Date: 2014/05/06 10:35(00) --- Name: nkom
関西から中国の広い地域で見られた?
https://twitter.com/gazou_wwBOT/status/462876092215214081/photo/1
関東でも確か同じ日か前日に出ていた様な。
Date: 2014/05/06 06:36(20) --- Name: nkom
prochil様へ
HSFのデータは、0.1未満も2段階に分かれていて、やっぱりその方が役に立つと思いました。
多分、浜フォトの検出器部分の結晶の大きさとかは違っていても、データフォーマットや
インターフェースは同じか、最悪でも似ているのではないかと思うので、Kuramaも
HSFと同じモジュールを載せたバージョンにすれば、線量があまり高くない地域の今後の変遷が
分かるのではないかと思います。
> もしかすると100mオーダーの位置の違いで初期被曝量、また現在も特殊な行動パターンの人は積算被曝量が平均とが著しく異なる事例があるかもしれませんが、推測の域をでません。
多分、色々な「ばらつき」が被曝量にもあって、健康状態や感受性とかも相当大きな違いが
あるかもしれないので、どんな影響が、どれくらいあるのか、ないのかも、一人一人大きな
差があるのだろうと思います。
また、私の場合は、やっぱり「大量放出」みたいな事態には遭遇したくないし、
そういう測定は、出来たらしたくないので、微妙な汚染の検出に有利な感度の高い
測定器があればよいと思ってますし、4ccのCsIや1.5インチのNaIもあるので、
もしも酷い汚染に見舞われても、ある程度様子は分かるだろうと思います。
個人的には、もし、何らかの理由で、事故を起こして、一応小康状態の原発の近くに
住まないとならないのなら、リアルタイムでスペクトルが見えるモニタリングポストが
幾つもあって、ベータやアルファや中性子も監視して、アラームが発生するようにされていて、
核シェルターみたいなものが各所にあるか、速攻で100kmから300kmくらい遠方に
逃げる体勢でも整ってなかったら、安心していられないと思います。
アルマジロは、サーベイはともかく、モニタリングには十分役に立つと思うのですが、
現状では、何故か「線量の数字だけ」で満足している人がほとんどなのが、とっても不思議です。
その点、Prochil様のサーベイやみん様の広域調査は線量だけでなく、現場のスペクトルや
サンプルのスペクトルがあるので、非常に嬉しいです。
Date: 2014/05/05 15:09(24) --- Name: prochil_chiba
nkomさま、情報ありがとうございます。
車載サーベイは
1)汚染状況の広域的(マクロ)な把握と2)「次の放出」に備えるノウハウの蓄積 という2つの意味があると思います。
「次の放出」等というと過剰反応する人がいるかも知れませんが、原発(しかも壊れて工学的なコントロールはずれた)があれば「ある」と考えるのが普通でしょう。(「いつ」かは誰もわかりませんが)
【福島民報】広域避難、13市町村55万人 原子力災害時の県計画
http://www.minyu-net.com/news/news/0501/news1.html
1)に関して言えばHSFの車載測定の結果は文科省航空機モニタリングと大きな相違はありませんし、AtomSpectraでのスペクトル採取でもセシウム以外は見えません。
https://www.google.com/fusiontables/embedviz?q=select+col2+from+1Z4umxxWiKCLOiKspgGLaYR69fpmG-QatoP2Wxik&viz=MAP&h=false&lat=35.834991315580815&lng=140.0874740991592&t=1&z=12&l=col2&y=2&tmplt=2&hml=KML
ただ、茨城県南部ではスパイク状の高線量域の局在があり、(事後的な濃縮ではなく)初期状態の名残ではないかと推定しています。もしかすると100mオーダーの位置の違いで初期被曝量、また現在も特殊な行動パターンの人は積算被曝量が平均とが著しく異なる事例があるかもしれませんが、推測の域をでません。
現状の関東南部の野良スペクトルでは検知しているほとんどは散乱線でウラン系、トリウム系の区別も不確かです。(資料にあるようにLaBr3が欲しくなりますが 1.5インチ×3だと結晶だけで300万)むしろ簡易的な遮蔽体を車載して環境試料を現場で測定した方が早いかもしれません。
定量する必要はないので長々とBGを取らなくても良いし(そんなことをしていると緊急時にはどんどん被曝してしまいますが)ガウスフィットをかければ100か1000か10000かくらいの桁はわかると思います。
検出器の感度は高いほど移動測定では有利ですが、AtomSpectraの場合0.8μSv/h程度の線量で飽和してしまいます。(車載なら1μSv/hくらいまで可能?)3年前の様な大量放出を想定すると1〜1.5インチクラスのシンチとのハイブリットが望ましいのですが、現状のアルマジロでは役不足な感が...。
Date: 2014/05/05 07:12(46) --- Name: nkom
宇都宮様が、紹介していた原子力委員会月報を見てみました。
http://twitter.com/utsunomiaa_com/status/463044523904352256
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V04/N11/19591100V04N11.html
第一号は、1956年。 原子力委員会委員長 正力松太郎の「英文の挨拶」と、その日本語訳で始まっています。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V01/N01/19560500V01N01.HTML
1962年くらいでも、ちゃんと降下物も測定をして、Sr90についても調べている。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V07/N09/19620911V07N09.html
このところ、作業の合間に少し調べたりしていて、
3年前の事故が大量の放射性物質をぶちまけたのはもちろんですが、
核実験をやらかした連中がばら撒いた放射性物質は、本当に酷いし、
こいつらの責任問題というのは、ほとんど問題にされてないのではないか?と思ったのです。
アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、イスラエル、インド、パキスタンの軍と軍事産業と
学者と資本家と政治用操り人形などのことです。
https://twitter.com/Tomynyo/status/460620930008350721/photo/1
https://twitter.com/Tomynyo/status/460621288839462912/photo/1
http://twilog.org/Tomynyo
中国が日本の戦争責任を語りだしたり、海外の日本人学校の周辺でデモまで
やったりすると、過去数千年に渡って、日本をはじめ周辺各国の侵略をしてきた
お前らの責任はどうなんだ?と言いたくなったり、イギリスや他の西洋の国、
そして、モンゴルの中国侵略はどうなんだ?とか思ってしまうのですが、
同様に、東電や原子力保安委員会などなどの責任も忘れないのと同時に、
核兵器を作って、バンバン爆発させた連中のやったことは、おぼえておいた方が
良い様に思いました。
ただし、私は、中東の国々とか、アジアの某国の一部の人の様に、
恨んで復讐するのを生きがいにすることをお勧めするつもりは全く無くて、
原子力開発に関連した人物や会社や学者や軍や資本家などの系統が、
のんびりと生きていたいという私どもの願望などは、これっぽっちも
気にしていないという点を肝に銘じておいた方が良いだろうと思っただけです。
何故かと言うと、この連中は、過去にやった様なことを、
これからもやるだろうと思えるからです。
で、日本の原子力村も、その「お仲間」ですので、今後、どういうことをやるのか?
というのは予想できるのではないかと思うのです。
(この3年くらいで観察されたことでもわかるとは思いますが)
一応、念の為に加えておきますと、
私は、日本人が周辺諸国で悪いことをやってないとか
そんなことを思っていません。
日本にも、酷い連中が沢山居るのは明らかですし、
そういう連中が戦時下の発狂状態で、国内や国外で、
どんな酷いことをやった可能性があるかは、
簡単に想像できると思いますので。
Date: 2014/05/05 06:23(00) --- Name: nkom
アルマジロで、信号パルスにノイズが入る場合について、日向野様の環境では、
アースで問題が解消し、測定環境が安定することが確認されたようです。
https://twitter.com/higanokenji/status/463186178791837696
https://twitter.com/higanokenji/status/463189252465905664
同じ様な問題でお悩みの場合は、試してみる価値があると思いますが、
詳しい人と相談しながらやった方が測定器やPCを傷めてしまう危険性を
減らせるだろうと思います。
また、PMTを使っている測定器では、「高圧電源」が繋がっているので、
アルマジロを取り扱う場合よりも、更に注意した方が良いです。
(500から2000Vくらい)
測定器にもよりますが、感電すると危険があるくらいの馬力があったり、
ショートすると火花が散ったり、測定器などを壊してしまう場合もあったりする、
という話を聞いたこともありますので。
素人測定で、最悪測定器やPC「など」を壊してしまっても良いという考えで
試してみるならともかく、高価な機械を使っていたり、他の人や団体などと
共同で使っている機械の場合は、安直な実験は禁物です。
Date: 2014/05/03 13:21(03) --- Name: nkom
そういえば、昨日紹介した資料の中に、確か原発構内を測定したものがあって、
壊れた原子炉の周辺の線量が高いのは分かるんですが、5,6号機付近か?と、
思われる地点の線量が高いものがありました。
これです。
このPDFの14ページ目にあります。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/pdf01/2.pdf
なんだろうなあ?と、気になったのですが、優先的にやりたいことが
あったので、忘れていました。
構内の見取り図を探してみたところ、5,6号機よりももっと北の方でした。
ここの構内の汚染の様子の測定でも分かりますが、一番北の方
(ここのページでは左の方)に、一箇所、線量の高い地点があります。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/71354332.html
汚染の酷い瓦礫の置き場か何かなのでしょうか?
http://www.slideshare.net/3tarou/ss-28744237
拡大してみたけど、よく見えないので、「福島第一 構内配置図」で検索。
やっぱり、どうしようもない瓦礫の置き場の様な気がしてきました。
http://masaki-knz.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/761-7ab2.html
だとすると、作業員の被曝が少なくなる様に、高線量の瓦礫を
構内の遠い地点に置いているだけで、気にする必要はなかったのかもしれませんが
ボロボロになって、まだまだダダ漏れの建屋などの線量と同じ色の付いた地点が
離れた所にあったので、ちょっと調べてみました。
もちろん、土塁を作ったりしているようですし、必要があれば
容器に入れて仮保管しているか、そうでないなら
風などで、飛散したり、雨などで地下に流れないないタイプの汚染物質だと良いのですが。
Date: 2014/05/03 11:33(50) --- Name: nkom
測定とは関係ありませんが、測定器と組み合わせたりして使えるかもしれない、
MicroPythonと、MicroPython Board。
USB−OTGもサポートしているらしい。ボードは、キックスターターの時点ではとっても安い。
http://micropython.org/download/
Github
https://github.com/micropython/micropython
掲示板
http://forum.micropython.org/
MingWでもコンパイルできるらしい。
Date: 2014/05/02 09:04(31) --- Name: nkom
JAEAの福島研究所のページは、大変興味深い資料の宝庫です。
http://fukushima.jaea.go.jp/index.html
例えば、(ポータブル)Ge検出器で測った、日本の各地のCs134,Cs137、そしてウラン系(U238)、
トリウム系(Th232)のデータとかあって、こういうものは、土壌の汚染を測ろうとする時に、参考になったりします。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat03/pdf/appendix4.pdf
このサイトの情報は、大きく五つの「取り組み」に分類されてはいますが、
被っている部分もあるので、暇な時に眺めてみると良いのではないかと思いました。
福島の大事故で放出された核種の種類や推定量の表とか、色々な地図など、とっても見易い。
3月12日から3月21日までの7本の主なプルームの通り道の推定、とか、
事故由来のプルトニウムの検出地点、とか、KuramaIIに浜フォトのCsI検出器(HSFより
小型(3ccか4cc)の20数万円?のユニットが使われているらしいこと、などなど。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/pdf01/3.pdf
無人小型ヘリ(1.5インチLaBrを3本使用!高感度と高分解能)や他の方法を使ったサーベイ、などなど。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/pdf01/2.pdf
コンプトンカメラを使った、非常に詳しい、3D地形+汚染測定とか。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/pdf1401/4.pdf
以前発表されたストロンチウム90の分析法の内容。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/pdf1402/data_02.pdf
トリチウムについて、とか。
http://fukushima.jaea.go.jp/magazine/pdf/topics-fukushima044.pdf
忙しいので、あんまり良く見ていないですが、大変参考になります。
ただ、走行サーベイについては、0.1マイクロシーベルト/時未満の地域が多くなってしまっていて、
第3次以降のデータについては、東京や埼玉など、関東のデータは、どんどん
参考にならなくなってしまっているので、HSFやLaBr3本の無人ヘリに負けない
検出器部分を投入して欲しいです。
関東の汚染については、ここで、第2次走行サーベイと、それ以降の様子を比べると、分かり易いかも。
(Prochil様を初め、サーベイを続けてくださっている方々の「詳しい調査」と照らし合わせると、
更に分かり易いかと思います。)
http://ramap.jmc.or.jp/map/map.html
関東南部では、千葉の一部などの考汚染地帯を除き、
0.1マイクロシーベルト/時と0.2マイクロシーベルト/時の間の地点が
第2次走行サーベイでは多かった様ですので、0.025マイクロシーベルト/時であった
以前の線量率からすると4倍から8倍の放射線に相当する汚染があった、と言うことでしょう。
Date: 2014/05/01 08:45(41) --- Name: nkom
「同じ測定を何度も繰り返す」とか、自動定期保存機能(AutoSave)のボタンを右クリックして、
適当な設定(測定器の感度とチャンネル密度に合わせて、その秒数でまあまあの
スペクトルが得られる時間と、その度に「新規測定」をする設定)をして、
測定環境自体の安定性や、その測定環境の普通のばらつきの程度などを見ないと、
何かを調整したり調査しようと思っても、「何が原因で、変化があったのか?」というのが
分からなくなってしまうことがあります。
たとえば、遮蔽を少し強化して、一回測定したら、全体のcpsも少し下がったし、
スペクトルも低くなった、と、思ったら、実は環境中の放射線が低くなっていただけで、
遮蔽の強化はほとんど効果がなかった、とか、そういう可能性もあるし、
もっと単純なミスなどの可能性さえあるので、「一回だけ」の測定の、それも「最終結果だけ」
見ていると、勘違いがどんどん蓄積されていってしまうことになるかもしれないです。
なので、普通に何かの線源や汚染を測っている場合でも、
一定時間毎のスペクトルを自動保存しておくと、測定の途中で
何かが乱れたのも分かりますし、測定環境の安定性も分かるかもしれないので、
そのうち、AutoSaveで、「新規測定」はしないものの、全部積算した結果ではなく、
一定時間ごとのスペクトルを保存する選択が出来るようにしようと思っています。
Date: 2014/05/01 08:03(10) --- Name: nkom
空間線量率とセシウムの土壌沈着量は、綺麗に相関しているから、
スペクトルは、見なくても汚染は分かる、と言えるのかもしれないですが、
背景にウラン系やトリウム系が混じっている場所もあるだろうし、
他のものが見える場合もあるだろうし、スペクトルを見るに越したことはないと思うのですが。
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/pdf05/01-appendix3-4-2.pdf
この図が正しいなら、0.05マイクロシーベルトの場所は、0.2Bq/cm2くらい、
0.08マイクロシーベルトで0.5Bq/cm2くらいの土壌沈着がある、
ということになりますが、それって、単純に1万倍して、メートルあたりに
直しても良いのでしょうか?
ちなみに、いつの値段か分かりませんが、HDS−100G(あるいはGN?)は、160万円くらいだそうです。
話が変わりますが、千代田テクノルの「放射線安全管理総合情報」FBNewsは、
色々な意味で、とっても参考になります。
昔から、その方面の方々が小中高生の「教育に熱心」だったのも伺えますし、
「停電」を体験させて電力の安定供給の大切さを学ばせよう、なんて、
事故の後の「計画停電」を思い出してしまいました。
http://www.c-technol.co.jp/fbn/fbn_top.html
Date: 2014/05/01 05:09(10) --- Name: nkom
「鼻血騒動」で良かったと思える点は、「安全、安心派」による熱心なバッシングを見て、
実際に自分で「変な鼻血」を体験したり目撃した、という方が(再)報告している点と、
「放射能とは(絶対)関係ない」「(絶対)放射能だ」「ストレスだ」という決めつけをする方も居る一方、
「ホットパーティクルなら、あり得るんじゃないか?」「(放射性の)希ガスのせいでは?」
「アスベストや化学物質のせいでは?」など、仮説を考えてみる方も(少しは)増えているかもしれないこと。
後は、誰かが、聞き取り調査、アンケート調査などをやれば、どれくらいの割合で発生したのか、とか、
どんな地域や職種、活動状況の人に多かったのか、少なかったのか、とか、そういうことも
わかるのかもしれない。
突然死や他のことも、別に「学者」でなくても、統計的なことが分かっている人とか、
あるいは、そういう助言が得られる人が、各地で勝手に調べてみたら良い様に思います。
Date: 2014/04/30 20:04(46) --- Name: nkom
開発は、千代田テクノルでした。
http://www.c-technol.co.jp/fbn/fbn_top.html
http://www.nirs.go.jp/information/press/2011/10_18.shtml
この12ページ目から、説明がありますが、中に入っている測定器は、
なんか見たことある市販のハンディースペクトロメーター。
http://www.c-technol.co.jp/pdf/439FBN.pdf
1.5インチか2インチ?
背景で62cps程度。600秒の測定で、K40の山も綺麗に出てないですが、
100chで600KeVくらいなので、約6KeV/ch程度。
AT1125くらい粗くすれば、けっこう見やすくなるかもしれない。
あ、やっぱりミリオンのでしょう。CsI使用
http://www.ecologajapan.com/%E5%95%86%E5%93%81/%E6%90%BA%E5%B8%AF%E7%94%A8%CE%B3%E7%B7%9A%E3%83%BB%E4%B8%AD%E6%80%A7%E5%AD%90%E7%B7%9A%E6%A4%9C%E5%87%BA%E5%99%A8%EF%BC%9AHDS-101GN.html
https://aad9a6f4-a-62cb3a1a-s-sites.googlegroups.com/site/mirionjpn/home/cabinet/HDS-101GGN.pdf
Kuramaでも、このラジプローブを平行して利用しているんだ。
だったら、スペクトル取ってるし、中性子のデータもあるのだから、出してもらいましょう!
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/017/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2012/02/22/1316921_2.pdf
CsIの結晶は、なんと3インチ!
http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/pdf05/01-appendix3-4-2.pdf
ついでに、Kuramaの測定データ:
もう、皆様ご存知だと思いますが、ダウンロードページのまとまった目次みたいなものが
見当たらなかったので、念のためまとめておきます。
第1次走行サーベイによる空間線量率の測定結果
( H23.6.6〜H23.6.13 )
http://radb.jaea.go.jp/mapdb/portals/1/
第2次走行サーベイによる空間線量率の測定結果
( H23.12.5〜H23.12.28 )
https://mapdb.jaea.go.jp/mapdb/portals/102002/?
第3次走行サーベイによる空間線量率の測定結果
( H24.3.13〜H24.3.30 )
https://mapdb.jaea.go.jp/mapdb/portals/102003/?
ラジプローブによる空間線量率の測定結果
( H23.12.13〜H23.12.21 )
http://radb.jaea.go.jp/mapdb/portals/102004/?
第4次走行サーベイによる空間線量率の測定結果
( H24.8.20〜H24.10.12 )
http://radb.jaea.go.jp/mapdb/portals/102005/?
第5次走行サーベイによる空間線量率の測定結果
( H24.11.5〜H24.12.10 )
https://mapdb.jaea.go.jp/mapdb/portals/102006/?
航空機のものもありますが、走行サーベイの方が、感度が高いようですので、第6次のものだけ貼っておきます。
第6次航空機モニタリング及び福島第一原子力発電所から80 km圏外の航空機モニタリングの放射性セシウムの沈着量の測定結果
( H24.12.28換算 )
https://mapdb.jaea.go.jp/mapdb/portals/765/?
第5次とかを見たい場合には、二桁目の数字を変えれば良さそう。
https://mapdb.jaea.go.jp/mapdb/portals/755/?
あ、昔のポータルを見た方が簡単そうです。
http://radb.jaea.go.jp/mapdb_prev/download.html
今のところ、どの自治体がラジプローブを購入したのかは、不明。
ラジプローブでとったスペクトルデータも、見つかりませんでした。
Date: 2014/04/30 18:28(56) --- Name: nkom
prochil様へ
そういうスクリプトとかは、もし必要でしたら、テスト版の作業が終わったら
お手伝いできるかと思います。
また、さっき放医研ニュースというのを見ていたら、「ラジプローブ」というものがあって、
既に幾らでも運用できるようです。(18ページに辺りで紹介されています)
http://www.nirs.go.jp/publication/rs-sci/pdf/201302.pdf
これを持って走り回れば、原発周辺にしろ、関東や東北にしろ、幾らでも
データが取れるし、放医研は、既にかなりのデータを持っているのでしょうから、
そういうものも出して頂くと良いのでしょう。
中性子も測れるが良いですね。
「また、本システムは現在民間の会社から発売され、走行中の放射線量率の
測定及び自動記録も可能なことから、一部の自治体においても導入され、
汚染マップの作成にも利用されています。」
という記述もありますから、販売元や値段を調べたり出来るのでしょうし、
購入した自治体が分かればそのデータも(きっと)出して貰えることでしょう。
放医研ニュースのページ
http://www.nirs.go.jp/publication/nirs_news/index.shtml
Date: 2014/04/30 06:42(21) --- Name: prochil_chiba
ご紹介ありがとうございます。GoogleEarthでの3D表示はGE-graphを使えばコードを書かなくても比較的簡単に実現できそうです。
http://www.sgrillo.net/googleearth/gegraph.htm
ただそれほど自由度は高くないので、kmlをタブ区切りテキストに戻してからデーター配列を整えるなどのプリプロセスが必要なようです。(HSFの吐くKMLではうまく行きませんでした)
今はExcelでシコシコ変換してソフトのパラメーターを変えてどんな絵になるのか確認していますが、絵柄が決め打ちでよければPerlやPythonで2D KMLから3DKMLに直接変換出来るかもしれません。
Date: 2014/04/30 06:01(19) --- Name: prochil_chiba
いったんトラブルが起きると素人が出来る事は限られていてますが、問題を詰めて行くのはA-B比較が有効だと思います(単なる経験則ですが)
可能ならPCを変えてみる(ThereminoMCAならUSBメモリに展開して持ち歩けます)、内蔵音源チップではなくUSBドングル(数千円)に接続してみる、USBバスパワーではなくモバイルバッテリーから給電してみるとか(以前試しましたがウチの環境ではバッテリー給電でもノイズレベルは変わりませんでした。大久さんも苦労されたようですが、内蔵のレギュレーターはかなり優秀)
ソフトが怪しいと思うならベクモニやいまでんさんのMCAでチェックしてみるとか
http://www2.odn.ne.jp/imadenya/zip/ImdNuclide2012_02_22.zip
Date: 2014/04/30 05:45(30) --- Name: nkom
Prochil様が、黒猫方式の表示を試していらっしゃいます。パッと見て分かり易いです。
https://twitter.com/prochil_chiba/status/461126488859762688
欲を言うと、やはり、これを「線量」ではなくて、セシウム137の濃度で、
「手軽に」出来るようになると本当に良いのですが。
それには、感度がもっと高い測定器で、(現状では)もっとゆっくり移動し、
取ったスペクトルをピークフィットでもして
「Cs137だけ」を計算しないとならないので、
HSFの様な手軽さが失われがちですが。
本来、そういう機器は、「復興予算」でもってやれば
幾らでも出来て、詳しい汚染状況もはっきりすると思います。
でも、原発周辺のスペクトルモニタリングの「現在のデータ」も出さないくらい
出来るだけ何も見えない状況に留めて置き、「放射能は見えない」とか
「スペクトル測定は高価」とか、色々なデタラメでもって、
かなり簡単に分かることすら知ろうとしない人を増やそうとしている様に思えるので、
スペクトルモニタリングポスト同様、知りたい人たちが勝手にやったりしないと
恐らく実現しないのでしょう。
もちろん、行政とかに文句言ったり、他の方法で、政府などを動かそうという努力も
やらないよりやった方が良いだろうとは思いますし、一部の自治体なら
実現する可能性もあるでしょう。
Date: 2014/04/29 10:38(08) --- Name: nkom
ノートパソコンの内臓サウンドカードを使っていて、そのマイク入力を「測定中に」抜いて、
その後で挿すと異常な信号が発生して、テレミノMCAやPCが固まるかもしれない、
というお話の続報です。
うちのPCで実験したらガリガリと音も聞こえてノイズも多少出ますし、スペクトルでも少し見えますが、
何度かやっても大量の異常なパルスが出ることも無ければ、テレミノMCAが落ちたり
固まることはありませんでした。
もしかしてもしかすると、PCや内臓サウンドカードの機種によっては、マイクジャックの抜き差しで
異常発振が起きやすい物があるのかもしれないですが、単純に、サウンドカードが変になっている
という可能性もあります。
いずれにせよ、サウンドカード関連、そしてコネクター関連は、雑な扱いをすると
トラブルの元になるので慎重に扱い、破壊検査に類するようなことは、やらない方が安全です。
Date: 2014/04/28 11:35(19) --- Name: nkom
アルマジロで信号にノイズが出る場合がある件に関しては
つきとすっぽん様の助け舟が来たので、もしかしたら進展するのかも。
https://twitter.com/mumyouankoushin/status/460183138358939648
ただ、テレミノMCAのパルスビューワーには、「正規化」を切って、生のパルス高で見るボタン
(Norm)もありますので、「フィルターをかけた後の(パルス)しか見えない」というのは違います。
また、縦の表示位置を上下にずらすスライダーもあれば、次の単一パルスを見るOneShotボタンもあるし、
表示するパルスのエネルギー範囲を結構絞り込めるので、慣れればこれだけでも、多少分かったりします。
そうは言っても、WaveSpectraとかDAAを使うと、特に使い方を知っている方に助けてもらえるなら、
もっと色々と分かるのは、間違いないでしょう。
「ギザギザの拡大解釈」の件は、「新説」が打ち出されたりしているようです・・・
で、珍しく、マーカーが出ている画像がありましたが、これを見ると、盛り上がったK40付近の位置でも
33カウントしかないので、その左のコンプトン散乱は、恐らくそれより少ないカウントの状態で
下手すると、10時間かそれ以上の測定でもって、チャンネル当たり10から20カウント程度の
大暴れ状態で「断定的な解釈」をしてしまっているのが、恐らく一番の問題でしょう。
そして、1457KeVで895チャンネルですので、とても細かいチャンネル配分で
やっているわけなので、カウントもまばらで、スムージングをいくら強力にかけても、
ギザギザが収まることもないので、「それが普通」と学習してしまう。
しまいには、「三角形の山が出来るのが理想」みたいな思い込みなり期待をしてしまう。
この方の場合、スペクトルというものが、単なる図形なのではなく、
「各チャンネルに割り振られたパルスの数の図なのだ」という点を
踏まえていないのが、誤解を招いた要因の一つでしょう。
そして、パルスの数の情報(カウント数)やその計数率(cps)などを
ほとんど全く利用しないまま、「図形的な面積計算だけ」に極度に拘った為に
誤解が酷くなり、(その必要性から)高エネルギー領域用スライダーの乱用に繋がり、
それがまたギザギザの極度の拡大と更なる誤解を生む、
という「悪循環」に陥って、勘違いの連鎖が悪化してしまっている様に思いました。
また、「定量する=(幾何的に)面積を計算する」、とか、
「コンプトン散乱の影響=(左のほかの核種の光電ピークから)波が押し寄せる」、とか、
あまり正確でない連想やたとえから、更なる勘違いに辿り着いたり、
「誤解の集合体」に捉われてしまうことになったのではないかと思われます。
この状態から抜け出すには、ご本人が、「全く同じ条件」での測定を繰り返してみて、
ギザギザが毎回ちょっとづつ、あるいは、おおいに違った出方をする、という、
とってもシンプルな現実に触れるのが一番の早道だと思いますが、
「測定というものの確定性」について過剰な期待や誤解があると
「同じ実験を何度もやろう」という発想が出てこないかもしれないので、どうなることやら。
前から、こういうものを書いたりしていたのも、この方の様な事例(でももう少し軽症)を
他でも見たり、その多発の可能性などを心配していたからなのですが、
なんだか、現状では(あまり好ましくない形の)モデルケースの様になってしまっています。
http://pico.dreamhosters.com/CertaintyBias.html
賭け事などの初めての人が色々上手くいってしまい(最初の肯定的体験の高揚感に中毒する)
「ビギナーズラック」の様に、期待したギザギザが出てしまう「ビギナーズ・ギザギザ」とでも
呼べるようなことが、スペクトル測定にもあるのかもしれないですが、
初期のスペクトルを見ると、K40のピークもコンプトンも、まあまあ滑らかになったものも
結構あるのに、なんで、今になって、どんどんギザギザに捉われる様になったのかが疑問。
Date: 2014/04/28 08:57(17) --- Name: nkom
ブログを読んでいて笑ってしまった。
>ただ・・・なんか北海道の方たち部屋温めすぎな気がする
>部屋の温度が常時26度ってどうなのよ・・・つか夏より暑くね?
うちは、冬場は、23.5度です。
体感的には、少し「涼しい」感じに設定しています。
老人が多いアパートで、各部屋ごとの調整が出来ないタイプだと、
冬は暑くて堪らないので、窓を開けて気持ち良い冷気(−15度とか)
を入れることも良くあります。
Date: 2014/04/28 08:29(37) --- Name: nkom
この方は、3月12日に関東を一時的に離れている。素早い。
モニタリングポストに記録されていたスペクトルをつらつらと眺めた私は、
なかなか勘がいい人なのではないか、と思いました。
http://kurahasi.ldblog.jp/archives/51659927.html
その後、札幌に引越し。
http://kurahasi.ldblog.jp/archives/cat_50049629.html
昔から時々思うのですが、北海道とカナダは、色々似ている。
気候もそうですが、広くて人があんまり居ない点や、移住者が多いので、
「おおらか」だったり、などなど。
http://kurahasi.ldblog.jp/archives/51856977.html
私は、どちらかと言うと元々寒がりで、年取ったらカリブ海の島に行こう、
とか、前は思っていましたが、最近は、どんどん慣れてしまって、
特に家の中が暖かいので、ここに死ぬまで居るかもしれません。
こういう土地は、寒がりに優しい環境です。
日本は、(特に私が育った頃は)東京でも冬は家の中が寒いのが
結構普通でした。朝起きて、ストーブ点火して、少し暖まるまで
凍えてブルブル震えてました。
こっちは、冬でも家の中は薄着、下着、裸族も居るくらい。
もちろん、セーター着て生活している方もいらっしゃいますし、色々ですが。
5月も近づいて、町の中はほとんど雪が消えて、
もう直ぐ新芽が出てくるかと思いますし、森の中も雪解けの後の
ぬかるみが解消されてくると思うので、土壌を採取しに行こうかと
思いながら、相変わらずテストとデバッグをやったりしています。
Date: 2014/04/27 21:18(04) --- Name: nkom
Posにする方法と、修正版についても、この掲示板や他のページでもご案内したので、
皆様ご存知だと思ってました。
https://twitter.com/higanokenji/status/460621608562868224
過去ログのこのページの「2014/01/05 14:22(36)」の私の投稿です。
http://pico.dreamhosters.com/picobbs/index013.html
この点に関しては、気にする必要はありません。
https://twitter.com/higanokenji/status/460628528170414081
6cpsくらいは、古いコンピューターでもとっても低い計数率ですし。
私のノートパソコンでは、200cps近いBGモニタリングを三つ、
50cpsから、場合によっては800cps以上の遮蔽内の測定を一つか二つ、
そして色々なテスト用のテレミノを一つか二つ同時に走らせてます。
また、テレミノMCAで、CPUに負荷がかかるのは、
スペクトルの取得ではなく、表示の部分です。
Date: 2014/04/27 15:57(02) --- Name: prochil_chiba
アルマジロはもちろんシンチですが、電気信号への変換器はあくまでフォトダイオードなのでエア・カウンターと基本的な原理は同じです。(こう言うとまた怒る人がいるのかな)
なので「静電気」「振動」(「湿気」はPMTでも同じ)に弱いというエア・カウンターの注意事項はそのまま当てはまります。ホントにわずかな電荷を増幅しているので初段周りの回路はインピーダンスが非常に高く浮遊容量の影響をモロに受けます。(実は厳密な意味での電荷増幅ではなく電圧増幅だというヲタクな話は省略)
先日「千葉県の南部で0.2μSv/h超えのスポットがある」という話があって確認に行きましたが、測定している人は初代エア・カウンターをビニール袋に入れて持ち歩きで測定してました。「そういう使い方は出来ない機械です」とご説明して事無きをえました。
私もアルマジロユーザーですがThereminoとの組み合わせで報告されているような不具合には遭遇したことがありません。(ただしコネクタ周りは剛性が不足しているので機械的なストレスを掛けないようにしています)
基本的に試料はビニール袋→ポリ容器→さらにビニール袋で密封していますがアルマジロ自体は裸で使っています。センサーの汚染を怖がって(汚染されたらガワを取っ替えるか最悪廃棄)生活環境の汚染を怖がらないのは本末転倒です。
Date: 2014/04/27 13:09(50) --- Name: nkom
黒月様のデータを現在作業中のバージョンで読み込んで色々な表示をしてみました。
赤い線がミカン。青い線がトルコ産スパゲッティーです。
それぞれ、生スペクトルと、IIRフィルターで100%のスムージングしたものを両方出しています。
まずは、スペクトルの全体が見える形。リニア表示で、何も強調しないと、
違いはほとんど分からないくらいです。
これは、全体がほぼ見える形のままで、下の方をYlogの設定を「10」にして良く見えるようにしたもの。
YMinの数値ボックスの値も変えて、画面の下の方を割愛してあります。
こうすると、明らかにCs137とかで違いがあるのが分かりますし、セシウムのチャンネルでの
カウント数もかなりあるのが分かるかと思います。
セシウムなど、お目当ての部分だけ良く見えれば良いなら、Ylog2.5でこんな感じ。
私は、こんな風に見ている場合が多いです。
リニア表示に戻して、スペクトルの位置や目盛りが単純な関係になるようにして、拡大したもの。
生スペクトルは、まだ完全に落ち着いているわけではなく、ばらついていることも
見えるかと思います。
これは、ミカンとスパゲッティーのそれぞれ生スペクトルを使い、スパゲッティーをBGとして
差分のスペクトルを出したもの。
今度は、両方とも100%のスムージングをかけたもの。まだ、Cs134の右とか、
少しギザギザしてますが、それは、この辺りのチャンネルで、既に1000カウントくらい
あると言っても、差分では、50か60カウントに過ぎませんので。
ただ、頼りないCs134の小山でさえ、その頂点付近のカウントは、裾野の
2倍程度あるので、山があるのは、まあまあ確かと言って良いと思います。
これは、再び生スペクトルどうしの差分ですが、Ylog表示にして、差分スペクトルの
詳細が見易いようにしてみました。(色が変わっているのと、横軸の調整が少しだけ
変わっていますが、同じスペクトルです。)
再度、両方とも100%のスムージング。
ちなみに、ピーク情報の画面の「Value」は、的確な換算係数や比較の基準にする
検体のスペクトルで設定していないので、無視してください。
また、画面左のx0.5などの設定は、ここでは表示していない「現行スペクトル」のものなので、
これらのRef1,Ref2に読み込んだスペクトルのものとは、関係ありません。
で、K40がちょっとあって、Cs137も少し見えると思いますし、Cs134も、
山というほどの山ではないですが、ちゃんと盛り上がっているように私には見えます。
Cs137の山は、ピーク情報だと0.03から0.04cpsくらいの計数率です。
Cs134の795KeVの小山は、0.01cpsかそこら。
検体の形状や重量とか考えずに、単にスペクトルのCs137の山の大きさだけで比べると、
灰化したメープルシロップ(元は1.5kg)の山よりも小さい様です。
(Cs137の山が0.05から0.06cpsでした)
Date: 2014/04/27 01:34(51) --- Name: 黒月☆縷々
皆様、こんにちは。
◎Atom Spectra Russian 2.5×2.5 Csl(TI)USB/2号機、30mm鉛遮蔽、磁気シールドあり、USB口NE方向、イコライザー調整なし、Cal調整あり、
分解能補償機能OFF。「神奈川県産みかん奉仕品(38個)可食部乾燥粉砕(442g)480ml丸型ポリ容器充填満タン→1回目=210,990秒測定。
鉛遮蔽内温度変化24〜26度、測定環境室内温度23〜24度。
上記のスペクトル画像をこちらで紹介させていただきます。
汚染がない検体との比較があった方がわかりやすいかと思い「トルコ産スパゲティ」を事前に測定しております。
また、この掲示板をご覧の方々はすでにご存知だと思いますが、
私のAtom Spectra Russian 2.5×2.5 Csl(TI)USB/2号機及び1号機は、セシウム137の自己汚染あり、BGにもセシウム137のピークが出来てしまいます。
しかし、一桁前半の汚染検体の場合、極僅かなドリフトが正確にセシウム137のピークを捉えているか?確信が持てませんでしたので、
自己汚染137ピークをマーカーとして活用し、ドリフト具合を考察するという方法を取りました。
少し枚数が多いですが、以下のスペクトル画像を検証いただければ幸いです。
以上です。
宜しくお願い申し上げます。
Date: 2014/04/26 11:07(41) --- Name: nkom
感度があまり高くない測定器で、(出来るだけ)滑らかなBGを得るには、
チャンネルピッチを粗くして、x0.5、x0.2を使うのがBGの測定でも、
検体でも、一番手っ取り早いです。
でも、例えばIIFフィルターを80%以上かけても、スペクトルがギザギザの場合は、
それは、生スペクトルが暴れていて、まだまだ海千山千で安定していない、
ということでしょうし、「測定時間を延ばす」以外に、カウント数を稼ぐ方法はないでしょう。
同じ測定時間でカウント数を伸ばしたい場合は、濃縮したり、検体量を増やしたり、
効率や合計の線量を高める工夫が必要になりますが、普通、そんなに簡単ではありません。
で、測定時間を延ばそう、という場合、特にBGならば、AutoSaveを使って、
単に暇な時はBGを測定して自動的に記録するようにしておけば、
その記録を見て、適当なものをBrowse機能で足し合わせれば、
滑らかなBGが得られますし、測定環境が比較的安定していて、
「素人測定」なら、そんなに頻繁に取り直しをしなくても良いと思います。
温度変化が激しかったり、ウラン系が時々じゃんじゃん出てしまう環境でも、
検体の測定でも、BGの測定でも、必要なだけ放置して、安定している部分を
足してやれば良いでしょう。
=============
なんか、また勘違いをしていらっしゃる上に「怒っている」らしい・・・
https://twitter.com/mumyouankoushin/status/460082680739012608
V6.2でも、Browse機能でもって、好きなスペクトルを現行スペクトルに読み込んで、
そのBG差分を得ることも出来ますし、好きなBGを適用することも出来ますし、既に色々出来ます。
現在作業中のバージョンだと、SpecSimの結果をBGとして使うことも出来ますし、
別にK40を何度も測らなくても、K40のコンプトン散乱の上のピークの高さとか
面積を簡単に求めることが出来ます。
それに、ピーク情報機能なら、ベースラインが持ち上がっているかどうか?とか
基本的に関係ないですし。
そうは言っても、「微妙な検体」で、しかも「大暴れのスペクトル」でもって、
精度の高い結論を期待するのは、やっぱり無理があるんじゃないかと思います。
測定環境が安定しない場合、もう一つ小さめの結晶でも良いので
測定器を遮蔽外において、それで変動を測って、遮蔽内の測定を補正する、
というのも出来るだろうと思いますし、立教のSr90測定でも、そういうことを
している様な気もしますが、どんな補正をかけるのか(例えば、ウラン系の
スペクトル成分を、差っぴくとか)というのも、まともに計算するなり、
実験的に適当に割り出すなり、両方やるなり、それはそれで
SpecSimみたいな安直なものよりも、大変だろうとは思いますが。
Date: 2014/04/26 07:55(20) --- Name: nkom
ストロンチウム90の測定法
http://www.rikkyo.ac.jp/news/2014/04/14430/
実際にSr90の線源とかを使って測って見れば分かりますが、
ベータの制動X線による連続スペクトルの盛り上がりは、
そんなに大きなものではありません。
それを、他の核種や、セシウムなどのガンマ線と、そしてベータ線が
バンバン入ってくる状況で、ストロンチウムのエネルギー分布だけ
分離するのは、私は無理なんじゃないかと思っていたのですが、
そういう方法を開発なされたようです。
(ただし、一つの測定器だけでやるのではなく、複数の測定器の
データを利用するようですが)
薄いプラスチックシンチレーターを使った方法などを含め、
他の方法もあるでしょうが、それらがどれくらいの感度があって、
他の汚染の中で、微妙なSr90の汚染を或る程度の精度で
素早く測れるようになると、良いのですが。
http://pico.dreamhosters.com/StrontiumDetectionPartTwo.html
http://pico.dreamhosters.com/StrontiumDetection.html
Date: 2014/04/26 07:29(24) --- Name: nkom
国粋主義者向け放射線用語集
「我慢線(がまんせん)=電磁線」 = ガンマ線 (Gamma ray)
解説: (道路と"ロード"の様に英語の日本語起源説を主張する者やマスコミ関係者にも理解し易い
音の入れ替えから。測定時の心境と一致した表現でもある。我慢が足りないとギザギザに飛びつく。)
「下手線(べたせん)=電子線」 = ベータ線 (Beta ray)
解説: (我慢線測定をしている限りに於いては、ベタベタに腰が低く、下の方に出てくる線なので)
「或る葉線(あるはせん)=屁理有無粒子線」 = アルファ線 (Alpha ray)
解説: (面倒くさいので、当て字)
「分高線(ぶんこうせん)」 = スペクトル (Spectrum)
解説: (分光から派生し、光のエネルギー以外にも使われるので「高」で一般化)
「混布殿散乱(こんぷとのさんらん)」 = コンプトン散乱(Compton scattering)
「混布殿坂上(こんぷとのさかうえ)」「混布殿淵(こんぷとのふち)」「混布殿が原(こんぷとのがはら)」
= コンプトンエッジ、バレー、プラトー
解説: (コンプトン氏に対する敬意が感じられる上、日本人には非常に馴染みのある昆布と類似の漢字で
しかも、分高線上に、混沌と布石される様子を含んだ表現。)
「光電の峰(こうでんのみね)」 = 光電ピーク、全吸収ピーク (Photoelectric peak)
解説: (凛々しく高くそびえたつ様子が目に浮かびます)
「後乱が丘(こうらんがおか)」 = バックスキャッターピーク、後方散乱ピーク (Backscatter peak)
解説: (何かの後ろで、色々と乱れていることが積もっている場合も良くあることを示唆しています)
「画鵜氏案線合(がうしあんせんごう)」 = ガウシアンフィッティング (Gaussian fitting)
解説: (ガウス氏の考案した?或いは、画鵜氏案の曲線を使った線の合わせ方なので)
「屁くれる(べくれる)」 = ベクレル、ベクれる (Becquerel)
解説: (安全上は、あまり有り難くない物を頂戴する気持ちのせいで、
ベクレル氏には失礼な表現になってしまいました)
「暗然、餡芯(あんぜん、あんしん)」 = 安全、安心 (Safe & peaceful)
解説: (隠蔽して甘そうなことばかり言いくるめる様子から)
あ、ズレてきたので、真面目にバグ取りを続けます。
Date: 2014/04/25 07:35(54) --- Name: nkom
遮蔽の中では、相変わらずSpecSim用のデータを取っていて、ウランガラスを測定中です。
分解能があんまり良くないのと、どうもズレが出たようで、低い方のTh234のピークは
ほとんどくっついていますし、K40やTl208も割れたり、ズレが見えたりしていますが、
Pa234の二つのピーク(766KeVと1000KeV)は、幸いまあまあ見易く出ました。
Bi214も、この二つの山の近くにピークが出ますが、609KeVにも、1764KeVにも
Bi214がBGより増えた形跡はない様ですので、その可能性は無い様に思います。
U235の左右の細かい様子がもっと見えると良いのですが、この測定器では無理みたいです。
K40のところは、今までこんなにずれたことは無かったので、Pa234のマイナーピークのせいか?
と思って、Identifyで調べてみましたが、超マイナーはピークを出しても、1400KeV付近が
そんなに盛り上がることは無いし、2614KeVもズレているので、地磁気でも大きめに動いたのか、
ズレのせいなのだろうと、思っています。
太陽の活動は、確かにフレアとかあったみたいですが、「磁場の南北成分は南寄りで推移していて、
この影響で、磁気圏の活動はやや高まっています。」ということで、地磁気の大規模な変化は
なかったみたいですし、この様な普段より大きいズレが何の影響なのか、正確なことは、
まだ分かりません。(この間、気温の変化はありませんでした)
http://swnews.jp/
Date: 2014/04/25 04:25(29) --- Name: nkom
ACノイズ?
https://twitter.com/higanokenji/status/459598625039855616
海外で、テレミノPMTアダプターを自作してノイズでとても苦しんだ人が
何人も居ますが、DAA(テレミノのサイトにある、音声入力の様子を詳しく
調べるソフト)を使ったり、オシロで追っかけても、よく分からなかった場合もあります。
でもアレッシオさんが注意深く作って検査したものは、私の様に「USB給電に
問題があって、そこからノイズを貰っていたと思われる場合」を除き、普通問題がない。
(逆に言うと、測定器側に問題がなくても、USB給電に問題のあるケースがあったりする。)
「グラウンドループが起きるとまずい」、とか、「ケーブルが長すぎるのは良くない」、とか、
「ケーブルのインピーダンスも重要な場合がある(これは特に高圧の同軸ケーブルの場合でしょうが)」、とか、
そういう会話は海外の自作派の人たちの間では、よく見かけます。
「手っ取り早く解決したい」場合は、スペクトルよりも、パルス波形などを
大久様や回路のノイズなどについて詳しい人に見てもらった方が良いように思います。
https://twitter.com/higanokenji/status/459607830060736512/photo/1
テレミノMCAのパルス表示で、Validのボタンを2度押して破棄されたパルスと
正常(と判定されたパルス)の両方を、エネルギーの一番低いほうから見たりしても
分からない場合は、音声入力にどんな信号やノイズがあるのか調べる為のフリーソフトもあります。
(宇都宮様が、使い方などに詳しい、WaveSpectra)
http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/ws/ws.html
テレミノのDAA(デジタルオーディオアナライザー)というのもありますが、
そのソフト自体ちょっと複雑。
ノイズレベルの確認をする基本的な使い方は、テレミノMCAに付属する、
英語の文書にも書いてあって、私も2,3度使いましたが、詳しくは理解していません。
でも、理解したら、色々役に立ちそうなソフトです。
この文書の27ページ目当たりからDAAの使い方などがあります。(英語です)
http://www.theremino.com/wp-content/uploads/2013/03/PmtAdapters_ENG.pdf
DAAのZipファイル
http://www.theremino.com/wp-content/uploads/2012/03/DAA_V2.5.zip
ソースコード付き
http://www.theremino.com/wp-content/uploads/2012/03/DAA_V2.5_WithSources.zip
PMTアダプターなどのノイズを測るための設定ファイル集。
http://www.theremino.com/wp-content/uploads/2012/03/DAA_Settings.zip
上記のファイルのダウンロードページ
http://www.theremino.com/en/downloads/uncategorized/