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放射能測定器の選択

放射能と出来るだけ付き合わない為の測定器選び
 
このページでは、主に、 余り技術的なことがわからない人、勉強する時間がない人の為 に、放射能測定器の選び方を説明しようと思います。 まだ、情報の追加や整備の途中ですので、時々チェックして頂ければと思います。なお、時間があれば、下の方に学習用の資料やビデオへのリンクもありますので、ご覧下さい。

既に測定器をお持ちの方は => Theremino Mca How To Ja

ご質問やご意見ご要望などございましたら、 nkom あっと pico.dreamhosters.com までご連絡下さい。


2015年現在、幾つかの測定器は中古や新古などで、大変安くなっています。例えば、食品などの検査に使えるAT1320Aは、最高200万円近くぼったくっていた業者もあったようなのですが(通常の推定価格120から130万円)、最近では80万円くらいとか、時として新古で32万円、中古で20万円台の品物も散見されます。携帯用の測定器にも新製品や中古などもあり、2,3年前よりもはるかに測定器の入手が容易になりました。

また、使い方や、測定する上で注意した方が良い点や、比較する為のスペクトルやデータも知識や経験とともに豊富に蓄積されつつあり、これから測定を始めようとする方にとっては、格段にとっつきやすくなってきていると思います。ただ、いまでも、まだ基本的な勘違いをなさっている方もいらっしゃいますので、「どの情報を参考にするか?」には、注意が必要です。

放射能の測定では、どうしても必ずバラツキがあるので、それが平均化して均されるのに必要となる、「十分なカウント数を稼ぐこと」が非常に重要になり、スペクトル測定の場合には、これに加えて「ピークがどの様に成長するか?」という点の理解も欠かせません。これらをきちんと理解していない場合や、他の基礎知識が欠けていたりすると、測定の基本的な初歩の仕組みが理解できないので、色々な勘違いや誤解の原因になったりしますので、よくよく注意なされることをお勧めいたします。


放射能測定器の選び方には、色々な意見がありますが、元々、一番普及している多くの携帯用測定器は 「危険」 、 それも、 「かなりの危険」 を探知するために作られていて、 「安全」を教えてくれる機械ではない 、という点に注意する必要があります。(これには、異論反論がある方も多いかと思いますが)

つまり、数千円から、場合によっては数万円で売られている機種であっても、「かなりの危険」を教えてくれることはあっても、ほとんどの場合、「安全」の保証にはならない、ということです。

これは、こういった機械やそのお手本となった機械の多くが、原子力発電所の事故や核爆発の後の高度の汚染を探知したり、計測する為のものであって、(意図的に)「被曝をしてしまう」人たちが、どれくらい被曝したのか知ることなどが目的なので、平常の微弱な放射能を正確に測り、被曝を避ける為のものではなかったか、あるいは、そのような性能を実現するのが昔は難しかったり、非常に高価になってしまった、ということから来ているのだろうと思います。また、核種がわからない測定器は、少しの変化があった場合に、それがごく自然な変動なのか、汚染によるものなのか(特に我々素人には)あまりわかりません。
また、たとえ非常に高価な機械を買っても、「安全」を「確実」に保証できる製品は、ありません。なぜなら、放射線には、色々な種類があって、それらを全て、正確に測ることの出来る万能な製品は、残念ながらまだ存在しないからです。

そこで、今ある製品の中で、最善と思われる選択をしたいわけですが、まず、外部被爆、及び呼吸からの内部被爆対策の為の、主に携帯用の機械と、食品からの内部被爆対策用の高感度で遮蔽付きの機械の二種類、そして、ガンマ線だけでなく、ベータ線も計れる機械の三つを持っていると、現在の西日本程度の汚染状況の地域において、被爆を最小限に抑えることが出来るだろうと思います。

なお、「危険性」や「安全性」については、意見がわかれ、更には感情的になりがちな点ですが、このページでは、個人的な測定の話をしておりますので、「安全」と「危険」もこの場合については読者の方の個人的な判断でもって、わけてしまって構わないと思います。つまり、いわゆる「危険派」も「安全派」も「科学派」も「非科学派」も、自分の人生の選択に限って言えば、各自が自分の基準で自分が納得できる「安全」と「危険」を判断して対処していただければと思います。

また、これまで、食品検査用の測定器は大変高価で、個人で買える様なものではない、という認識が普通だったと思うのですが、アマチュア用の機材やメーカーの家庭用測定器などを使うことで、家庭にそれぞれ一台の食品用測定器を持てるようになって来ています。あるいは、高価な健康機器やブランド品を買うお金があるのであれば、市民測定所などで使われている相当性能の良い測定器を買うことも可能です。ですので、自分なんかには到底手が届かない、と、簡単に諦めてしまわずに可能性を探ってみてはいかがでしょうか?


東日本、特に千葉の柏や福島、そして栃木の那須などなどの高線量地域では、地面などに溜まった放射性物質が濃縮された埃などがどうしても空中に漂い、それを呼吸してしまうことになりますし、汚染物質の付いた服、家、車などの問題もありますので、食品などに気を付けないと、ダブルパンチになりかねません。ただし、たとえ食品や水などを良く選んで、注意深く調理したとしても、肺や喉、そして目などをやられてしまう可能性が他の地域よりも高くなってしまうと思われますので、若い人や女性、病気がちの人などは特に早めの引越しを含めた対策を講じた方が良いだろうと思います。(お子さんが居たり、妊娠中なら、なおさらです。)この点については、吸っても問題ない、汚染された服を着ていても問題ない、基準以下の汚染された食品を食べても問題ない、とする計算や意見もありますが各自で判断して頂ければと思います。

また、西日本や北海道の原発のない地域であっても、瓦礫の焼却や、車や人、そして物に付着してくる汚染、空気や水の流れで運ばれてくる汚染などがあるので、車や人の多いところ、物が移動するところ、空気や水の流れ道などなどは、各自の敏感さや心配の度合いなどにもよりますが、注意が必要かもしれません。

さらには、福島の事故で目茶目茶になった原発や、他の原発からもっと放射能が放出される可能性もありますので、注意しておいた方が良いでしょう。
プルームなどを避けるには、感度の低い測定機では被曝した後にそれがわかる、ということになりかねないので、感度の高い機械で常時監視したり、遠くの測定値を監視して、プルームが到達する前に行動する必要があります。


また、残念ながら、政府や自治体、そして特に企業と繋がりの深い人たちの発表する安全度、危険度は、信用できない場合が増えていますし、今後更に増える可能性があります。これは、特に今に始まったことではありませんし、昔からの環境問題や汚染の事例からわかっている方も多いかと思います。
従って、自分たちで、出来るだけ測定し、自分たちの判断の助けにすることが出来るようになると、良くも悪くも、納得の行きやすい行動がしやすいだろうと思われます。

今後、次の震災や原発事故などが起きた時、福島の小康状態が終わりを告げて事態が悪化してしまった場合、自分たちの為、あるいは、他の人たちの為に何かしたい、しなければならないと思うのであれば、政府、行政、などなど、そのような仕組みがきちんと理想的に動く、などと考えたり期待して待機したりせずに、自分勝手に、あるいは、気の合う仲間で、さっさと行動しないと、「手遅れ」になったり、後々悔やまれる結果になったりする、というのをしっかりと忘れないようにしておいて頂ければと私は思っています。

これも、異論のある方も多いかもしれませんが、とにかく、沢山の人が放射性物質を検出できる機材を持っていることは、国民の皆様方の健康と安全の為には、とても良いことだと思いますので、どんどん購入して、使い方を学んでいきましょう。


測定の目的

 外部被爆と呼吸からの内部被爆を避けたい(携帯用):

 食品からの内部被爆を避けたい(高感度+遮蔽):  ガンマ線以外の汚染も避けたい:



 色々な目的がありますが、常時身につけていて、危険な場所、長居しない方が良い場所、非常に汚染された物や場所、などを探知する為の機械、そして、食品検査用の機械、加えて、ベータ線が検出できる機械の三つが必要でしょう。

 通常の(ガンマ線しかはかれないタイプの)ガイガーカウンターや、一般的な(安価な)シンチレーション式の計測器は、これらのどの用途にも向いていませんので、比較用、あるいは、お金が余っていて試しに買うのでないなら、必要ではありません。極端な意見の様に思えるかもしれませんが、これは、一般的なガイガーカウンターや結晶が小さいシンチレーション式計測器の感度が余りにも低く、周囲の放射能の変化に素早く反応しないからです。感度の低い機械を有効に使うには、とにかく時間がかかり、測定場所で10分や20分じっと「動かず」に計測を繰り返して、記録して平均をとったりしする必要があるので、時間や知識/技術や忍耐が豊富で無い一般の素人向けではないからでもあります。 また、危ない場所のそばを通過しても気づかず、汚染されたもののそばに居ても余程近づいて、そこに留まらないと、検出出来ない可能性があります。つまり、素早く検出して、放射能を避ける、という目的には性能が十分ではないので、あまりお勧めしません。もちろん、何も無いよりはいいのですが、使いこなすには時間と勘と経験が必要ですし毎回の測定も素早くできるわけではありませんので、どうせ買うなら、すぐに役に立つ感度の高い品物を買ったほうが良いと思います。

外部被爆や呼吸からの内部被爆を避ける為の機械の目安になるのは、シンチレーターのサイズです。2ccから3cc以上の大きさだと、そこそこの感度があるでしょう。

 食品検査用の機械では、更に大きな結晶のサイズが望まれます。小型のシンチレーション式の機械の中には、核種判定や定量までこなすものもありますが、食品などの微弱な汚染を素早く検出するには感度が足りません。

食品検査用には、結晶の大きさが2インチ(5センチ)以上のものが良いでしょう。そして、環境中の放射能の影響を遮断する為の鉛などの遮蔽が必要です。結晶の小さなものでも測定は出来ますが、時間がもっともっと凄く長ーーーーくかかります。

 予算との関連で、これより小型のものを使う場合は、出来るだけ遮蔽の厚いものを選び、また、感度の不足とその影響を十分承知の上で使用し、不足を補うような工夫が必要になっったりします。

 ベータ線検出用は、パンケーキ型と呼ばれる丸い形の窓の付いたガイガーカウンターがお勧めですが、その他にもガイガーカウンターでベータ線を検出できるものがあります。手ごろでシンプルなもので良いでしょう。ただ、これも感度の高いものの方が、素早くわかり、微量でも分かりやすいのには、変わりありません。

 ちなみに、感度の悪い機械は、汚染が酷くて、長居をしない方が良い場所で役に立ちます。被爆することを前提として、原発で働いたり、汚染現場に行かねばならない人の為の機械であったり、そういった機械の性能を元にして作られた場合が多いようですし。

 更に、もしも、将来汚染が深刻になった場合、アルファ線用の検出器や、中性子用の検出器が必要になることがあるかもしれませんが、地球上のどこへ逃げてたとしてもこれらの機器が必要になった時点で、事態は非常に深刻で放射能を避ける努力をする意味がどれだけあるのか、考え直さなければならないのではないかと思います。なので、あまり汚染されていない地域が残っている間は、技術的に詳しくない方がこういった機械を買う「必要」はないと思います。ただ、これらの機器を持っている人は大変少ないので、自分たちの状況を政府などに頼らず把握する為には、誰かが購入して、定期的にあちこち計測して報告するに越したことはありません。



 また、現在お住まいの場所が、呼吸からの被爆の危険性が高い地域なのかどうか、あるいはそのような場所に行く機会があるのかどうかによって、選択の優先順位が変わってきます。

 もし、現在住んでいる場所、あるいは、訪れる場所が、関東や、東北南東部であった場合、土ぼこりやいまだに放出され続けている福島からの放射性物質を吸い込んでしまう危険性が無視できません。また、「奇跡的に」小康状態を保っている事故現場にいつ、どの様な変化が現れるのかは、分かりません。
 この場合は、どうしても携帯用で、素早く反応する機器を持ち歩いて、自分が(あるいは家族が)どのような地域に住んでいるのか、訪れているのかを意識し、色々な行動の判断基準に使って行かないと、内部被爆が増えてしまうことになるでしょう。そして、呼吸からの内部被爆の一部は、肺の中に溜まる一方だと考えた方が良いので、食べ物からのものよりも一層深刻ですし、目や鼻なども、ホコリが吸着しやすいので、注意した方が良いのではないかと思います。

 逆に、もしも現在住んでいる地域が、ほとんど汚染されてなく、また、汚染された地域に行く必要も機会も無い場合は、呼吸からの被爆が少なくて済むので、食品検査用の機械を優先にした方が良いでしょう。ただし、中国や朝鮮半島での事故や、毎日の垂れ流しの汚染、そして、バカ野郎政府が再稼動した原発や研究機関の加速器、そして化学工場などからの汚染もあったりするので、やはり、携帯用の機器は、持っていたほうが良いだろうと思います。今は、対岸の火事で済んでいても、世界のどこにいたとしても、状況は、数時間の内にがらりと変わってしまう可能性があるからです。

 
 


 


実際の選択



お金が余り無い場合 (予算十数万円から)

  (注) お金のある人は、さっさと飛ばして、次の「お金がある場合」をお読みください。

メーカー物で、割安の商品、小さなメーカーの商品、キットや自作、といった可能性があります。それでも、最低12万円くらいはかかると思っていたほうが良いでしょう。
もし、それ以下の予算しかない場合、住んでいる地域と行動のパターンにより、携帯用を優先するのか、食品用を優先するのか、といった選択が必要です。実際には、数万円の予算しかない場合は、2013年7月現在の時点では、アルマジロの出来るだけ結晶の大きなものを買っておくのが最良の選択の一つかと思われます。また、イーベイのオークションで、Sovtubeの大型、又は小型の測定器が安く落とせる場合、食品検査に使える機械としては、最強で最も安い選択です。Sovtubeの一体型測定器は、今後どれくらい出てくるのかが残念ながらわからず、後数本で売り切れてしまって、もう出てこない、という可能性もあるので、数万円から十数万円のお金があるなら、定価でもオークションでも、今のうちに買っておくことをお勧めします。品物は、一本一本分解能などに差がありますが、あまり贅沢を言っている場合ではないだろうと、私は思いますし、たとえ、分解能が11%など高くないものに当たっても、それでも大変割安な機械ですので。
また、ほんの少し予算に余裕があるなら、チャッピーデジタル211という新製品が出ました。税込みで16万8千円。アルマジロの1インチ版の2倍の大きさの結晶です。また、アルマジロ同様、検出器の部分が小さいので、鉛の遮蔽も小さくて済みます。今のところ、小型検出器では、最強で、お値段も良心的に設定されています。

また、予算が限られている場合、自分で工夫をしたり、一部自分で作ったり、手間や時間、そして知識が必要になったりします。どのくらいの金額や手間暇で、どのくらいの性能や使いさすさの機器が手に入るかは、その時の需要と供給のバランスや運、そして、購入にかける意欲や時間によって左右されます。

    1. シンチレータークリスタル : NaI,又は、 CsIを使用します。BGOやプラスチック製のシンチレーターなどは、分解能が悪くて、食品検査用には、向きません。 2インチ(50mm)のクリスタルで、通常最低でも3万円か4万円くらいしますし、最近は、そもそも品物があまりないで困ります。特にCsIは、大型の結晶の安い売り物があまりありません。クリスタルを買う場合には、分解能に注意し、出来るだけ良いもの(分解能の値が小さいもの)を選びましょう。662KeVで8%以下だと嬉しい。理想は6%台ですが、9%や10%でも使えます。
    2. PMT(光電子倍増管 Photo Multiplier Tube) 又は、Photoダイオード、ダイオードアレーなど。PMTは、1万円から2万円くらいで買うことが出来るでしょう。Photoダイオードは、個人が少数買えるものが限られてくるかもしれません。PMTの場合は磁気遮蔽用の金属板も必要です。なお、PMTは寿命があるので、中古よりも新品の方が良いだろうと思います。イーベイでは、安物が数千円で買えますが、当たり外れもあります。
    3. アンプと高電圧回路。 MCAに全て含まれている場合もありますが、別の場合もあります。ネットに各種の回路図が公開されています。ただし、自作は高電圧部分があり、かつノイズの管理がとってもとっても非常に難しい上に重要なので、上級者、ツワモノ向き。例: Theremino Pmt Adapter
    4. MCA 又は、PCの内臓か外付けのサウンドカード(マイク入力)。
    5. ソフトウエア。 サウンドカード形式の場合、よく使われる無料のソフトが、現在4つ存在します。ベクモニTheremino Mca 、PRAいまでん屋さんのソフト
    6. 校正用の線源 (信頼できる測定所で計った、汚染米などを流用することも出来ますが、特にセシウム134の半減期に応じた変化などを考慮する必要があります。)
    7. 遮蔽用の鉛 5cm X 10cm X 20cm のブロックを十個から12個(測定器の大きさによる)積み木のように積むと、十分な大きなになります。 http://www.sanko-metal-industries.com/ ... http://www.ntt-i.net/inspectorplus/box.html   また、鉛を小さなサイコロ状にして、それをケースに入れて芸術的な遮蔽を自作した方、鉛の薄板をぐるぐると巻いて素晴らしい遮蔽を自作した方もいます。 鉛以外では、硫酸バリウムがある程度使えるようです。水などは、労力やスペースの割に遮蔽能力が低いので、お勧めしません。



    シンチレータークリスタルとPMTを組み合わせて、「プローブ」という形に既になっているものを買うこと出来ます。

    そのプローブに、更にアンプと高電圧回路、そして外付けサウンドカードまで組み込まれた製品も存在します。この場合、鉛の遮蔽を用意して、無料のソフトを設定するだけで、簡単です。 Sovtube Detector

    出来合いのプローブに繋げば、PC抜きで計測できるようなアンプと高電圧回路、そしてMCAのハード、ソフトが組み込まれた機械を作って、売ってくれる人も(海外には)居ます。 Gamma Grapher2

    出来合いのプローブと、PCの間に入れる、アンプと高電圧発生回路が一緒になったものを製作して売っている人も居ます。自作用の回路図やプリント基板の図面も公開されています。  http://www.gammaspectacular.com/ ... Theremino Pmt Adapter

    プロ用のMCAの中古や新品(新品で、20万円くらいから)、個人用のMCA(十万円くらいから)などもあります。

    これら全てを、自分で設計して、作って、計測している人も居ます。 例: http://pico.dreamhosters.com/PinPhotoProbe.html 下の参考リンクにも他の例があります。


キット、中古品、自作品、部品などの入手先

お金がある場合は、ここは素通りして、メーカーもの、サポートのしっかりした物を買いましょう。

低価格測定器

アルマジロ 結晶の大きいType−3がお勧め http://www.superoceanlight.com/index.html

チャッピー検出器 低価格測定器の草分け 他の製品もあります。 チャッピーデジタル211 税込み16万8千円!http://www.fuijapan.jp/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E6%A4%9C%E5%87%BA%E5%99%A8/ 2インチNaIセット(鉛遮蔽用ブロック付き)が46万円に値下げ!

Imetry 「iPad用」みたいに書いてありますが、PCでも、アンドロイドでも使えます。 http://imetry.wiki.fc2.com/

オークション : 中古だと、新品の半値以下で、良い商品が手に入る場合もあるが、リスクもあって、失敗する場合もある。

国内でがんばるなら http://auctions.yahoo.co.jp/

海外製品なら http://ebay.com/

国内で、関連商品を扱っている店

球露屋 http://www.tamaroya.com/web_cart/view.php?sc=%CA%FC%BC%CD%C0%FE%B4%D8%CF%A2

Happy Scintillation http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/ledirectmarket?u=ledirectmarket

放射能測定機器の販売修理 テクノ坂上 2インチのプローブなど http://deaitai.sub.jp/

MCAと2インチ、3インチのプローブ (チャッピー検出器を売っている会社です) http://www.fuijapan.jp/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%ABmca-%E5%A4%9A%E9%87%8D%E6%B3%A2%E9%AB%98%E5%88%86%E6%9E%90%E5%99%A8-2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%813%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96/

2インチNaI測定機セット 46万2千円! 5センチ厚鉛ブロック及びソフト付き http://www.fuijapan.jp/2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81nai%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/

テクノAPでは、プローブや結晶のみも買えるようです。 http://www.techno-ap.com/seihin.html

海外で関連商品を売っている店

http://www.sovtube.com/en/ ... Ebay店舗 http://stores.ebay.ca/tubeussr

http://www.sphere.bc.ca/test/photo-tubes.html

http://www.gammaspectacular.com/ ... Ebay店舗 http://stores.ebay.com/BeeResearch?_trksid=p2047675.l2563

http://www.drct.com/multichannel-analyzers.html

http://myworld.ebay.com/iradinc/ PMT、磁気遮蔽用の特殊鋼(Ultraperm=Mu−Metal)、PMTソケット、プラシンチとBGOをアマチュアに分けてくれる人(Ebayに出品してないものも沢山あり、作る時間や技術が無い人向けに、分圧抵抗やコンデンサを既に付けて、BNCを繋げば良いようにしたPMTもあつらえてくれます。これだと、結晶とオプティカルグリース、そして磁気遮蔽とケースを付ければプローブが一応出来る。) iradinc@yahoo.com

ガイガーカウンター半完成品 Masterdil と Geiger Adapter、Extension cable これに適当なパンケーキGM管を組み合わせると安価なベータ線用測定器が出来る http://www.ideegeniali.it/shop/16-theremino

http://myworld.ebay.com/levytskyi/ Sovtubeさんと似てますが、扱っている商品が若干違います。こっちの方が種類は少ないですが、Sovtubeさんに無いものも売っていたりします。

http://ludlums.com/images/stories/price_list/LMI%20Price%20List.pdf Ludlumsの価格表 (比較/参考用)

鉛の遮蔽

http://www.sanko-metal-industries.com/

http://www.ntt-i.net/inspectorplus/box.html

Magnetic Shielding

参考リンク

http://www.utsunomia.com/y.utsunomia/spectrometer/spectrometer.html

http://www.utsunomia.com/y.utsunomia/geiger.html <== ガイガーカウンター関連は、こちら。

https://googledrive.com/host/0B0OJSqueqCdVQnpOVFJrNVYxdTg/index2-1.html

http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2298.html

http://www.i-berry.ne.jp/~nakamura/

http://behind-the-days.at.webry.info/201306/article_7.html

http://www11.plala.or.jp/jk1hrb/index.html

http://m.videos.vietgiaitri.com/Tech/phim-video-clip--id.67Gqfvt-OiQ.vgt

HPGE関連リンク  やるからにはゲルマニウム検出器だ!と言う人は、中古の製品が30万円位からあります。数百万円、1千万円の予算が無くても、技術や時間があれば十分手の届く金額ではないでしょうか?海外では、実際に個人でゲルマニウム検出器を買って色々測定している人が居ます。 ただし、検出器以外に、高圧電源、MCA、プリアンプ、などなども必要で、Ebayのオークションでは、通常それらは別々に売られています。まずは、HPGE測定器を使っている市民測定所などで十分勉強して、どんな機器やソフトが必要か?などを知った上で購入した方が良いでしょう。後、液体窒素の入手先とか、壊れがちな部品の購入先や修理の仕方なども知っておいた方が良さそう。ソフトは、大学などが開発した無料ソフトが幾つかあります。下手したら、NaIやCsI測定機向けのものよりも多いかも。

中古測定器屋さんEbay店舗 http://stores.ebay.com/hofstragroup/Radiation-and-Particles-/_i.html?_fsub=487263012

EbayのHPGE検索 http://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=HpGe&_sacat=0&_from=R40

EbayのOrtec検索 http://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=ortec

EbayのCamberra検索 http://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=canberra+detector

EbayのPrinceton検索 http://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=princeton+detector



お金がある場合 (予算、最低50万円くらいから)

「メーカーもの」で、使い方の詳しい説明や講習があったり、身近に同じ機器を使っていて教えてくれる人が居て、保証やサービスがしっかりした物を買いましょう。400万円くらいの予算があると、素晴らしい機械が買えます。(市民測定所で使われているもの、会社や自治体で使われるような製品の中でも上級品。そして、本当は、それくらいの性能が欲しい)
 例:


主なメーカー、代理店、など


みかげさんのページのリスト: http://www.mikage.to/radiation/detector_list_scintillation.html


測定の基礎

測定の基本は、比較です。
基本的には、分かっているものを「ものさし」にして、分からない物と比べることになります。

放射能測定では、測定機が「ものさし」の役目をしてくれると良いのですが、色々と測定に大きな影響を及ばす要素が多いので、それらをきっちり管理しないと正確な測定は出来ません。

また、感度の低い測定機(エアカウンターやTerraなどのガイガーカウンターなども)では、頑張っても、微妙な変化/汚染は、はっきりと分かりません。
これは、普通のものさしで、1マイクロメートル単位の長さを測れないのと同じことです。ただし、機械が「悪い」のではなくて、その機械の「守備範囲(使用目的)」が違うだけです。
また、低い汚染を測るには、長時間計ったり、色々と工夫が必要で大変だったりします。
逆に言うと、これらの機械ではっきりと分かるような汚染は、私から見ると「かなり危険」だと思います。(もちろん、ただちに影響は出ないかもしれませんし、1万人中1人に症状がでるだけかもしれませんが)

これに対して、もう少し感度の高い機械だと、微妙な汚染が分かりやすかったり、より短時間で分かったり、多少雑な測定でも分かりやすかったり、素人にとっては、より使いやすくなります。
なので、測定機の感度は、特に私たち「素人」にとっては、非常に重要な要素になります

ただ、たとえ感度の良い機械でも、測定条件を揃えるのは重要です。
たとえば、測定中にフラフラ機械を動かせば、測定値の信頼性は下がるでしょう。
測定機によっては、温度、湿度、衝撃、電磁波、磁力、音波などの影響されるので、測定する前にこれらの条件がどうなっているのか考えたり、調べたり、メモすることも測定の信頼性を高めることに繋がります。

また、最初に書きましたように、測定の基本は「比べること」ですので、一つ一つの測定結果を記録しておくことも大事ですし、古文書にある記述から現代の科学者が色々なことを推測出来るように、それを公開することで他の人たちとデータを共有することも「比べる」為の資料が増えるので、役に立ちます。
また、公開することで、同じようなことをしている人たちと情報の交換をしたり、勉強の助けになったり、間違いや勘違いに気づくきっかけになったりするので、恥ずかしがらずにデータを共有しましょう。

放射能測定では、スペクトルが見れると、数値を見て色々推測するだけでなく、画像的な解釈も出来るので、これも素人にとっては強みになります。

また 日本語ページインデックス のページにも、参考になる資料が色々あります。

食品検査機の使い方

それぞれの機械に、注意すべき点など、色々あるでしょうが、素人が素人らしい使い方をするのであれば、まずは、色々な程度のセシウム汚染の山を見て、その特徴に慣れ、少しでも山が見えたら、数値がどうであれその食品は破棄(又は、資料用に保管)する、といった方針でよいでしょう。
なまじ、正確に数値を出そうとすると、補正やつめ方、温度管理、密度、などなど、注意する点が沢山あります。
また、数値を知る(定量)にしても、その前に「何があるのか?」(定性)を調べないと、数字に振り回されたりしがちです。

スペクトルの山に慣れるには、こちら Isotopes And Peaks , Spectrum Examples の情報や、こちらのリンク Lab Links から、実際の検出結果を「沢山」見るのが良いだろうと思います。その際、測定機の種類や測定時間も一緒に見ておくことをお勧めします。また、漫然と見るのではなく、その食品を食べるかどうか決めるつもり、その土壌のところで子供を遊ばせるかどうか決めるつもり、などの気持ちで見ると、学習効果が少しは高まるかもしれません。

ただし、一見山が無いように見えても、機械が汚染を発見したら、最初は、そちらの判定を優先した方がよいかと思います。これは、ソフトによっては、人間の目には見えないような山も検出できる場合があるからです。その逆に無い山を検出したり、ある山を検出できない場合もありますが。

もちろん、この様な使い方をすると、実は汚染がほとんど無い、あるいは、全く汚染していないのに、食品を破棄したりすることもあるかもしれません。しかし、「安全」を優先するのであれば、多少の余裕を見て、危なそうなものは口にしないほうが、より安全です。

検査機の中には、通常の使い方において、スペクトルが見えないものもあります。この場合は、機械が不検出判定をするかどうか、あるいは、たとえ不検出判定をしても、セシウムなどの数値が「ゼロ」でなかったら、その食品は使わない、といった方針で居れば良いでしょう。
機械によっては、設定を変えたり、別のソフトを使うと、スペクトルを見て判断できるようになるものもありますが、お手軽な自動判定と「同時」には出来ない場合が多いので、2度測定するか、どちらかの判定法を選ぶことになるでしょう。

上記のような使い方は、機械の性能の無駄使いのように思えたり、大雑把なように思われるかもしれませんが、知識や暇のない素人が、毎日暮らしていく中で、出来るだけ手軽に測って「感覚的」に納得できる判断を下せるのでなければ、どんなに正確な測定が出来たとしても、結局はあまり利用しないで終わってしまい、その結果避けることの出来た汚染も避けられずに食べてしまう、ということになりがちです。
従って、徐々に色々勉強したり、より精密な測定が出来たり、より正確なピークの見分けが付くように慣れていくに越したことはありませんが、最初は、とにかく測定器が自分の手足、そして、目や鼻などの延長のようなつもりで、放射能を感覚的に捉える、といった、非科学的でアバウトな姿勢で始め、後で知識なども段々身に付ければよいだろうと思います。
また、どんなに測定の知識や精度が上がっても、最後は自分の動物的な感覚を食べるものや行動の基準にした方が気分的にも肉体的にも良いと私は思うので、まず、機械に馴染んで、機械を通して得られる放射性物質に対する嗅覚のようなものを養えれば、放射性物質の避け方について納得のいく行動が出来るのではないかと思います。

でも、暇があったら、勉強もしましょうね。これも、やっぱり色々と奥が深くて、はまりやすいツボとかあったりしますし、他の人の話を聞くと、そういうのを避けることが出来る場合もあります。

また、素人測定は、あくまで自分の為であり、原則的に他人様の行動をあれこれする基準にはならないと考えていたほうが良いだろうと思います。
もちろん、メーカー物のしっかりとした機械を買うお金があり、十分な訓練を受けて、知識や経験も豊富になり、校正や温度管理などもきちんとやって、他の測定器との相互比較なども怠らず、国などのガイドライインなんたらかんたらもご立派に満たすような計測をコンスタントに証明できる水準にあるのであれば、それはもう素人測定ではありませんので、十分に他の人の判断材料として使えると思いますし、そういうレベルの人が津々浦々に居るようになれば、色々な発見もあるでしょうし、不必要な内部被爆を避けられる人も増えるでしょう。
ただ、それは、そんなに簡単な事ではなく、市民測定所や事業として運営されている測定所であっても、全てのところで完璧な測定がなされているのではないだろうと思います。
ですので、まずは、自分が納得できる測定をする、というのを心がけ、私たちそれぞれの時間や優先順位の範囲で、段々と経験を積んでいけば良いだろうと思います。

テレミノMCAの使い方 Theremino Mca How To Ja

素人測定の難易度とお勧めのコース Sirouto Sokutei Course

測定の基本 Basics Of Measurement

スペクトルの見方

http://bq-center.com/wordpress/?p=774

 http://hanshinshs.web.fc2.com/siryou/sokuteikekka_mikata.pdf

 Spectrum Examples


参考資料

結晶の大きさ(容積)の比較:

結晶の大きさと、感度が、NaIやCsIの場合、おおよそ対応していて、大雑把な性能の目安に使えます。 ただし、結晶の種類と、光電子増倍管(PMT)を使うか、フォトダイオードを使うか、そして、電子回路やソフトによって、細かな感度、分解能、その他の性能や特性の違いがあります。

例えば、Sovtubeの小と大では、約4倍の結晶の大きさの違いがありますが、実測でも大体それくらいの感度の違いになっています。

ただ、以上の違いに加え、遮蔽の厚さ、どれだけ測定する物を結晶に密着させるか、なども測定結果に影響します。また、感度だけでなく、分解能(ピークの高さと幅の割合)も重要です。

他にも核種のエネルギーによっても変わりますし、以下の表は、「目安程度」にご覧下さい。



PMT(光電子増倍管)とフォトダイオードの比較:

 シンチレーターが放射線を浴びて発するかすかな光を電気信号に変えるのには、光電子増倍管やフォトダイオードが使われ、それぞれに長所や短所があります。

http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2336.html ... http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2337.html ... http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2338.html ... http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2340.html ... http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2341.html ... http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2343.html ... http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-2344.html



シンチレーター式 放射能測定器の構成

以下は、良くあるシンチレーター式の測定器の構成です。

MCAは、それ自体でパソコンなど抜きで動作するものもあります。

MCAの中には、高電圧発生部分が含まれておらず、別の装置を必要とするものもあるので要注意。

PMTやフォトダイオード側に、プリアンプが含まれていることもあります。



携帯用の機械でも、スペクトルが取れると更に良いわけ

線量だけ見てて汚染があまり無いように見えても、スペクトルを取ると良く見えたりする。サーベイ地図では、線量の低い伊豆の西側でもセシウムの山が出ている。
(機械の)感度によっては、時間がかかるかもしれないですが)

http://togetter.com/li/310266
 

http://d3j5vwomefv46c.cloudfront.net/photos/large/677820449.png?1351261308

 
 


勉強用の資料


学習用ビデオのページ

国内、海外の学習用、参考用になるビデオへのリンク


「学習用」の測定所リンク

スペクトルを沢山見て、色々な核種や測定機、表示の仕方、などなどに親しむ為のリンク


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