Pico Tech - PicoBBS


Date: 2014/01/08 03:02(17)  ---  Name: 黒月☆縷々

皆様、こんばんは。

ラドン濃度を購入した2013年10月から今現在までの「ラドン濃度」をペラペラ動画にしてみました。
横浜市中区コンクリートビル上層階室内(基本換気なし、時々暖房あり)
43分もあって非常に退屈な動画ですが、お時間あればご覧くださいませ。

<iframe width="420" height="315" src="//www.youtube.com/embed/EiK-mY3dJ3w?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

http://youtu.be/EiK-mY3dJ3w

黒月☆縷々


Date: 2014/01/08 00:33(23)  ---  Name: 黒月☆縷々

nkom様

随分と前の「セキュリティトウキョウさんの娘核種」の件。

このデータから一連の騒ぎまで、リアルタイムで追いかけていたので良く知ってますよ。
でも、真相は今現在も不明ですね。

天然のウランの可能性があるのなら、今現在も普通に存在しているはずなので、
魚介類をキチンとゲルマすれば、普通に検出されるのが筋ではないかと思います。

この件の真実は永遠に不明かもしれませんが、
ドライベント。メルトダウン。爆発。汚染水放出は事実な訳で、
その際に色々な放射性物質が出てしまって、様々な別の放射性物質に崩壊したのも事実だと思います。

そう普通に考えると、何が出て来ても不思議はないのだと、そう考えてるようにしています。
まぁ、その核種を素人測定で判定出来るかと言えば、それは難しいと思っていますが、
最初から諦めてしまっては勉強にならないので、個人的にはあらゆる核種を素人測定で確認したい!
という熱意だけは捨てない様に心がけています。

特に低エネルギーゾーン。(笑)

では。


黒月☆縷々


Date: 2014/01/08 00:20(05)  ---  Name: 黒月☆縷々

nkom様

横浜の脱水汚泥のヨウ素131の現状はこんな感じです。

http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/gesui/housyaseibussitsu/


横浜の脱水汚泥のヨウ素は、福島由来でなく「医療用のヨウ素」と言われています。


それにしても福島は随分と濃度が高いですね。
よくわかりませんが、この福島のヨウ素のグラフも脱水汚泥データだと思うのですが…?

まぁ、臨界しているからヨウ素131が出ていると直接結びつけるには、裏付けが乏しい感じもしますが…。
突然、もの凄い上昇というのも気持ちが悪い感じもします。


取り急ぎ。

黒月☆縷々


Date: 2014/01/08 00:12(49)  ---  Name: 黒月☆縷々

nkom様

昨年末のヨウ素131の情報は、これが元ネタみたいですね。



https://twitter.com/namiekuwabara

この方の評判はあまり良くないみたいですが、フォローしていないので良くわかりません。

取り急ぎ。

黒月☆縷々


Date: 2014/01/07 13:11(37)  ---  Name: nkom


prochil_chiba 様の自作のプローブが素晴らしい!

でも、確かにアルマジロなどのあの小さなサイズは、持ち運ぶにしても
遮蔽を考えるにしても、とても重要なポイントです。


Date: 2014/01/07 12:59(22)  ---  Name: nkom


黒月☆縷々 様へ


私が今までおぼろげに知っていたのは、U−235がウラン原石(U−238を含む)の中に混じっている。
ウラン(U238,U235の両方?)を濃縮して、原発とか原爆とかに使うのにU235を取り除くと、
残りが劣化ウランで、U235の割合が低い、けど、U238は沢山入っている、といった感じです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E6%BF%83%E7%B8%AE


で、詳しくないので検索したら、こんなのが出てきました。

【セシウムが0.3&#13251;/kgで、ウランの娘核種Th-234が10 Bq/kgで、Pa-234mが23 Bq/kg検出というのはどういうことでしょう?Th234とかPa234とはどういうもので、どのような危険性があるのでしょう?】
https://twitter.com/naitoasao/status/343263619556970496

Th-234   10 Bq/kg 検出
(荷重平均/測定誤差±0.3Bq/kg)
Pa-234m  23 Bq/kg 検出
(荷重平均/測定誤差±4Bq/kg)
http://securitytokyo.com/data/maiwashi1.html


Th234って、そんなにあるのか?
スーパーで買った普通のマイワシにもあるのか?
と、驚きましたが、これが多いのか少ないのか、普通なのか異常なのか、知りません。


当時かその後か、少し関心を持たれたようです。
http://ameblo.jp/naitomea93gc/entry-11359662847.html
http://rturl.net/bjryXq6

だけど、今のところ続報とか、よくある危険派の煽りや安全派の必死の火消しも少なく、
あれ?という感じ。


(少なくとも海中には)セシウムよりも大量のU238が放出されたのか?とか
思ってしまったりするのですが、そう考えてよいのか、まだよく分かりません。

だけど、無理やりのこじつけですが、そう考えると日本の雨や雪に
ウラン系がとっても多くて、「ウラン原石そのまま」って感じの
スペクトルが見えるのも、なんとなく納得できるような気がするのですが、
詳しい方のご意見をお聞きしたいです。

太平洋に大部分が落ちたとすると、海洋性の気団が強い夏とかの
方が、「ビスマス祭り」のような雨や雪によるウラン系の検出は増えるのか?とか、
でも太平洋に落ちたなら、いい加減、私の住んでいる北米にも
ウランの雨が降っても良さそうだけど、あんまり見えないのは、何故か?
(私の調べ方が悪いだけ、という説も有力ですが)
などなど、疑問が増えてしまいます。

それに、ウランが、もし、原発事故の際に大量に出たのなら、
猛毒のBe−7だって、やっぱり原発からかなり出たんじゃないのか?
という「便乗疑問」も出て来たりします。

まあ、マイワシさんたちが、普段から(海中の)ウランを濃縮するという
たちの悪い性格があって、そのせいでウランの娘が沢山出たのだ、
とか、色々な可能性があるので、今の段階では私には
よく分かりませんが、やっぱりTh234やPa234についても、
一応、知っておいたほうが良さそうだ、と、改めて思いました。


>そうなると、ウランガラスにはウラン235と238の両方が含まれているのか?

そうだと思います。
また、製造された年代によって、普通の少し濃縮されたウランでなく、
U235を抽出した後の残り物のウランを使っているので、U235が
少ないものがある、とか、ウランガラス同好会にある論文には書いてありました。


>またラジウム226の娘核種がラドン222となので、
>ウランガラスを剥き出しにして測定するとα線を検知できるのか?

半減期の長さとか、量とか、そういうのによると思うのですが、
やってみないとわからないと思います。
(量的に、かなりないと難しいのかもしれないです。詳しい人なら
計算して、どれくらいあるとどーのこーのと、予想できると思います)


>スペクトル以外の方法でもあれこれ検証できるのかな?と思いました。

可能性はあると思いますが、スペクトルと同じで、感度とか、
エネルギーによる効率とか、色々あるでしょうし、簡単なのか難しいのか、
ちょっと分かりません。


>コンクリートビル室内のラドン濃度は、本当に高いみたいですね。

うちも、コンクリートですので、砂とかの種類によるのか、
あるいは、地下から来ているのか、壁の中に秘密の空洞があって、
そこにラドンガスが出てくる謎の物体Xが隠されているのか、
とにかく、順番に可能性を潰していけば、そのうち段々と
分かってくるのではないかと思います。

後は、日本にもラドン関連の環境調査とかする会社があるのなら、
電話かメールで、少し情報を得られるかも。
(北米には、そういう会社が結構あります。ラドン換気システムとか売る為、
という側面もありますが。)



今のところ、BGの大きなズレの可能性として私が考えているのは、
地磁気、太陽活動(地磁気も乱れるかも)、工事(工事用の無線機、
発電機、工具のノイズや電圧の変化、電磁波の影響?)、
湿度や気圧の変化(湿度や気圧でコンデンサとか可変抵抗が影響を受ける?)、
といったところです。


>なんだか12月31日に福島第一原発地下で核爆発が起きたとか?ロシアでは、そんなニュースもあるみたいですね。

これは、ガセ臭い。チョロチョロと臨海していました、とか、そういうのは
もしかしたらあるのかもしれないですが、これも私はよく知らないので、
大変な事態にならないでくれるとよいのですが。

>最近ではトリチウムの濃度がもの凄く上昇しているみたいですし、水蒸気も上がっているみたいです。

湯気は、もう「どーにも止まらない」状態でしょうし、トリチウムも「知らん顔して出しちまえ」状態かも。


>また、原発構内ではヨウ素131の濃度が昨年の11月から上昇していたとの情報も。

これが本当だとすると、あんまり良くないニュースかも。
なので、原発周辺で、素人モニタリングポストが沢山あると、
こういう「噂」も、ある程度検証することが出来るようになります。
例えば、中古のPCとアルマジロの1インチを使えば、反応速度が
そんなに遅くないものが、1箇所7万円くらいで出来てしまう。

これは、技術的には必要なことは全て揃っていて、
わずかなお金と、やる気のある人数人(MP設置場所の人)が居ると、
直ぐに実現可能です。




>ただし、その他ゾーンで「福島産無洗米」とはあきらかに違うピークが見えている感じもします。
>特に低エネルギーゾーンと鉛のゾーン。

トリウム系とか、多く含んでいるのかも。
スペクトル、楽しみにしています。


>スーパーで「オレゴン産のブルーベリー水煮」というのが販売されていて興味津々だったのですが、
>水物はまだハードルが高いと思い購入しませんでした。(笑)

北米のブルーベリーは、あんまり汚染されてない様な気がします。
私が測ったジャムは、もしかしてもしかしたら1Bq/kg未満のおCs137が
あるのかもしれない、と、疑いが残るけど、なんとも言えないスペクトルでした。

ヨーロッパ、特に東欧のものは、要注意かと。


>水元公園のフィールド識別では、ウラン235を確定したのですが、
>その土壌を鉛遮蔽容器内で再測定したら、ウラン235は確定しませんでした。
>スペクトルを見てみると、二本のピークでウラン235を識別したみたいなのですが、
>ピークはかなりズレていて、殆どヒゲみたいなスペクトルを誤判定していました。

色々混じっているのは、難しいだろうと思います。
SAM940も、SafeCastの人に聞いたら、現地ではあんまり
使い物にならなかった、というお話もありました。
なんでも、Cs134がライブラリーに入ってなかった、とか、
誤判定もあったり、とか。



>他の方々からもビシビシ、ツッコミを入れて欲しい私であります。

私も詳しい方がもっと色々教えてくださると嬉しいのですが。




Date: 2014/01/07 05:17(50)  ---  Name: prochil_chiba

あと、AtomSpectra(FEU-82)は高圧電源がアノードプラス(+)ではなくカソードマイナス(-) なので(GNDが-1200V)アルミハウジングとPMTは絶縁処理が施されているのかもしれません。カバーが取り外せない状態では特に気にする必要はありませんが...。


Date: 2014/01/07 05:03(10)  ---  Name: prochil_chiba

大久様、回答いただきありがとうございます。
1)モバイルアルマジロについて
お手数をお掛けしていますがtype3のアルマジロが実測3万cpm/[uSv/h]という高感度なので移動サーベイに使用できないかと思うのもむべなるかなです。
マイクロフォニック・ノイズについて回路的な対処は大久様にお願いするしかありませんが、機械的にダンプすることでQを下げられないか素人なりに試行してみようと思います。

2)AtomSpectraの波形処理
光電子増倍管(PMT)の時間分解能は電極(ダイノード)の機械的な構造と加工精度である程度決まってしまうのではないかと思います。浜ホトのハンドブックなどを見ると高増幅率(Box型ダイノード)タイプと高分解能(LineFocus)タイプがあり大型結晶を用いた高計数率使用時には後者が推奨されているように見えます。
(おそらくAtomSpectraに使用されているFEU-82は多分前者のカテゴリに属するPMTではないかと思います。)

以下はType3と同じLEA1インチ結晶をHamamatsu R6233に取り付けた自作プローブのパルス波形で、パルス幅は約100μSecです。


大久様の仰るように積分回路で立ち上がりを「鈍らせ」擬似ガウス化することでサンプリングが安定してきます。

分解能は6〜7%台


PMT自体がローノイズ、高増幅率なデバイスなので良質の結晶と組み合わせれば労せずして高分解能のプローブを得ることが出来ますが、高圧電源や形状の大型化、直流磁場の問題などデメリットも無視できず痛し痒しです。


Date: 2014/01/06 23:44(05)  ---  Name: 黒月☆縷々

nkom様



ウランガラススペクトル検証ありがとうございます。
アメリシウム241のピーク間違い…。何たる大失態!(笑)スンマセン。
ウランガラス測定は再チャレンジさせていただきます!


せっかく低エネルギーまで測定出来るロシアンですので、分解能が悪い分をフォローするべく、
他の方が見えないゾーンの測定は、素人測定の参考になるかもしれませんので。


初歩的な質問ですが、Th-234はウラン238の娘核種で、ウラン235の娘核種はTh-231ですよね。
そうなると、ウランガラスにはウラン235と238の両方が含まれているのか?
またラジウム226の娘核種がラドン222となので、
ウランガラスを剥き出しにして測定するとα線を検知できるのか?

ちなみに以前、ラドラム43−1αシンチで測定した時は、α線をカウントしなかったんです。
だいぶ前の測定なので記憶も曖昧ですし、測定方法も良くなかったのかもしれませんが…。
それに対し、GMパンケーキではそこそこなカウント数を確認できる。
γ線は殆ど出ていなかったと記憶しています。
昔の測定なので、今一度キチンと測定してみます。
Th-231がベータ崩壊、Th-234もベータ崩壊という事を踏まえると、
ウランガラスからベータ線を優位に確認出来るという事もうなずけます。
Ra-226だった場合、ラドン222にα崩壊だと思うので、αシンチがカウントしないのはオカシイですもんね。


スペクトル以外の方法でもあれこれ検証できるのかな?と思いました。





自宅のラドン濃度の低さにはビックリしました。
まぁ、福井で測定されている方の数値では普通の数値なので、これが普通という事になると思います。
コンクリートビル室内のラドン濃度は、本当に高いみたいですね。
あれこれ調べると、関東での平均値を上回っているみたいなので、何とも複雑な気持ちです。
今現在、会社に戻してリセットし、再キャリブレーション中です。
数値が出たらご報告いたします。





ロシアンでのBGモニタリングで大きなズレが生じた件。
そういえば、近くの古いビルが解体工事を行っています。
さらに同じビル内下層階で、大掛かりな内装工事が行われています。
両方とも、年末は12月27日まで工事を行っており、
新年は1月6日より解体&改装工事とも開始されており、
今現在も行われています。
影響があるのか検証する為に、BGモニタリングを先程から再開いたしました。
大きなズレが再び起これば、ビル解体や同ビル内改装の影響もあるかもしれません。





なんだか12月31日に福島第一原発地下で核爆発が起きたとか?ロシアでは、そんなニュースもあるみたいですね。
最近ではトリチウムの濃度がもの凄く上昇しているみたいですし、水蒸気も上がっているみたいです。
また、原発構内ではヨウ素131の濃度が昨年の11月から上昇していたとの情報も。

それがBGモニタリングに影響したかどうかはわかりませんが…。






今、茨城県産の六条大麦を測定してます。
茨城の指定農家で生産されたものとの事。
粉砕する時間がないので、そのままのカタチでゲルママリネリ1Lに充填しましたが、
700gしか入りませんでした。密度はかなり薄いです。
測定を開始してから10,000秒ほどですが、セシウム137の明確なピークは見えません。
ただし、その他ゾーンで「福島産無洗米」とはあきらかに違うピークが見えている感じもします。
特に低エネルギーゾーンと鉛のゾーン。
ただのヒゲかもしれませんので、24時間後にはなくなっているかもしれませんが…。


食品の測定も、スペクトルの基本のカタチが検体によって事なるので、とても興味深いですね。
スーパーで「オレゴン産のブルーベリー水煮」というのが販売されていて興味津々だったのですが、
水物はまだハードルが高いと思い購入しませんでした。(笑)







ポリマスターPM1704Mは、それなりに優秀なんですけどね。
あまり公開していませんが、誤判定もかなりあります。
特にフィールドでの核種識別の場合。
水元公園のフィールド識別では、ウラン235を確定したのですが、
その土壌を鉛遮蔽容器内で再測定したら、ウラン235は確定しませんでした。
スペクトルを見てみると、二本のピークでウラン235を識別したみたいなのですが、
ピークはかなりズレていて、殆どヒゲみたいなスペクトルを誤判定していました。





「ねこまんま」さんもいい加減にして欲しいとも思いますが、誰も指摘しないのは納得出来ません。
まぁ、指摘したところで「ねこまんま」さんが態度を改める事もないと思いますが…。
同じ機種を「たろうまるさん」が発売してすぐに購入し、
かなり初期の段階からフィールドでの核種識別をしてきた私としては、とても残念な気持ちです。

どちらにしても「素人測定が風評被害を産み出している」。これは間違いだと思います。
まぁ、そんな事を議論しても意味がないのですが…。


話が長くなりました。とにかくありがとうございます。
他の方々からもビシビシ、ツッコミを入れて欲しい私であります。
ド素人測定の「人柱」になりたいと思っています。(笑)


では。

黒月☆縷々





Date: 2014/01/06 09:38(11)  ---  Name: nkom


3インチNaIは、デジタルMCAをちょっとお休みして、テレミノPMTアダプターに
繋いでテスト中です。

ウラン原石を線源に使って、初めに取れたのがこれ。(緑のスペクトル)
赤は、比較用にデジタルMCAのスペクトル。

両方とも、設定が出来てない段階ですので、とっても初歩的なテストですが、
高圧電源部が非力と言われるテレミノPMTアダプターが3インチのPMTでも
(これくらいの線量なら)素人測定には十二分に使える様に思えます。

音声入力方式は、侮れません。






Date: 2014/01/06 09:17(13)  ---  Name: nkom


らじだすの数値が年末に暴れていた件:  黒月様のBG測定のズレと関連があるのか?ないのか?
http://twitter.com/kero_jiji/status/419901574408728576

ホコリが舞っていた「だけ」でGM管の数値が大きく動くのか、
それとも、宇宙線や地磁気の動きなど「も」あったのか、気になります。

確か、太陽のフレアは少し出てた筈ですが、去年のいつだったか、
一番盛んだった時よりは、おとなしかったように思うのですが。

後は、気象の動き、地磁気とも絡んでいるかもしれないですが、
地下の動きとかも、一応可能性としては考えてみた方が良いのかも。


Date: 2014/01/06 08:59(08)  ---  Name: nkom


donbemin 様へ

ホヤの銀の他に、Cs134,Cs137以外で、何か見えたものはありますでしょうか?
(ウラン系、トリウム系、Be−7以外で、ということですが)



Date: 2014/01/06 08:56(59)  ---  Name: nkom


黒月☆縷々 様へ

福島の事故の影響がとても大きいので、雨樋の土はそれ以前のものが
あったとしても、霞んでしまって、見えない様な気もします。

当時のものって、Cs137以外に、何が残っているのか?というのも
問題ですが、たとえば、ウランがあっても天然物と紛れて
分かりにくくなってしまうかもしれないし、プルトニウムでも
ゴロゴロあれば別ですが、それならAm241がそこここに
有って良さそうですし、その辺も、よく分かりません。



Date: 2014/01/06 08:50(11)  ---  Name: nkom


黒月☆縷々 様へ

ウランガラスは、こっちにスペクトルや参考資料をまとめておきました。
http://pico.dreamhosters.com/VaselineGlassSpectrums.html

オレンジのお皿で有名なFiestaWareにしろ、ウランガラスにしろ、
他の方の意見もTh234,U235,Pa234で一致してますし。
Ra226が残っている製品では、Bi214,Pb214が出る、とかそういうことも
分かっているみたいなので、私はRa226単独説はないだろうと思っています。

Pa234が見えたのが私の場合は気分的に大きかったです。
後、最近ウラン系もトリウム系もよく見えていたので、パターンが違いますし。

あ、今気がつきましたが、Am241のマーカーが違っています。
Am241は、一番高いのが59.5keVなので、Th234の右に出ているのは
69keVのマイナーピークです。

なので、「その合わせ方」では、Th234とか、相対的に
みんな結構正しい位置に出ているように思います。
(Am241の59.5のKeVのすぐ右に、Th234の63KeVがあるし)



PM1704は、黒月様や他の方がスペクトルとって見せたり、
核種判定で、間違った候補「も」出したりする動画を拡散すれば、
変な使い方をしているのが少しは他の方にも分かるのかもしれません。




XPのダウン問題なのですが、これも、Win7での新規測定問題みたいに
原因らしきことが分かれば良いのですが、今のところ不明です。
再度、XPでデバッグ用の仕掛けをいれて、落ちるかどうか試して見ます。
落ちる時と落ちない時の差、違いが何か分かると、段々見当が付いてきたり
するのですが、テレミノMCAが落ちるのではなく、WinXPが落ちてしまうと、
データも集めにくいので、難しいです。


BGのスペクトル有難うございます。

本当にみんな揃っている!
この前の動きは、なんだったのか?
とにかく、単純に「気温だけ」というのは、違うのはそれで良いのでしょう。
地磁気は、方位磁石やその他の手段で、データを取らないとわからないので、まだ保留。
ラドンは、今までも変動していたので、これも「単独」で影響しているとは思えない。

なので、何かまだ分かりませんが、位置のズレ、そして温度、また、もしかしたら
ラドン測定器にまで影響を及ぼすような事があった、ということですが、分かりません。

そんな事が、あの赤のスペクトルをとった一日に最大の変化をして、
その前後も結構動いていた、ということの様に思いますが、ご近所で工事とか、
あるいは、その時天候の不順(前線の通過、など)、ビル内の電源と
電波などに大きな影響を与えそうなこととか、何か思い当たることは、
無かったでしょうか?


ラドン測定器は、ご自宅での数値はびっくり。
やはり「違いを調べる」のは大事だと思いました。
これで、ラドン測定器がおかしくなっている、という可能性は
多分ほとんど考えなくてもよいのでしょう。

ちなみに、うちの測定器も、短期(s)と長期(L)の切り替えを忘れていたので、
Sにしたら、0.3pCi/lになりましたので、仕事をサボっているわけではないようです。



お子様の生活環境での汚染は、役所や学校などなどに文句を言って対策して貰うと
それが一番よいのかも知れません。
たとえ、どんなに安全論の人が「問題ない」と考えたとしても、本当の所は「分からない」
と私は思うのです。


Date: 2014/01/06 07:34(10)  ---  Name: 黒月☆縷々

Atom Spectra Russian 2.5×2.5 NaI(TI)USBデテクタ上向 + Windows7+「30ミリ鉛遮蔽」
磁気シールドなし、24時間測定。横浜市南区実家雨樋下土壌(750ml)、イコライザー調整あり。


ウランガラス測定でイコライザー調整を行った状態のまま、横浜市南区の実家雨樋土壌を測定してみました。
スペクトルに大きな変化はなく、分解能補償機能やIIRフィルター、BKG使用にしても、
スペクトルに大きな変化は表れませんでした。


実家雨樋は、核実験時代やチェルノブイリ事故時も存在しており、福島由来以外に、何か見えるか?
若干興味があったのですが…。

ロシアンの分解能では、厳しいのかもしれません。





黒月☆縷々



Date: 2014/01/06 07:27(06)  ---  Name: nkom


CrowGoki 様へ

検出器の部分が、かなり厳重に包まれているのが印象的でした。
その中に、きっと低エネルギー領域を拾ったり、まあまあ衝撃などに強い秘密があるのでしょう。



Date: 2014/01/06 02:40(55)  ---  Name: 黒月☆縷々

皆様、こんばんは。


「ねこまんま」のおかげで、とても評判が悪いPM1704Mですが、
ハンディの測定器としては、とても優秀です。
まぁ、値段からすると「?」もあるかもしれませんが、
実際使用してみると、その頼りがいに満足します。
不満なところは、電池の消費がもの凄く激しく、実質3日くらい。
核種識別を長時間行うと、一回の測定で単三電池1本使用という感じです。

ピークが顕著な核種は簡単に識別できます。

チェックソース、セシウム137、コバルト60、ストロンチウム90を混在させて、
距離を保ち、100〜200cpsの範囲になるようにして自動識別を行ったところ、
約10秒ほどで、セシウム137とコバルト60を100%識別しました。

使い方次第では、とても戦力になるハンディだと思います。

ポリマスター大好きの黒月☆縷々より。



Date: 2014/01/06 02:28(12)  ---  Name: 黒月☆縷々

皆様、こんばんは。

Atom Spectra Russian 2.5×2.5 NaI(TI)USB デテクタ上向 + Windows7+「30ミリ鉛遮蔽」、
磁気シールドなし、ウランガラス24時間測定を行いました。
全てのゾーンのピークをなるべく正確にするため、次の手順でイコライザー調整を行いました。

1=汚染土壌でセシウム137のピークを確認後、ゲルママリネリ1L空容器セットし24時間BG取得。

2=ウランガラス24時間測定

3=やさしおでカリウム40のピークを合わせる。

4=セシウム137で、低エネルギー側とメインピークを合わせる。

5=コバルト60で二つの山を合わせる。

6=アメリシウム241で超低エネルギー側とメインピークを合わせる。

7=汚染土壌でセシウム137と134のメインピークを合わせる。

※低エネルギー側のピークを出来る限りシビアに合わせた。
※チェックソースや土壌でのピーク合わせは、すべて1,000秒以内。

結論から言うと、あれこれピークを合わせると、娘のTh-234のピーク2本には合わなかった。
だが、ラジウム226の単独ピークと、ウラン235の一カ所のピークはピッタリ一致した。
Th-234と思われた二本のピークは、X線と予測出来るが、ロシアンの分解能だとかなり厳しい。
私の様な経験値が浅い素人測定だと、詳しい人の解説がない限り、判断が難しいかもしれない。

※セシウム137チェックソースと汚染土壌のセシウム137メインピークが完全に一致しなかった事から、
チェックソースとデテクタまでの距離が重要かも。
汚染土壌とチェックソースの137ピークが完全に一致する距離を、今のうちに明確にしておく必要があると感じた。

※分解能補償機能オール10設定、IIRフィルター60%設定で共にONにすると、
中エネルギーから高エネルギーピークは右(高い方)へズレる事を確認済みだったが、
アメリシウム241のピークは、逆に左(低い方)へズレた。
どのゾーンからどっちにズレるのか確認したいところだが、現段階では未確認。
バリウム133あたりが必要かもしれない。


では、ウランガラスのスペクトルです。











以上です。いかがでしょうか?


黒月☆縷々


Date: 2014/01/06 01:06(15)  ---  Name: 黒月☆縷々

柏など行程の土=×
柏など、校庭の土=◎


Date: 2014/01/06 01:03(09)  ---  Name: 黒月☆縷々

nkom様


自宅庭土壌の解説ありがとうございます。
明確なピークが出来なくて少し安堵しておりますが、となりのお宅の庭はわかりません。(爆)
まぁ、でも、市民測定所のデータや、2011年度からのハンディ測定器での測定値を考えると、
私の自宅の汚染は、かなり少ない方だと思います。
南西からの風がもの凄く吹き抜ける場所で、風通しが良いのも沈着しなかった原因の一つかもしれません。


prochil_chiba様に定量していただいたセシウム合算約100Bq/kg(当時、現在は80ぐらいか?)の土壌は、
自宅から数百メートルの場所にある駐車場脇植栽の土壌です。
この地点は建物からの距離がある事と、地面(コンクリート)の表面線量が極端に低い(RDS-80で測定)事から、
2011年度からハンディでの空間線量定点測定で使用している場所で、空間線量が自宅近辺では一番低い地点。
2011年11月測定(白ラディ)で0.04マイクロシーベルト毎時平均。
現在はポリマスター&白ラディで0.03マイクロシーベルト毎時平均。
自宅の庭や玄関先は建材の影響で、0.04〜0.05マイクロシーベルト毎時(2011年〜2014年の今現在も)

空間線量が0.03マイクロシーベルト毎時の地点でも、三桁の汚染が確認出来た事から、
土壌の汚染はスペクトルを見ないと、全く持って不明です。

また、三桁後半の汚染、四桁に近い土壌汚染は、どれくらいの健康被害を及ぼすのか?
正直、幼稚園、小学校、公園などの土壌で、普通に三桁以上の場所がかなり存在するはずです。
柏など行程の土を入れ替えた地域は良いのですが、中途半端な汚染地域では校庭や公園の土を入れ替えていないはずです。
健康被害があるか?ないかは抜きにして、小さな子供の生活環境では、
出来る限り土壌の汚染を低くする努力が必要だと考えています。
※土ぼこりなどの再飛散で呼吸から取り込んでしまう為。


さて、ラドン濃度測定機ですが、アクリル円柱で測定器をガードして測定をしていたのですが、
数値が下がるどころか上昇してしまったので、測定器を自宅に持って帰り、
一度リセットして濃度を確認しましたところ、なんと「9Bq/立方メートル」でした…。
測定環境としては、壁や床にも近いので、いつも測定している会社(コンクリートビル上層階)よりも悪いはずです。
そう考えますと、コンクリートからはかなりのラドンが発生している。
または、横浜関内では下水からラドンが排水溝を逆流してきていると思われます。

ロシアンの測定でいっぱいいっぱいな為、αシンチ43−1でのα線測定がままなりませんが、
排水溝近くでのα線BG測定を必ず行う予定です。

それにしても、90〜110Bq、時には120Bq/立方メートルをオーバーしてしまう弊社内。
ここに何十年も住んでいたら、本当に健康被害があるかもしれません。
弊社はこのビルに引っ越ししてから約3年です。
そう簡単に本社移転できないので、会社をたたむまでこのビルに居るかも知れませんが…。

現在、ラドン測定器を会社に戻して、再キャリブレーション中。

では、自宅室内のラドン濃度数値の写真です。






また、2014年1月2日から横浜市中区コンクリートビル上層階室内(会社内)でのBGモニタリングを行いました。
例のごとくWindows XPがダウンしてしまったので、1月5日の途中までしかスペクトルは取得出来ませんでした。
今回は、縦軸横軸とも殆どズレはありません。室内温度変化は3度程でした。
ラドン濃度は測定器を自宅に持っていたので未測定で不明。

こちらが通常のBGスペクトルとなります。




取り急ぎ、以上です。

黒月☆縷々


Date: 2014/01/05 22:33(32)  ---  Name: CrowGoki

【CsI Cesium Iodide Gamma Radiation Detector with Photosensor and Amplifier】
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=301061102997&item=301061102997&lgeo=1&vectorid=229466

これ、たぶんUS $ 125.00で出品されてる下記のJUNK Neutron RAE2のセンサーユニット…。

【RAE Systems NeutronRAE II Radiation Detector Neutron Gamma FOR PARTS ONLY】
http://www.ebay.com/itm/RAE-Systems-NeutronRAE-II-Radiation-Detector-Neutron-Gamma-FOR-PARTS-ONLY-/201001774025?pt=BI_Security_Fire_Protection&hash=item2ecca3abc9

(実はストックパーツとして4台持ってたりしますが、このJUNK品は基本的にアルカリ電池の液漏れで
基板腐食を起こしたものです。よはど幸運でなければ、まず動きません。)


Date: 2014/01/05 20:00(06)  ---  Name: nkom


メモ

実用的な情報が良くまとまっている。ラドンの話や、ウラン系、トリウム系、計算法、
プラシンチでコンプトンエッジを利用する方法、中性子も。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_3507446_po_209-06.pdf


(核種分析の部分)最小限の要点がコンパクトにまとまっている。HPGEとNaIのスペクトルの対比も。
https://www.jrias.or.jp/report/pdf/04_seminar.pdf


Date: 2014/01/05 14:22(36)  ---  Name: nkom


アルマジロや他の測定器で、勝手に新規測定が始まる現象の原因らしき部分が分かりました。
どうも、パルスの正負を自動判定するコードにおいて、それが測定中に「反転した」と
判断された場合に、新規測定が行われていたようです。

従って、測定中にノイズか何かでパルスの形が乱れたりした場合に、
稀にこの様な現象が起きるのかもしれません。

私の例では、USBハブの電源問題の際に、確かにパルスが乱れることがありましたし、
この現象がおきた瞬間を捉えたビデオでも、時々若干パルスに乱れがあるように思われました。

とにかく、パルスの正負が引っくり返ろうが、新規測定をしない、という風にしましたので、
この部分が原因であったなら、この現象はもう起きない筈です。

また、パルスの正負の判定を測定中ずーっとしている必要はないと思われるので、
測定開始後60秒のみ正負の自動判定をして、後は、正負のチェックをしないようにしました。
なので、非常に微々たるものですが、プログラムの効率も向上した筈です。

この修正は、本家版の方に入るのは、まだ先になりそうですので、ご希望の方は、
以下の実験版スナップショットをご利用ください。

http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Theremino_MCA-V6.2s_2014-01-05.exe

これは、実行ファイルだけですので、現在のテレミノMCAの実行ファイルがある場所に
そのままコピーしてお使いください。
機能的には、特に違いがありませんが、画面でマウスを右クリックしたり、左クリックした時の
表示と、FWHMの計算法が若干違います。また、このFWHMのなどについては、
まだ整備中ですので、バグもあるかもしれませんが、それ以外の部分には影響がない筈です。
念の為、V6.2の実行ファイルもそのまま残しておくことをお勧めします。


尚、スナップショットを使いたくない場合は、「主設定タブ」の音声入力グループに
「極性」という項目があって、普通は「Auto」になっていますが、これを「Pos」または
「Neg」にしてご利用頂ければ、この現象は(この部分が原因であるなら)出なくなる筈です。

どちらか一方で、普通のパルスが見えるはずですので、パルスビューワーでご確認頂くか、
単に普通にスペクトルが出てくる方を選んでください。



また、たとえこれが原因だとしても、USBポートを差し替えたり、電源アダプター付きの
ハブを試したりして、パルスを観察してみて、パルスの山の形やその作用が
あまり暴れない組み合わせがありましたら、それを使うと測定器の性能を
フルに引き出すことに繋がるように思います。



Date: 2014/01/05 12:48(58)  ---  Name: CrowGoki

ちなみに、いまでん屋さんがかつてCsI結晶の研磨実験をしており、
掲示板にそのレポートがあります。

http://8209.teacup.com/imadenya/bbs/112


Date: 2014/01/05 12:44(02)  ---  Name: CrowGoki

《シンチレータ結晶の鏡面研磨加工に関する資料》
自作派の一部には潮解性を利用した『素早い水研磨』をされている方もいらっしゃいますが…。


【希土類珪酸塩単結晶の加工方法及びシンチレータ】(日立化成工業株式会社 特許関係書類抜粋)
http://www.patentjp.com/08/L/L100024/DA10068.html

【従来の技術】X線やγ線などの放射線の検出器は、X線やγ線などの放射線を受けて発光するシンチレータとシンチレータの発光を検出する光検出器(フォトマル)とにより構成され、シンチレータは単結晶の表面を鏡面加工することにより製造されている。従来、希土類珪酸塩単結晶の表面を鏡面にするためには、先ず粒度の粗い研磨剤で粗研磨し、その後鏡面研磨する機械研磨によって行われてきた。また、シンチレータ単結晶のエッチングによる研磨方法としては、NaI(Tl)、CsI(Tl)、CsI(Na)を無水アルコールなどでエッチングする方法が知られている(特開昭55−71968号公報)。また、単結晶をエッチング液に浸すことによって鏡面化させる方法としては、GGG単結晶を270〜300℃の温度のリン酸に浸して、鏡面化学研磨をするという方法が知られている(高木、深沢「試料の作製と評価」共立出版、P.381)。


Date: 2014/01/05 12:16(26)  ---  Name: nkom


ケロ爺様のサーベイ。
http://twilog.org/kero_jiji/date-140105
http://twilog.org/kero_jiji/date-140104

前回の分
http://twilog.org/kero_jiji/date-131227
http://twilog.org/kero_jiji/date-131226
http://twilog.org/kero_jiji/date-131225




Date: 2014/01/05 12:08(54)  ---  Name: nkom


RadAngelの続報:

18Bq/kgが全部で何グラムなのかが気になります。
例えば、100gしかないのだったら、1.8ベクレル分のセシウム134、137が
見えたことになり、凄いと思います。また、単に検体に乗せただけなのか、
巻きつけたり、マリネリとか使ったのか、遮蔽がどれくらいか?などにもよりますが。
https://twitter.com/uchida2106/status/419621942283354112


Date: 2014/01/05 12:01(39)  ---  Name: nkom


カリフォルニアのビーチでホットスポットが見つかった、福島のせいではないか?という
ニュースがあったようですが、トリウム系やウラン系らしいです。
http://geigercounter.com/california-beach-radiation-fukushima/

こういうのも、パンケーキだけでなくスペクトル測定が普及すると、
セシウムなのか、岩石に含まれているウラン系やトリウム系なのか、
あるいは他のものなのか推測しやすくなり、
勘違いや「見逃し」も減るのではないかと思います。

既に海外のマニアが現場に行って調査したところ、同じ様な結果が出ていて、
どうも黒っぽい砂にウラン系やトリウム系が含まれていて、その地層が
近くのがけに出ており、その崖が侵食などで崩れて、海岸に落ちて、
後は雨風や波で重さや大きさの違いなどにより一箇所に集まると、
そこの線量が上がる、という仮説が出ていました。



Date: 2014/01/05 11:43(29)  ---  Name: nkom


大久様へ

私の持っているAtomSpectraは、このコーデックがのっていました。
http://www.ti.com/product/pcm2900c
http://www.ti.com/lit/ds/sbfs039/sbfs039.pdf

2本あるうちの一本は、ケースが外れたのですが、もう一本は外れませんでした。

どうも、外れた一本は、接着剤をあまり付けなかったか、ゴム系の接着剤が
乾燥して剥がれやすくなる現象で、たまたま外れた様な気がします。
作っている人たちに問い合わせたら、ケースは基本的に外して欲しくないらしいです。

このページの下の方に、違うサンプリングレートの複数のテレミノMCAを走らせて、
同じパルスを捕らえて比べている画像がありますが、パルスが尖っているため、
(擬似的に)高いサンプリングレートでデータ処理しないと、分解能が少し悪くなるようです。
http://pico.dreamhosters.com/SovtubeDetector.html

テレミノMCAがどんなパルス処理をしているのか、コードを読んでみましたが、
あんまり複雑なことはしていませんでした。
電圧が下がったらそこを仮の頂点として、(バッファーに入っている)それ以前の様子を
調べて、リンギングやその他の判定をして、パルスを破棄するかどうか決め、
(設定によっては)ベースラインの補正をしています。

デッドタイムのことも全然やってないですし、パイルアップにしても、パルスの前側が
綺麗かどうか?などを見る、上記の処理でポンポン破棄していますが、
ユーザーがそのパラメーターを(測定中でも)簡単に変えて、
パルス表示でどのパラメーターがパルスの破棄にどういう影響があるのかを
見られるので、慣れた人なら細かい調整が可能です。

ベクモニとも色々と比べてみましたが、高い方のパルスの頂点が潰れたものの処理を除き、
スペクトルも分解能も、だいたい似たような結果になりました。



Date: 2014/01/05 11:19(57)  ---  Name: nkom


https://twitter.com/prochil_chiba/status/419059679872823297

先日の「測定が途中で勝手にリセットされてしまう問題」の件で、それが起きた瞬間の
非常に貴重な動画をアップロードして下っていたので拝見しました。大変有難うございます。

原因などは、まだ不明ですが、たとえ、「(電源に)問題のあるUSBハブの利用」などのせいで
発生する珍しい現象だとしても、こういう動作をするのはおかしいので、
プログラムのコードを辿って調査中です。


ソフトの方の対応が出来るまでは、CrowGoki様が前におっしゃっていたと思うのですが、
PCのUSBポートでも、供給できる電流に差があったりするようなので、
違うUSBポートに差し替えてみるのは、もしかしたら有効かもしれません。

それと、三つのマイク入力がリストにありましたが、通常は、測定器とPCのマイクの
二つだろうと思うのですが、他のUSB機器を外して同じ現象がでるかどうか、
試してみると良いかもしれないです。


また、この問題や、あるいはXPでパソコン自体が測定中に落ちる問題は、
「Autosave」ボタンの右クリックを使って自動的に測定結果を保存することで、
ある程度被害を少なく出来ます。

例えば、1時間間隔(3600秒)で定期的に保存すれば、最悪でも
59分の測定を失うだけで、それ以前の結果は残ります。

これは、少し面倒になりますが、その結果をBrowseボタンから
「現行データ」に「生スペクトル」として読み込んで、測定を続行することも可能です。



後は、この問題とは関係有りませんが、オプションタブの設定で「分解能保障機能」に
チェックが入っていましたが、一般的なスペクトルや使い方に良く慣れるまでは、
この機能は外しておいた方がよいだろうと思います。

イコライザーと、リニアライザーも、使い始めは、チェックが入っていない状態のままで、
いじらないほうが良いと思います。
自作の測定器を使っているような人にって必要だったり便利な機能や、他のソフトと
組み合わせて使うための多少複雑な工夫も含まれているので、最初は、全ての
機能を理解しようとせず、基本的な操作で、「分かりやすいスペクトル」に慣れるのが
一番大事でしょう。

例としては、数百ベクレル程度のセシウムを含むものなどが練習台や「確認用」として適当です。
これは、数百BK/kgという「濃度」ではなく、その検体にセシウムが数百ベクレル程度
含まれているもの、という事です。

測定器の感度にもよりますが、微量な汚染を含むものは、始めたばかりの時の練習用には、
多分難しいし、何よりも、色々なことを試すのに、結果が出るまでにとても時間がかかります。

なので、理想的には、直ぐに山が見えてくるような練習/確認用の線源、
そして、微量の検出の練習に利用する線源など、程度の違うものが最低2,3あると
非常に便利です。


Date: 2014/01/05 10:04(47)  ---  Name: donbemin

「癖」と割り切れるまでは自分は結構時間が掛かりました。
他のユーザーのスペクトルや論文を見て、測定の数をこなして実用上問題無いと思えるまでには半年以上掛かった様な気がします。

Agで引っ掛かったのは今のところ北茨城のホヤだけです。Agは他にも見逃してるのが多数有りそうですがCsの濃度に比べると低いし半減期も短いので「ま、いっか」という位置付けですw


Date: 2014/01/05 09:44(46)  ---  Name: nkom


donbemin 様へ

>K40やAgなど800keV以上にROIが来る場合に検出限界が高くなってしまうのとスペクトルの見た目が悪いというのが弱点かなと。

私は、結構あの癖のあるスペクトルが好きですが、検出限界などを考えると、
少しだけ「弱点」なのかもしれませんね。
でも、Agなんて、私は見えると思ったことすらないです。

甲殻類と言えば、こちらでは、ロブスターを食べる人も多いので、
念の為に測って見ると良いのかもしれませんが、
産地に近いとはいっても値段が張るし
下準備や後始末も大変そうなので、まずは、自分が食べるものや、
測定器の性能を調べるのに役立ちそうなものから測ってます。



Date: 2014/01/05 09:42(04)  ---  Name: ohisa

prochil_chiba様

いつもお世話になっています。
モバイルアルマジロについて、iPhone→GeigerBotでは旧タイプ・アルマジロで既にシーベルト表示やスペクトルデータ表示ができることを確認しています。
ただ、GeigerBotはスペクトル表示はできるもののベクレル表示が無いので、あまり興味も無くそのままにしておりました。

その後prochil_chiba様から、サーベイメータとしてのアルマジロについて話題が出て、その後も数人の方々から強く希望が出されましたので、改めて形にしてみたいと思うようになりました。

USB電源タイプのアルマジロはiPhone用のケーブルを作成すれば簡単に接続できます。電源は電池内蔵のUSBチャージャーを利用します。100均一で手に入るものでも使用は可です。

タブレット機などではオーディオ入力が無いものがあり、この場合USBのみでの接続となりますので、デジタルアルマジロを使用することになります。

モバイルアルマジロの具体的イメージは、アルマジロとスマホ又はタブレット機などを一体化して移動できる形にしたいと思います。

例えば以下のようなものです。



これは、下のGamma SpectacularというHPでキットとして販売されています。

http://www.gammaspectacular.com/gamma-spectroscopy/gamma-spectrometry-systems/portable-Isotope-identifier

一体化すればケースやコネクタの脆弱性はある程度緩和されますが、いずれ防水性も含めコストと相談しながらリニューアルするつもりです。
ただし機械的振動によるマイクロフォニック・ノイスは結構根が深い問題で、アルマジロでも積層セラミック・コンデンサをプラスチックフィルム・コンデンサに置き換えるなど実験してみましたが、まだ完全には解決出来ていません。



正月休みにお借りしているAtomSpectraを少し触ってみました。
中を見たいので分解しようとしましたが、仰せの通りどうも接着のようでバラせません。
バラした人の写真があったので、それで大体想像するよりしかたありません。

ということで、計測してパルスを見てみました。


この波形を見ると、PMTからのパルスを微分回路でシャープにしてそのまま出力しているようです。
サンプリングは16bit、48Khzです。
おそらくデジタルアルマジロに搭載の、USBオーディオ仕様のコーデックと同種のものと思われます。

この鋭いパルス形状のままでは、かなりサンプリング誤差が出そうです。SNが良いだけに残念な結果です。
ちなみにベクモニを使ってCs137線源で分解能を測定すると、9.8%となりました。
波形パターンを使用しないソフトでは分解能16.5%と大変悪化します。



少し積分回路でトップを滑らかに波形整形すると、SNが良いのでもっと分解能を上げることが出来るかと思います。

でかいパルスは頭打ちです。


シンチレータが非常に大型なので、計数率も大きくなっています。その反面パイルアップに対する対策は非常に難しくなります。これがまずいと計数率ばかりか分解能も損ねることになります。



もっともオーソドックスな方法は、強力な微分回路で極限までパルス幅を狭くし、あとはピークホールドでADが追いつくところまでピーク値をキープする方法です。
より洗練された方法は、DSPで信号処理してパイルアップした波形を分離する方法ですが、これはハード、ソフトともにかなりハードルが高くなります。


また時間を見て、次は温度特性と地磁気に対する特性を見てみたいと思います。
磁気遮蔽は、つなぎ合わせの遮蔽だとその断点に磁気が漏れて問題になりそうなので、オシロに使用されている完全一体の円筒形パーマロイ(珪素鋼板)を調達してみようと思います。


CrowGoki様
ハッピー様のシンチレータは、非常に納期が良いので大変助かっています。
ただし表面加工はしばしば問題になり、夏場に一度クレームを入れたことがあります。
鏡面加工ということで購入していますが、こちらで再度表面を鏡面に研磨して製品に組み込んでいます。
というのは、シンチレータ表面の状態は直接SNを左右し、ひいては分解能を決定しますので大変重要な工程です。

このあたりもチープな割に高性能なアルマジロのノウハウのひとつです。
ただ、シンチレータの研磨は手間がかかり大変なので、どこか、国内メーカーで本当に鏡面加工して納めてくれないですかねぇ。


Date: 2014/01/05 09:40(08)  ---  Name: nkom


黒月☆縷々 様へ

あ、下のピークの高さを間違えてました。
水色の方が0.013cpsじゃなくて、0.03cpsでした。

なので、 80 x 0.03 / 0.1 = 約24Bq/kg

画像の方は、オレンジで修正しました。


Date: 2014/01/05 09:27(16)  ---  Name: nkom


黒月☆縷々 様へ


御自宅の土は、こちらのスペクトルを見ると、緑の線でも、水色の線でも、
Cs137のピークの根元を、大体0.1cpsくらいとしてみます。

で、緑の線(推定80Bq/Kg)の一番高いところが0.2cpsくらいで、根元からのピークの高さが0.1cps。
水色の線のCs137の位置が非常に大雑把に見ると、0.13cpsくらいに私には見えます。
(左となりのCs134や、Bi214,そしてもしかしたらTl208と繋がっていますが)
なので、ピークの高さは、0.013cps。

両方とも、重さはともかく、量は同じくらいなので、密度の違いを無視してしまって
とっても大雑把に推測すると、
80 x 0.013 / 0.1 = 10.4 bq/kg

なので、油断は禁物だと思いますが、幸いお庭の土は(意外に?)汚染が少ないかも。
(表層だけでなく、少し下と混ぜたせい?)


水色の線のCs137のピークは、繋がっていて少し分かりにくいですが、
私には、ほぼ間違いなく、Cs137がある様に見えます。
Cs134については、もう少し微妙ですが、多分あるのではないかと思います。
後は、240KeVあたりが、水色の方が山が高いので、ご自宅の方がトリウム系が多そう。
350KeVあたりの勾配の変化も水色の方が急みたいなので、
ウラン系も水色の方が若干多いのかもしれないと思いました。

黒月様の画像に、黄色で付け加えてみました。



BGの変化様子、有難うございます。

温度変化が少しあっても、ズレたりしないとなると、
この前の変化は、なんだったのか?というのが、よく分からなくなります。

ただ、この前、温度との関連がある様に見えたので、
なにがズレを引き起こしたにせよ、それは、温度の変化も
伴っていたのかもしれません。

うちのラドン検出器は、冷蔵庫に入れても、やっぱり全然変わりません。
その代わり、テレミノラドン検出器のキットがようやくイタリアから届いたので、
来週あたり、時間があったら頑張って作ろうと思っています。


Date: 2014/01/05 09:06(58)  ---  Name: donbemin

nkom様

おっしゃる通りでCsの確認だけなら余り問題にはならず、自分もそういう使い方になってしまいました。
K40やAgなど800keV以上にROIが来る場合に検出限界が高くなってしまうのとスペクトルの見た目が悪いというのが弱点かなと。





Date: 2014/01/05 08:49(38)  ---  Name: nkom


prochil_chiba 様へ

興味深い資料、有難うございます。

結果の解釈を一歩(無理やり)進めて喩えて言うなら、
カッパ巻きのキュウリを測定器の結晶部分、お米を検体とすると、
同じキュウリに少量のお米を巻いた細巻きでも、沢山のお米を巻いた太巻きでも、
同じ効率の換算係数で計算できる、と考えてよいのかな?
と思いました。(素人測定の乱暴なやり方の場合は、ですが)

やはり、「巻き付け型」や「取り囲み型」が、自分が持っている測定器で
一番微量の汚染を検出するには有利なのでしょうし、
マリネリにしても、検体が少量の場合には、マリネリの外周部分に
何か詰め物を入れることで、「細巻き」みたいにすると、
効率よく検出できるのではないか、とか思いました。
(単三電池を単二電池用の機器で使うためのスペーサーみたいに、
マリネリの内側の部分に検体が来るようにする、という事です)

市民測定所などでは、そういう面倒なことはやってる暇も
意味もあんまりないかもしれないですが、素人測定で、
能力の限られた測定器を使って出来るだけ微量の汚染を調べるには、
何でも試したほうがよいでしょうし、今度やってみます。



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