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Theremino Mca ... Detector Selection ... Isotopes And Peaks ... Lab Links ... Survey Links ... Help Me ... 日本語ページインデックス ... English Documents / 掲示板

Contains both English and Japanese information. Right now, I'm mainly working on Theremino Mca En. English Documents

放射線（ガンマ線）のスペクトルを見て、色々学ぶ為の情報がメインです。スペクトルが見えると、とっても興味深い。と言うか、スペクトルの見えない測定で満足できますか？　一見、線量が低いように思えても、実は、事故前の線量が低い場所で、汚染はかなりある、といった可能性もありますし、スペクトルが見えないと、何を測っているの良くかわかりません。でも、ベータやアルファ線検出用には役に立つので、ガイガーカウンター関連の情報も少しあります。自分用のリンク置き場を兼ねているので、一部を除きあんまりまとまっておりません。情報は、日本語と英語のものがあります。自作や中古、アマチュア向けの安価な測定器を使う為の情報が多くなっていますが、お金のある人は高い機械をどんどん買って試して、色々教えてくださいね。お金の無い人は、良く考えて工夫しましょう。一番安くスペクトルが見られる機械はアルマジロ、１万６千円から！ソフトは無料のものがある！

　これから測定器を買おうという方は、スペクトル測定器の選び方をご覧下さい。　＝＞　Detector Selection
　既に、測定器を持っている方は、テレミノＭＣＡ、最初の一歩をご覧下さい。　＝＞ Theremino Mca How To Ja
　素人スペクトル測定などについて知りたい方は、素人測定のお勧めコースをご覧下さい。＝＞ Sirouto Sokutei Course

現在、主にやっていること

Theremino Mca　の拡張。　テレミノＭＣＡというのは、ガンマ線（そしてＸ線やアルファ線）のスペクトル解析用のフリーソフトで、イタリアのテレミノグループの人たちによって開発されたものです。巷では、通称「イタリアン」などと、呼ばれているようです。このソフトは、アルマジロ、チャッピー、Ｉｍｅｔｒｙの様なコンピューターのマイク入力を利用する検出器と一緒に使われ、放射線のスペクトルを取得、表示して、どんな放射性物質があるのか？という「核種判定」の支援をするものです。今後、ＭＣＡ部分の付いたチャッピーデジタル２１１、及びデジタルＭＣＡ　＝　MCA-13001、ＰＭ1703ＭＯ－１Ａなどの機器にも対応の予定です。

その他のソフトの情報や、利用に役立つ資料の整備。日本語ページインデックス

計測器を買って、いきなり「危険だ」「安全だ」などと「数値を叫びだす」という症状を抑制し、まずは、「何があるのか？」を推測し、それから「どのくらいあるのか？」を考える、という道筋を淡々と辿る癖が自然に身に付く情報の整備。「数値に飛びつく」のは、「数値で誤魔化され、踊らされ、数値信仰を植えつけられた」場合の、副作用ではないかと思います。

数値信仰の弊害　Cult Of Dead Numbers
数値も、それを感覚的に解釈するだけの下地があって意味を持つわけで、スペクトルの山の現れ方で動物的な感情でも持った方が、実感のない数値よりも現実生活に即した情報となるように思います。関東地方の様な、線量の数値「だけ」見ていると、一見汚染があんまり無いように錯覚する所でも、スペクトルを見るとセシウムがここそこにあるのが「実感しやすい」でしょう。

数値を振り回す人、踊らされる人というのは、喩えていうなら本の文字だけを追って、棒読みする人みたいなものです。あるいは、私は、数キロくらいなら走ったことがありますが、マラソンの距離を走ったことはありません。なので、４２．１９５Ｋｍという数値を見ても、それを「走る」という枠組みの中で、体感的に理解する事は出来ません。同様に、３万７千ベクレルという数値を見ても、私には、痛みや、苦しさや、悲しさも恐怖もありません。私にとって、３万７千ベクレルというのは、テスト用線源であったり、火災報知機の中の大変危険なＡｍ２４１の総線量でしかなく、直感的には行動を引き起こす基準としては、ほぼ機能しないのです。しかし、ロシアの汚染地域で生きて、死んでいく人たちの中には、この様な数値が厳然たる「意味」や「感覚」を持っている方々も居るわけです。そして、その様な「感覚」は、多くの苦しみや悲しみを通じて得られたもので、私たちは、出来ることなら、それを死ぬまで学ばないでいられればよいと私は思うのです。

数値という、抽象化の度合いが強い情報に比べ、スペクトルは大変アナログで、基本的にはガンマ線の「色合い」を眺めているので私たちにとっては、かなり「自然」な情報であると思います。従って、段々慣れて来れば、数値情報よりも我々の心に響きやすく、「数値を振り回して私たちを騙そうとする連中のウソ」に惑わされにくくなる要因にもなることでしょう。