Date: 2014/01/05 08:24(48) --- Name: nkom
donbemin 様へ
確かに、初めてLaBrのスペクトルを見た時は、800KeV手前から「カックン」と
持ち上がっているので、何なのだろう?と思いましたが、どこかにLaBrの結晶のせいで
云々と書いてあるのを見て、「そういうものなのだ」というのがなんとなく分かりました。
https://twitter.com/donbemin/status/419554521283452928/photo/1
丁度スペクトルが折れ曲がっているところに来るCs134の795KeVと802KeVは
(普通は?)定量に使われないのもわかりますが、上のスペクトルを見る限り、
K40の位置ではそんなに大きな問題にならないような気もするのですが。
いつも沢山の貴重なデータや大変勉強になるスペクトル等、本当に有難うございます。
Date: 2014/01/05 03:46(36) --- Name: 黒月☆縷々
皆様、あけましておめでとうございます。
横浜市泉区自宅庭の土壌を測定したので、スペクトルを比較出来る様に、
以前にEMF211でセシウム合算約100Bq/kgで定量された、自宅近辺駐車場植栽の土壌から再測定しました。
かなり前に定量していただいたので、今現在は80Bq/kg前後と推測されます。
自宅に庭の土壌は、ロシアンでは明確なピークを生スペクトルで描けませんでしたが、
分解能補償機能やIIRフィルター、BKGを使用する事によって、
セシウム137と134を予測できるのではないかという結果と判断しています。
自宅庭は震災後まったくの手つかずで、土壌は表層を含め、地中5cmぐらいを掘り起こしてブレンドしました。
自宅庭の土壌は粘土質で、黄色と黒色が混在していました。
園芸用の土壌(震災前に購入)もある程度混じっていますが、極僅かです。
また、庭と近辺駐車場土壌も含め、鉛が多いの?という印象も受けます。
では、定量された自宅近辺駐車場植栽の土壌スペクトル(EMF211で定量セシウム合算約100Bq/kgだった)から
ご覧ください。
以上、39,000秒測定です。
次は、2014年1月1日に採取した「横浜市泉区自宅庭土壌」のスペクトルです。
以上、86,400秒測定。
スペクトルのズレが大きかった事から、39,000秒も含め、3回測定しました。
画像はズレが少なくなった最後の86,400秒測定です。
完全にピークは一致しませんが、セシウムの有無を予測できるのではないか?という結論です。
生スペクトルですと経験値を積まないと、判断が難しい感じですが、
分解能補償機能、IIRフィルター、BKG使用、MAXボタンを使用することで、
ある程度予測できるのではないでしょうか?
自宅庭の土壌がどれくらいの汚染かわかりませんが、100Bq/kgはないという事が予測できます。
市民測定所の会員で自宅近辺の方が土壌を測定した際、80Bq/kg程度だった事から、
私の自宅近辺の汚染は、約40〜120Bq/kgぐらいが平均と思われます。
ですが、側溝の砂や雨樋付近の土、道路脇の植栽土壌では、
シンチべた置きで0.2マイクロシーベルト毎時を示す地点も多々ある事から、
四桁の汚染も相当数点在している事が予測できます。
5桁の汚染もある事は、市民測定所のデータから確認済みですが、
私の調査の限りでは、かなり特殊な状態で濃縮された地点のみと思われます。
ちなみに私の自宅近辺の雨樋では、0.3マイクロシーベルト毎時になる地点を発見した事がありません。
但し、雨水調整貯水池の土壌は、かなり汚染されている事が横浜市の調査でも明らかになっており、
その貯水池は立ち入り禁止になり、バリケードが張り巡らされています。
ちなみにその貯水池は娘の通学路でもあります。
かなり汚染が少ない横浜でも、これくらいの汚染は素人でも確認出来るレベルです。
ちなみに自宅近辺の空間線量は0.03〜0.04マイクロシーベルト毎時。竹林で0.05〜0.06マイクロシーベルト毎時。
自宅室内は0.01〜0.03マイクロシーベルト毎時。ポリマスター各機種&白ラディでの測定。
ちょっと気になるのは、自宅前アスファルトの表面線量。
RADEYE-B20で遮蔽なし、α+β+γで約200cpmを示す事もあります。
かなり揺らぎが大きく、平均すると90cpmぐらいなのですが、
今まで、横浜ではかなり広い範囲、東京では世田谷、渋谷、青山、共同、高井戸近辺を測定した限りでは、
200cpmを示す地点は殆どなく、90〜120cpmの範囲内が多かったです。
アスファルトの材質が微妙に異なるのかもしれませんが…。
ちなみに横浜では都筑区や緑区、青葉区での表面線量が平均的に高めを示す事が多かったです。
最近は、殆ど表面線量は測定していません。
なぜ?自宅前のアスファルトが200cpmまでの揺らぎがあるのか?
鉛が多いのか?他の地域の土壌をもっと測定して確認したいところです。
nkom様
水元公園と横浜市南区実家雨樋土壌で、セシウムのピークは同じぐらいの高さなのに、
100keV〜ゾーンでは、実家雨樋が高くなっている件。
水元公園の検体は極僅かですが、線量が1マイクロシーベルト弱あります。
実家雨樋土壌検体は750mlポリ容器満タンポリマスターベタ付けで、約0.21マイクロシーベルト毎時です。
機会があれば、水元公園の土壌も750mlと同じ量でスペクトルを確認してみるつもりです。
追伸:BGモニタリング測定の件、現在4日間のBGを取得しましたが、スペクトルは殆どズレていません。
室内温度は15〜18度でそれなりに温度差があります。
ラドン濃度は不明。最初の測定では100Bq/立方メートル前後でしたが、
現在測定器を自宅に持って行き、キャリブレーション中。
では。
黒月☆縷々
Date: 2014/01/04 21:10(14) --- Name: prochil_chiba
>nkom様
Ge用のマリネリ容器は「規格化」されているようですがNaIシンチ用はメーカー毎バラバラだと思います。計数効率は考慮していますが、あくまでも遮蔽体のサイズとの兼ね合いで妥協の産物だろうと推定しています。
EMF211のマリネリはわりと「贅沢な」つくりでフタ付きで試料が1.8L入るので長時間測定で試料が醗酵、膨張してもフタが飛ぶくらいですが、AT1320Aのマリネリは「フタ無し、口切り一杯」なので大惨事になります。
マリネリの良い所は計数効率が高いだけでなく充填量による系統誤差の影響が小さい点もあると思います。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/58681499/%E3%81%97%E3%82%89%E3%81%B9%E3%82%8B/%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%80%81%E7%A0%94%E7%A9%B6/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%83%AA%E5%AE%B9%E5%99%A8%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%85%85%E5%A1%AB%E7%8E%87-%E8%A8%88%E6%95%B0%E7%8E%87.xlsx
Date: 2014/01/04 18:53(04) --- Name: donbemin
LaBr3は1460kev以下のK40領域がコンタミによってBG持ち上がってしまうのでそこが困りどころではあります。初めて測定した時は壊れてるのかと思いました。
K40をまじめに測ろうと思ったら他の手段(NaI or CsI)が必要です。
800keV以下のCs領域については余り不満は無いと言うかホビーユース(仕事では無いので)では十分です。
ド素人の自分の測定がトンデモ測定と叩かれずに済んでいるのはひとえにLaBr3の分解能のお陰かと。(自分の知らない所で何を言われてるかは判りませんが^_^;)
K40にも対応すべくGS1000+NaIやアルマジロにも手を出してはいるのですが、Cs領域でTS100が使い物になっているのでなかなかそちらの方まで手が廻っていません。
Date: 2014/01/04 15:58(05) --- Name: prochil_chiba
大久様、お世話になります。
モバイルアルマジロ、大いに期待しておりますが、関連して初歩的な質問です。
・iPhone→GeigerBotだと基本アナログ入力だと思いますが(特殊なピンプラグが必要)デジタルアルマジロ+アナログ出力という形態でしょうか?
・モバイル用途は結構使い方が荒いのでマイクロフォニックノイズやコネクタ部分の信頼性については定置型?よりハードルが高くなると思いますが、ハウジングも含め別形態になる?ということでしょうか。
あとAtomSpectraですが、お送りしたのはカバーが接着らしく中身を拝めていません。(Codecも同じTIのTLV320ではなくPCM2912かもしれません)パイプレンチで捻じれば外れるかもしれませんが、結晶-PMTを収めているアルミブロック自体が接着なのであまり無理はできないので...お手柔らかにお願いします。
Date: 2014/01/04 13:29(01) --- Name: nkom
donbemin 様へ
LaBrは、分解能はよい上に、(高いですが)まあまあ結晶の大きいものもあるし、
非常に良さそうに見えるのですが、どんな点が使っていて御不満でしょうか?
Date: 2014/01/04 13:26(56) --- Name: nkom
CrowGoki 様へ
ヨーロッパの会社に問い合わせた事がありますが、
特許料などもかかるので、あんまり安く出来ないようなことを言っていました。
アリババは、よく分からないです。
イーベイでは、中国から買ってみた事もあって、別に問題も起きませんでしたし、
一度だけ品物が届かなかった場合でも、すぐさま全額返金しましたが、
2$か3$の小物を買うのとわけが違いますし。
Date: 2014/01/03 18:23(21) --- Name: donbemin
どうもです。
ユーザー名はそのままで結構です。
LaBr3については自分は単なる1ユーザーですので余り提供出来る様なネタもないのですが、使い勝手の情報なら愚痴込みで提供出来るかもです(^^ゞ
では宜しくお願い致します。
Date: 2014/01/03 16:48(50) --- Name: CrowGoki
http://japanese.alibaba.com/products/scintillation-crystal.html
中国のアリババを使いこなすとシンチレータ結晶とかも安く新品を入手できるんでしょうね。
たしか、大久さんのアルマジロ用CsI供給元のハッピーシンチプロジェクトは、中華サイトから
輸入してたはずですし…。
まぁ、中国商社相手だと交渉に骨が折れるでしょうけど…。
(おとなしくしてるとカモにされるのは、どこ相手でも同じではありますが…。)
上記alibabaサイトをチェックするとLaBrだとか様々な組成のモノが商品として並んでおります。
Date: 2014/01/03 16:31(55) --- Name: nkom
みん様へ
ユーザー名は、あっとマーク付きの方が宜しかったでしょうか?
多分、記号があってもログイン設定の方で変更することも出来ると思いますし、
掲示板での表記だけ変えることも出来ますのでおっしゃってください。
LaBrのことや各地の様子など、色々教えていただければと思いますので
宜しくお願い致します。
Date: 2014/01/03 10:08(07) --- Name: donbemin
こんばんは。こちらではお初になります@donbeminです。
宜しくお願いします。
Date: 2014/01/03 08:21(46) --- Name: nkom
うちのラドン測定器は、冷蔵庫に入れて見たけど、0.2ピコキュリー/リットルで変化無し。
ウラン原石の近くにおいてもうんともすんとも言わなかったし、寝ているのだろうか?
テレミノのラドン検出器が到着が待ち遠しい。
http://twitter.com/rururutwiter/status/418698328944041984
WinXPは、うちでも一度ダウンしたのですが、原因が分からない。
テレミノMCAのせいなのか、XP自体なのか、音声入力用のドライバーのせいなのか。
落ちた場合の状況とかが分かれば、何か見当が付く場合があるのですが、
長時間測定などをしていて、寝ている間などに落ちると、わからないし。
http://twitter.com/rururutwiter/status/418400203805192194
水色の線が一番線量が多いので、Cs134やCs137のピークの高さが鉛のX線とかを
断然凌駕しているのでしょう。
緑と橙は、よく似ている。Maxボタンを押しても、あんまり違わない高さになるのだろうか?
赤い線がよく分からない。他のものよりも線量が低いような気がするのだけれど、
一番低いノイズかX線のところは、それなら水色や橙と同じか、(相対的に)もっと高くなっても
よいような気がするのですが。
https://twitter.com/rururutwiter/status/418186547490328576
=============
耐火レンガは、以前住んでいた家には暖炉もあれば、余った耐火レンガをスピーカーの足に
使っていて幾らでもあったのだけど、当時は放射線のことなんて考えてなかった・・・
ホームセンターにパンケーキ持って行って、こちらの製品も調べてみようかな。
https://twitter.com/higanokenji/status/418914092728852481
低いエネルギーの方は、鉛のX線が邪魔したり、ノイズが混ざったり、
色々面倒も増えるかもしれないですが、その分、面白いこともあるのです。
https://twitter.com/higanokenji/status/419122077224808448
50KeVくらいまで見えると、Am241が見えてくるし、30KeVくらいまで見えると、
セシウムの32KeVが見えたりするし、20KeVくらいまで見えると、銀の特性Xやら
そういうものも見えたりします。
で、なんでそういうのもあると良いのか?と言いますと、単に色々見えて面白いから、
というだけでなく、情報の種類というか幅が増えるので、何かで判断に迷ったときに、
補助的に使える事柄が増える(かもしれない)ですし、危ない核種が見えてくるとすると、
低い方で目立ったりする(Am241は、Pu241の娘とか)ので、まあ、そういうものが
見えてきてしまうと「世も末」なのですが、セシウムが2千万人も住んでいる首都圏で
あっさり、あちこちで見えてしまう事態になってしまったのだから、
その更に一段階上の状況も、一応少しは考えておいた方が良いかもしれない、
とも思うからです。
ウランガラスのスペクトルも、濃縮ウランとか、劣化ウラン DU(Depleted Uranium)とか、
そういうものの見分け方にも繋がるので、今よりももっと酷い状況になってしまった場合とか、
あるいは単なる「予備知識」として、やっぱり慣れておいても良い様な気がします。
まあ、素人用の測定器では、ウランガラスとか、フィエスタウエアとかで見れるくらいで、
原発周辺に行っても多分何も見えないだろうと思いますし、見えたりしたら本当に大変ですが。
http://ri-center.w3.kanazawa-u.ac.jp/hokurikuRI_HP/pdf/riyou01.pdf
おまけ
カールさんのサイトに載っている日本の「マイナスイオン」製品のスペクトル
(マイナスイオンと一緒に、トリウム系の放射線も浴びられる製品?)
http://carlwillis.wordpress.com/category/radioactive-collectibles/
================
この現象は、私も一度か二度、Win7で起こったのですが、その時は、USBハブの
電源が不安定で、そのせいで音声入力の認識が途切れたりして強制的に
「新規測定」が始まってしまっていたような気がする。
そうだとすると、アルマジロを繋ぐUSBコネクターを順次変えてみると、違いがあったり、
電源アダプターが付いている形式のUSBハブを使ってアルマジロを繋ぐと、
もしかすると状況が改善するかも。
基本的に、アルマジロの場合は、低い方でノイズが出ているので、
(最小エネルギーを100KeVとかにして)信号が全く見えなくなっても、
実は、パルスは認識されていて、捨てられているので、たとえ、
遮蔽が厚くてカウント数が少なくても、それがテレミノMCAの内部の
仕組みに影響することは、無い様に思います。
逆に言うと、試しに最小エネルギーを0とかにして、同じ問題が
おきるかをテストして見ると、もう少しなにか分かるかもしれないです。
https://twitter.com/prochil_chiba/status/419059679872823297
Date: 2014/01/03 07:10(17) --- Name: nkom
昨日遮蔽の中で測っていたNo−Salt(やさしおの同類)のスペクトル。
大寒波のせいか、少しズレましたが、まあまあ普通のスペクトルなのではないかと思います。
960KeVあたりに盛り上がりがあるので、あれ?シングルエスケープか?と
思ったのですが、ちょっと位置が違うので確信はありません。BG差分ですから、他に
どんな可能性があるのか、ちょっと考えてしまいます。あるいは、シングルエスケープも、
少しズレているのか?
後は、普通微妙な汚染のものとか測っていると、BG差分では出てこない消滅ピークの
位置にもデッパリがあります。これは、K40の線量が結構あるので、通常のBGよりも
消滅ピークが高くなったからだ、と、解釈していいのかな?とか、思っています。
で、これを見ると、この前の山本山の煎茶のスペクトルで見えた、240KeVあたりの
山は、バックスキャッターにしては大きすぎるので、やはりトリウム系が
入っていたのだろうと思います。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_01_02_12_39_40-KCL_3-6_LC2-CsI_63mm.spe
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_01_02_12_39_40-KCL_3-6_LC2-CsI_63mm.txt
Date: 2014/01/03 06:47(32) --- Name: nkom
ラジダスも色々前進中!
http://twilog.org/pow2p
http://sns.prtls.jp/sokutei/newly_diary_login.html
こういうのが、ラジダスとか、アルマジロやチャッピーなどもみんな含めて、
スペクトルが見えたら、色々と分かることもあるんじゃないかと思うのです。
例えば、ラドンのせいなのかウラン系の出方やベリリウム7が(濃縮されてない状態でも)
見えるのか、とか。
https://twitter.com/search?q=%23Radidas&f=realtime#!/search/realtime/%23Radidas
https://twitter.com/search?q=%23Radidas_Alert#!/search/%23Radidas_Alert
後は、他にも、線量を地図に出すものとか、そういうののスペクトル版。
で、色々なスペクトルサーベイをやっている人のデータをみんな流し込んで、
一挙に色々機種ごと、時間ごと、地区ごと、などなど、絞り込んで
見られるようにする。
後は、食品のデータベースがありますが、あれと、例えばみかげさんの
SPViewerを組み合わせて、スペクトルも見える様にして、
データもダウンロードして、慣れたソフトでも見比べることが
出来るようにする、とか。
そんなことを考えてますし、技術的には、WEB系のことは、どれもそんなに
難しくないのですが、今は手一杯なので、他の人に期待しています。
Date: 2014/01/03 06:35(04) --- Name: nkom
宇都宮様が何か作っている! 期待しています。
https://twitter.com/utsunomiaa_com/status/418428959848542208
http://www.via.com.tw/en/products/audio/usb/vt1620a/index.jsp
Date: 2014/01/02 09:25(11) --- Name: nkom
大久様へ
昨日は、アルマジロの詳細も含め幾つか私にとって嬉しいことが重なったので、
「仕事の早い人」に変身していました。
でも、ちゃんと寝てます。食べるのは、もうずーっと一日2食とかで、
簡単で自分にとっては美味しいものを食べてるので、時間もかかりません。
それに、基本的には、超怠け者でサボり魔なので、一部の関係各位は
諦めて好きにやらせてくれているようです。
そんなわけで時々、急に色々やって、その後サボったりするので、
お気になさらずに大久様のマイペースでお願い致します。
WinXPのボリュームの情報有難うございます。
WinXP「でも」使いやすいと良いのですが、でもそのせいでWin7以降での
性能が犠牲になるのであれば、性能が出るほうに調整して、
WinXPでは、何か対策をする、とかできないかな?とも思いましたが、
難しいかもしれないですね。
コーデックの石が、汎用のコントローラーみたいにも使えて、
DACの出力をADCに入る前の信号レベルの設定に使える、とか
そういう解決法でもあるとよいのかもしれませんが、回路の追加になったり、
安定性の問題を発生したりするかもしれないのですし、難しい。
後は、もしかしたら「先の話」として、低エネルギー領域を
もっと攻めて頂けると嬉しいです。
ポリマスターのPM1703MO−1A/Bでは、4ccのCsI結晶で、
30KeVくらいから一応見えてます。
値段も高い機種ですから、高い部品を使っているのか、
どうやって実現しているのかわかりませんが、
あの小さな筐体に、シンチレーターだけでなく、小型のガイガーまで
積んで、単三電池一本で数週間かもっと動いて、スペクトルまで
取れる、というのは、あれはあれで、やっぱり凄いと思うのですが、
でも、とにかく値段が高い!
1インチアルマジロで、50KeVくらいまで見えたら、Am241が
検出できそうですし、現在の70−80KeVからもう少し下げられると
興味を持つ人が更に増えるように思います。
(難しいかもしれないのは、承知しておりますので、「将来的に」という希望です)
で、先の話よりも現在の話としては、
スーパーアルマジロの価格なのですが、35万円というのは、
微妙な数字かもしれません。
私は、素人が使える安価な測定器を供給してくださる方はみんな応援したいのですが、
「買う側」の立場で性能や価格や可能性などを検討すると、
AtomSpectraの2.5インチは、軍などの放出品を使うことであの価格を
実現している為、あれに近づけるのは、多分難しいでしょう。
また、安定供給は難しい機種なので、一部のマニアや幸運な人が
入手できるという、そんな感じかもしれないので、あまり比較対象には
ならないかと思います。
直接の比較対象は、日本なら、FUIジャパン様の2インチNaIキットで、
現在は、鉛の遮蔽とデジタルMCA,そして有償版のベクモニが付いて、46万2千円。
鉛の遮蔽が無しなら、2インチプローブが15万7千円+デジタルMCAが12万8千円で、
合計28万5千円。
単純な結晶の容積の比較だと、2インチ角が131ccで2インチ円柱が103ccなので、
2インチ角の方が、とても乱暴に比べると3割有利。
スーパーアルマジロの利点は、一体型で、ケーブルを繋いだりしなくて良いし、
小型な点で、これは遮蔽の鉛の価格にも影響するので重要。
MCA+プローブの形式は、少し面倒になる反面、プローブを買い換えたり、
低エネルギー用のプローブを買い足したり、「マニア」にとっては、
応用範囲が広がる点と、音声入力式とちがい、ボリューム設定が要らないので、
最適な設定の分かっているプローブを使う限り、ユーザーは設定を
考える必要がない。
ただし、他のプローブを使おうとすると、プリアンプのゲイン、ゲイン、
ホールドタイム、デッドタイム、アッテネーター、敷居値など、
詳しい人でないと難しい設定が色々ある。
また、海外にも目を向けると、オーストラリアのGS1100−PROと
2インチプローブの組み合わせが、かなり安いです。
GS1100−PRO単体で5万円くらい。
http://www.gammaspectacular.com/GS-1100-PRO
2インチプローブと一緒で18万円くらい。
http://www.gammaspectacular.com/gamma-spectroscopy/gamma-spectrometry-systems/gsb-2020-pro
1.5インチだと、13万円くらい。
http://www.gammaspectacular.com/gamma-spectroscopy/gamma-spectrometry-systems/GSB-1515-PRO
ベクモニ利用者のリポートによると、高圧電源のふらつきの問題が解消されたようで、
(その結果)分解能も向上したようです。 (このページの一番下のコメント)
http://blog.livedoor.jp/kabuworkman-becqmoni/archives/30069275.html
他にも、供給源はありますが、「安定供給」と「品質がだいたい分かっていて安心して買える」
という点を考えると、この二つが同じ様な性能になるかと思います。
で、素人測定で食品なども測ろうとすると、鉛の遮蔽を避けて通れないと
思うのですが、スーパーアルマジロの場合、多分、8万円から12万円くらいの
鉛が必要になるのではないかと思います。(構造や作り方、購入先などによる)
もちろん、出来合いの小奇麗なもの(PM1406用)や注文作成品なら
もっと高くなります。
なので、ユーザーの視点で考えると、鉛を含めた総合価格が
問題になってくるので、筐体が小さいスーパーアルマジロは、その点有利ですが、
FUIジャパン様のように、鉛もセットで買えたりすると、
初心者にはより優しい製品になります。
また、冷蔵庫やマリネリや、そういう、あると便利な備品や工夫も
大久様が用意するか、どなたか知り合いの方が安価に提供できれば、
ユーザーにとっては、嬉しいでしょう。
(ただ、商業ベースで、利潤を計算した価格設定だと、こういうものも
結構高くなって、ユーザーは疲弊しますが)
こんな感じですので、大久様が、安定供給を続けていって、
経済的、体力的に苦しくならない範囲で、出来るだけ安価にしていただけると、
「買う側」にとっては、こんなに有難いことはありません。
Date: 2014/01/02 08:18(13) --- Name: nkom
現在の気温はまいなす29度。風の影響を併せると、体感温度はマイナス40度!
こういう時は、部屋の中の温度はいつもと同じなのだけど、何故か寒さを感じます。
=====
RadAngelの24時間耐久レースは、18Bqは残念ながら今回は見えなかったようですが、
そうだとしても、NaIやCsIでは見えないピークが判別できるので、
「高線量のもの」や「低い方」では役に立つかも。
https://twitter.com/uchida2106/status/418736885817544704
なので、こういうご意見も。
http://twitter.com/tsukitosuppon/status/418736585010466816
しかし、CZTの分解能をみると、やはり大抵こうなのでは。
http://twitter.com/tsukitosuppon/status/418738395997675520
============
結晶が大きい(又は方式も違う?)GR−1では、遮蔽の中でそとのトリウムマントルが結構見えるらしい。
しかも、空のマリネリ、塩、BaSo4の比較がとても興味深い。
https://twitter.com/fukuoka_donax/status/418415698763730944/photo/1/large
硫酸バリウム舐めたらあかんでよ、という経験者談。遮蔽などに硫酸バリウムを使おうと
考えている人は、こういうこともチラッと頭の中に浮かぶとトラブルを避けられたりするかも。
http://twitter.com/fukuoka_donax/status/418770122791079936
http://twitter.com/fukuoka_donax/status/418770470435966976
============
あれは、Ra226じゃあないでしょう。黒月様の測定でも私の測定でも同じ様な結果になったし、Ps234も見えたし、
ウランガラス同好会の測定も同じ様なスペクトルでしたので、多分間違いなくTh234,U235,Pa234。
https://twitter.com/rururutwiter/status/418737476828545024
このスペクトルです。ウランガラスの保管は、そんなに神経質にならなくてもよいような気がします。
線量少ないし、一応ガラスで封印。ただし、割れたり破片が出たり、細かな粉とか吸い込むのは
良くないと思うので、硬いビンに入れるより、ビニール袋に2重か3重にしておけばよいのでは?
https://twitter.com/hiromiddlewest/status/417681354705231872
ウランガラス同好会と、そのスペクトル研究の文書は、別にウランガラスに興味がなくても
色々と参考になります。
http://uranglass.gooside.com/
http://uranglass.gooside.com/UGradioactivity/UGradioactivity.htm
黒月様のスペクトル。
私のスペクトル。
オーストラリアの人のスペクトル
http://sccc.org.au/archives/3458
FiestaWareのスペクトル
http://www.randomuseless.info/spectra/results/fiesta/
ウランガラスとか、FiestaWareのスペクトルを後で別のページにまとめておこうかな。
=============
アルマジロType−2によるトリウムマントルのスペクトル。5000秒でTl208(2614KeV)まで見えてる。
583KeVと511KeVも分かれているし、分解能もそのあたりは良さそう!
https://twitter.com/higanokenji/status/418613799256481793
5時間ちょっとたって滑らかになったスペクトル。「山を見るだけ」なら、5000秒でも十分かも(線量があるので)。
https://twitter.com/higanokenji/status/418671557548855296
私の例と並べて比較。トリウム系は緑の線です。
トリウムマントルのスペクトルだけだとこうです。
赤が生スペクトル、黄色がBG、 緑がBG差分。
日向野様のスペクトルとほとんど同じ。違いはシングルエスケープの2103KeVが見えてるくらい(結晶の大きさのせい?)
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_01_01_11_47_39-ThMe1_TEST_N3_LEMCA-N3_LEMCA.spe
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_01_01_11_47_39-ThMe1_TEST_N3_LEMCA-N3_LEMCA.txt
耐火レンガのスペクトルが楽しみですね。
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確か、原発構内の放射線調査は、やりたい学者が沢山いるらしいけれど、東電に拒まれている
という話が、某小豆川様がどこかでなさっていたような。
だから、その土は、貴重なサンプルだったのかも。もしかして、まずいものが入っていて、
それで没収されてしまった、とか、妄想してしまうのでありました。
https://twitter.com/donbemin/status/418745089700032515
私、周回遅れです。全然気にしてません。自分勝手なので、やる気になるまでは
放置して、やる気になったら勉強します。
https://twitter.com/donbemin/status/418729572784304128
https://twitter.com/donbemin/status/418730079653347329
「周回遅れ」とかも、「放射脳」とか「工作員」と同じ様な罵倒用語なので、それを使ってしまう人は、
「アラブとユダヤ」みたいな、「自分の方が偉いんだい!正しいんだ!」という選民思想や優越感で
相手を小ばかにしているのだと思います。
「数値信仰」が、「科学信仰」と同様、意外とこういう宗教戦争の根っこに近いような気がしてならない。
http://pico.dreamhosters.com/CultOfDeadNumbers.html
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Date: 2014/01/02 07:56(48) --- Name: ohisa
nkom様
作業早すぎです。
追いついていけませーーーん!
ラフな打ち合わせから、もう英語版の紹介が出来ているって、信じられません。
もしかしてnkom様は睡眠なし、食事なしでも生きていけるのですか?
驚きつつもさっそく目を通させて頂きました。
実に分かりやすい英語で、しかも製作者の私以上にポイントを的確にアピールされていることにまたも驚かされました。
素晴らしいです。
私の拙い英語力ではとうていここまで出来ません。
と言ってるうちに、さっそくアメリカの方からtype-2の注文が入りました。
研究所の方ですね。
type-2って、...nkomさんの予想すごすぎます。
で、もしかしてまた発送地獄...
いや冗談です。すいません。
英語版の紹介と日本語版のまとめ、本当にありがとうございます。
十分に活用させて頂きます。
さて、「このコーデックのドライバーは、 XPでもボリュームを20に絞れますでしょうか?」
というご質問にお答えします。
Windows xpでのデバイスドライバは、デジタルアルマジロのセットアップ時にWindows 7や8等と同じに自動でインストールされることは確認しております。
ただし最新のサービスパックをダウンロードする必要はあるかと思います。
ただ、Windows xpのオーディオ・コントロールは、数値の出ないスライダーなので20などという数値にセットすることはできません。
この点は私もうっかりしておりました。
当初はvolumeのセッティングを0%または100%に固定する予定でしたが、SN比を少しでも上げるためにチャージアンプ直後のゲインを最大にして、その後コーデックのゲインを絞る方向で調整した結果20という数値に落ち着きました。
しかしWindows xpのように数値でセットできないケースもあるので、当初の予定に戻して0%(スライダー最小)または100%(スライダー最大)どちらかにするのがよさそうですね。
「XPでは、多くのコーデックのドライバーにボリューム調整機能が備わっていないようで、その点で(も)苦労する場合がございます。」
ということですが、使用したTIのコーデックは、接続するとオーディオ録音デバイスとしてwindows標準の"USB audio CODEC"として認識されるようUSBスタックがプログラムされていますので、ボリューム等のコントロールもwindows標準ののものが使用可能です。
またひとつ有用なコメントを頂きました。
Date: 2014/01/02 07:09(06) --- Name: nkom
CrowGoki 様へ
「回収騒ぎ」があった場合は、検体が確保できれば「念の為」
誰かが測っておいたほうがよいかもしれないですね。
素人測定だと、分かる核種も限られていたり、微妙な量は
分からないですが、逆に、それで分かるようなものは
「えらいこっちゃ」かもしれませんし。
Date: 2014/01/01 20:54(51) --- Name: CrowGoki
暮れから、ちょっとばかり日本国内で話題になっている『マラチオン混入冷凍食品』。
35Sとか37Sのスペクトルが見られるような気がしてしょ〜がない ここ数日です。
┃電柱┃_・)ジー
┃電柱┃_・)ジー
┃電柱┃_・)ジー
Date: 2014/01/01 18:00(37) --- Name: nkom
とうとうこちらではマイナス25度になり、寒波の到来中です。
マイナス29度くらいに留まるか、マイナス30度の大台に乗るか、
あまり楽しみではありませんが注目しています。(車のエンジンがかかりにくくなるので)
昨年、こういう(日本の?)画像を見かけたのですが、
うちの周辺では、マイナス20度の雪道を自転車通勤なさっている方を
見かけることがありますが、バイクは、冬は見たことがありません。
バイクは「夏のスポーツ」という決まりになっていて、
冬はスキドゥー(スノーモービルの地元の会社の商品名)や
VTT(4輪バイク)に乗ることになっているからですが、
これらは公道を走ることが禁じられていて、森や湖の上で遊んでいますし、
専用のトレイルが整備、パトロールされていて、その総延長は
多分千キロとかそういう単位だと思う。
「森林パトロール」だったか、そういう番組が相当昔に
日本でもやっていましたが、だいたい、あんな感じです。
Date: 2014/01/01 17:51(12) --- Name: nkom
遮蔽の中で測っていたお茶は、こうなりました。
山本山の煎茶200gで、(多分)日本から輸入して、カリフォルニアで袋に詰めている?もの。$6.99
47時間ちょっと、ほとんど二日放置しました。
水色がお茶の生スペクトルで、黄色がBG(これも生)、そして緑がBG差分。
K40は、まあ、明らかなのですが、240KeV付近の山が、Pb212とかなのか、
バックスキャッターなのか、それらが混ざっているのか?というのが、疑問その1。
また、コンプトン散乱の丘の上の緩やかな窪みのパターンが、なんとなく
デコボコしすぎているんじゃないか?というのが、疑問その2。
トリウム系があるのなら、Ac228とかが、影響しているのかもしれない。
セシウムについては、完全に無いと言えるのか自信がないですが、
ある様にも見えないので、この測定環境では分からない、というのが、今のところの結論。
3インチのテストが遮蔽の中に移動したら、もう一度測ってみます。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_01_01_11_13_15-YmyTea_3-6_LC2-CsI_63mm.spe
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_01_01_11_13_15-YmyTea_3-6_LC2-CsI_63mm.txt
巷では、長時間測るとどうのこうの、というお話があるようですが、
「CSK-3i(CSK-3i-X)での3時間以上計測は非電化工房の測定器の限界であり、
それ以上の測定はゲルマでの計測が必要です。」???
まあ、色々な経緯があってのそういう結論なのか、思い込みなのか、
作戦なのか、なんなのか分からないことになってしまったのでしょうが、
クロスチェックなどもしながら慎重に「必要と思われる時間」をかけて測定している
他の測定所などにとっては、少々ハタハタ迷惑なのかもしれない、と思いました。
何と言うか、IFKRのメーカー、代理店、ユーザーの三位一体とは逆の方向に
行ってしまっている様な気がしますです。
で、本件とは、関係ないのですが、そういうお話の元になったブログを拝見したところ
見たことのある色と形のMCAが繋がっている。(良く使われる形のケースではありますが)
http://ameblo.jp/metabolism-akita/entry-11740995374.html
まあ、100万円以上する高価な機械を使って、「数値」を出さないとならない(?)「準プロ」の
測定所のお話ですので、色々とそれなりの事情や、思惑もあるのかもしれませんし、
安いアマチュア用の機械で、目視や「なんちゃって定量」を頑張っている素人測定とは
少しばかり遠いところの事柄ではありますが、私から見ると、「準プロの人」も
アルマジロやチャッピーなどを買って、もっと自由にスペクトルを見て、
色々変なものを測ったり、変な測り方「も」して「遊んでみる」と良いのではないか?
そうすると、スペクトルの解釈も楽になる(かもしれない)し、
誤判定の可能性も減る(かもしれない)し、などと思ったりしました。
ちなみに、メーカー側が、別のユーザーに返答した内容の私の意訳では、
「3時間というのは、クレーム対策、及び、初心者用の目安」ということらしいです。
これは、その後に続く文章(原文):
「ユーザー様の知識についてもおのみち -測定依頼所-様のように大変よく知識をお持ちの方から、
初心者の方まで幅広く、また、非電化工房は測定室フランチャイズではありませんので、
一様の目安はご提示しても全ユーザー様に画一の使用方法を強制することは
適切ではないと思料しています。個々の事情に併せてお使いいただければと思います。」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/12/csk-3i3.html
Date: 2014/01/01 16:15(00) --- Name: nkom
大久様へ
細かな質問なのですが、このコーデックのドライバーは、
XPでもボリュームを20に絞れますでしょうか?
というのは、XPでは、多くのコーデックのドライバーに
ボリューム調整機能が備わっていないようで、
その点で(も)苦労する場合がございます。
あるいは、ドライバーとは別のユーティリティーやDLLなどを通して、
チップの方のボリュームを変ええられるのなら、
XPの問題は、気にしなくてもよいのかもしれません。
Date: 2014/01/01 13:03(04) --- Name: nkom
大久様へ
とりあえず、簡単な英語版の紹介と、今までの掲示板への投稿をまとめた日本語情報ページを作ってみました。
何か、変更したほうが良い点がありましたら、何なりとおっしゃってください。
英語版の紹介
http://pico.dreamhosters.com/ArmadilloDetector.html
日本語情報のまとめ
http://pico.dreamhosters.com/ArmadilloInfoJp.html
Date: 2014/01/01 10:55(18) --- Name: ohisa
nkom様
いろいろ思い悩んでいたことが、こうして公開することでひとつひとつ解決の糸口が見つかり、本当に助かっています。
先のロシアの方と連絡をとってみたところ、nkomさまご明察の通りgoogleでした。
"I cannot read Japanese but GoogleTranslate lets me read and understand
almost all languages.
Will wait for the detector."
数多くの類似サイトからアルマジロを見つけ出し、注文までたどり着く。
まさに情熱は言葉の壁を乗り越えるのですね。本当に頭が下がると同時に、恐るべし海外勢!
ひと段落したらすぐに海外向けHPを作成したいと思います。
送料については、煩雑なことはきらいなので国内600円、海外は1000円と2本立て料金で行きたいと思います。
ただ、スーパーアルマジロに関しては、かなり重いので海外向け別料金を設定します。
Paypalのメール請求書という方法よりも、注文時に料金が確定するほうが便利かと思いますので、梱包の重量を考慮した確定送料を提示したいと思います。
nkom様が海外向けアルマジロ紹介の労を取って頂けるなら、感謝の言葉もありません。
この掲示板に投稿を始めてまだ間が無く、たいへん厚かましいお願いではありますが、お返しに私も皆様の役に立てるよう、精一杯議論に参加させて頂きます。
なお、海外からの質問、クレームなどは英語でしたら不自由なく対応出来ますので、ご配慮は無用です。
既に先のロードマップで提示しましたが、デジタルアルマジロ(これはコーデック付きアルマジロ+ピークホールド+温度補償という構成)はほぼ完成し、仕様や価格など正式アナウンスはまだですが、一部出荷を開始しております。
コーデックをアルマジロ本体に取り込んだことの最大の意義は、ユーザーは無調整で測定をスタートできるということです。
標準の放射線源などを用意できない初心の方々にとって、このことは大変大きなステップとなるようです。
具体的には、アルマジロをUSBでPCに接続すると、自動でUSBオーディオというデバイスドライバがwindowsに組み込まれ、直ちにデータの取り込みが可能となります。
この際ボリューム値を20にセットすると、横軸については出荷時にセシウム線源にて校正した結果を反映することができます。
縦軸のcpm値やベクレル値などについても、遮蔽のある無しや環境によって変化しますが、アルマジロ各typeによって計数率が決まっていますので、おおよその値を設定することは可能です。
いずれにしてもnkomがご指摘のように、「「アルマジロ用」に調整済みのテレミノMCAをパッケージにして、ベクモニのアルマジロ用設定ファイルや拡張核種ファイルとかと
一緒に配布したら」もうそのまま使用できるのかなと思っています。
一方それとは別に、アルマジロやベクモニを使い慣れた方にとっても思いのほか面白い使い方ができます。
アルマジロ多頭飼い!
これは複数のアルマジロをマルチでPCに接続して、更にベクモニを複数立ち上げるという使い方です。
CPU処理速度とUSBコネクタがいくつ接続できるかで上限が決まりますが、type-1でしたら4アルマジロ程度は問題なく動作します。
検体が多数あるとき、または温度など条件を変えて測定したいときに大変便利です。
同じ検体を複数のアルマジロで計測し、結果を合算して測定時間を短縮するという使い方も考えられますが、ベクモニでは今のところ出来なさそうです。
なぜこういう使い方が可能かというと、コーデックがアルマジロに含まれたため、ベクモニひとつに対してコーデックをひとつ割り当てることが出来るようになったからです。
さて、デジタル・アルマジロの中身を実際にお見せします。
サイズは29mm x 45mmです。
中央の一番でかいICが、コーデック(TI社PCM2912)です。
このコーデックにはUSBスタック(USBを制御して、PCからのリクエストに応答するためのファームウェア+USBハードウェア)が含まれているため、大幅に回路規模を縮小することが可能です。
概略仕様は、ADC1チャンネル16ビット48khzサンプリングです。2チャンネルのDACも搭載されていますが、アルマジロでは使用していません。
もっと高性能なコーデックも当然ありますが、入手の問題があってこのICに落ち着きました。
基板左側のコネクタは、マイクロUSBコネクタです。
普通サイズのUSBコネクタを使いたいところですが、でか過ぎてサイズがまったく合いません。
prochil_chiba様からAtom Spectra Russianを貸して頂けましたので、もし分解が可能ならこちらのコーデックには何が使われているか調べてみたいと思います。
何か面白いことが見つかりましたら皆様にお知らせしたいと思いますので、お楽しみに。
デジタルアルマジロtype-3(1インチCsI(Tl)シンチ使用)の分解能がまだ7%強なので、なんとか7%を切るべくこの基板に手を入れているところです。
修正基板がまもなくあがって来ますので、デジタルアルマジロtype-1〜type-3の発売は間もなくです。
参考までに、アルマジロtype-1のセシウム137線源によるスペクトルをお見せします。
こちらの分解能は6.0%です。
スーパーアルマジロについては、シンチレータ価格だけで12万円を越えていることもあり、現在35万円という高値で特定のユーザーにご使用頂いています。シンチレータは2インチ角のCsI(Tl)です。
一般販売についてはこの価格でよければ、納期1ヶ月以内に出荷できます。
ただしAtom Spectra Russianが約10万円という価格なので、どうしたものかと悩んでいます。
シンチレータさえもっと低価格に入手できれば、同等価格も可能なのですが...
NaIシンチでどこまで分解能を追い込めるか、こちらの方向の実験が必要かもしれません。
基板販売につきましては、大した価格ではなく頒布できるかと思います。
追ってご報告いたします。
Date: 2014/01/01 09:18(37) --- Name: nkom
皆様も既にご覧になられたのではないかと思いますが、
2回洗ったチャイルドシートで検出されると、言葉が出なくなります。
https://twitter.com/fujimiiru/status/418382853886341120
Date: 2014/01/01 09:02(50) --- Name: nkom
あ、昨日、某所より、3インチ用マリネリが届きました。
こんなに早く、昨年のうちに到着するとは思っていませんでした。
しかも、カナダの郵便局が12月31日に働いているとは。
小さいほうのは、結晶の入る部分の凹みが、意外に浅くてびっくり。
大きいほうのと同じ深さでもって、大きいほうの1リットルのところで
切り取ったようにすれば、効率も良さそうで、プラスチックの型も
変更部分が少なくて済むのに、とか、思いましたが、もしかしたら、
きちんと効率計算とかした結果、あのような形状になったのかな、などと思いました。
底の文字を見たら、某測定器用の「専用マリネリ」みたいなので、またびっくり。
こういう「消耗品」は、U8みたいに規格があって、共通にすることで
安くなるようにしているのかと思ったら、そうではなかったらしい。
しかし、大きいほうは、本当に大きい!
直径の点と長さの点で、今の自家製マリネリと比べて
そんなに違いがないので、もしかしたら遮蔽の積み直しをしなくても
大丈夫かもしれませんし、変更するにしても、そんなに難しくなさそうです。
少し早いお年玉、大変有難うございます。
こちらの方では、メープルシロップを既に購入して、
箱詰めが終わったところです。
こちらの郵便局の疲れが少し抜けた頃合を見計らって
発送しようと思いますので、もう少しお待ちください。
Date: 2014/01/01 07:42(10) --- Name: nkom
Ba133のスペクトルの比較 (NaIなどでは、分解能にもよるでしょうが、こんな風にしか見えない=青い線)
https://spie.org/x42241.xml
Date: 2014/01/01 07:35(06) --- Name: nkom
Ba133のスペクトルが話題になっていたので、私は多分見ることがないかもしれない核種ですが
一応カタログを見てみました。
https://twitter.com/uchida2106/status/418365306528997377
http://www1208ub.sakura.ne.jp/~tkimura6502/spviewer44_test/spviewer.html#__Ba-133_12h.spe//0
問題の山は、サムピーク(80KeV+356KeV = 436KeV)のようです。
http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/ge/pdf/ba133.pdf
Date: 2014/01/01 06:31(02) --- Name: nkom
大久様へ
海外発送の良い方法があるようで、何よりです。
今は、グーグルなどの自動翻訳もありますので、海外の方でも
おおよそ何が書いてあるか、想像できるのだろうと思います。
また、海外発送用には、送料が上乗せになる、と一言書いて、
Paypalの選択肢に海外発送用のものを追加すると良いのでは?
でなければ、送金があった時に、「海外は追加料金がありますが、
それでも買いますか?それとも返金しましょうか?という
定型メールを作って返信し、同時に、Paypalのメール請求書を送る
という方法もあるだろうと思います。
また、Type−3で1000円というのは、こちら(カナダ)の送料などより
割安になるので、その点でも、外人さんには、受けるでしょう。
大久様の方で、海外へも出していただけるのなら、
私も、英語の紹介ページを作って、送料はもしかしたら
少し高くなるかもしれない、とか、少し含みを持たせたりしておきます。
また、海外の方の質問や、クレーム、交渉などは、英語であれば
あんまり苦痛なく対応出来ますでしょうか?
もし、英語での対応が面倒な場合は、「対応は日本語のみ」と、
断りを入れておきますし、英語や他の言葉でも大歓迎なら
そう書いておきますし、特に紹介してくれるな、ということなら、
作りませんし、お望みの様にしますので、お暇な時にお知らせください。
ちなみに、スーパーアルマジロの一般発売は、もう始まっているのでしょうか?
注文したくて、待っている方も既にいらっしゃるようなのですが、
分解能が向上した後に一般発売した方良いとお考えなのかもしれませんし、
価格設定を含めて、もし公表出来ることがあったら教えて頂ければと思います。
私の方では、コーデック付きアルマジロのテレミノでの推奨設定などが
分かってきたら、「アルマジロ用」に調整済みのテレミノMCAを
パッケージにして、ベクモニのアルマジロ用設定ファイルや拡張核種ファイルとかと
一緒に配布したら、初めての方が使うのも楽になるかな?とか考えています。
(基本的には、繋いで、ボリューム設定して、ソフトを起動すると、
後は、横軸の微調整や、縦横のズームの仕方などを学ぶだけで使うことが出来る)
後は、「アルマジロで測定したサンプルスペクトル」も入れて、
それを見ながら、ありがちな背景、鉛の遮蔽の中(銅の内張りあり、なし)、
ウラン系、トリウム系、Be−7,そして、色々な程度のセシウムの様子、
などを学べるようになると、学習効果も高まって、測定器の有効利用に
繋がるように思います。
(他の測定器でのサンプルは、私のサイトにまあまあ集めてありますが、
機種が違うと、見え方も違ったりして、それで混乱する場合もありますし)
Date: 2014/01/01 05:55(41) --- Name: nkom
昨夜の新年の花火は、結構豪華でした。
5分で終わってしまうのですが、集中砲火が凄かった。
今まで、うちの窓から見えた花火では、一番でした。
また、さっき起きてきたら、太陽が出てきて
そんなに時間がたっていなかったのですが、
河から立ち昇る水蒸気(というか、氷の結晶)に
光が当たって、「虹」になってスペクトルが見えておりました。
ですので、スペクトル測定にとっては、非常に縁起の良い
元旦の朝になったと言えるでしょう。
古い携帯電話のカメラで撮った上、掃除していない窓越しなので、写真にウルサイ方には
見るのが辛いかもしれませんが、こんな感じでした。