テレミノMCAの色などの変更について
V5.0 拡張実験版の最新のスナップショット(現在、希望者に配布中。)からは、スペクトル表示部分の色や
フォントなどを設定ファイルを編集することにより好きなように変更できます。
まず、最新のスナップショットを入手して、それを一度起動して、そして閉じます。
すると、実行ファイルと同じ場所にある設定ファイルに色指定などの項目が追加されています。
Theremino_MCA_INI.txt
このファイルを開けて、以下の部分を変更してください。
色は、名前でも、RBG(0から255までの間)でも、指定できます。
存在しない色の名前を入れると、赤い色になります。
0から255に収まらない数値を入れると、0として解釈します。
すべて、半角の英数を使用してください。
RGBで指定するときは、数値をコンマで区切ります。
線の太さは、より太い方へなら変更できますが、1以下の数値にしても、
細くならないみたいです。なので、色を薄くすると、細く見えるかも。
もし、間違えて、わけが分からなくなったら、この色の部分を
ばっさり削除すると、既定値に戻ります。
(これは、設定ファイルの他の部分でも同じです)
設定ファイル自体を削除しても構いませんが、そうすると、全てが既定値になります。
Back_Color= AliceBlue <==背景の色 LineGraph_Color= Green <==線グラフの色 LineGraph_Width= 1 <==線グラフの太さ BarGraph_Color= 0,200,0 <=棒グラフの色 BarGraph_Width= 3 <=棒グラフの太さ DotGraph_Color= DarkBlue <=点グラフの色 DotGraph_Width= 3 <=点グラフの太さ Ref1_Color= 140,80,0 <=Ref1の色 Ref2_Color= 0,140,160 <=Ref2の色 Ref3_Color= 160,150,0 <=Ref3の色 BKG_Color= Gray <=BKGの色 Line_Color= LightGray <=罫線の色 Line2_Color= LightBlue <=罫線の色(横の線で数値の出る線) Line_Width= 1 <=罫線の太さ。 Number_Color= Black <=数値の色 Number_Font= Arial <=罫線のフォント Number_Fontsize= 8 <=罫線のフォントの大きさ Identifier_Color= Blue <=核種判定支援機能の線の色 Identifier_Width= 0.2 <=核種判定支援機能の線の太さ Marker_Color= Orange <=核種マーカーの色 Marker_Width= 1 <=核種マーカーの線の太さ Marker_Font= Arial <=核種マーカーの文字のフォント Marker_Fontsize= 6 <=核種マーカーの文字のフォントの大きさ Selected_Color= Red <=FWHMとかの線の色 Selected_Width= 1 <=FWHMとかの線の太さ
Extra_Division= False <=縦罫線を増やすかどうか。増やす場合、True にする。
そのうち、GUIも付けますが、バグの解明をしないとならないし、
チャッピーデジタル対応とかする予定も遅れているので、その後になります。
色の変更を簡単に行うには、例えば「Color_INI.txt」というファイルをメモ帳で作って、
以下の色指定の部分をコピー&ペーストします。
そしたら、それを好きなように編集して、起動してあるテレミノのファイルメニューから「設定読み込み」を
クリックして、Color_INI.txt を読み込めば、色が変わります。
Color, etc =========================================== Back_Color= AliceBlue LineGraph_Color= Green LineGraph_Width= 1 BarGraph_Color= 0,200,0 BarGraph_Width= 3 DotGraph_Color= DarkBlue DotGraph_Width= 2 BGGraph_Color= Blue BGGraph_Width= 1 Ref1_Color= 40,220,200 Ref2_Color= 0,140,160 Ref3_Color= 160,150,0 BKG_Color= Gray Line_Color= LightGray Line2_Color= LightBlue Line_Width= 1 Number_Color= Black Number_Font= Arial Number_Fontsize= 8 Identifier_Color= Blue Identifier_Width= 0.2 Marker_Color= Orange Marker_Width= 1 Marker_Font= Arial Marker_Fontsize= 7 Selected_Color= Red Selected_Width= 1
メモ帳(Notepad.exe)を開いたままにしておいて、変更を加えたら、Ctrl−Sで保存し、
テレミノで「設定読み込み」を行う、というのを繰り返して、好みの色を見つけると良いでしょう。
無効な色(無効な色の名前や数値)を指定すると、「赤」になります。
これは、設定ファイル全般について言えることですが、
以下のように、同じ項目が複数あるときは、最初の行が利用され、後のものは無視されます。
なので、幾つかの設定を書いておいて、使いたいものを最初に持ってくるようにすると、間違いの可能性が減り、
編集の手間も省けるかもしれません。
Back_Color= White Back_Color= AliceBlue
また、読み込む設定は、この色の設定変更の例でも分かるように、「変えたい部分だけ」を入れておけばよくて、
全部の項目を含む必要はありません。
ですので、色の部分変更用の設定ファイルを作っておいたりすることも出来ますし、
利用する目的に合わせて、ズームや表示エネルギーの設定など、別の設定ファイルに
保存しておいてそれを読み込めば、簡単に切り替えることが出来ますし、
将来的には、幾つかの設定ファイルを登録しておいて、それをボタンで読み込む機能も
加える予定です。