Date: 2013/11/24 07:35(43) --- Name: nkom
黒月☆縷々 様へ
電圧変更テストやスペクトル有難うございます。
HVの電圧を変える前と後で、同じ条件で測ったスペクトルとか、ありますでしょうか?
スペクトルのデータ、あるいは画像で、それらを並べて比較すると、どんな効果/影響があるのか
わかりやすくなって、助かります。
でも、少しエネルギーの高い方が伸びたのでしょうか?(それとも測定機の向きや磁気遮蔽の有無のせい?)
Be7は、もしかしたらあるのかもしれないですが、それよりも、分解能補償機能を使って
強調している場合は、多分Bi214の609KeVの山のコンプトンエッジとかを拾っているのでは?という気もします。
また、Fe59?というのも、Bi214やPb214が居るので、単純にRa226の方が可能性としては
遥かに高いように思います。
後は、柚子に遮蔽が無くてもはっきり分かるほどの総線量がある、というのは、
練習用の検体としては、便利で良いのですが、こういうものを食べちゃった人も
居るのではないかと思うと、複雑です。
BG1とBG2の差は、K40の山が割れているので、多分少しだけズレたのだろうと思いますが、
やっぱり磁気遮蔽なしだと、もっとズレる場合もあるし、K40よりも低いエネルギーの方には、
そんなに大きな影響はないように思います。
それと、Bi214が少ーし増えたのか?という気がします。
Date: 2013/11/24 06:00(36) --- Name: CrowGoki
浜ホトのコンパクトPMTが出品されてますね。
【HAMAMATSU HC120-24 PMT DETECTOR ASSY / COMPACT PHOTOMULTIPLIER TUBE】
http://www.ebay.com/itm/HAMAMATSU-HC120-24-PMT-DETECTOR-ASSY-COMPACT-PHOTOMULTIPLIER-TUBE-/331069684020?pt=LH_DefaultDomain_0&hash=item4d154a7934
データシートは
http://www.qsl.net/k/k0ff/PMT%20Base%20Project/PMT/PMT_Module_Manual_2001B.pdf
…だとか、
http://www.digchip.com/datasheets/parts/datasheet/190/HC120SERIES.php
このあたりからダウンロードできます。
そうそう、先にご紹介されていたAlpha Spectra 12I8/3の改造品、あっさり売れてますね。
で、売れたら【3" Fairchild/DuMont Photomultiplier 2750 & Socket/Divider - Tested OK 】なんかを
出品してる…。ま、はっきり言って『改造に失敗した』ヤツだったと思ってますが…。
http://www.ebay.com/itm/3-NaI-Ti-Gamma-Ray-Scintillation-Detector-Tested-Working-/251387182119
Date: 2013/11/23 21:21(47) --- Name: nkom
分解能は、かなり悪そうなので、スペクトル測定には向かないかもしれないけれど、それでも安いと思う。
多分、直ぐに売れてしまうでしょう。
http://www.ebay.com/itm/3-NaI-Ti-Gamma-Ray-Scintillation-Detector-Tested-Working-/251387182119
Date: 2013/11/23 11:14(18) --- Name: CrowGoki
《eBay出品物のうち中性子線センサー内蔵/核種同定機能付きポータブル機》
仮に私が購入するとすれば、【SAM 935】出品者=dr.rf か【THERMO INDENTIFINDER】出品者=buyhitek の二択ですね…キョロ (∇ ̄ )(  ̄∇) キョロ
【SAM 935】出品者=geoelectronics
US $5,439.88
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=350930819978&item=350930819978&lgeo=1&vectorid=229466
【SAM 935】出品者=dr.rf
US $2,495.00
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=301011863665&item=301011863665&lgeo=1&vectorid=229466
こちらは写真を見るとオプションのHe3を含め、内蔵センサーは2種類とも有り。
【BICRON FIELDSPEC INDENTIFINDER】出品者=buyhitek
US $3,499.99
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=251151929433&item=251151929433&lgeo=1&vectorid=229466
【TARGET FIELDSPEC INDENTIFINDER】出品者=buyhitek
US $3,499.99
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=300664657652&item=300664657652&lgeo=1&vectorid=229466
【THERMO INDENTIFINDER】出品者=buyhitek
US $2,999.99
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=271212365445&item=271212365445&lgeo=1&vectorid=229466
下記2件は内蔵センサー無しのようなので、ポータブル機としては検討にあたわず…。
【SAM 935】出品者=stu-nan
US $3,511.69
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=231087605706&item=231087605706&lgeo=1&vectorid=229466
一見よさそうですが、アップされている6枚目の写真を見ると内蔵センサーは2種類とも無し。
【SAM 935】出品者=surplusexiting
US $2,580.00
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=301012682797&item=301012682797&lgeo=1&vectorid=229466
こちらも写真を見ると内蔵センサーは2種類とも無し。
Date: 2013/11/23 08:45(27) --- Name: 黒月☆縷々
皆様、こんばんは。
Atom Spectra Russian 2.5×2.5 Csl(TI)USB/一号機 電圧ダイヤル時計逆一回転、
遮蔽なしによるBG測定を再開しました。
ついでなので、「やさしお」と「南相馬の柚子をドライフルーツにした検体」が、
遮蔽なしの状態でどの様なスペクトルになるかも実験してみました。
さらに、IIRフィルタONにしてBG(36,000秒=10時間)測定の勉強も数回行いました。
まず、BGはどのような状態で測定しているかをご紹介。
次に、南相馬の柚子をドライフルーツにした検体」をご紹介。
「やさしお」も同じ様な遮蔽なしでの測定を行いました。
以下がスペクトルになります。
このスペクトルを自分なりに解説してみました。
どうでしょう?
あれこれもんでいただいたり、ご質問いただけると幸いです。
黒月☆縷々
Date: 2013/11/22 17:58(04) --- Name: nkom
先日から、測っているブルーベリージャムがやっぱり気になるので、分解能が7%のNaI1.5インチで2日間測定してみました。これも磁気遮蔽はないので、K40が若干ズレてます。
分解能は、まともで良いのですが、大きい結晶に慣れると、1.5インチは、やっぱりかったるいです。
ただ、24時間後くらいでも、大体の傾向は48時間後と大きな違いは無いので、微妙な検体でなければ、もっと早く止めても良いのですが、測定機自体のテストやテレミノMCAのテストも兼ねているので、粘ってみました。
で、以前測った、分解能が悪い測定機の結果と、Cs137の事故汚染のある測定機で測った結果を
比較用に並べてみました。
全部検体は同じもので900gで2.5インチ測定機用のマリネリにいれたままなので、1.5インチではぶかぶかの状態で測定しています。
テレミノMCAの設定の違いのせいか、エネルギーの低い方は、あんまり参考になりませんが、Cs137の近辺では、どの測定機でも同じような結果で、Cs137がホンの少しあって、K40もちょっとあるかも、そしてBi214やPb214ももしかすると少しはあるのか?というような気がします。
なので、北米でも、ブルーベリーは、ほのかに汚染されてるものもあるのかも。
Cs134は、どうも無いように思えるので、多分ソ連の事故で来たものなのでしょう。
でも、まだ、完全に納得してないので、NaIの3インチ検出器が到着したり、HPGeがもし稼動できたら、しつこく再度測ります。
これが、分解能が662KeVで7%くらいのNaI1.5インチ測定機で測ったもの。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2013_11_22_20_35_31-BBJ4_LC2-NaI-40mm.txt
こっちは先日既に貼り付けた、自己汚染はないけど、分解能が悪いNaI1.5インチ測定機で測ったもの。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2013_11_20_15_35_03-BBJ2_LC2-NaI-40mm-2.txt
Cs137の自己汚染があるCsI2.5インチ測定機で測ったもの。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2013_11_16_09_21_37-BBJam3__LC2b-.txt
Date: 2013/11/22 17:33(18) --- Name: nkom
ルーマニアの人がやっているなかなか面白いプロジェクト。
ガイガーカウンターの値だけでなく、他のデータも取れるようにしようとしているし、PC不要でサーバーにデータ送れるらしい。
http://www.pocketmagic.net/2012/10/uradmonitor-online-remote-radiation-monitoring-station/
http://www.pocketmagic.net/2013/07/global-radiation-monitoring-network/
http://www.pocketmagic.net/2013/10/using-a-rain-sensor-with-avr-microcontrollers/
この人は、NaI検出器の自作とかもやっているので、スペクトルモニターもやりませんか?とか
声をかけてみました。
http://www.pocketmagic.net/2010/11/scintillation-probe-with-photomultiplier-and-nai-crystal/
http://www.pocketmagic.net/2013/08/ut50-nai-scintillation-probe/
Date: 2013/11/22 10:38(14) --- Name: nkom
Geo さんが、SAMをまた、売りに出している。NaI3インチ+中性子検出器付き。
http://www.ebay.com/itm/Gamma-Spectrum-Analyzer-with-He3-Neutron-Detection-SAM-935-/350930819978
Sovtubeの結晶+PMT部分と同じと思われる品物。CsI2.5インチか?ちょっと高いし、分解能が不明だし、Cs137入っているかもしれないし。
http://www.ebay.com/itm/Huge-Russian-Scintillator-gamma-spectrometer-BDEG4-4-Scintillating-block-/271326747384
ウェル型のNaI1.5インチの結晶が2万円弱。ドキュメントもあるけど、ロシア語で分解能とかわからない。
http://www.ebay.com/itm/NEW-Scintillator-NaI-Tl-40-40-mm-Scintillation-Detector-Boxed-with-docs-CDN69-/281195049162
高圧電源も付いている?かもしれないPMTソケット付きのNaI1.5インチ検出器。新品だそうです。
http://www.ebay.com/itm/Bicron-Model-1-5M1-1-5-HR-X-Radiation-Scintillation-Detector-New-/321240547836
磁気遮蔽が付いているか、磁気遮蔽効果があるのなら、少し面白い品物。3インチPMTと結晶を買って、自分で検出器を組みたい人向け。
http://www.ebay.com/itm/3-PMT-Shield-with-Socket-Box-Shield-BB-/181266637417
IMetry。新品
http://www.ebay.com/itm/iMetry-Geiger-Counter-Gamma-Ray-Spectrometry-iPad-PC-/231099808962
だけど、同じ出品者が、Safecastのシールの付いたInspectorAlertを売っている。何故だ?
http://www.ebay.com/itm/Premium-grade-Geiger-Counter-Inspector-Alert-Pelican-1040-/231099943251
Date: 2013/11/21 07:21(32) --- Name: nkom
iOS版のテレミノMCAを欲しがっている人を若干1名発見。
https://twitter.com/gws1173/status/403121847476031488
私は、超怠け者なので、ウインドウズ、マック、Unix、アンドロイド、iOSなどのそれぞれに
一つ一つソフトを書くなんて、考えられません。
テレミノMCAをWineやVirtualboxや他の方法で無理やり動かすことも出来ますが、面倒でしょうし、
スマホやタブレットでも動くものがあれば、それに越したことはありません。
また、私は、アップルかMSか?という選択では、総合的にハードやソフトの値段が低くて
供給源の選択肢も多いMSを選びますが、MSもあんまり好きではないので、
やっぱり、LinuxやFreeBSDなどのOSで動くものが欲しいです。
Cで書けば良い、という考え方もあるでしょうが、怠け者にはCと、ライブラリーやヘッダーやらは
かなり面倒なので、もう少し簡単な言語でやりたい。
理想的には、Python的な文法で、もう少し柔軟なOcamlみたいな言語があれば良いのですが、
残念ながら存在しないので、Rpythonが進化してコンパイル速度が飛躍的に向上するまでは、
Python(Pypyなどを含む)とCなどのライブラリーの形で我慢しようか?と、思っています。
そこで、今、調査中なのがKivy。
http://pico.dreamhosters.com/KivyInfo.html
スペクトル取得、解析ソフトを部品に分けると、おおまかに以下の様な感じになるかと思います。
*スペクトル取得部: オーディオ、シリアル、TCP/IP、ファイル経由、などなど
*スペクトル演算部: チャンネルデータの加算減産、スムージング、フィルター、X,Y軸調整、などなど
*スペクトル解析部: ピーク検出、ROI設定、ROI領域計算、ピークフィット、核種ライブラリ関連、ジオメトリー、検体密度補正、などなど
*スペクトル保存/読み込み: チャンネルデータ、効率曲線、分解能曲線、などなどの各種フォーマットでの読み書き
*スペクトル表示部: スペクトルデータなどに特化した表示部分。
このうち、機種/プラットフォーム依存部分は、最初のスペクトル取得部分が大きく、
最後のスペクトル表示部も表示画面の大きさの制約などを考える必要がありますが、
他は、そんなに考えなくても大丈夫なのではないか?と思います。
現在のテレミノMCAが、内部的に必ずしもとても効率的な処理をしているとは言えないにも関わらず、
古い非力なハンドヘルド機でも動いているので、あんまりごちゃごちゃと詰め込まなければ、
Pythonでも十分動くだろうと思いますし、オープンソースの開発環境で固めておけば、
MSやアップルの気まぐれもあんまり気にしなくて済みますし、ユーザーが自分で使いやすいように
改造するのも、もっと容易になります。
そんな感じで、現在のテレミノMCAの改造も続けますが、将来的には、マルチプラットフォーム開発環境で
すっきりと(モジュール化)したソフトを書きたいな、と、思っています。
でも、私一人でやると、怠けながらやるので、何ヶ月、何年かかるかわかりませんが。
Date: 2013/11/20 12:50(49) --- Name: nkom
地元(カナダ)のスーパーで買った自社ブランドのブルーベリージャム約900gの測定結果です。
(原材料の産地は不明ですが、多分カナダかアメリカでしょう。でも、西側か東側で採れたのかは分かりません)
使用したのは、持ってるものの中では、一番分解能が悪いNaIの1.5インチ(直径、長さ共に1.5インチの結晶)で
磁気遮蔽をしていない測定機です。(普段は、定点モニタリングに使用しているNaIの2号機)
しつこく測ってみましたが、やっぱり「わたし的、素人的」には、確かに「ある」とも「ない」ともいえない様なスペクトルです。
ウラン系のPb214は、有るんだろうな、という感じで、トリウム系のTl208もあるのかな?という気がします。
Cs137も、もしかしたら、やっぱり少しあっても驚かないし、下手したらCs134も?とも思うのですが、
他の測定機を使ったり、遮蔽を工夫したり、量を増やしたり濃縮でもしないと、これ以上は良く分からないのでしょう。
こういうスペクトルでも、定量推定をするソフトに食わせれば、その方式にもよりますが、
値をはじき出すのかもしれません。
これは、食べる為に買った品物ではないので、まだ、「保留」にしておいて、そのうち再度測ってみます。
黄色の線が、バックグラウンド。
水色がバックグランドを差し引く前。
緑がBKGを差し引いた後。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2013_11_20_15_35_03-BBJ2_LC2-NaI-40mm-2.txt
Date: 2013/11/18 17:51(31) --- Name: nkom
今回の測定機の自己汚染案件の経緯のページが一応出来ました。
でも、かなり、はしょってあります。実際には、ここ数週間、繰り返し、色々な組み合わせで測って
何が原因なのか?除染可能か?などなどを検証していました。
また、私と同様、数本のSovtube製品をお持ちの黒月様にも検証して頂き、
一つの測定環境で起こる特殊な例ではないことも確認致しました。
Sovtubeは、大変貴重な素人用測定機の供給源ですし、問い合わせや交渉をするにしても
いい加減なデータで「叫びだす」と、ろくなことがありませので。
http://pico.dreamhosters.com/DetectorContaminationCase.html
Date: 2013/11/18 07:37(25) --- Name: nkom
Sovtube測定機(AtomSpectra,ロシアン)の自己汚染例について、宇都宮様のTwilogにも
情報がありますので201Ah からをご覧下さい。
http://twilog.org/utsunomiaa_com
私は、CsI2.5を2本と、NaI1.5を2本の合計4本を購入して、今、NaI1.5の2号機を
チェックしてますが、一日半測定してCs137の662KeVの位置でのカウント数も1000以上に
なりましたが、自己汚染らしいものは全く見当たりません。
念の為、更に放置しますが、恐らくNaIの機種は、この問題とは無縁なのだろうと思います。
(CsI結晶製造時の品質管理の問題?)
CsI2.5の機種のユーザーの方で私が直接コンタクトのある方や間接情報などを総合すると、
十分な遮蔽の中で見えてくるCs137の微量の自己汚染は、半分くらいの機械に存在するようです。(10本中5本)
元々、あんまり売り物も少なく、ユーザーの数も少ない(世界中で十数人くらい?)ですし、
まあ、他の方には関係の無い話ではありますが、ロシア製CsI結晶(又はアッセンブリー)に
Cs137汚染の可能性があるのを知っていた方が良いかと思います。
実は、私は、チャッピーやアルマジロについては、東日本で作られているので自己汚染の可能性を
以前心配したことがあるのですが、利用者の皆様のスペクトルを見る限り、心配しなくても良さそうです。
Date: 2013/11/17 10:11(30) --- Name: 黒月☆縷々
ロシアンユーザーの皆様へ
こちらが私のロシアンのスペクトルとなります。
99,999秒のBGと福島産無洗米のスペクトルを比較してください。
ちなみに、先程と同じ検体「福島産無洗米」をNaI(遮蔽環境あり)で、
99,999秒測定したスペクトルはこちら。
こちらは、NaIで「紅茶」と「緑茶」を99,999秒測定
緑のスペクトルは、EMF211で約100Bq/kg定量された土壌。
橙のスペクトルは、「南相馬の柚子(極少量)」をドライフルーツにしたもの。
偶然、山の高さが一致しました。
このデテクタにどこまで求めるかにもよりますが、
キログラムあたり一桁の汚染確認は、購入当初から厳しいと判断しております。
ですが、100Bq/kgの山の高さ、ピークを描く速度を考えると、
スペクトルのカタチだけで、10Bq/kg前後まではなんとか確認出来ると予測。
現在、トレーニングを重ねております。
しかしながら、ド素人判断を更にド素人にさせてしまう可能性もありますので、
念の為、鉛遮蔽環境での食品測定は、NaIをデフォルトにしました。
このデテクタでは、BG測定で137のピークはまったく出来ません。
もともと「突撃用」としてCslは購入したので、
2本のCslは野外遮蔽環境なしで活躍させようと、現在ケースを思案中。
私はCslを交換しない予定。
取り急ぎ。
Date: 2013/11/16 10:33(49) --- Name: nkom
Sovtube測定機ユーザーの皆様にお知らせです
SovtubeDetectorのページで、既にご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、
通称ロシアン、AtomSpectraのCsI2.5インチには、Cs137の自己汚染があるものも
存在するらしいことが分かりました。
http://pico.dreamhosters.com/SovtubeDetector.html
当初、遮蔽の外で使ったり、厚さ4mmの鉛の簡易遮蔽で使っている分には、
全然分からなかったのですが、4cm弱の遮蔽、そして、8cm弱に強化した遮蔽で
測り始めてから、バックグラウンドにCs137のピークが出る為、
鉛害防止の為に残しておいた梱包の紙を疑い、次に鉛を疑い、そして、
複数の測定機でクロスチェックした結果、NaI1.5の測定機はCs137のピークが
全く認められず、CsI2.5インチの2本で、ピークの高さに3倍程度の差があることから、
測定機の自己汚染で、ほぼ間違いないものと、思われます。
次に、測定機のどの部分が汚染されているのか、そして除染できるのかどうか?
というのを調べましたが、結晶部分やPMTを覆っているカバーの2度の除染の試みは
残念ながら失敗に終わり、結晶部分などを他の測定機で測る試みも、失敗したので、
カバーの外部の汚染ではなくて、CsI結晶自体に微量のCs137があるのではないか
と思われます。
この結果、ユーザーが自分で対策することが出来る可能性がほとんど無くなったので、
Sovtubeに問い合わせてみたところ、向こうでは、鉛の遮蔽がない為、
この様な自己汚染を今まで認識しておらず、かなりショックを受けているようでした。
幸い、希望する方には、交換にも応じてくれるようですが、まず、向こうで遮蔽の環境が
整わないとなりませんし、手持ちのCsI2.5もあまりないようなので、いつ頃に実現するのか、
まだ分からないという状況です。
また、交換希望者が多い場合は、更に長引く可能性も考えられます。
従いまして、微量の汚染を遮蔽の中で検出する目的で購入された場合など、向こうに
問い合わせたり、交渉をしたいが、英語(又はロシア語)が苦手だったりする方は、
私がお手伝いいたしますので、ご連絡下さい。
尚、複数の測定機が無いと、測定機の汚染なのか、遮蔽の鉛や遮蔽の中の汚染なのか、
遮蔽の外からくる放射線なのか、はっきりしない場合もあるかと思いますし、
慎重に(長時間)何度か調べてみることをお勧めします。
今、汚染の程度が分かるスペクトルとか、もう少し詳しい情報のページを作っていますので、
後で、再度お知らせいたします。
Date: 2013/11/16 08:02(44) --- Name: nkom
息抜き用の動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=GGyaQsNb458
この部分が放映当事に一部で絶賛されていたようです。私たちは、みんなダニですから。
個人的には、その次の第10話の方が面白く、更には、一部ではつまらないとか
「不要」とまで言われていた第11話の方が、もっと明らかに「狂っていて」面白かったです。
このドラマって、登場人物がみんなかなり狂っていて、馬鹿ですが、
私から見ると、現実をあまりデフォルメせずに、相当忠実に再現している「ノンフィクション」の様に感じました。
第2期では、オープニングの背景も廃墟になってますし。
それは、まるで、刑務所ダイエットで痩せたアホ実業家が出てくる回の「漫画家がやってること」を、
元漫画家志望の脚本家の方(古沢良太)がそのままやっているかのようです。
もっとも、ご本人的には、「ウソ」を書いているそうです。
「脚本家ってペテン師みたいな仕事なんですよね。
きれいごと言って見てる人を感動させて。僕が書いている事は全部、ウソです(笑)。」
http://posirus.com/2228
Date: 2013/11/14 08:52(20) --- Name: nkom
http://twilog.org/hanaharuok
Mita様の測定でも、また、Be7が出てきていますが、いわき市の測定でも見かけましたし、
最近、増えてないか?と、ちょっと気になります。
http://iwakicity.org/html/htdocs/jovonjv8n-357/#_357
通常、夏に一番少なく、現在冬に向かって増えている最中なのかもしれませんが、
セシウムよりも沢山あるのを見ると、ベリリウムの金属毒性とかも気になります。
水溜りの干上がったところや、埃の積もったものなどで検出されるので、
多分、吸い込んでしまうものもあるかと思いますし。
「原発事故との関連」については、考えて見ましたが、今のところ、私には、はっきりした事は分かりません。
ただ、これも、見張っていたほうが良いような気がします。
それに、量があれば、スペクトル測定で、とっても分かりやすい核種ですので、
素人測定で見るかもしれないピークの一つとして覚えておくと良いだろうと思います。
ベリリウム関連の資料ページ。重いので、閲覧注意。 日本語情報は、下の方にあります。
http://pico.dreamhosters.com/BerylliumLinks.html
Date: 2013/11/14 08:37(01) --- Name: nkom
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/06/blog-post_6.html
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/10/2013_20.html
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/11/2013_3.html
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/11/no12012.html
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/11/a2013nowfoods.html
メープルシロップや、それを更に煮詰めて出来たメープルシュガーは、微量のCs137が出る例が知られていますが、
カナダ産でもアメリカ産でも、多くは北米北東部で作られていますので、地理的にそんなに遠くではないですし、
産地の違いによる汚染の有無は、それ程期待できないかもしれません。
また、色々な場合があるのですが、カナダの場合だとメープルシロップの生産組合みたいのがあって、
そこで一括買い上げしたりとか、どの生産者の製品かわからない商品もあります。
恐らく、1986年からの汚染も、多少はマダラ目になって地面に残っているかと思われるので、
各生産者の製品を個別に詳しく調べれば、汚染の少ないものと、多いものがあるのではないか?
と思いますが、カナダにおいてはメープルシロップに放射能汚染がある、というのは、
ほぼ全く知られていないので、そういう調査も行われていないのではないかと思います。
尚、日本でもどこかで、少しメープルシロップを生産している場所があった様な気がしますが、
現在でもやっているのかは、不明。
私は、あんまり甘いものを食べないので、数年前に買った缶が、まだそのまま残っています。
こちらでは、それほど高くないので、ブルーベリージャムの再測定が終わったら、スーパーで
540ml入りの缶(一缶$7くらい?)を3つか4つ買ってきて、まず、そのまま手製マリネリで測り、
それからオーブンか何かで更に濃縮して、うちの測定環境で検出できるかどうか、
試して見ようと思っています。
1から2Bq/Kg程度の汚染らしいので、たとえ約2リットルを濃縮しても、うちでは
検出できるかどうかわかりませんが。
Date: 2013/11/13 09:46(21) --- Name: CrowGoki
【Junior Lab Equipment Manuals】
http://web.mit.edu/8.13/8.13d/manuals/
ココにいろんな機材のマニュアルがあります。
eBayなどでマニュアル無しの専用機材を入手した場合に
重宝するかも…。
Date: 2013/11/13 08:52(16) --- Name: nkom
CrowGoki 様へ
「核種分析機」というくくり方だと、誤判定や参考情報を見て誤解してしまい、
叫びだす人も多くなるので、スペクトルの見える機械、そして、その解釈や理解の深まりを
助けてくれる機械の方が、良いように私は思います。
安ければ売れるのか?は、数千円で、アルマジロの1インチタイプ+簡易MCAのついた製品が出来れば、
それは、売れるでしょう。
ただし、広告の打ち方とか、色々あるでしょうが。
現実的には、どこかの資本家がいい加減ぶち切れて、赤字を承知で
秘密裏に素早く製品化して市場に流し込んでしまうとかしないと難しいだろうと思います。
例えば、TACの技術に、アルマジロの大型結晶と小型PDを組み合わせるノウハウをくっつけて、
一体型の筺体に入れれば、技術的には直ぐにでも実現可能。
TACの会社と大久様にライセンス料とか交渉して、結晶部分の作業をする人を数人養成して、
部品を注文して組めば、数ヶ月で千個とか2千個くらいの製品は出来るのでは?
2,3億投入して、ほとんど赤字で終わって構わないなら、簡単に出来そう。
で、日本には、数億円をポンと使える人は、まだまだゴロゴロ居ます。
また、こういう話なら、「福島の復興事業」、「測って応援」とか、いい加減な文句を並べて
安全派や推進派を釣って、税金やら何やらを引っ張ってきて、やり逃げしたって良いでしょう。
と、そういう話は、幾らでもできるのですが、実際には、現在使い物になる測定機は数万円するので、
(数万円しかしないのですが)、買えない人もいるでしょう。
ただ、「測定機が必要」だとしたら、その生活環境は、「かなり無理がある」のだと思うので、
測定機が必要の無い環境のところに引っ越して、「食べずに応援」するという「放射能てんでんこ」が、まず第一。
そして、色々と余裕が有ったり、汚染を承知で関東や東北南部に残ったり人の中で、
興味のある人が測れば良いのだろうと思います。
ここは、面白いですね。
http://hans-w.com/
URSAの前身なのでしょうか。現在のバージョンは、$4000だそうです。
http://seintl.com/products/ursa_II.html
http://www.radpro.com/ursa2-uses.html
(少なくともソフトは)オープンソースのもので、ハードウエアを作って安く売ってくれる人/会社がある、
という点が揃うと、ソフトに付いては、出来る人が多いので、音楽系やグラフィック系、数学系の
プログラムに強い人が参加すれば、一気に進みます。
逆に言うと、ハードは、ノイズや安定性などの点などでハードルが高いので、きちんとした供給源がないと、
自作は可能とは言え、普及はしない、という感じかと思います。
Date: 2013/11/13 08:14(07) --- Name: nkom
日向野様へ
> アルマジロとテレミノでマスクの汚染を見るのが1つの目的だったのですがこうもはっきりとセシウムが見えると複雑な気持ちです。
「知らぬが仏」で明るくあの世に近づくのが良いのか、複雑な気持ちになって、複雑な判断などを繰り返していくのが良いのか、
多分、みんな好みも違うので一概には言えないでしょうが、放射能については、私は、誤魔化されながら
少しづづ浴びていくのは、もう嫌だと思ったので、色々測ることにしました。
> なかなかみんなマスクしてくれなくて。
たとえ放射能が無くても、粉塵の類は色々含まれていたりして、吸い込んで良い事は無さそうなので、
「職場の決まり」みたいにしてしまう他はないのかもしれません。
業界によって、安全対策などがかなり浸透して、末端でもかなり守られているところと、
全くそういう意識がないところもありますが、特定の業務を続けるのなら、一人でも二人でも、
その業界で色々考えたり行動する人が増えていかないと、ずるずると酷いことになっていく。
日本では、他の国に比べて、色々と頑張っている人が少し多かったのだと思いますが、
なんか、段々とそれが低下しつつあるような気もします。
頑張りすぎて、過労死とかしたりしても良くないでしょうし、各自、出来る範囲で
その人なりに、適当に頑張ればよいのだろうと思います。
真面目なのが好きな人、性分の人は真面目に、ちゃらんぽらんな人は、いい加減に。
後は、まあ、なるようにしかならないのでしょうし。
Date: 2013/11/13 07:52(57) --- Name: nkom
黒月☆縷々 様へ
ラドンは、こことかも見ているのですが、あんまり連動してないようだし、やっぱり、まだよく分かりません。
http://ftvjapan.ddo.jp/~funa/radon/
Cs134の含まれる物を測定すると、Cs137のピークが太るので、その場合のFWHMの値は、
単純にCs137の位置での分解能を示しているものではないので、ぜんぜん問題ないです。
ディスクソースの情報有難うございます。
2012年の物なので、1マイクロキュリーの線源が買えたのでしょうね。
(現在は、スペクトラムテクノロジーズでは、Cs137などは最大0.25マイクロキュリーまでしか
送ってくれません。)
柚子の校正が少しずれた件ですが、磁気嵐とか、最近多いみたいなので、その影響か、
あるいは、温度の変化がそのときだけあったのか、ジオメトリーとかのせいなのか、
何度も色々な可能性を調べないと、なかなかはっきりしたことが分からなかったりするので、これも、面倒です。
でも、ピークの高さを比べて、汚染の程度を大雑把に推測する分には、問題ないですし、
多分続けていくうちに、段々傾向がはっきりとしてくるのではないかと思います。
微量のものを測ろうとすると、時間を延ばして対応できるのなら、そうすればよいですが、
後は、量を増やす、濃縮する(灰化とかを含めて)、など、総線量を増やす作戦とか、
遮蔽を増やす、とか、マリネリの形状などジオメトリーで稼げる分は稼ぐ、とか、
考えないとならないのでしょう。
コンプトン散乱を含めて考える方法というのがあって、こういうのとかもテレミノMCAでそのまま
表示したりできると、面白そう。
http://jun-makino.sakura.ne.jp/articles/811/note006.html
http://www11.plala.or.jp/jk1hrb/compton_scattering/compton_scattering.htm
福島由来かどうか?は、ピークがはっきりと見える程度のものなら、今のところCs134のピークで
わかりますが、段々と、それも分からなくなってしまうので、今のうちにどんどん色々なデータを取って
保存しておくと良いと思います。
データと検体を保存しておけば、再測定をすることによって、半減期による変化をみて
色々推測する事もできますし。
Date: 2013/11/12 08:14(58) --- Name: CrowGoki
はたして核種分析器が安くなると売れるのか?
少なくとも日本国内を考えると『No!』だろう。
空間線量計ひとつとって見ても判ることだ。
『危機感と必要性』を感じた者は、高くても購入している。
『自分や家族の生命』への不安を多少でも解消できる物に
『安ければ買う』などと言っている者は、最後まで買うことはない。
機材の開発を推し薦めて安価な物を作り出すことを否定しているワケではない。
だが、日本人という国民は『水と空気と安全』はタダだと思っていることを
肝に銘じておくべきだろう。
唯、国家や大企業などの資本力のある者が恣意的な捏造データを撒き散らすことに
歯止めをかけるためには、やはり『そこそこ安価な測定機材』がなければ話にならない
ということだ…。
Date: 2013/11/12 07:07(23) --- Name: CrowGoki
【SARAD】
http://www.sarad.de/products.php?lang=ja_JP&catID=1&p_ID=
ここの各製品紹介ページ左側のタグをクリックすると
ソフトウェアのダウンロードができるようですが…使えるのか否かは不明。
Date: 2013/11/12 06:57(22) --- Name: CrowGoki
【Hans Wedemeyer's Projects, Code and More
http://hans-w.com/
『Jornada Cradle modification and How to Make a Serial Cable.』
これあたりは先に入手したROVERの欠品部を補完できそうな記載内容だったり
いたします。(Win CE用プログラム込み)
Date: 2013/11/12 06:14(17) --- Name: 黒月☆縷々
皆様、こんばんは。
Atom Spectra Russian 2.5×2.5 NaI(TI)USB/上向 + Windows7+「30ミリ鉛遮蔽」環境で、
100Bq/kg定量土壌を3,600秒連続測定を行い、セシウム137のピークがズレるかの勉強を行いました。
4回ともセシウム137のピークは、662.1keV(オートフィット)と、まずますな結果となりました。
Atom Spectra Russian 2.5×2.5 NaI(TI)USB/上向 + Windows7+「30ミリ鉛遮蔽」の場合、
長時間測定99,999秒の連続測定でも、スペクトルが殆どズレない事も確認済みです。
両測定とも磁気シールドなしでの測定です。
個人的な興味としては、低エネルギーゾーンでの核種を確認したいという願望もあるのですが、
Atom Spectra Russian 2.5×2.5 NaI(TI)USB/上向 + Windows7+「30ミリ鉛遮蔽」での、
一番の目的は、セシウム137の10〜50Bq/kg検体での短時間ピーク確認です。
100Bq/kgでこれだけの山が描けるのであれば、30Bq/kgぐらいまでは確認可能と予測しています。
さらに土壌検体でなく、炭化またはドライフルーツ化させた食品であれば、
余計な山を描かずに、セシウム137のピークを確認できると考えています。
1Bq/kg以下の汚染は、市民測定所でのデータを参考にしているので、
自前測定では、10Bq/kgまで確認できれば、かなり上出来な測定と考えています。
※私はかなり投資しましたが、10万円前後のロシアンとパソコンがあれば、
そこそこなスクリーニングが可能という事となります。
流通している食材でも10Bq/kgの爆弾にぶつかる可能性もありますし、
家庭菜園などの食材を食べたい時は、事前に確認可能と考えています。
また、セシウム137のピークがもう少しズレたとしても、他の核種と間違える事も稀だと思われます。
ロシアンは分解能が悪いので、セシウム134との分離が難しいですが、
個人的には、分離しても意味がなく、今後、どんどん見えなくなるセシウム134にこだわるよりも、
セシウム137をどれだけ、短時間に簡単に、リーズナブルに確認出来るか?
これにとても意義を感じています。
ふくいち由来でないセシウム137だけに汚染された茸類なども、富士山麓では見つかっていますし、
北海道や西や南でも確認されています。
ロシアンでふくいち由来以外のセシウム137を確認出来るかは不明ですが、
野生の茸であれば確認も不可能ではないはずです。
Date: 2013/11/12 04:26(57) --- Name: 黒月☆縷々
ちょっと補足させてください。
セシウム137と134のピークは、南相馬の柚子に合わせたので、
100Bq/kg定量土壌のスペクトルはピークが合ってしません。
また、鉛遮蔽容器内だと、カリウム40のピークは低エネルギー側(左側)にズレてしまう癖も、
イコライザーによる調整をおこなっていませんのでズレています。
各検体の山の頂点があまりズレていないという視点でご覧ください。
宜しくお願い申し上げます。
黒月☆縷々
Date: 2013/11/12 04:17(42) --- Name: 黒月☆縷々
皆様、こんばんは。
Atom Spectra Russian 2.5×2.5 NaI(TI)USB/上向 + Windows7+「30ミリ鉛遮蔽」環境(99,999秒)で、
何が違うとピークがズレるのか?を、実験しました。
今のところ、地磁気によるズレは磁気シールドなしでの長時間測定でも、然程ズレない事を確認済みです。
今回は、検体量の違いにより、ピークがどれくらいズレるのかを確認しました。
750mlポリ容器に満タンにつめた検体、土壌、紅茶、緑茶の三検体は、
99,999秒測定しても然程ピークがズレていません。
ですが、500mlポリ容器に極少量の検体「南相馬の柚子(ドライフルーツにした状態)」少量。
見た目には100ml程度を99,999秒測定すると、かなりピークがズレています。
環境にもよると思いますが、私の測定環境では、磁気遮蔽よりも、
検体量やポリ容器のサイズを統一させる事の方が重要かもしれないという実験結果となりました。
この事象を更に確認する為に、今現在、100Bq/kg定量土壌を、3,600秒毎に測定しています。
記録ボタン3つと最後の測定で、合計4回の測定でどれだけピークがズレているかを確認する実験です。
ちなみに、100Bq/kg定量の土壌や南相馬の柚子は、数秒でセシウム137を確認する事が出来ます。
分解能が悪いロシアンですが、セシウム137を確認するだけななら、10Bq/kgも可能ではないかと予測しています。
1Bq/kg前後は長時間測定しても厳しい事が予想されますが、
デテクタ1本とパソコンのみで、どこまでセシウム137を、それくらいのスピードで確認出来るか?
これが私の測定目標のひとつです。
まだ、キチンと実験していませんが、遮蔽なし環境で100Bq/kg定量検体が、どこまで確認出来るか?
これも何回も実験してみたいと思います。
南相馬の柚子(ドライ)を3,600秒程遮蔽環境なしで測定した限りでは、
セシウム137の山がかなりなだらかになってしまい。
ビスマスなのかセシウムなのか?
かなり経験を積まないと判断出来ない感じの山になっていました。
ですが、検体量が少量なので、750ml満タンの検体でどうなるのか?
今後、実験したいと考えています。
遮蔽なしの測定は邪道ですが、突撃スペクトルの予習にもなりますし、
緊急事態が発生し、鉛遮蔽容器がない環境で、どこまで汚染を把握できるかのトレーニングとして、
勉強しているつもりです。
Date: 2013/11/11 07:32(33) --- Name: higanokenji
nkom様
見解ありがとうございます。
アルマジロとテレミノでマスクの汚染を見るのが1つの目的だったのですがこうもはっきりとセシウムが見えると複雑な気持ちです。
なかなかみんなマスクしてくれなくて。
Date: 2013/11/11 06:27(53) --- Name: 黒月☆縷々
皆様、こんばんは。
キャリブレーションを完璧にしてから取り続けていたBGモニタリングですが、
今朝、WindowsXPがダウンしていたので、テレミノを最新バージョンに変更し、
Atom Spectra Russian 2.5×2.5 Csl(TI)USB/上向 + Windows XP+「鉛遮蔽なし」による
横浜市中区コンクリートビル上層階室内でのBGモニタリングの再測定を開始しました。
まだ、調整段階。キャリブレーションを完璧に調整していませんが、これも勉強のひとつと思い投稿。
鉛、ビスマスなどが見えている模様。Sb-124、Sb-125やB7も見えてる?
ラドン濃度測定器は、現在93Bq/立方メートル。
換気したので若干さがりました。今はまた、窓締め切りにしました。
明日の朝、更にラドン濃度が下がっているようであれば、
窓締め切り、開放関係なく、ラドン濃度?の上昇があったと思われますが、
ラドラム43-1αシンチによるα線単独モニタリングでは、変化はありません。
窓締め切りで、300カウント前後。
窓を少し開けた状態で180カウント前後(43-1のBG範囲)
本日も上記のような測定値でした。
α線というよりは、β線の影響がラドン濃度測定機の数値に反映されていると予想します。
Date: 2013/11/10 20:18(31) --- Name: CrowGoki
【BRIGHT SPEC】
http://91.183.85.173/brightspec/?q=node/22
このメーカー製Probe Socket一体型MCA専用だとはおもいましが…。
『Basic Spectrometry Software』以下一覧のソフトがダウンロードは出来るようです。
Basic Spectrometry Software. The current version is 1.7.0, released September 2013.
Download the Windows installer for Windows-XP and Windows-7 32/64. For Windows-8 follow this instructions.
See the ChangeLog here.
Download the User's Manual in PDF format.
bPAD and bPAD+ Control Program. The current version is 1.0.4, released September 2013.
Download the setup package for Windows-XP and Windows-7 32/64. For Windows-8 follow this instructions.
Download the User's Manual in PDF format.
Product specs
bMCA-USB
bMCA-Ethernet
bPAD
TOPAZ-Pico
bSCAN
Date: 2013/11/10 09:06(25) --- Name: nkom
Supermab様が、ピーク検出ソフトなど、面白そうなことをやっています。
https://twitter.com/supermab/status/398752410354479104
http://twilog.org/supermab
データなら、SPViewerで検索すれば、色々な機種の実際の汚染データが
山程あるのだけど、ご存じないのかな?
それらの一部は、既に解析済みだし、新しいソフトに食べさせて検証するには、最適。
Date: 2013/11/10 08:48(30) --- Name: nkom
日向野様へ
データ有難うございます。
この方は、マスクを付けていて良かったですね。
でも、このマスクでどれくらい防御できたのか、ちょっと心配。
Cs137,134の他にも、Bi214(609KeV)や、Tl208(583KeV)とかも
少し混じっていて、Cs134のCs137にくっついている方がの山が高く見えるという、
このようなスペクトルになっているのではないかと思いました。
後は、Cs134の高い方やBi214の高い方が見えている。
もっと詳しい方だと、もう少しいろいろ分かるかもしれません。
これを、市民測定所で測定して貰うと、このスペクトルを基準にして
他のものの汚染の大まかな程度を推測できるでしょう。
(ただし、測定機と検体の位置関係などがほぼ同じなら、の話ですが)
もう、見慣れていて必要ないかもしれませんが、参考画像です。
Cs134のピークの計算上の出方(結晶の大きさや種類、などなどによって違いがあります)
Bi214
Tl208
アイソトープリストのページなどに、他の核種の山の出方の予想図もあります。
http://pico.dreamhosters.com/IsotopesAndPeaks.html
Date: 2013/11/10 08:27(47) --- Name: nkom
CrowGoki 様へ
> はたしてココ(ritverc)に掲載されているCheck Source は購入可能なんだろうか?
アメリカとかにも代理店があるようですし、直接注文すれば買えるのでは?
ドイツの会社みたいですが、英語で大丈夫でしょうし。
> だいたい、このdiyphysics.comってサイトの記事LINKなどを見ると、
> MCAなどの自作も電子工作好きなら可能な気がいたします。
日本でも海外でも作った人は居るし、回路や考え方も公開されている情報が多いので、
技術のある人ならシンチレーター用で、高汚染地域や高汚染検体を対象にしないなら、
そんなに難しくないのでは?
ソフトにしても、基本的な部分は、既に、色々ありますし、後は、それをどう使いやすくて、
わかりやすくて、安価なものにまとめるか、というのが、結構問題だと思います。
で、スペクトル測定を既にやったことのある人だと、既存のシステムとかに慣れちゃって、
わざわざ新しいものを苦労して作ったり、「素人にもわかりやすい物」にする気が薄れてしまう。
経験の無い人だと、色々な細かいところの重要性がわからなくて、実用性が低いものに
なってしまったりする、といった問題があるように思います。
自作や市販のものを含めて、アルマジロやチャッピーとテレミノMCAやベクモニ、PRAの
組み合わせは、その点、かなり有効範囲も広いし、価格的にも技術的にも以前のシステムより
格段と良くなってはいるんですが、もっと安く、もっと使いやすく出来れば、更に普及するでしょう。
アルマジロにコーデック付きのものが出た場合、それをUSBから音声入力として受け止める他に、
USBシリアルで、データとして取り出すことのできる石だと、それをBTやWifiに流して
スマホで使ったり、とか、単純にSDカードとかに書き込む、とか、応用範囲が広がるかも、
と思っていますが、そんな石があるのかどうか。
> ASpectrum for MKSP-01 RADEK
情報有難うございます。
幾らぐらいなんでしょうね?
> 『プローブ駆動用高圧電源ユニット』の作成に関して
これも、やっぱり、ノイズが問題だったり、後は、安定性が重要みたいです。
電圧がふらふらすると、それで校正もふらついたり分解能悪くなったりとかしますし。
逆に、このHVの電圧と信号の関係を温度補償に使って、非常に安定した結果を得ている例もあります。
Date: 2013/11/10 07:31(53) --- Name: higanokenji
nkom様
画像の貼り方の説明ありがとうございます。
(後から読みましたすいません。)
画像貼ってみます。
(マスクのBKG使用スペクトルをMAX200で)。
Date: 2013/11/10 05:07(16) --- Name: higanokenji
マスクの再計測をしました。
BKG使用でセシウムがはっきりと見えました。
http://t.co/qx7rT0xa1e
水色=マスク(11万秒)
赤=BG(11万秒)
緑=BKG使用
MAX300、IIRフィルター100%、
分解能の補償OFF。
画像貼れなくてすいません。
スマホからなもので。
詳細書いておきます。
アルマジロType-2検出部にN95マスク巻き付け
鉛2cm遮蔽容器内で計測
マスクは大田原の店舗内エアコンクリーニング時に作業員が着けていたもの(かなり汚れています)。
Date: 2013/11/10 03:59(17) --- Name: CrowGoki
『プローブ駆動用高圧電源ユニット』の作成に関して
いまでん屋さんと直電交渉してみました。
【PMT用だと概ね1,500vあたりまでの可変電圧供給として…】
DC-DCコンバーターだとけっこう電圧倍増率が大き過ぎて不安定になりそうなので、
国内メーカーでそこそこの性能のフライバックトランスがあったはずなので、調べてみる
…ってことです。
心臓パーツのフライバックトランスも、かつては冷陰極管用インバーターという形で秋葉原でも
手軽に入手できてたのが、液晶バックライトのLED化の流れでめっきり減っているそうですので。
あと、フォトダイオード用逆バイアス電源だと、けっこうパーツの選択肢が増えているような話でした。
Date: 2013/11/10 00:01(22) --- Name: CrowGoki
『ソフトはGalaxy Tab SC-01Cらしいので運用。』
…です(^_^;)
ASpectrum for MKSP-01 RADEK
ASpectrum software intended to control and work with the gamma-ray spectrometer, the MKSP-01 RADEK.
System requirements:
Tablet PC or PDA with the operating system Android 2.2 or later;
5 MB of free space on your PDA;
built-in SD-card to store measurement results.
ASpectrum provides:
- Spectrometer control (start, stop, reading, etc.)
- Image of the measured and saved spectrum
- Calculation of the specific activity of natural radionuclides and uncertanty.
Date: 2013/11/09 23:59(19) --- Name: CrowGoki
【Gamma ray spectrometer MKSP-01 RADEK】
http://radekoy.com/product/Spectrometers-and-radiometers-of-radiation/39/
http://radekoy.com/product/Software/
ソフトはGalaxy Tab SC-01Cらしいのを使用。
以前、チェックしたサイトだとソフトのダウンロードができたんですが…。
BookMarkなどは、現在潰れた状態のMacBookProの中…。
(産学協同開発の『大学側』だったと記憶してます。)
TwitterのDMで黒月さんに伝えてたから、もしかすると黒月さんの方がURL引き出すの
速いんじゃないかな?