Pico Tech - PicoBBS


Date: 2014/03/16 07:54(20)  ---  Name: nkom


私が核種を考える時にしばしば見るのは、
テレミノMCAの核種マーカー、核種判定支援機能や、Identify.exeの他は
これらのページです。

ゲルマニウムのスペクトルのカタログ
http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/ge/catalog_ge.shtml

NaIのスペクトルのカタログ
http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/nai/catalog_nai.shtml


親子の分かりやすいカタログ (他の核種は、元素をクリックして、同位体をクリックすると見られます)
トリウム系
http://periodictable.com/Isotopes/090.232/index2.full.dm.html

ウラン系
http://periodictable.com/Isotopes/092.238/index2.full.dm.html


後は、画像検索して似たようなスペクトルを探したりすることもあります。

もっと良い方法をご存知でしたら、教えてください。


でも、とにかくIdentify.exeで、その核種の山が、バックグラウンドに乗っけて、
どんな風に出るのか、というのを確認するのを忘れると大間違いの元なので、
テレミノMCAでSPE形式で保存して、それをIdentify.exeに読ませて
校正を調整してから調べています。
(Identify.exeは、核種リストが幾つかあって、マイナーピークの含まれ方などなどが
異なっていたりするので、注意が必要ですが)



Date: 2014/03/16 07:44(22)  ---  Name: nkom


核種がちょっと自信がないので、Identify.exeでも見てみましたが、それでも、600KeV付近の山は、
1764KeVに該当する盛り上がりが無いのに、Bi214と考えてよいのか、そして2410KeV付近の
山は、何なのか、よく分かりません。
ついでに、I133だと思った、500KeV付近の山も、Kr85とか混じっていたりとかするのかもしれないですが、
よく分かりません。

でも、いずれにせよ、モニタリングをしていて、こんなスペクトルを目にしたら、非常事態なのは、
間違いないでしょう。





Date: 2014/03/16 07:00(10)  ---  Name: nkom


まだ全部見てないですが、今の所、郡山の朝4時が一番早くて、わかりやすいスペクトル。
ここは、第一波で、既にヨウ素も多分出ています。(他では、テルル?だけ、とかの場所もありますが)


やはり、モニタリングポストが近くにあると良い。
原発から3km離れていてこれですから、原発構内で午前2時くらいに東電の人間が気付いた
(とか言われている)時には、少なくとも一基は酷いことになっているのが、分かっていたことでしょう。



で、ホワイトフード警報が出たようですが、私が見た周辺のモニタリングポストの値は、
変わっていないように思います。
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/dynamic/C0009-PC.html

Pow2pさんのらじだすスペクトルや線量も変化無しで4.7cps。スペクトルも変わりありません。
http://pow2p.web.fc2.com/spViwer/FPO/

らじだすアラートなし
https://twitter.com/search?q=%23Radidas_Alert#!/search/%23Radidas_Alert

べくまるチェッカー異常なし
https://twitter.com/BqMaruMP



ホワイトフード様も、1インチアルマジロかそれ以上の機材で、スペクトルモニタリングを
やってくれると、非常に嬉しいです。
これなら、降水のビスマス説もきちんと目に見えますし、原発の近くに設置できれば、
どんな核種が飛び出しているのかも、少しは分かったりするでしょう。




Date: 2014/03/16 06:31(44)  ---  Name: nkom


日向野様のツイッターに丁度私が探していた情報がありました。
https://twitter.com/higanokenji/status/445163703109816320/photo/1


2月中旬の上昇が何だったのか?考えていて、雪の遮蔽効果で下がっていたのが
降雨で一気に解けて上昇した、とか、福島市では、雪が徐々に解けて
少しづつ上昇した、といったことかと思って、2月の中旬以前のデータをを
見ようと思っていたら、分かりやすい画像になっていました。

2月の8日あたりに、全域で積雪があって、2月の14日に更に少し降ったけど、
その後雨に変わったのか、気温の上昇があったのか、全域で雪が急に解けたものの、
内陸部の一部では、雪が残っていて、その後も徐々に解け続けた、といった
感じなのかも。


Date: 2014/03/14 19:47(19)  ---  Name: nkom


現在行っているテレミノMCAの改造作業のテスト用などに丁度良いデータなので、
また他のデータを眺めていたら、他にも少し気付いたことがあります。

松館のデータのラドンの増加は、降水だろうと思っていたのですが、
もしかしてもしかすると、地震の後のラドン増加なのかも。

原発近辺の降水データを見ても該当する時間(2011年3月11日の16時前後)に
大幅なラドンの増加を伴う様な大雨が降った記録はありませんでした。

また、今まで見た幾つかのモニタリングポストでも、3月11日の16時くらいに
ウラン系(Bi214とPb214)が増加していました。

他に可能性としては、原発が緊急停止の際に、多少ウラン系を吐き出していた、
という見方もあるかもしれませんが、原発から結構離れた松館で増加が多く、
近くで少ないので、違うような気がします。
あるいは、津波と関連しているのかもしれないですが、分かりません。



また、多くのモニタリングポストで、朝の5時くらいには、既に明確な
第一波があったり、なんらかの兆候が現れていますし、
一部では、夜中の1時2時くらいから、核種などは分かりませんが、
エネルギーの低い方での増加が見られ、それが、4時や5時の
兆候へと繋がっている様に思えます。

いずれにせよ、3月12日の朝の8時までには、もしも誰かが
リアルタイムでスペクトルを観察していたり、アラームを
設定してあったなら、異変が起きているのが明らかだったでしょう。




で、モニタリングポスト(2インチNaI?)で最初にはっきりと見えた核種は、
何なのか?というのを考える時、私はテルル132(228KeV)かと思っていたのですが、
キセノン133だという話も聞きました。

これを見ると、Xe133は、80KeVが233KeVの100倍くらい高くなるので、
低いほうのピークがXe133で、高いほうがTe132とXe133の合成なのか?
とも思いますが、よく分かりません。
http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/ge/pdf/xe133_xe133m.pdf


HPGeによるスペクトル。ただし、3月15日のもの。ホコリのスペクトル。

http://www.aist.go.jp/taisaku/ja/measurement/index.html

12日の朝に原発近辺でテルル132を検出。
http://www.meti.go.jp/press/2011/06/20110603019/20110603019-2.pdf

高崎でも、12日からテルル132が出ている。
http://www.cpdnp.jp/pdf/110518Takasaki_report_May15.pdf


他の資料は、15日や、全体での話が主で、最初に何が出たのかを
気にしている人は、少ないのかもしれません。
http://bcp-rpg.jaea.go.jp/else/rpd/annual_report/pdf64/No64-6.pdf
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2012/siryo11/siryo1.pdf
http://savechild.net/archives/3891.html
http://www.niph.go.jp/journal/data/60-4/20116004003.pdf
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E7%89%A9%E8%B3%AA%E3%81%AE%E6%8B%A1%E6%95%A3


この様に、12日の早朝から最初に出た量は、遥かに少なかったわけですが、
その時点で、原発が壊れてしまっている、というのをはっきりと認識していたかどうかで、
その後の大放出への対処や考え方も変わっていたかもしれないですし、
「こんな危ないことは、最初の兆候から捉えたい」と私は思うのです。


Date: 2014/03/14 15:49(21)  ---  Name: nkom


先日、アップロードしたビデオなのですが、元データのサイトを見ていて、
少し(個人的に)興味深いことを見つけました。
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/sokutei.html

まずは、モニタリングポストの位置なのですが、地図がここにあります。
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/dynamic/C0002-PC.html

サイトが移ったり、URLが変更になる場合を想定して、地図の画像をコピーして
ここに貼っておきます。


この前、データのアニメーションをビデオにした「大野」は、第一発電所の
西側5kmくらいにあろところです。
ここで、スペクトルに以上が見られるのが、3月12日の朝8時前後です。

これに対して、もっと早く(3月12日の朝の5時くらい)から変化が見られたのが、
発電所の北側3kmくら?にある郡山です。

この郡山の最近一ヶ月のデータを見ると、こんな具合に上昇しています。

元データは、ここです。
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/dynamic/C0009-PC.html

つまり、2014年2月15日付近に降雨(または、降雪?)が観測され、その時に
線量が3割前後増加して、そのままになっているのです。

私が自宅で行っているモニタリングでは、そういう例は見たことがないのですが、
福島の松館(shoukan)のモニタリングポストでは、原発事故で線量が大増加する前の
2011年の3月11日の夕方にも、降水による?と思われる増加があり、
その時は、通常105cpsくらいだったのが、126cpsにまで上がっていますから、
2、3割の増加は、もしかしたら珍しくないのかもしれませんが、
その時は、以下の画像の様に、2時間で増加し、2時間で、元に戻っています。










なので、先日の降水で増加した線量が、どうして郡山で「増加したまま」になっているのか、
不思議に思いました。

また、「一箇所だけ」でこういう事態が起こっているのなら、降水で放射性物質が付着した、とか
分からないでもないですが、上記の松館のデータをみても、増加したままになっているので
変に思いました。


http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/dynamic/C0025-PC.html

不思議なので、他のポストも見てみましたが、この増加傾向は、動いている
かなりのモニタリングポストに共通して見られました。

これは、一体、何なのでしょう?


しかし、動いていないモニタリングポストがあるのは何故なのだ?
事故の後で、まだ何があるか分からないのだから、モニタリングポストを増設して
スペクトルも公開したり、CZTなりもっと他の分解能の高い機械も投入して
やらないといけないのだと思のですが、やっぱり民間で勝手にやらないと、
どうなっているのか、よく分からないだろうと思います。




Date: 2014/03/14 06:08(18)  ---  Name: nkom


ハリファックスというカナダの大西洋側の港で、濃縮ウランの原料のフッ化ウランの入った容器を
落下させてしまい、放射能漏れが起きたのではないか?という事件があったようです。
http://www.cbc.ca/news/canada/nova-scotia/radioactivity-experts-en-route-to-halifax-after-cargo-scare-1.2572311

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%95%E3%83%83%E5%8C%96%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3

容器を落下させた後、誰かが放射能を測ったところ、通常の4倍あったので、
周辺を封鎖し、作業員を検査したり、専門家の調査団が派遣されたようですが、
今の所放射性物質の漏出があったのではなく、容器の中の放射性物質で
周辺の放射能が上昇していたのを勘違いしていたのでは?という風に
カナダの国営放送の英語版サイトなどでは伝えています。

容器は、内側が金属で、その外側にコンクリートの層があり、イギリスのリバプールから
アメリカのサウスキャロライナに向けて送られたものだそうです。


Date: 2014/03/14 05:21(31)  ---  Name: nkom


WindowsXPでテレミノMCAを利用した際に、XPが落ちる、という
報告が以前幾つかあったのですが、私のXPで現在16日以上連続して
動かしてデータを取っていますが、一度も落ちていません。
(ちなみに、このXPネットブックPCは、ここ2,3ヶ月稼動したままで、
一度も落ちていません)

なので、もし、まだXPがたまに落ちる場合、電源関連の設定で、
ハードドライブを停止する、とか、そういうものを切ってみたり、
XPの自動更新(これが、ガンかも)を切ってみたりして、お試しください。

また、PCに詳しい方は、落ちる前のイベントログを観察して
報告していただけるともしかすると対処法が分かるかもしれません。



Date: 2014/03/12 21:19(47)  ---  Name: nkom


先日、3年前のモニタリングポストなどのデータが前よりも詳しく公開されましたが、
一部のご希望もありましたので、そのスペクトルデータをテレミノMCAで直接読めるようにして、
アニメーション再生した動画を作ってみました。
http://pico.dreamhosters.com/img/Misc/Fukushima_playback.zip

元データはここ。
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/monitoring/monitoring201103/201103_mpdata.html

スペクトルは、以下の二つに全部入っている模様。
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/monitoring/monitoring201103/7_naimca/201103_spc_all.lzh
http://www.atom-moc.pref.fukushima.jp/monitoring/monitoring201103/8_spector/201103_spector_all.lzh


最初は、普段、自分食品を測ったり、背景放射線のモニタリングをしている設定で
読み込んだら、物凄い計数率でスペクトルが飛び上がるので、驚きました。

対数表示の設定を変えたり、何度か試して、ようやく全体がまあまあ見えて、
しかも通常の状態からの少しの変化も見えるような設定にしました。


現在、テレミノMCAの大改造がもう少し進んだら、スペクトルデータと、
テレミノMCAをパッケージにして、解凍してプログラムを起動すれば、
誰でもスペクトルを見られるようになりますので、少々お待ちください。
(改造中のテレミノMCAでもよいから、直ぐに見たい、という方は
メールか掲示板で連絡頂ければ、既に2,3名の方が見ている実験版の
ダウンロードアドレスをお教えします。)


去年だったか、pdfの画像からスペクトルデータを「回収」したり、他の方の
動画や元のpdfを見たのと、結論的にはそんなに変わりませんが、
普段使っているソフトの上で酷い汚染を見ると、衝撃的です。
http://pico.dreamhosters.com/SeparatingPbAndI.html

今、作業をしたり、テストを兼ねて、一時間ごとのものと、
10分毎のスペクトルデータを再生して、比較したり考えたりしています。

ヨウ素が主だったのが、セシウム134が見えてきたり、
汚染とは関係ないかもしれないですが、3月11日に、雨か何かで
はっきりとウラン系のBi214とPb214の山が出来ている所が
あったり、(201103_spc21_shoukan)とても勉強になります。

また、作成中のスペクトル合成機能で、ヨウ素の汚染が、
数十倍にも増える割合を見たり、改造作業のテストにも
役立っています。



Date: 2014/03/12 04:14(12)  ---  Name: nkom


テレミノMCAの改造作業の様子


今まで動いていたものを壊さないように、古い形式と、新しい形式の
二重構造で、少しづつ内部構造の改造と強化をしています。

上の画像の機能や、AutoSaveで自動的に測定の経過を保存する時に、
その設定やBGも一緒に保存し、自動保存して記録を簡単に再生する機能とか、
右クリックしてスペクトルを保存する時も、そのデータや設定などを保存しておいたり、
テレミノMCAを起動した時に、Ref1,2,3やBGのデータも、
以前と同じものが直ぐ使えたり、などなど、使いやすくなります。

また、設定ファイルを.tmiという拡張子で保存し、これをテレミノMCAに
関連付けておけば、設定ファイルをダブルクリックして、好みの状態で
テレミノMCAを起動することも出来ます。

こうすることで、複数の違う設定のテレミノMCAを立ち上げるのも簡単ですし、
バッチファイルなどからの起動も出来ます。(PCを起動すると、
自動的にテレミノMCAが測定を開始するようなシステムの構築も容易)

もちろん、.txtで保存してある設定ファイルや、スペクトルファイルも、
エクスプローラーで右クリックして、アプリを指定して起動すれば、
設定やスペクトルを読み込みます。

スペクトルシミュレーション(スペクトル合成機能)は、
BGのスペクトルと、K40やウラン系、トリウム系、セシウムなどの
スペクトル(BG差分)を記憶させて、それらを合成して表示するものです。

テレミノMCAの今後の予定のページで書きましたように、
http://pico.dreamhosters.com/ThereminoMcaToDoJa.html
www.nucleonica.netが公開しているスペクトルを「計算して」合成する
機能をそのうち付けたいと思っているのですが、
「実測スペクトルで」まずは試してみよう、ということで追加することにしました。
で、ウラン系とかはともかく、K40やセシウムなどについては、量が分かっている
ものの実測スペクトルと測定中のスペクトルのやまの高さを合わせて、
おおよその量の推測をすることにも使えます。

Cs134の単一線源を持っている方は少ないので、汚染物質などの
Cs134,137の混合スペクトルから、Cs137を取り除いて、
Cs134だけ(の筈)のスペクトルを生成して保存したり、
汚染土壌のスペクトルから、ウラン系やトリウム系の成分を取り除く試みをしたり、
スペクトルの「引き算」も出来るようにする予定。

後は、合成の時に、Cs137とCs134を、計算上の割合で連動して足したり、とか、
そんなことを考えています。

こういう機能があると、山の高さを測って量を見積もるより、視覚的で
分かりやすいし、K40やウラン系、トリウム系の影響も、目で見て分かるので、
間違えにくいでしょう。

まずは、ここまでの部分と、FUIジャパンのMCA1301の
対応を終わらせた版を出来るだけ早く出したいと思っています。

で、ゆくゆくは、分解能や、効率曲線などに基づいて、計算した予想スペクトルも
実測と混ぜて出せたり、とか、ピーク検出やピークフィットと組み合わせたり、とか、
色々考えてはいます。







Date: 2014/03/09 07:12(12)  ---  Name: nkom


Prochil 様が、私の地元のメープルシロップを測定してくださいました。
(私の測ったものと、ロットは同一かどうか不明)
http://sirabell.blog.fc2.com/blog-entry-116.html

2.5Bq/kgの検体で、20分で山が見え始めるのは、早い!

私の測定環境でも、スムージングや、詰め方など、工夫するともっと素早くなる可能性が
ありそうなので、テレミノMACの改造作業と併せて、考えています。



私が以前測定したスペクトルは、こちら。

2.5インチCsI、1.5インチNaI、そして低エネルギーガンマ線用プローブでの測定
http://pico.dreamhosters.com/MapleSyrupSpectrums.html

3インチNaIでの測定
http://pico.dreamhosters.com/MapleSyrupSpectrumN3.html

低エネルギーガンマ線用プローブでの汚染土壌と灰化したメープルシロップの測定
http://pico.dreamhosters.com/DetectingContaminationWithLegProbe.html


カナダやアメリカ関連の情報
http://pico.dreamhosters.com/CanadianInfo.html



Date: 2014/03/06 13:11(21)  ---  Name: nkom


スーパーらじだすでのモニタリングデータが蓄積されてきたようなので、
ダウンロードしてきて観察してみました。

テレミノMCAは、前からSPE形式のデータを読み込むことが出来ますが、
AttoMCAは、LT(LiveTime)が固定されていて、RT(Real Time)を
使うようなので、それに対応する改造を施しました。

手動で数百のスペクトルデータをダウンロードするのは疲れるので、
シェルスクリプトで自動的に落としてきて、テレミノMCAに読み込んで
300時間分のデータを足して、滑らかなBGスペクトルを作成し、
これとの差分スペクトルも表示させてみました。

で、こういうことを測定器を持っていない人や測定経験が無い人など、
誰でもスペクトルの観察が出来るように、利用した数百時間分のデータ、
(テレミノで作成した)BGファイル、設定ファイル、データ用のスクリプト、
そして、テレミノMCAのスナップショットと必要最小限の付属ファイルを同梱した
ZIPファイルを作りました。

http://pico.dreamhosters.com/img/Misc/pow2p.zip

ダウンロードして解凍したら、その中のテレミノMCAを起動して、
Browseボタンを押し、「現行データ」を選択したら、再生ボタンを押すだけです。

pow2p様が、スーパーらじだすで測定したモニタリングデータのスペクトルを
誰でも好きなように観察できるようになります。



で、そういう観察例の動画も作ってみましたのでご覧下さい。(解説、BGM付き)
(ブラウザーが対応していれば、直に見ることが出来ますが、下の圧縮ファイルを
ダウンロードしてみた方が、一時停止や巻き戻し、コマ送りがしやすいのでお勧め)
http://pico.dreamhosters.com/img/Misc/Radidas-pow2p.avi

同じファイルのZIP圧縮版。 ダウンロードするなら、こっちの方が早いです。
http://pico.dreamhosters.com/img/Misc/Radidas-pow2p.zip




スペクトルデータの閲覧、ダウンロード元
http://pow2p.web.fc2.com/spViwer/FPO/

pow2p様のツイッター、掲示板、など
http://twitter.com/pow2p
http://twilog.org/pow2p
http://sns.prtls.jp/sokutei/newly_diary_login.html

kero_jiji様のところにも情報があります
http://twilog.org/kero_jiji



後ほど、既にアップロードしてある、私のBGモニタリングデータと
その観察動画のZIPファイルにも、同じ様な仕組みを施したり、
他の測定データもこのようなパッケージ化をして、測定の検証や追体験、
スペクトル測定の学習や、ソフトの使い方に慣れるのに
利用できるようにしようと思っています。



Date: 2014/03/04 12:08(03)  ---  Name: nkom


ラドンのBi214やPb214の増加を見たことがない、とか書いていたら、ちょうど日向野様が
ビスマス214と鉛214の減少の様子?とも思われる画像をアップロードなされていました。

https://twitter.com/higanokenji/status/440440956320354304/photo/1

ただ、計数率が少ない場合、初期的にスペクトルが暴れていて、
それが「落ち着いてくる」のは、良くあることなので、
ビスマス214や鉛214の崩壊による減少「だけ」なのか、
スペクトルの落ち着きによる「見かけの減少」なのか、
両方混じっているのか、ちょっと私には分かりません。

AutoSaveで、1800秒か3600秒ごとにデータを
保存してあったりすれば、それを再生したり、各データの差の
データを作って、それが時間の経過とともにどう変化したのか、
しないのか調べたり、色々出来るのですが。

例: 黒月様のデータで、ちょうどそういう検証をしている様子の動画(コメント、BGM付き)
* ブラウザーが対応していれば、そのまま見ることも出来るavi形式
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Rururu-BGmon-PB_2014_02_26_131131.avi
* ダウンロード用圧縮ファイル
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Rururu-BGmon-PB_2014_02_26_131131.zip


また、信州ラボの一之瀬様が、やはり、雨水の中のBi214やPb214について
去年検証した事柄に付いてツイートなされていましたが、
空間線量をモニターしているシンチレーターやガイガーカウンターで、
大きな増加を拾う程の放射能を持った水があるのだったら、
特にBi214などは、私のモニタリングでも拾えそうに思えるのですが、
今までの所、そういう事例はありませんでした。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2013/08/2015-8-15-f0ef.html
https://twitter.com/ichinoseshu/status/440883625463009280


地上十数階なので、地表に落ちた水の放射線をあんまり拾わない為、
というのがもしかしたら私のデータに降雨降雪の影響が出ない理由かもしれません。
(黒月様の測定場所も、地表から離れていますし)


らじだす系のモニタリングデータも出てきているので、おいおい比較検証してみたいと思います。
http://pow2p.web.fc2.com/spViwer/FPO/#__20140304%2F03041700.spe//0
https://twitter.com/pow2p/status/440616926218162177




Date: 2014/03/04 11:17(05)  ---  Name: nkom


放射線は止まらない

よく、アルファ線は紙で止まる、ベータ線は、アルミやアクリル樹脂などで止まる、
ガンマ線は、鉛などを使っても、エネルギーの高いものはなかなか止まらない、
などと言われますが、本当は、「止まっている」「遮蔽されている」と言うより、
「変換されている」と言った方が、より正確なんじゃないかと思います。


アルファ線は、紙でさえ、より多くの、しかし、エネルギーが低い電離放射線や電磁波に変換されます。

ベータ線は、数ミリの厚さのアルミや樹脂などで、より多くの、エネルギーが低い
電離放射線や電磁波に変換されます。
その時、密度の高いもので変換されればされる程、よりエネルギーの高い電離放射線に変換されます。

エネルギーの高いガンマ線は、鉛や密度の高い物質でも、あまり変換されません。
また、エネルギーによって、コンプトン散乱や光電効果などによる変換の割合も違います。


こうして、放射線が「変換」されると、結局、どんどんと、エネルギーの低いガンマ線、
つまりは、X線に化けて、その代わり、量は増えます。

そして、蛍光作用で光になったり、熱に変換されて赤外線まで下がったり、
その先、電磁波にまで化けるのかどうかは、知りませんが、とにかく、
「止まる」「l遮蔽される」のではなくて、「変換される」「化ける」ので、
アルファ線は、心配しなくて良い、とか、ベータ線は、簡単に遮蔽できる、とか、
X線はエネルギーが低いので薄い鉛で遮蔽できるから問題ない、とか、
そんな風に考えてしまわない方が良いのではないかと思いますです。


また、ガンの危険性について言えば、X線を照射した方が、
もしかしたらガンマ線よりも高いのかもしれませんし、
エネルギーの低い放射線に変換される時に、「量は逆に増える」ので、
「エネルギーが低くなれば安全」とか、考えない方が良いだろうと思います。




Date: 2014/03/04 08:57(49)  ---  Name: nkom



Y氏から群馬、長野の様子のレポート
http://pico.dreamhosters.com/img/Mr.Y/Radioactive_contamination_Gumma-Nagano-2014-2-23.pdf
を頂きましたので、「Y氏からの報告のページ」に追加しました。
http://pico.dreamhosters.com/ReportsFromMrY.html

有難うございます。


日本語ページインデックス、
http://pico.dreamhosters.com/JapaneseDocuments.html

素人測定の難易度とお勧めのコース、
http://pico.dreamhosters.com/SiroutoSokuteiCourse.html

テレミノMCAのスペクトル表示部分の色を変える方法
http://pico.dreamhosters.com/ThereminoMcaColorSetting.html

などのページも若干更新しました。


テレミノMCAの作業は、テスト用のパネルで色々なことをしています。
色や他の設定を簡単に切り替えたり、変更できる仕組み、というのも考えています。




Date: 2014/03/02 20:22(05)  ---  Name: nkom


学習用ビデオのリンクページを更新して、5つの動画の圧縮ファイルと、直接視聴用のリンクを追加しておきました。
http://pico.dreamhosters.com/VideoLinks.html


ちなみに、動画の中でもコメントを入れましたが、私は、ここ(カナダ東部)と、黒月様の横浜での
BGモニタリングで、今までラドンなどの大幅な上昇を示す様なスペクトルを見たことがありません。

うちの24時間稼動してデータを取っているガイガーカウンターでも、雨や雪や時期の変化でも、
数値が大きく動いたためしがありません。

なので、日本で何故、ガイガーカウンターやモニタリングポストの値が大きく動いたりするのか、
疑問に思っています。通常のバラツキ以上に計数率の値が大きく動くのであれば、スペクトルにも
相応の変化が出ても良さそうに思います。




Date: 2014/03/02 16:29(27)  ---  Name: nkom


今まで作った幾つかの動画に簡単な説明テロップと、BGMを付けてみました。
BGMは、単に音楽など、測定には関係ないので、邪魔な場合は、
音を消してご覧下さい。
また、VLCなどの動画閲覧ソフトを使って、スロー再生にしたり、コマ送りにしたり、
逆に素早く前に進めたり巻き戻したりすると、色々と分かりやすい場合があります。


CsI2.5インチの測定器を使い、遮蔽の外でセシウム137が1000bq/kgの土壌20g
(Cs137が20Bq含まれている)を測定している様子の動画。結構簡単に見えます。
BGMは、アリアン・モファットのメドレー。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Soil-20g-20Bq_2014_02_26_113727.zip


遮蔽の外で20Bqのセシウム137(とそれに見合うCs134)を含む20gの汚染土壌を、
測定器にくっつけるのではなく、8cmの位置において、それでも検出できるか試してみたもの。
さすがに8cm離すと、直ぐには分かりませんが、それでも見えただけでも驚きです。
BGMは、昔のフレンチカナダの流行歌でジュリー・マスのPrends bien garde。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Soil-20g-20Bq-8cm-2014_02_26-Radius.avi




黒月様のBGモニタリングのデータを見ている動画。
BGMはライオネル・リッチーが歌いまくるメドレー。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Rururu-BGmon-PB_2014_02_26_131131.zip



私のBGモニタリングの動画とスペクトルデータのコンボは、データを追加し、
動画は、コメントとBGM(お祭りの様子)付きで作り直しました。
Cs137が20Bq含まれる土を測定器の前、そして測定器から8cmの
所においた場合の変化も見ることができます。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_02_25_05_27_13-BG__MON_3-6-CsI_63mm.zip



これは、昨日作った新作です。上の動画と見比べると面白いかと思います。
586時間分のBGモニタリングの結果を平均的なBGを差し引いてその差の形で
観察してみた動画。途中で、他の測定器を近くに置いて放射線が遮蔽され、
総線量率が下がり、200KeVから左の方が低くなったり、総量で20BqのCs137を
含む土(Cs134も入っている)を測定器の前に置いたり、測定器から8cmの位置に
遠ざけたりした影響も良く見えるし、磁気の変化か空中のX線の変化なのか、
低エネルギー領域(主に60KeV以下)で、時々通常の2倍かそれ以上に
カウントがあがる現象が分かったり、個人的には色々と勉強になった動画です。
BGMはバッハ。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/BG-Mon-2014_02-BGsub-R.zip




動画を作ったり、BGモニタリングのデータから、BGを合成したり、
黒月様のデータから差分データを作ったり、色々やっていて
バグや不便な点が見つかったので、現在バグ取りと拡張作業をしています。

追加した機能は、BGやRef1,2,3にデータを読み込んだ場合、そのファイル名を
設定ファイルで覚えていて、次回に起動した時に自動的に読み込む機能など。
同じBGを使いまわす時などに便利です。

また、Ref1,2,3といったスペクトルの記憶と表示の仕組みを
現在のものからもっと整理して、管理しやすい形式にオーバーホールする準備や、
表示方式の部分のオーバーホールの準備も進めています。


また、人間が、目で見て細かい違いを見つけるには、パラパラ動画や、
銀行員が印鑑を確かめる時の様に、何度も素早く画像を切り替えると良いので、
スペクトルの時間による変化や、BGとの差などでも、素早く切り替えたりして
違いを発見しやすく出来るようなユーザーインターフェースを考えています。



Date: 2014/02/26 22:30(19)  ---  Name: nkom


黒月☆縷々 様へ

トルコ産の紅茶、ナッツとかハーブは、以前に汚染されたものが
あったようですが、スパゲッティって最近どこかで検出されたのでしょうか?

http://togetter.com/li/335281
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/etc/JapNews/News1987.html
http://www.jamas.or.jp/news2/getrecords?searchNo=26&startNo=1


あ、これかな? 1987年の頃の話のようですが。
http://ameblo.jp/hajisaji/entry-11549650553.html

石垣市民ラボでも、不検出。 LB2045、2インチNaIで13時間の測定。
ただし、量は少なくて400g弱。
http://blog.ishigaki-lab.ciao.jp/?eid=532


ゲルマで長時間測れば、少しは汚染されているのかもしれないですが。


こちらでは、検出した様なことが書かれていますが、何でどう測ったのか分からないので、
もしかしたら、ガイガーカウンターで測った、とか、そういう話の可能性もあるかも。
http://blogs.yahoo.co.jp/yellow34982/folder/980697.html

みんなのデータサイトで検索して見たけど、トルコのパスタは、出てきませんでした。
http://www.minnanods.net/

イタリア製5件とギリシャ製1件の計6件の結果が出てきて、どれも不検出。
使われた機材は、AT1320A(2.5インチNai)、CSK−3i(3インチNaI)、Can−OPS NaI(2インチNaI)。



アメリカ大陸は、チェルノブイリの影響はヨーロッパより少ないのかもしれないですが、
核実験由来らしき汚染がまだ残っていて、小麦も遺伝子操作したり、農薬も使っていたりしそうだし、
パスタ類についても、どこの製品が一番低汚染なのか、よく分かりません。

クスクスは確か測った事があって、山は全然見えませんでした。(アメリカ製)
私が通常食べているパスタはカナダ製で、こちらは遮蔽の中できちんと測ったことはないです。


>ミキサーのコンタミ

高濃度の検体は、器具や容器を使い捨てにするのでないと、
洗ったり除染するのも怖いし、困りものです。

簡単に濃縮したり、灰化したり出来て、そのまま測定に使えて、
安価な容器とかあれば良いのですが。

メープルシロップの灰化に使ったPyrexのガラス容器は、
捨てようかと思って、ビニール袋に入れたまま放置してあります。
たとえ、せいぜい数ベクレル/kg程度の汚染が、極微量
付いている可能性があるだけなのですが、それでも、嫌です。

土とかホコリとかは、一粒で数ベクレルかもっとあるような
微細なホットパーティクルとかあって、飛び出すかもしれないし、もっと嫌です。


>1〜5Bq/kgの汚染を確認できるか?

ロシアンの場合、1Bq/kgだと、
鉛の遮蔽も、しっかりしていて、
安定した測定環境で、量も1kgとかあっても、
それでもあんまりはっきりと見えない場合も
あるかもしれないと思います。

で、1Bqと2Bqの違いは、かなり大きいような気がする。

3Bq以上あれば、結構簡単に分かるんじゃないかと思います。
5Bqとか10Bqは楽勝。
20Bqだと、汚染の無い地域なら、遮蔽の外でも見えてしまう。

私も、今度、1000Bq/kgの土を、5g、3g、2g、1gと小分けにして、
それで試して見ようかと思っています。
(30g、20g、10gで試して、簡単に見えるし定量的な推測も、
山の高さでまあまあ分かるのは一応確かめたので)


>FUIジャパンのSrI2Eu(ヨウ化ストロンチウム)放射線測定セット

お金があったら、欲しいですが、無いのでパスです。
私は、既にMCAもあるので、検出器部分だけ買えば良いですし、
楽器を叩き売れば買えないことはないですが、
それでも、やっぱりちょっと高い。

それに、HPGEeのプリアンプのテストや真空のテストとか進めて、
自分で出来る保守だけで済めば、安いし分解能も良いですし。




Date: 2014/02/26 21:20(34)  ---  Name: nkom



遮蔽の外で20Bqのセシウム137(とそれに見合うCs134)を含む20gの汚染土壌を、
測定器にくっつけるのではなく、8cmの位置において、それでも検出できるか試してみました。
以下は、測定途中に録画して、少々コメントを付けた動画。
コーデックを幾つか試したら、圧縮率の高いものがあったので、そのままアップロードしました。
(非圧縮だと800MBくらいあるのが、33MBになった。でも、色がちょっと変わりました)
ブラウザーにプラグインがあれば、ブラウザーでそのまま見られますし、
リンクの上で右クリックしてファイルを保存して、VLCや他の動画閲覧ソフトで
ゆっくり見ることも出来ます。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Soil-20g-20Bq-8cm-2014_02_26-Radius.avi


録画は、さっきと同じソフトを使いました。
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/cajamarcaeye/

画面に文字を出したり、編集するのは、Aviutlを使いました。
http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/

Aviutlは、最初は色々と機能が有りすぎて、面倒くさいかと思ったら、
そんなことはなく、すぐに初歩的な使い方は慣れました。



遮蔽の外でも、3桁ベクレルあれば簡単に山が見えるのは知ってましたが、
20ベクレルの総線量のものが、それも8cmも離しても見えたのには驚きました。
(測定器にくっつけると、結構短時間で見えてしまうし)

セシウム汚染がほとんど無くて、磁気遮蔽を施して温度もあまり変わらないという、
遮蔽の外とは言え、とても安定した測定環境でもって、
長時間測定して滑らかになったBGを使ったからこそなんとか見えたのであって、
汚染がある場所や測定環境が安定していないと難しいかもしれませんが。



これで、動画の録画やテロップの入れ方に少し慣れてきたので、
ソフトの使い方や、ギザギザやヒゲと山の見分け方などなどの動画も
そのうち作ろうかと思います。


Date: 2014/02/26 18:40(08)  ---  Name: 黒月☆縷々

nkom様

私のBGモニタリングデータの動画化ありがとうございます。
nkom様のモニタリングデータなどの動画化も含め、
テレミノの使用法の参考になります。
何度も見直してあれこれ検証してみます。


「トルコ産」スパゲティは、座間測定室さんの測定でも不検出だったみたいですね。
このスパゲティが汚染されているという情報は見た事がないのですが、
Twitterのタイムラインに汚染されている様な情報を見かけましたので測定してみました。

また、ミキサーなどのコンタミがあるかないか?その辺の確認も同時に行ったつもりです。
※以前に南相馬の夏ミカンや柚子で高濃度に汚染されている検体を粉砕した事があるため。


>「SEP?」の山ですが、遮蔽の中では普通に見える511KeVの消滅ピークだと思いますが。

上記も了解です。まだまだ、基本的な事を把握していないので情けない限りです。


Windows XPが頻繁に落ちる件、無線LANをOFFにしてBGモニタリングを開始していましたが、
二日もしないうちにダウンしてしまいました。
その後、 XPの調子がいまひとつな為、現在BGモニタリングは行っておりません。
XPの設定をあれこ確認してからBGモニタリングを再開予定です。


先日、「群馬県産」椎茸の測定を行いましたが、こちらはセシウム137を完璧に捉えたかと思われます。
「神奈川県産」ミカン(実)は、かなり微妙なラインで、このスペクトルがセシウム137を捉えているのか?
それが判明することにより、1〜5Bq/kgの汚染を確認できるか?
私の測定ではキモになるのかもしれません。

「神奈川県産」ミカン(皮)の測定も行ったのですが、ドリフト傾向が見られましたので、
土壌検体でセシウム137のピークを確認したところ、そこそこズレていました。
※土壌検体のセシウム137ピークは、ズレていたミカン(皮)のセシウム137ピークに近い結果となりました。

現在、土壌検体でセシウム137のピークを再調整してから、800ml空ポリ容器をセットして、BG86,400秒を取得中。
明日の夜から、「静岡県産」緑茶(粉砕)の測定を行う予定。
※粉砕前の測定でも、限りなく怪しいピークが見えた検体です。



>FUIジャパンのSrI2Eu(ヨウ化ストロンチウム)放射線測定セット

これはかなり興味深いです。ハイエンドアルマジロが発売されたら購入を検討しておりまして、
ハイエンドアルマジロのプライスによっては、とても悩む事になりそうな…。
といっても100万弱のセットとの事。かなり厳しい金額。
私の目標としては、デテクタと鉛遮蔽で20万以内で簡単に早く汚染を確認出来ないか?
これを追求してきたので、本来の目的からハズレてしまう事になります。
ですが、ロシアンでの限界を感じている事実であり、
もっと分解能が欲しいと欲が出てしまいます。(笑)

では。

黒月☆縷々


Date: 2014/02/26 12:19(41)  ---  Name: nkom


FUIジャパンのSrI2Eu(ヨウ化ストロンチウム)放射線測定セット!
https://twitter.com/rururutwiter/status/438659980879622145

http://www.youtube.com/watch?v=McMK7d6VXXg

LaBrの結晶より若干高いけど、スペクトルは見やすいし、
これは、かなり興味深いです!


==========

ちなみに、FUIジャパンのデジタルMCA用のテレミノの改造は、
基本部分は終わってますが、付随する部分や、画面表示部分の強化、
書き直しなどを現在徐々にやっている最中です。

改造中のスナップショット版を使って、CsI2.5インチの測定器で
遮蔽の外でセシウム137が1000bq/kgの土壌20g(Cs137が20Bq含まれている)を
測定している様子の画面の録画:

http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Soil-20g-20Bq_2014_02_26_113727.zip
一晩放置していた状態から、新規測定をしたもの。
緑の線が土壌のスペクトル。灰色がバックグラウンド。赤がBGを差し引いたスペクトル。
20000秒(5時間半強)以上の時間がたって、Cs137(662KeV)とCs134(602Kev,796KeV)の
山ははっきりしていて、Cs137の662KeV付近の一つのチャンネルの総カウント数は2000を超え、
BGから増加した分(ネット)でも500カウント以上になって、大分安定した状態で始まります。

そして、スムージングを外してもあんまり変わらないくらいスペクトルが落ち着いて
滑らかになっている様子や、Ylogボタンを切って、対数表示を止め、ズームを変えて
山の様子を見ています。
この状態では、BG差分の赤い線で、セシウムの山々が、その右側のギザギザの絨毯よりも
見間違いの余地無く高くなって、その下も完全に白く抜けているのが分かります。

さらに、色々な表示方法でスペクトルを検討した後で、ここで、新規測定を始めていまが、
スペクトルはギザギザになって、スムージング無しでは、様子が分からない状態になり、
時間とともにそれが少しづつ落ち着いていきます。

結晶が2.5インチの大きさで感度も良いので、1分もすればスペクトルの概要は
見えてきますが、スムージングをかけても、まだまだギザギザで、その山や谷に
注目しても、あんまり意味がありません。2分を過ぎても、セシウム137のチャンネルは、
14カウントしかありませんので、まだまだばらついている状態です。

それでも、新規測定ご180秒くらい過ぎて、表示を変えて拡大すると、
BGを差し引いた赤い線では、セシウムの3つの山が、その右のギザギザよりも
既に十分高く、汚染があるのが何となく分かるようになってきます。

http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Soil-20g-20Bq-later_2014_02_26_125104.zip
上の動画から一時間以上たって、まだ綺麗に丸い釣鐘上にはなってないものの、
スムージングを外しても山の下が抜けて、はっきりした状態になった時点での動画です。
また、色々な表示の仕方で以前保存したスペクトルと比較したりしています。



Date: 2014/02/26 10:57(47)  ---  Name: nkom


WinXPが落ちる件について:

うちのXPマシン(Acerの数年前のノートパソコン。インテルAtom+メモリー1GB)で、
10日くらい前からずーっと動かしていますが、今のところ一度も落ちていません。

ただ、7200秒ごとに、データを保存して新規測定を開始する設定にしてあるので、
もしかすると新規測定をしないでデータを溜めるとこける、という可能性も
考えられるので、先ほど測定時間やカウントがどんどん増え続ける設定にしてみました。


もしも、頻繁に新規測定をしない設定でも落ちないとすると、
落ちる原因として一番怪しいのがWindowsの自動アップデートです。
私のマシンでは、これは、切ってあって、手動でアップデートしています。

また、他にもマシンを遅くする色々な機能などがあるので、私はそういうのを
全部切っています。それと、利用しないアプリは、全て止めてあります。
(メモリーが少なくなると、マシンは、何かと異常な状態になりやすいし、
遅くもなるので)


もしかすると、影響するかもしれない機能の例:

検索を早くするためのインデックスサービス。
画面のテーマやエフェクトや効果音、スクリーンセイバー。
電源に関する一部の設定(画面が消えたり、ハードディスクを切ったりするもの)
USBやCDの自動実行(これは、感染の危険もあるし、切っておいた方が良い)
その他、買った時にオマケで付いてくる、要らない常駐ソフト、サービス。
ブラウザーのプラグインで使ってない時に何故か動いている様なもの。




Date: 2014/02/26 10:42(51)  ---  Name: nkom


黒月☆縷々 様へ

2月21日の360秒毎にオートセーブしたデータを拝見しました。


黒月様のBGモニタリングのデータを見ている動画を作りました。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/Rururu-BGmon-PB_2014_02_26_131131.zip

「カハマルカの瞳」という画面(そして選択すればマウスや、音声)の録画ソフトを使いした。
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/cajamarcaeye/


まず、20Bqの土の測定をしていた状態から、チャンネル倍率などを、読み込むデータと同じ設定に
変更しています。(ベースラインテストの項目は、変える必要は無いのですが、
見た人が誤解しないように変更しました)

次に、Browseボタンを押して、解凍したデータのフォルダーを指定し、
データを一つ読み込み、画面のズームとか、BKG使用などの項目を
変更して、スペクトルが見やすいようにしています。

その後で、生データや、分解能補償機能を使ったりして、変化を見ています。

更に、既に作成しておいた、各360秒ごとの差分データ(これも、Browse機能で自動的に作成)を
読み込んで、同じように見方を変えてどんな変化があるか、調べています。


ちなみに、こっちは、私のBGモニタリングの12日分くらいのデータと、その設定と、
それを読み込んで見ている動画です。
http://pico.dreamhosters.com/img/V60/2014_02_25_05_27_13-BG__MON_3-6-CsI_63mm.zip

1時間毎に結構ばらついたり、ピーク位置も
多少ふらつく様子が分かりやすい。
それでも、全体の線量率は、あんまり変わらない(平均190cpsで、+−1cps程度
なので、+−0.5%と、非常に安定している)し、全体的な傾向には、
オーロラの出た期間や、吹雪や氷雨の期間でもほぼ差が無く、
「ラドンの影響」とか、「地磁気の影響」も、私には見えないです。



で、結果としては、私のBGモニタリングと同様、
黒月様のデータもこの時間内で、非常に目立つ変化はなく、
普通のバラツキと、多少の横軸のずれがあったくらいで、異常な事態や、
ラドン濃度の変化を示すようなスペクトルの違いは、私には、見えませんでした。

もちろん、分解能補償機能を使って、色々と強調すると、バラツキがとても拡大されるので、
変化がある様にも見えるかもしれないですが、私には、それも普通の揺らぎやバラツキの
範囲内の様に思えます。

ラドン濃度が、もっと極端に変わったりすると、もしかすると見えるのかもしれないですが、
今のところ、私のところでも、黒月様のところでも、「20Bqの土による変化」に相当するか
それ以上の「はっきりとした違い」は、(おそらく磁気による)横軸のズレ以外では分かりません。


尚、このソフトで説明などを入れたり加工出来そうなので、試してみる予定です。
http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/

==============


「トルコ産」スパゲティは、セシウムは入ってないか、ゲルマでないと
分からないくらいの微量なのでしょう。


「SEP?」の山ですが、遮蔽の中では普通に見える511KeVの消滅ピークだと思いますが。


===============

これから、他のBGモニタリングのデータを拝見します。


Date: 2014/02/25 12:54(37)  ---  Name: 黒月☆縷々

皆様、大変申し訳ございません。

先程の、分解能補償機能を最初からONにしてから、セシウム137のピークに合わせ測定を行う実験スペクトルで、
スペクトルの色で検体を説明している部分が間違えておりました。修正したスペクトル画像を再投稿いたします。




黒月☆縷々


Date: 2014/02/25 12:40(21)  ---  Name: 黒月☆縷々

皆様、おはようございます。

Atom Spectra Russian 2.5×2.5 NaI(TI)USB/デテクタ上向 + Windows7+「30ミリ鉛遮蔽」、磁気シールドなし、USB口E方向、
86,400秒、「神奈川県産」ミカン38個「乾燥後粉砕」(約470ml/442g)丸型ポリ容器480g用に充填。








※分解能補償機能ONの状態でセシウム137(662)にピークを合わせた状態での測定実験。





皆様、どうでしょう?セシウム137を捉えているでしょうか?
神奈川県産や八王子産のみかん(可食部)の現在の汚染状況を確認すると、おおよそ1〜5Bq/kgの範囲でしょうか?
「ご奉仕品のくずみかん」ですので、もしかしたら若干汚染が高めの可能性もあります。

経験値が浅く、生スペクトルでは「これは確実に黒」とは判断出来ません。
様々なフィルターを使用すると、もしかしてセシウム137gが見えているのかな?とも、思えます。
「トルコ産」スパゲッティのスペクトルと比較すると、わかりやすいのでしょうか。


3,600秒オートセーブのデータ(生スペクトル用)をファイヤーストレージにアップしましたので、
ご興味のある方はダウンロード願います。保存期間は7日間です。

http://xfs.jp/n4UjL



では。

黒月☆縷々

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