ウラン系(ラドン子孫のPb214,Bi214)がガンマ線量に及ぼす影響
環境放射線(背景放射線)は、カリウム40、ウラン系、トリウム系などが大きく影響していますが、
そのうちウラン系は、地中などからのラドンガスの形での拡散と、そして、その子孫の鉛214、ビスマス214の
環境中での移動により、(ダストサンプリングでのベータ線測定による)大気中放射能濃度や、
ガンマ線量に、時として非常に目立つ影響を与える事が知られています。
影響の種類
ウラン系の核種が及ぼす影響には、色々なメカニズムが絡んでいます。
- 夜間や大気が安定している時にラドンやその子孫が地表近くの大気に滞留することによる増加。逆に上昇気流や(特定の向きの)風によって減少。
- 降水時に、上空のラドン子孫が雨や雪と一緒に降下し、地表に沈着することによる増加。
- 土壌の乾燥度が高まると空気中へのラドンガスの放出が増え、逆に土壌の水分が増えると大気中へのラドンガスの放出が減る。
- 上空のラドンガス濃度は、気団の種類によって異なり、日本付近では、大陸からの気団にウラン系が多く、季節では、冬季に増加する。
従って、ウラン系の影響を理解するには、土壌の水分、大気の安定性や風向、風速、上空の気団、降水、などなどの気象データの解析が欠かせません。
2014年10月6日ころに見られた、台風の接近、通過に伴う変化
基本的には、南西から北東へ並べてみました。
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