猫飯、茨城のお魚動画騒動について
http://www.youtube.com/watch?v=7omEo6p5RIY <== 問題の(話題の)ビデオ PM1704
http://www.youtube.com/watch?v=bAAfNa10dEo&feature=youtu.be <== クロスチェック Mr.Gamma
https://twitter.com/SSanpei/status/381218086562443264 <== 会話(の一部)
https://twitter.com/SSanpei/status/381045587333763074 <== 他の会話(の一部)
- 2013-09-22 お魚市場でのクロスチェックの感想: まず機械が違うので、単純な比較はできないと思う。私はMrガンマもPM1704も使ったことがないので、それぞれの機種の癖などが分からない為、はっきりしたことは言えません。ちなみに、個人的には、検出されようがされまいが、汚染海域の魚、汚染地域の食材は、自分でも多分食べないだろうし、他の人、特に子供などには勧めません。また、少しくらいの汚染があっても別に驚きもしませんが、さすがにあの線量はないだろう、しかもエビや貝や茹でて色々抜けちゃってるかもしれないシラスまで同じ日に出まくるのは、おかしいと思いました。
同じポリマスのPM1703MO−1Aの癖から推測すると、PM1704の方が反応速度は速く、そして数値の安定性や信頼性がわかりやすい「かもしれない」と思う。なので、Mrガンマが同じような特性を持っていない場合は(移動平均を計算しているのかいないのか?どんな方法で計算しているのか?、などなど)、測定機をもうすこし魚にくっ付けて測ったり、測定機を微動だにさせずに何回も測る方が良いのではないかと思う。
もちろん、測定機と検体との距離や角度、そして、測定条件の安定は、どちらの機種にとってもとっても重要なので、どちらのビデオも、「カジュアル」な測定、たとえて言うなら、スーツやドレスや制服ではなく、短パンにTシャツといった感じに私には見える。なので、どちらも(私にとっては)説得力が少し欠ける。
また、最初の測定のクロスチェックという事で測るのであれば、最初の測定の条件や検体をメモって、それを出来るだけ揃えるて頂けると、もっと嬉しい。(もちろん、時間を割き、自費で確かめて下っただけでも、大変感謝しております)
また、底物の他のカレイ(座間宮ガレイは含みません)と貝とかも確認して測ったり、お店の人と良好なコミュニケーションが取れているので、某日の検体の情報や、今回の検体との違い(違いがあるのなら)などの付帯情報も取れると、凄く嬉しい。
二番目のビデオで、一つだけ0.05μSvに上がった小さな魚は、気になる。結晶が2〜4cc程度の大きさの測定機で、0.04と0.05の差は、もしかすると大きいです。感度の良い1インチ以上の結晶の機械なら、スペクトルが短時間で見えるかも。2インチ以上なら、数秒から数十秒で、見えてくるぐらいかもしれない。(Bq/Kgに直すと、大した数値にならない場合でも、総量で200Bqくらいあって、それが狭い範囲に集まっていれば、見える/見やすいと思う。
二番目のビデオの方が測定機を借りて、現地に足を運ぶだけでなく、シラスなど2,3の検体を購入なさって下さり、食品検査機を持っている方が測定して下さるようなので、その続報が待たれます。ことの「重要性」を認識し、直ぐにクロスチェックを実行していただき、本当にあり難いと思います。
今回の件では、とても「カジュアル」な測定であっても、その反応数値が非常に大きい為、精度の高い測定をしようと苦労している人たちにとっては、かなりインパクトがあったでしょうし、そういう数値の検体が本当に流通していた場合の「危険性」が(少なくとも一部の人たちにとっては)「危惧されるレベル」であった為、若干数十名以上の「強い関心」を呼び起こしたものと思われます。
また、最初のビデオにおける高濃度汚染を示唆する検体の種類が「あまりに多い」点(貝、エビ、茹でた品などを含む)や、二番目のクロスチェックで(貝を除き)それらのどれにも同じような強い反応が見られなかった点(強い反応を示す検体の完全消滅?)、そして最初のビデオにおけるバックグラウンドの数値やそのバラツキなどが、個人的には、「非常に印象的」でした。もしも、バックグラウンドがあれほどあるのなら、HSFやもっと感じる他の機械を持っていってスペクトルを取って詳しく調べたり、「除染が必要」だと個人的には思います。
どうも、最初のビデオを作った方は、せっかくPM1704を使っているのに、スペクトルを取ることの意味をご存知ないようです。
http://twitcasting.tv/ytoexhd/movie/20370803
http://twitcasting.tv/ytoexhd/movie/20371204
シラスについては、何も出なかったようです。他のも、多分出ないか、出ても少しだろうとは思いますが、しつこく何度も繰り返さないとはっきりしたことは言えないと思います。
https://twitter.com/SSanpei/status/381582120348418048/photo/1
現在の段階では、個人的には最初のビデオの現象の原因に興味があります。
問題のビデオを再度見ると、測定日が2013−09−14、最初に出てきた数値が既に0.13μSvから0.16μSv(バックグラウンドが既に高い!)。そして、久慈浜産虫ガレイ一山500円(安い!)が0.31μSv。そこから移動して、チリ産銀鮭が0.07μSv。久慈浜ボタンエビが0.4μSvくらい。などなど。
ビデオを見返していて気が付いたのは、高い線量が出た測定の場合、その検体の横に「同一人物」が居たように思える点です。この人は、白い模様の付いた青っぽいスポーツシューズを履いており、迷彩模様のズボンをはいています。測定機を持って左側から検体に近づくと、検体の直ぐ右側にいたり、左から近づくと検体のすぐ右に居たりします。虫ガレイでは、1分33秒付近、ボタンエビの時も3分19秒付近、シラスの場合、4分49秒、貝の時は、6分05秒にちらっと、同じ靴とズボンとおぼし人がいつも居るわけです。
で、これらの現象がトリックではない、と仮定すると、この人物が汚染されているか、汚染物質を持っていて、「たまたま」、「4回とも」、「その検体で測定が行われる間ずーっと」そこに居て、そのせいで高い数値が観測された、という可能性があります。
トリックであると仮定した場合は、この人物が協力者で、汚染物質を身につけていたり、あるいは、測定の直前に検体の近くに置いたりしていた、といった可能性が考えられます。
続報 : 他の方も、再検証に出向かれ、複数の検体を購入なされた模様です。でも、食べてしまいそう?なので、測定結果に出せるのかどうか、まだ不明です。
側溝などを調べても変化はなかったようです。やっぱり足元、気になりますよね、って言っても性格の悪い私は、ついつい周囲の不審物/不審者に注目してしまう。
https://twitter.com/daily_cult/status/381735994195595264
追記 : PM1704,PM1703などの機種は、様々な使い方を想定した機械で、税関などで、放射線を検知して、放射性物質を持っている人やどこにあるのかを特定する用途もその中に含まれております。従って、ある程度以上の汚染のある食品からの放射線を検出して、それを特定する、というような使い方は、これらの機械にとっては普通の正しい使い方です。その為に、0.25秒ごとに反応するようにしてあるわけです(サーチモードの場合)。なので、そういう機械で食品は測れない、そういう使い方は正しくない、などのご意見は、おっしゃりたいことは分かりますが、ちょっと違うと思います。不審物、不審者を見つける、という点で、PM1704は立派に機能していたのが最初のビデオだと、私は思います。(もちろん、お魚さんやエビさん達は、少しは怪しいかもしれないですが、この場合の不審者ではありません。)他の同じくらいの感度のある測定機には、この様な使い方を想定した内部のプログラムが無い場合の方が多いように思います。
食品だろうがクズ鉄だろうが何だろうが、ある程度の汚染があればそれを感知することが出来て、その汚染の程度を推測出来るかもしれない情報を示し、(時間をかけたり、PM1703MO−1A/Bの場合はパソコンなどと組み合わせれば)スペクトルを取ることも出来て、更に、簡易核種判定も出来るのがこれらの機種です。また、結晶が小さいのに、CsIを使っているので、結構高いエネルギーまで、色々見えるスペクトルがとれます。
これが、ガイガーカウンターだと、(機種によっては)ベータやアルファとガンマの区別とかは出来たりしますが、感度がとても低いし、バラツキがとにかく大きいので、長時間測定をしたり、平均をとったりとか、測定の信頼性を上げようとするととっても手間がかかります。これは、エアカウンターなどの感度の低い機械でも同様です。
また、ポリマスの製品は、衝撃や電磁波による誤動作は、かなり少ないです。私は、DoseRae2も持ってますが、PM1703MO−1Aとは、比較にならないほど衝撃などに反応します。なので、測定機にも色々あって、その性能や特性も凄く違っている場合もあるので、簡単に一括りにすると間違いの元です。
良い子の付録: 猫飯さんの作った他のビデオを見ましたが、この人は放射能汚染を舐めてると思いました。このビデオで、素手で魚をさばいてから測ってます。「どーしてさばくんだ?」と、思いませんか?だって、汚染を検出するのに捌く必要は、ありません。凄く汚染された魚を解体したら、汚染がそこらにくっついてしまい、後で除染するのが困難になります。この様に、三枚におろすのは、食べる為ですので、この人たちは、食べる為にこの魚を買ってきて、汚染されていないのを知っていたから捌いたのだろうと思います。そして、多分食べたのでしょう。また、放射線を舐めているので、機器はビニール袋で包んでも、素手で作業をしたり、除染しやすいような工夫もないし、やっていることのチグハグさが分からないのでしょう。
ちなみに、この猫飯さん、食品測定機を買うんだそうです。一部の方が、身もだえして発狂しそうになっている様子が想像できますです。ご愁傷様です。
会話のまとめまで出来ていました。
排水溝の汚染を考えた、心優しい方はいらっしゃいましたが、なんで、誰も「周囲のもの」「周囲の人」に着目しないのかな?
(動画などの)作成者/演出者が「映そう」「見せよう」としてないものを探るのが「謎解き」の基本なのです。これは、「い・ん・ぺ・い」などの検証の場合でも同様です。
「見せようとしているもの」の背景、周囲に注意して、「何を避けようとしているか?」というのを意識するわけです。
今回の動画のような場合、「線源はどこか?」というのが問題で、線源は割と近くにないとならないので、想定する範囲が狭くて助かります。
また、作成者の側の技術レベルなども、付帯情報として活用できます。この人の場合、技術的なことにはあまり詳しくない方なので、特殊な装置などを使ったのではないであろうと推測されます。
そして、「トリック」と言っても、手品師が練習に練習を重ねて行う細やかな芸当は無理なように思いましたので、やり方は、かなり単純で、自分(たち)の被曝も大きい方法だったであろうと推測されます。(二重三重の意味での自爆芸)
「やらせ」の場合、「や・り・す・ぎ」になりがちなのです。なんせ、自分たちは本当ではないと分かっているので、どうしたら本当の様に見えるのか、考えてしまい、その結果として不自然な「やり過ぎ」になってしまい、「あ〜あ、ばれちゃった」、ということになります。被害者意識をお持ちの方々にありがちな行動パターンでもあります。
他の会話:
2番目に検証をしに行った方も市民測定所で何も出なかったそうですが、残念ながら、今のところ結果は公表なさっていないようです。なので、これは、私にとっては、まだ「確かな情報」とは言えないです。と書いたら、結果が出てきました。個人的には、誠に勝手ながら、もう少し時間をかけて測定して欲しかったですが、自費でやって下さった藤倉様に、とにかく感謝です。スペクトルは、まあ、ヒゲがセシウムの位置に出てるものがあるのですが、長時間計るかゲルマニウムなどで測るかしないと、これ以上の事は言えないでしょう。
https://twitter.com/daily_cult
3番目に検証しに行った方はムシガレイを購入してラディで測定したようです。
これは、バックグラウンド。たまごっちは、まあ、お愛嬌なのでしょう。
バックグラウンドより、低いです。
たまごっちではなく、「たままろさん」だったようです。失礼致しました。
https://twitter.com/Dahlia874/status/382719142047911937
そういう人妻の口説き方があったんた。(お魚には、関係のない話です)
https://twitter.com/Dahlia874/status/382691148990386177
「安全派」は、こういう騒動で「ほら見ろ、放射脳がサーベイメーターで食品測ってる!」とあまり正確でない根拠で単純に喜び、「市民測定所などなど」が「鬱」になり、「危険派」は、測定に慣れてるかどうかなどで「無視」「注視」「一緒に大はしゃぎ」と、反応が分かれたみたいですが、既に98%の人から忘れ去られようとしているのでしょう。(9月26日現在)
誰かが猫飯さんが測っている現場で、「本当の線源」を特定し、スペクトル取らないと「確かなこと」が言えないのですが、そんなことまでするボランティアが出現するかどうか、疑問。
それより先に、猫飯さんが、更なる「や・り・す・ぎ」パフォーマンスを演出する方に一票。
そして、こういうアホなことに時間や労力を取られない為にも、アルマジロType3やチャッピーデジタル211のような、スペクトルの取れる高感度の測定機の普及が望まれます。
続報
この猫飯飯勇次郎という方は、まだ確信犯的に色々続けているようです。(2014年10月現在)
そして、未だにこれを信用してしまう方が少々いらっしゃる様です。
(自分で、幾つかの機械で色々測ったことがないと、どれくらい変なことなのか、直ぐには分かりませんので。)
一生懸命やった結果、変な勘違いを広めてしまうのは、まあ、そういうこともあるかと思うのですが、
インチキでお金集めしたら、それはマズイでしょう。
例えば、誰かのお腹に測定器を当てて0.5マイクロシーベルト/時以上あって、
同じ人の背中に当てると、0.2マイクロシーベルト/時もなかったりしていますが、
汚染したものを食べて体が汚染した場合、そんなに偏らないでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=GniGDEpNxjk
一番手っ取り早いのは、この猫飯は浜の薫りプロダクションの方が
ご自分はインチキをやっているのではないと証明したいなら、
サーベイメーターなどを持っている第三者と一緒に「測り比べ」をすれば良いのです。
この場合、「まともな測定者」、「測り慣れている方」が、きちんと体の表面の汚染の分布を確かめ、
何が汚染しているのか、どこがどれくらい汚染しているのかとはっきりさせれば、
信頼性が増して、欲しくてたまらないカンパをしてくれる人も増えるかもしれないわけです。
個人的には、恐らく99%以上の確率で、この猫飯動画の方は、のらりくらりと
インチキを続け、真面目な検証や、クロスチェック、適切な健康対策、
関係各位への連絡などは、今まで通り行わないであろうと予想しています。
- 他の感想 Twi Twi
- スペクトル測定などの情報 http://pico.dreamhosters.com/JapaneseDocuments.html