推測させてみました。水色は、効率曲線です。分解能は、662KeVでのもの。
ポチポチと小さな線が出てるのは、シングルとダブルエスケープの位置。実際のスペクトルは、この様な光電ピークが背景の上に乗り、さらに、コンプトン散乱やら、色々加わったりしたものになります。
他のスペクトル学習用リンク: Isotopes And Peaks , Scintillator Material And Spectrum , Thorium Lantern Mantle Spectrum
- NaI 3インチ 7.5%
- NaI 2インチ 6.8%
- NaI 1.5インチ 7.5%
- NaI 1インチ 6.8% Atomtex AT1125 なんかが丁度こんな感じでは?
- CZT 1.5% Kromek Gr-1など。ただし、この設定は、平均的な測定器よりも分解能がよいかも。
- HPGE (ゲルマニウム)
- CsI 1インチ 8% アルマジロとか。 NaIに比べ、効率の落ち方が少なく、高エネルギー領域でもそこそこ感度がある。
- CsI 2.5インチ 8% Sovtube Detector で、まあまあのもの。結晶が大きくなると、に高い方の感度がさらに良くなる。
- CsI 2.5インチ 10% Sovtube Detector で、分解能があんまり良くないものとか。
- CsI 2.5インチ 13% これは、BGOとか使った場合に、こんな感じになるかもしれない、というもの。
- CsI 2.5インチ 6% 分解能も良くて、感度も良い、という、実際にはそんなにないかもしれない設定。
- 最後に、ピークのエネルギーと割合を表示したものを付けておきます。