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テレミノMCAの核種判定支援機能 Theremino MCA : Tomy's Isotope Idetifier
テレミノMCAの本家オリジナル版に、既に核種判定支援機能が備わっています。もちろん、実験版にもそのまま付いています。
- 画面右上の「核種判定」ボタンを押すと、トミーさんが作った核種判定支援機能のサブウインドウが開きます。
- こちらのXRFというチェックボックスの横に、核種マーカーのリストがありまして、ここで選んだ核種のピーク位置に水色の線が出ます。
- この際、注意しないとならないのは、 Identify Exe と違い、それぞれの線の割合、つまりピークの高さは画面上にはまだ表示されませんので Isotopes And Peaks のページなどで確認しながら核種の判定を試みるようお願い致します。
- さらに、主画面のスペクトル上の任意の位置で左クリックすると、そこに赤い線のマーカーが出て、核種判定のサブウインドウの右側に、その位置に該当する核種、そして、その下にその付近の核種のリストが出ます。
- そして、単一エネルギーでの一致を調べるだけでなく、複数のエネルギーと合致する核種を探す機能もあります。
- これは、上の単一のエネルギーに該当する核種を見つけるのと同じように、主画面上で左クリックして赤いマーカーを置き、必要なら左や右のカーソルキーで微調整をし、その後で、核種判定サブウインドウで、「Add energy ROI」というボタンを押します。
- これを、幾つかのエネルギーで行います。
- その後で、「Show Report」という核種判定サブウインドウの左上のボタンを押すと、サブウインドウの左側に、どの核種がどれだけのエネルギーに該当するか、などの報告が出力され、「Save Report」ボタンで保存することも出来ます。終わったら、「Reset ROI」ボタンをおして、再度この操作をすることが出来ます。
- 更に、画像は省きますが、これらの判定支援を行う際のエネルギーのずれの許容誤差を設定したりする機能、そして、特に低エネルギー領域での分析に威力を発揮する「蛍光X線」について、全く同じように出来る機能も備わっています。(XRFにチェックを入れると、核種の選択や、判定が、蛍光X線のものに切り替わります。)
- こんな感じで、既に、半手動の核種判定支援機能はあるのですが、ピーク検出などを付けたして、もっと使いやすいものにしようとTomyさんたちと相談しているところです。
- 日本では、「定量」の要望が多いのは、承知しておりますし、そちらも考えていますが、「定量」の前にまずはしっかりスペクトルを見て、核種の判別をしましょう、という方針で改造作業の方を進める予定です。ただし、核種の判別をしっかりやろうとすると、複数のピークの高さの判定が必要になってくるかと思いますので、「定量」にも必然的に近づいていくようにも思います。
- 色々な測定器のスペクトルを沢山見て、特徴的なピークに慣れると、核種の判別がしやすくなると思います。
学習用参考リンク: Lab Links - Spectrum Examples - Thorium Lantern Mantle Spectrum - Video Links - Scintillator Material And Spectrum - Detector Emulation - Thorium Lantern Mantle Spectrum - Separating Pb And I - Help Me
- テレミノMCAのダウンロード、インストール、初期設定などについては、こちらをご覧下さい。
- 自動定期保存機能の説明は、こちら。
- 大量に保存したスペクトルを参照する機能は、こちら。
ご質問、ご要望がありましたら、 nkom AT pico.dreamhosters.com までご連絡ください。