Pico Tech - Save The Spectrum

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Save The Spectrum 「スペクトルを守る会」

日本には、各地に「子供を守る会」があったり、そのネットワークがあって、色々と活動なされているようです。

測定をしていると、測定器が子供みたいなもので、愛着を持ったりする方も多いでしょう。
私の場合は、スペクトルを見るのが好きなので、スペクトルが子供みたいなものです。

で、そういう前置きは、正直どうでも良くて、測定をする場合、スペクトルデータを保存して下さい、というのが
このページの趣旨で、私からのお願いです。

騙されたと思って、そのスペクトルを保存して下さい!

スペクトル測定をしている方の多くは、スペクトルの画像を保存したり、公開したりする場合が多いのですが、
スペクトルデータを保存している方があまり多くないように思えるのです。

しかし、後々、そのスペクトルを再検討したい、と思ったり、他のソフトに読み込ませてみたいと思った時など、
画像だけだと多角的な検討がしづらかったりしますし、画像からスペクトルデータに戻すのは、
可能ではあっても、多少不正確で、面倒です。

また、画像の場合、表示を変更することは出来ません。
例えば、あまり詳しくないときに、ある場所で何かを測って、その画像は保存したものの、スペクトルのデータは
保存し無かったとします。そして、後になって、そのスペクトルの細かな部分が気になった場合、画像を拡大したりしても、
限度があり、スペクトルデータを読み込んで、様々な倍率のズームで見たい部分に焦点を合わせたり、
各種機能を使って強調して見たり、他のスペクトルと比較したりするのが遥かに面倒になります。

これは、スペクトル測定を始めたばかりで、あまり慣れていない時のデータにも言えることで、
まだ、どこに目を付けたら良いのかあまりわからない時点で保存した画像データは、後で見たいと思うような部分を
含んでいなかったり、尺度が適当でなかったり、スペクトルデータを保存しておけば、後で詳しくなってから
もっと参考になる場合も何か再発見できる場合もあるでしょう。

従って、つまらない(様に思える)測定でも、スペクトルデータを保存しておくことをとっても強くお勧めしたいと思うのであります。

これは、皆さん、何でも好きなようにやればよい、といういい加減な私が、かなり大真面目に押し売りしたいと思う、
珍しい事柄の一つなので、出来ましたら、何の変哲も無いスペクトルでも、保存して下さる様、お願い申し上げます。

テレミノMCAをご利用の場合、AutoSaveを使うと自動的に保存できます。

超怠け者の私が色々と強化しているテレミノMCAですから、保存するにしても、AutoSaveボタンを押すと
勝手に一定間隔でスペクトルデータや画面のコピーを自動で保存してくれる機能が付いています。
しかも、その保存先のフォルダーや、ファイル名に、日付や時間、そして、ノート欄の記述を
自動的に利用する仕組みもついているので楽勝です。

私が個人的に気に入っている方法は、ファイル名指定欄の最初に $1 という記号(半角のドル記号に半角数字の1)を付け、
その後に ¥ (半角の円記号、又は、英語のシステムなら、バックスラッシュ)を付けて、ノート欄の一行目を
サブフォルダーの名前にするよう指定し、後は、適当な名前と日付やノート欄の2行目などを、好みで付け加えます。

例:
$1\ThereminoMCA_(yyyy_MM_dd_HH_mm_ss)-$1-$2

こうしておくと、フォルダーの名前を見ただけで、何の測定データや画像が入っているのか直ぐ分かるし、
また、測定日時が入っているので、記憶を呼び覚ましたり、その時の天候のデータなどと照合するとか、
GPSなどのタイムスタンプと付き合わせる、などといった応用も効きます。

詳しくは、自動定期保存機能の説明をご覧下さい。
Theremino Mca Autosave Help Ja

分からない点は、掲示板やメールでお問い合わせ下さい。

測定情報を入れましょう。

折角スペクトルデータを保存しても、その時の状況が欠けていると、価値が減ってしまいます。
ノート欄を使ったりして、何を、どんな量、どんな環境や条件で測定したのか?など、
詳しい測定情報を付け加えるようにしましょう。
例としては、AutoSaveで保存されるフォルダーに、メモ帳で測定情報の詳しいノートや
感想などなどを加えておくと良いでしょう。

ブログや、掲示板などに画像やスペクトルデータへのリンクを貼り付け、
測定情報を加える、というのも、自分にとっても、他の人にとっても、
非常に役に立ちます。

みかげさんのSPViewerも、スペクトル情報の閲覧や公開をするのに
とても便利な方法の一つですので、大いに活用しましょう。

追加: あんまり関係のないように思えるかもしれない天候、風向き、気温、湿度、騒音、
その他なんでも気付いた事を併記しておくと、参考になる場合が多いです。
これは、特に詳しい人がその情報を見た場合など、非常に有力な手がかりになる場合がありますので、
おやっ?と思ったことなどを入れておくようにしましょう。例えば、その時、自分の子供が転んで怪我をした、
とか、本当に関係のなさそうなことでも、後で、何かしら参考になる場合があります。
現場の状況や測定状態などをデジカメやビデオ撮影して、一緒に保存しておくのも大変良いでしょう。

スペクトル情報の保存/公開のとても良い見本: みんさんのTogetter,Twilog,Spviewer 
http://togetter.com/id/donbemin ... http://togetter.com/li/482052
http://twilog.org/donbemin
http://dl.dropboxusercontent.com/u/55244556/SPViewer/spviewer.html

スペクトル画像については、 Lab Links や Survey Links にリンクがありますので、是非参考になさってください。


Last modified : Sun Oct 27 07:21:06 2013 Maintained by nkom AT pico.dreamhosters.com