Pico Tech - PicoBBS


Date: 2015/02/03 05:42(53)  ---  Name: nkom


キューバ産のコーヒー1リットル(460g)は、17時間たったらこうなりました。

薄い緑が生のスペクトルで、灰色がBG,濃い緑がBG差分。試用しているのは、中古の10万円くらいの
NaI3インチをテレミノPMTアダプター(1万数千円)に繋げたもの。

K40が少しあって(BGのK40の2倍ちょっと)、そのコンプトン散乱が見え、
バックスキャッターが計算上だと217keV付近ですが、もっと右に出ています。


細かいところ(気になっているエネルギーの低い方とか)が見やすいように、縦横両方を
(指数表示にして)引き伸ばしてみました。


昨日、セシウムの特性X線とか書きましたが、(セシウム137の子孫の)バリウムの特性X線が32keVで、
もしかするとキューバのコーヒーは、バリウムが豊富なのかも。
後、他の元素でこの辺りにX線を出すものを考えているところです。

Cs137については、この様子だと丸二日かそれ以上測っても、何にも見えないだろうと思います。

新しい遮蔽のテスト用の測定ですので、このままもう少し放置して、その後は
メープルシュガーでも測って、セシウムの32keVが見えるかどうか、とか、その位置とか、
確認してみる予定です。


Date: 2015/02/03 05:23(34)  ---  Name: nkom


自由自在 ‏@dnanoca

カリウムさーん。どこー。
https://twitter.com/dnanoca/status/562598243997995008/photo/1


カリウムも、居ないほうが良いでしょう。

Ylog ボタンの設定を変えると、もしかすると少し見やすくなるかも。




Date: 2015/02/02 13:41(45)  ---  Name: nkom


あ、「べぐれでねえか」で、コーヒーを測ってましたが、0.4Bq/Kg くらい検出されている・・・
http://beguredenega.com/archives/3389


    コーヒー豆の産地は『ブラジル、インドネシア、他』と、記入されていました。

とのことですが、豆が汚染されていたのでしょうか?
だとしたらどこの豆?ブラジル、インドネシア?他って、どこ?
あるいは、豆を加工(どの工程を日本のどこでやっているのかにもよりますが)
する時などに、混入したのか?


この結果を見る前に、実は私の測定のほうで、32keV付近にピークが出ていて、
気になっていたのです。


まあ、これは、セシウムの特性X線のものか、他のものか、何なのか
まだ良く分かりませんし、セシウムだとしても、セシウム137のピークは
今のところ全然気配も無いので、それなのにCs137の32keVが
見えるなんてことはあるのか?
あるいは、他の同位体のセシウムのX線なのか?
はたまた、他のもの(他の元素の特性X線、ノイズ、などなど)なのか?とか
ちょっと考え中。

K40はあるし、ウラン系か何かも少しありそうなので、そういうものの
何かで出ているのかもしれないですし。



Date: 2015/02/02 12:12(30)  ---  Name: nkom


遮蔽の中は、バックグラウンドを48時間くらい取って、先日スーパーで買った
キューバ産のコーヒー1リットル、460gを測定開始。
20分でこんな感じ。

80%(公開しているバージョンだと100%くらいに相当)の
スムージングでも、まだギザギザです。K40があるのは確か。
後は、まだ良く分かりませんが、ウラン系が少し入っているのかも。
セシウム137は、無いか、この測定環境では全く分からないくらいの量でしょう。



スムージングなしだと、こんな感じ。
後は、放置して、1日か二日テスト測定をしてみます。




Date: 2015/02/02 10:39(23)  ---  Name: nkom


子どもを放射能からまもる会in千葉@prochil_chiba

Raspberry-piにはマイク入力がない!(知らなかった)のでアルマジロはUSBドングル必須、いずれも場合も /etc/modprobe.d/alsa-base.conf をごにょごにょしなくてはいけないらしい。
http://twitter.com/prochil_chiba/status/562127204478234625

Pow2P様のAttoMCAがもしかしたら少しいじると使えるかも(Javaなので)
https://twitter.com/pow2p/status/426272857237118976




Date: 2015/02/02 10:11(39)  ---  Name: nkom


日本だと、こういうものがあったりするようです。
1月号なので、バックナンバーがまだどこかになるかも。特別定価3,000円!
http://www.ongakunotomo.co.jp/kagutsu/k225.html



製品で似たようなのは、こういう感じ。バッテリー、USB,外部ACアダプターの三つが使える。
これは、電源だけでなく、信号線にもフィルターがあるそうです。
http://www.ratocaudiolab.com/product/accessories/ral_extpw01/

これは、中がどうなっているのか分かりませんが、結構幅広く使えるみたい。電源も付属。
http://www.aurorasound.jp/buspower.html#buspower

日本のオーディオ好きの人たちの会話
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000430291/SortID=15666527/

苺さんのところ:
https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=15043
https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=12284


こういうのも。
http://it-densi.ocnk.net/product/150
その試用レポート
http://sfpgmr.hatenablog.jp/entry/usb%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%92%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB



Date: 2015/02/02 09:11(18)  ---  Name: nkom


こういうものもありますねえ。USBの信号をいじっている様なことが書いてあります。
http://www.ebay.com/itm/iPurifier-ifi-Audio-Active-USB-noise-filter-for-DAC-NEW-SEALED-/181581875492

同じメーカーで、乾電池より綺麗なUSB電源、というのも売ってます。いいお値段しています。
http://www.ebay.com/itm/iFi-iUSB-POWER-USB-Audio-Supply-for-DAC-soundcard-interface-amplifier-breakNOISE-/161253840992


オーディオ好きの方々が、海外でも色々とお話をなさっているようです。
http://www.computeraudiophile.com/f6-dac-digital-analog-conversion/ifi-ipurifier-what-it-how-use-it-do-i-want-it-18206/


ただ、主観的な感想が多く、音響とアナログの電気信号、デジタルのデータに通じた方の
技術的な検証とかがあると良いのですが。



Date: 2015/02/02 08:33(07)  ---  Name: nkom


あ、USB2.0で使えるアイソレーターがありました。だけど、FullSpeed・・・。
これをSovtubeで使おう、という場合には、箱をこじ開けて、中のジャンパーで
設定を変えないとならないのかも。
http://www.amazon.com/USB-Isolator-for-Full-Speed/dp/B00O5GAQMW/


これは、裸のボードで、電源が別に必要ですが、600mAまで大丈夫(と主張している)。
こっちは、ジャンパーがむき出しなので、速度変更は簡単。
http://www.ebay.com/itm/ADUM4160-USB-Isolator-Board-ADI-USB-Port-Isolator-Protection-/251618032908



Date: 2015/02/02 08:00(27)  ---  Name: nkom


宇都宮泰@utsunomiaa_com

2D5Eh USBパワーで充電できる機器なら、USBへ挿入して使用する電圧電流計が1000円以下で入手できる。電流値XXAの絶対値が示す意味はそれなりに知識必要ですが、数値の上下動は誰でもわかる。知識よりも普段の状態を見ることに意味。
https://twitter.com/utsunomiaa_com/status/561041632749830144/photo/1



先日、Ebayで、これと同じ品物を注文しました。2,3百円だったような気がする。

他には、USBハブを数種類買いました。
電源の性能や、電源周りの性能とかで、測定器にノイズが行ったり、
機器の抜き差しなどの時に問題が起きたりする場合があるので、USB2.0と3.0の
2,3のハブを試してみる為です。
(USB3.0ハブの方が、電力に余裕があるんじゃないかと思うのですが、
中華回路だと、規格を気にしていなかったりするし、最悪燃えたりする場合もあるので、
「当たり」の製品を夢見て、幾つか買ってみるわけです。)

基本的に、測定器は、他のUSB機器とハブやハブの電源を共有しない方が
トラブルは少ないです。

また、音声入力は、USB機器の中では一番?デリケートで、
使用中に抜いたり、トラブルがあると、Win7でも画面が真っ青になって
こけることがあるので、USBハブや電源、ケーブル、コネクターとかは、
少々注意をした方が良いです。

USBの電圧電流計みたいな感じで、ハブやPCとUSB機器の間に入れて、
電源のノイズをフィルターしてくれる商品って、ないのかな?
音響関係や測定関係のUSB機器を使っているユーザーには、
売れるんじゃないかと思いますが。

でも、音響関連のユーザーを想定して製品化されると
お金持ちを対象にした超高級品みたいなものに成りがちなので、
玄人志向とか、Arduino系とか、そういうところで、安めの
商品にしてくれるとうれしい。


こういう商品はありますが、これは、そもそも5+を断ち切ってしまうので、
測定器用には、使えない場合も多いでしょう。
http://www.empiricalaudio.com/products/short-block


こういうものもあるそうです。
http://blog.leisureaddicts.com/usb-ground-loops-digital-noise-and-recording-synths/

これは、$28。だけど、USB1の機械しか繋げられないし、電源は200mAまで。
http://hifimediy.com/usb-isolator


AudioコーデックのUSBって、1.0か2.0か覚えていませんが、VT1620とかは、2.0らしい。
Sovtube(ロシアン、AtomSpectra)は、USB1.1らしい。
http://www.ti.com/product/pcm2900c


自分で電源フィルターを作る方法(英語)
そんなに難しくないけど、出来合いの製品があったらその方が面倒がないです。
コンデンサーが幾つか乗っていたり、可変抵抗になっていたりすると、用途や
ノイズに応じて調整できたりして良いのかも。
http://www.electronicspoint.com/threads/usb-5v-noise-filtering.33816/


USBハブに、昔ながらのトランスと三端子レギュレーターを使った電源を繋げるだけ、とか、
そういう安直な方法でも解決するのだろうか?


USBで録音するときのアドバイス。(英語)
http://www.techrepublic.com/forums/questions/noise-filtering-for-usb-gear/

基本的に、音声入力を使った測定器にも、同じような事が言えます。
特に、使用するPCの能力がそんなに高くない場合などは、
要らない機能を全部切っておくのが基本。
でも、私の場合、測定器を数台、そのそれぞれにつきテレミノMCAを
ひとつ以上走らせて、超長時間測定とかしても、特に問題がない様に思えるので、
これも、場合によりけりかと思います。


そもそも、USBの電源にノイズがあるとして、それがPC由来か、ハブの電源由来か、
ハブの回路に由来するのか、などなどによって、解決法の選択肢も
変わってきますし、死に掛けのスイッチング式の電源が、時々ノイズを発生する、とか、
湿度や温度によって、時々発狂する、という様なこともあったりするみたいなので、余計厄介です。



Date: 2015/02/01 02:35(02)  ---  Name: nkom


ようやく、新しいアパートで鉛の遮蔽を組み上げて、現在はバックグラウンドのチェック中。
残念ながら、前のところより、K40が若干高いです。(紫色のスペクトルが以前のもの)

ただ、組み方を工夫して、検体の出し入れが多少簡単に出来るようになり、
更に、測定器がある程度固定されているので、遮蔽内で検体の交換時に
測定器の位置が動いてしまうことによる色々な影響は、少なくなる筈。

今のところ、遮蔽内の温度もスペクトルもまずまず安定しています。



Date: 2015/02/01 02:28(17)  ---  Name: nkom


RadAngelやGR−1は、KspectというKromekの無料のソフトで使えますし、
ROIを決めてピーク面積を出したり出来ますが、
SPE形式のスペクトルファイルを出力するので、
Identify.exeに読ませて計算することも出来るでしょう。
(場合によっては、横軸校正を手動指定する必要があったりしますが)

また、逆に言えば、SPE形式のファイルがあるなら、
KromekのKspectで、単純な計算は出来るわけです。

SPE形式は(基本部分は)単純なので、各社の測定器やMCAやソフトで
サポートされていて、色々と便利です。



Date: 2015/02/01 02:20(52)  ---  Name: nkom


Kromekが販促の為にやっているのかもしれませんね。
安全安心派などの頑張りで、測定器に興味を持つ人も減り、
在庫が残っているのかも。


PolimasterもEbayでPM1406を安売りしています。$1600
http://www.ebay.ca/itm/Food-contamination-monitor-PM1406/141484612480

でも、出品写真に鉛の遮蔽が写ってないので、もしかしたら測定器やマリネリだけを
打っている可能性もあります。

基本的には1インチのCsIでアルマジロのType−3と同じ大きさの結晶。
スペクトルも取れますし、Identify.exeも利用可能。
(「たろうまる」さまのサイトで最新版がダウンロードできる。)

値段で言うとアルマジロの圧勝ですが、これは音声入力を使うのではなく、
MCA部分を内蔵していて、音声入力のノイズとか、そういうものにまつわる
問題とは、ほぼ無縁です。
また、値段は結構高いものの、5センチの鉛の遮蔽もあるし、手軽さで言うと
こちらの方が簡単。

付属のソフトは、場合によっては誤判定の可能性などもあるので、
スペクトルを取って、Identify.exeで定量した方が間違いがないでしょう。
(Identify.exeには、既にCsI用の設定もあるので、それの結晶の大きさとかの
設定を変えるなり、NaI3インチの効率を100%とした時の相対効率を入力して
核種判定+定量ができます。)



そういえば、OrtecのHPGeの、あんまり高くないのが売りに出ています。
PM1406と同じ値段で$1600。$1200くらいのオファーでも、売ってくれたりするのかな?
ただし、Hofstraの商品などと違って、動作確認や保証があるわけではないので、
博打ですが、自分で修理する技術があったり、すえつける場所があって、
お金にも少し余裕があるのなら、まあまあお買い得かもしれません。(効率は15%ですが)
http://www.ebay.com/itm/EG-G-Ortec-p-type-High-purity-germanium-coaxial-detector-with-30-liter-Dewar-/181631300093



こういうところに、鉛の遮蔽も売っていたりしますが、送料が大変。
http://store.chpconsultants.com/collections/laboratory-equipment/products/ortec-copper-lined-lead-shield-for-hpge-system


同じお店で、分解能は、そんなによくないみたいですが(7.4%)、3インチのNaIが700ドル。
http://store.chpconsultants.com/collections/laboratory-equipment/products/bicron-3m-5-3-3-x0-5-nai-detector



Date: 2015/01/31 09:58(57)  ---  Name: CrowGoki

先にPOSTしたeBay出品中の RadAngel…出品者はどうやらKromek社の関係者らしく、
仁木工芸から『Kromek社 依頼品 KromeK GR-1 』としてクロネコヤマトの宅急便で
送られてまいりました。
(つまりは並行輸入品とかでなく『正規品』ってことになります。)


Date: 2015/01/31 09:47(33)  ---  Name: nkom


RadAngelは、GR−1と同様(あるいは、それ以上)分解能が良いし、測定器メーカーの品物なので、
iMetryとは、ちょっと比べられません。 
(iMetryは、CsIの2ccですが、3ccや4ccのCsIの測定器よりちょっと分解能が悪いらしい)

結晶が小さいので、強い汚染の「核種を見分ける」のには役立ちそうですが、
微妙な汚染については、あんまり分からないか、分かったとしても時間がかかりそう。

価格的には、日本で新品を買うのの半分以下なので、お買い得でしょう。

GR−1がこの値段だったら、迷わず買いますが、RadAngelが役立つほどの
高線量地域に行ったり、高濃度の汚染物質に近づいたりしたくないので、
個人的にはあんまり興味のない機種ですが、「冒険」がしたい人には良いのかも。



Date: 2015/01/30 14:37(40)  ---  Name: CrowGoki

eBayに【 RadAngel 】が出品されています。
(少なくとも今回のコレは2つ目の出品。複数台所有を1台ずつ出品されているように見受けられます。)

たしか、5mm x 5mm x 5mm の CdZnTe センサーのヤツ。
10mm x 10mm x 10mm CdZnTe の『 KromeK GR-1 』の廉価版って位置づけの製品だったかと…。
もっと安いのは…センサー違いの i-Metry ですが…。

ベースが『 KromeK GR-1 』ですから、『カスタム分析器』のチェック用と考えても良いかと思います。

【RadAngel Personal Radiation Detector】
即決価格でUS $499.00 。
『May not ship to Japan』とありますが、日本向け出荷も対応するようです。
(まぁ、前回出品時はセカイモンでも取り扱い品となっていましたが…。)

http://www.ebay.com/itm/like/181653148692?item=181653148692&lgeo=1&vectorid=229466&rmvSB=true


Date: 2015/01/26 10:46(44)  ---  Name: nkom


(多分) 一番良い防御法:  防御法が必要ない場所、環境、状況に居ること。

防御が必要な場合:      どんな防御法にも穴があったり、うっかりしたり、失敗したりするので
2重3重くらいの防御をしたり、2桁から6桁くらいの馬鹿みたいなマージンを取るくらいで
良いのではないかと思う。そして、それでも、放射能みたいに呼吸、粘膜、食事や水、
そして外部被爆に化学的な影響とか、色々な危険性があり過ぎる場合は、
「十分安全な防御」って、多分無理なんじゃないかと思います。

核実験由来やチェルノブイリ由来の汚染でさえ、すでに十分色々な影響が出るくらいの
放射性物質が世界中にばら撒かれていたのだろうし、それに原発事故でがっつり上乗せ
されているし、今でも海や空に垂れ流しにされているので、厳密に安全な場所なんて
あんまり無いのかもしれないですが、東京なんかよりは西とか北海道の追加汚染の少ない地域
に居た方が防御の必要性が格段に低いわけです。

防御の必要性が少ないと、失敗する可能性も低いですし、手間隙お金もお余りかかりません。


まあ、西の方でも、土壌には下手すると10から20Bq/kgくらいの汚染があったりするので、
そういうのを知ってしまうと、安心して子供に泥遊びさせたり、コケに触ったりするのには
私は、かなり抵抗があります。
でも、東京とか、もっと高濃度に汚染された地域で子供が遊んでいるのを見るよりは
遥かに苦痛が少ないです。

子供って、何でも触りますからね。ガードレールとか、土とか、葉っぱとか、コケとか。
遊園地の遊具の様に多くの子供の手で除染されてしまっているものはともかく、
数年分の汚れが溜まっているもの、最近のものでも、高濃度のものがたまたま
くっついている所とか触って、その手で目や鼻を触ったりしたら、良くないでしょう。

小さな子供は、駄目だと言われていても触るでしょうし、数回繰り返しただけで
結構な影響が出てしまう可能性もあるかもしれない(と私は思う)ので、
子供を放射能から守るのは、汚染地域では「不可能」だと思います。

少し大きくなれば、大人並みか大人以上の「防御」も出来るのかもしれませんが、
市販の普通のマスクはザルなので、全くないよりは良いけど、呼吸による被爆の防御は、
基本的に不可能だし、電車などの公共交通機関や学校やスーパーや病院などなどや
道路も汚染の拡散場所なので、そういう場所を避けるのも不可能。

それでも、全員が直ぐに死んだり重病になるわけではないのは、政府が繰り返し
強調した通りですが、「風邪をこじらせやすくなる」という程度の影響でさえも、
日々の生活の質を悪化させるものですし、いわゆる「ブラブラ病」の軽いものでも
色々と嫌なことが増えるのではないかと思います。

また、自分を見ても、他の人も、人間って、既に結構馬鹿でどうしようもない生き物なのに、
放射能の影響とかでこれ以上アホになったら嫌なものです。



Date: 2015/01/17 18:42(20)  ---  Name: nkom


CrowGoki 様へ

文書のURL,ありがとうございます。

こういう文章を見ても、汚染地域で暮らしていて全く健康に影響が無いだろう、
とか思える人も居るのかもしれませんが、
微粒子が徐々に拡散し続けている状況で、
それが食べ物に紛れ込んだり、衣服や生活環境にくっついたり、
目や鼻や肺などに入ったりしてしまうわけですし、
おまけに、事故で出たものだけでなく、せっかく集積した廃棄物や、
その他のものまで燃やしたりして拡散させてしまうのですから、
影響は長期にわたってじわじわと継続するのでしょう。


特に、中間貯蔵施設に集めるものは、「30年後に」最終処分するのだと
思っていらっしゃる方も居るみたいですが、「30年以内」なので、
それは、明日かもしれないし、今後30年にわたって断続的に拡散が続き、
しかも「いつなのか」が明記されていないので、監視するのも楽ではなく、
国内や国外のどこにどう持って行ってブン投げるのか、分かったものではありません。




Date: 2015/01/17 03:02(01)  ---  Name: CrowGoki

昨日、NHKがニュースで報じたこと…。

《『東海村バケツ臨界事件』で15年間保存されていた低レベル放射性廃棄物ドラム缶700本相当を、8年かけて焼却処理する》
…ということですが…、この国の国民性の最たるもの『なし崩し』体質を考えれば、中・高レベルの物が公然と埋め立て資材なりに使用される日は近いのかも知れません。


Date: 2015/01/17 02:48(15)  ---  Name: CrowGoki

福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性
――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性
渡辺悦司 遠藤順子 山田耕作 2014年10月13日(2014年12月18日改訂)

http://acsir.org/data/20141013_acsir_watanabe_endo_yamada_12211.pdf


Date: 2015/01/16 09:07(31)  ---  Name: nkom


一昨日はマイナス30度まで下がって、少し寒かったですが、今夜もまたマイナス26度くらいになるらしい。
でも、来週にはマイナス5度くらいのポカポカ陽気になるのだそうです。予報が当たればの話ですが。


CrowGoki さまへ

論文 完成稿_1117.docx というのは、多分私のブラウザの設定のせいで、見られませんでした。
(クッキーだのスクリプトだのを切ってある為)


「原発はいますぐ廃止せよ」のブログは、たまに見ていますし、他では拾っていない資料なども
集めてあったりするのですが、測定関連ではヒゲやギザギザにピークを見てしまう誘惑に弱いし、
その点などを申し上げたら色々と関係ないことを持ち出してくるし、しまいに「工作員扱い」まで
されたので、以後こちらからは何も言わないことにしています。



Date: 2015/01/12 09:32(22)  ---  Name: nkom


長らくご無沙汰していましたが、ようやく引越しやら年末年始の仕事のゴタゴタも
一段落してきて、新居で測定環境の再構築をぼちぼち始めたところです。

引っ越してきたのは、川沿いの5階建てのアパートの3階で、以前のアパートよりも
標高が80から90メートルくらい低くなっています。

昨日、BGモニタリングを再開してみたところ、以前のアパートとほとんど同じような
スペクトルで、目だったK40やらBi214やらの違いとか、直ぐに見て分かるような
汚染などは、何もありませんでした。



Date: 2014/12/07 18:06(35)  ---  Name: CrowGoki

【横浜のSr90入りの文科省の測定の土、コバルト60もあるでよ!:FC2 ブログ 原発はいますぐ廃止せよ】

文部科学省 原子力災害対策支援本部 モニタリング班
横浜市が採取した堆積物及び堆積物の採取箇所の周辺土壌の 核種分析の結果について

http://pfx225.blog46.fc2.com/

【全国の愛煙家に告ぐ!オレの吸うセシウムタバコエコーは1本0.05Bq、1箱20本で0.1Bq!】とか、なかなかに楽しいブログ…キョロ (∇ ̄ )(  ̄∇) キョロ


Date: 2014/12/07 08:05(34)  ---  Name: CrowGoki

Twitterで、こんなのが流れてきました。

【Fukushima 放出 微粒子 論文 完成稿_1117.docx(tok*bok**223さんのマイボックス)】
https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-g6vjvc7r6wit4cx2kxaxjggqma-1001&uniqid=8c2cb368-f11e-42c0-8cdf-73e3fe368e76&viewtype=detail


Date: 2014/12/03 05:38(58)  ---  Name: nkom


アメリシウム241やテルル(132?)も、見えたりするのだそうな・・・

「同位体研究所の携帯HPGe測定」
http://us.twitcasting.tv/dondeli/movie/121915371



Date: 2014/12/03 05:37(19)  ---  Name: nkom


引っ越し準備中につき、うちのリアルタイムスペクルモニタリングは、お休みがちになります。
場所が確定して、安定するのは、もしかすると来年になるかもしれません。

http://pico.dreamhosters.com/BackgroundRadiationOfMyHome.html

それにしても、バークレーは、またウラン系が上昇。
いつもの様に、高気圧が来て、気圧が下がりかかっています。
風は、微風で、強いて言えば南よりですが、西と東で割れています。
微風で、気温が上がるような天気の時に上昇しやすいのかも。
だとすると、地元の地面からラドン供給と、その子孫の上昇気流による地表からの離脱とかが
影響しているのかもしれません。

まあ、バークレーでこれだけ上がっていても、誰も何も気にしていないのが不思議なくらい。
Cs137やCs134も測っていて、その数値が動いていないせいもあるかもしれませんが、
地震の前兆なんじゃないのか?とか、そういう話も出ないみたいだし、それ以前の問題として、
私くらいしか気にしたり見たりしていないのかも。



Date: 2014/11/30 13:06(42)  ---  Name: nkom



引越し先のアパートの部屋で、パンケーキで測ったり、スペクトルを取ったりしてみましたが、
石造りの家で地面の放射能もまあまああるのか、現在のコンクリート製のアパートより
背景放射能が若干強いみたいでした。(10%か20%くらい?)

今、3インチで、部屋の中で測定していますが、K40もあれば、Bi214も結構見えます。

地下室の方も地上とそんなに変わらないので、地下に設置する意味は無さそう。

また、同じ建物の中の少し広い部屋も空きが出たので、そちらも検討したり、
もしかして仕事場にもっと近いところに良い物件が出たら、そっちに移ろうか少し思案中です。
(新しいアパートは、珍しく年契約で無く月ごとなので、簡単に引越しが可能。)



Date: 2014/11/29 09:38(02)  ---  Name: nkom



なんだか、外でカーニバルのラッパの音が聞こえて、サンバのドラムの音も聞こえてきたので
何のお祭りだろう?と思って窓から眺めたら、何かのデモみたい。

ちょうど、うちのアパートの下の交差点でやっているのですが、よく訓練された
ドラムのグループの演奏に、近所の工事現場の鉄骨の音などが混じっていい感じです。



Date: 2014/11/29 09:27(09)  ---  Name: nkom



素人測定をしている方の中で、「変な思い込み」が強い人達のご意見を見ていると、
「基本的なこと」を気にしない、学ばないで、あまりに性急に「結果」を求める傾向があると思います。

しかも、その「結果」も、上っ面の「数値」ばかりを気にしたり、あるいは、数値で確認しないと
気が済まなかったり不安だったり、数値さえ合えばそれで良いのだと思ってしまったりする。



多分、アホな政治家とか、学者もどきの人達(経済学者とか)が、数値を振り回して
色々とたぶらかすのにでも慣れきって、
    「数値」=「信頼できる」「確か」「良いこと」
みたいな、一種の洗脳がなされてしまっている人が(日本には?)多いのでしょう。




放射能測定の場合、「基本」というのをどの辺にしておくと良いのか?は、
色々なご意見があるかと思いますが、
   「放射性元素が壊れて出てくる放射線を測っている」
という辺りでいいんじゃないかと思います。



セシウム137とかの放射性同位元素が壊れるのは、
規則的に一定の間隔で起こる現象ではなく、
一見不規則に、デタラメのマダラメに起こる現象なのだ、
というのを忘れない様にすると良いのでしょう。

これを忘れると、バラツキのせいで起きていることを、何か意味のあることと
勘違いしてしまうことになりがちです。


その一方で、デタラメな間隔で起きる元素の崩壊も、長い間、
あるいは何度も回数を重ねて測っていると、その平均は段々一定の値に
収まってくることも知られています。


要は、短気な人、せっかちな人には、デタラメに見えても、
回数を重ねたり、長い時間をかけると法則性などが見えてくる様な
そういう現象があって、放射能測定もその一つだと言えるでしょう。




たとえば、ガイガーカウンターで、放射能を測る場合、一分間に20回とか、30回の
放射線を感知したりしますが、この回数もデタラメに変化します。

が、何度も測ったり、十分とか二十分の平均を取ったりすると、
放射能の状況が変化しているのでなければ、結果は徐々に、
より狭い範囲の中に収束してきます。



これと同様に、スペクトル測定に於いても、それぞれのエネルギー位置のチャンネルでは、
最初は、デタラメにバラついた値で始まり、徐々に特定の値に収束していきます。

これを、スペクトル全体としてみると、測りはじめは、非常にギザギザしたスペクトルが出て、
時間が経って、各チャンネルでのカウント数が増加するに連れて、
それぞれのチャンネルの数値が安定してきて、スペクトル全体でも、ギザギザの上下の幅が
小さく収まってきて、スペクトルが滑らかまろやかになってくるわけです。



まあ、こんなことは、何度も言わないでも、スペクトルの成長を数回見守れば
直ぐに分かることだと私は思っていたのですが、どうやら一部の人にとっては
飲み込むのが大変困難なことみたいですので、何度でも、しつこく言った方がよいのかも。



こういう「初歩的な基本」が理解できると、バラついているギザギザのスペクトルは、
デタラメさの度合いが強い「マダラメ状態」であって、信頼性が低い、
というのは、当然のこととして一緒に理解されるのですが、
「短気なおじいさん」「せっかちなおじさん」という傾向を持つ方は、
ギザギザに意味を見出さずには要られない症状が多発しがちです。

同様に、ギザギザの上下の幅の中は、デタラメさの度合いが詰まった
「マダラメ領域」なので、そこで小さなギザギザの山の面積に三角形や
台形を当てはめて無理やり数値を出しても、あんまり意味がないわけです。



もちろん、汚染が結構強かったりすれば、スペクトルの他の部分が
まだ凄くギザギザな状態でも、その核種のピークの部分は「毎秒のカウント数」、
つまりはレートが高く、従って山が直ぐに出てきますが、微妙な汚染を測ろうとすると、
もっと、のんびりと、時間をかけたり、あるいは、濃縮したりしないと
なかなか分からないものです。

そして、結晶の大きさが小さいと、感度が低くて、毎秒のカウント数が少ないので、
大きな結晶の測定機に比べると、数倍、数十倍、数百倍の時間や工夫をしないと、
信頼性の高い結果は得られないのも、残念ながら当然のことです。




数値に異常にこだわる人などに見られる傾向として、もう一つ気づいたのは、
そういう人達が、実は、数値を算出する基にになるモデルやそのモデルの考え方に
無頓着というか、理解が無かったりする、という点です。

つまり、この人達は、どういう原理を利用して、どんな仕組みを想定して
どういう風に計算して数値としての結果を出すのか?という点を理解せずに、
「上っ面の数字」でもって、あーだこーだ、と分かった様なことをおっしゃる場合が
多いという点です。


後は、色々と推論する場合に、基礎部分を無視して、中間的なところで
変な妄想を膨らましたり、ある程度「理論的」な考えと、思い込みと
勘違いがごっちゃになって混乱している例とかあって、どこでどういう間違いを
しているのかをある程度正確に理解しようとすると、頭が痛い場合もありました。



まあ、こういうのは、放射能測定に限ったことではなくて、
人間全体に、非常にしばしば見られることなのかもしれません。




個人的には、「数値」というか「段階的な変化」と、もっと滑らか、なだらかな変化の関係と、
具象的なことからの抽象化の過程との関連性とか、「仮想化」の階層間の間柄とか、
「波と粒子」みたいな間のことなどの「絡み具合」について、少し考えるきっかけになって、
その点では面白かったのですが、「スペクトル測定の広がり」という点では、
ちょっと残念というか、上っ面の数値人間が思ったより多くて、少しがっかりしました。



そもそも、スペクトル測定のお手伝いをしようとした背景には、ガイガーカウンターとか、
豆粒みたいなシンチレーターの付いた計測器を何マイクロシーベルトです!とか
測っていても、安全が分からないどころか、危険も分からないだろうと思ったからです。
これに対し、スペクトルにセシウムの山が出るのを見れば、そこに汚染があるのは一目瞭然ですから、
少なくとも「危険」なのはわかりやすくなるだろうと思ったわけです。

そこで、既に当時使っていたIdentify.exeや、他のソフトと比較して、
フリーソフトの中でベクモニとテレミノMCAを検討し、ベクモニがオープンソースにするのを止めたので、
テレミノMCAを改造することに決めました。

当時、テレミノMCAには、目盛りの数字すらなく、単に、「スペクトルの形状」が
見られるだけで、量的な比較や定量的なことをするのは不適当だったので、
目盛りの数字を付けたり、カウント数だけでなく、レート(cps)で表示できるようにしたり、
スライダーで設定を調整するだけでなく、数値で正確に指定出来る様にしたり、
BG差分の計算法が適当でなかったので、改造したり、自動定期保存機能や
ブラウズ機能を追加したり、SPE形式のスペクトルデータを保存して、
IdentifyやKspectなどの他のソフトで読み込んで、解析したり、定量的な計算をしたり
出来る様にしたりして、「スペクトルの視覚化ソフト」というだけでなく、
測定や解析、そして学習の補助になる機能を強化したわけです。

その一方で、定量的な計算の機能は、単純なものであれば追加するのは
そんなに難しくは無いのですが、「ベクモニがどういう間違った使われ方をしているか」というのを
観察した結果、「数値」を出す機能を安直に追加すると、「数値信仰」を狂信する人が飛びついて
悪用/濫用するだろうと思ったので、やりたい人はエクセルでも直ぐに出来るのだし
「意味の分ってない人が上っ面の数値を出せる機能」は、急いで付けないことにしました。


こうすることで、数値信仰の人は、自然とベクモニに流れ、
テレミノMCAを使う人は、スペクトルを良く見て、視覚的、感覚的な理解を深め、
やる気や必要があれば、山の高さから数値を計算したり、SPEファイルを利用して、
IdentfyやKscpectやSPViewerとか、あるいはRやOctaveやGnuplotとかで
好きな様に計算すれば良いだろうと思ったからです。


ところが、ある意味で最悪の狂信者の方がわざわざテレミノMCAを使って、
無茶苦茶な方法で無理矢理数字を出したり、見る人を混乱させてしまう情報を
必死に拡散させようとしたのは、皮肉な結果でした。

まあ、あれで酷く混乱したり、どこがおかしいのかが分からないとすると、
相当騙されやすい方なのか、どの部分が比較的正確で、どの部分がおかしいのかを
きちんと検討しながら読み分けることをしないか出来ない人の可能性が高いです。




ともかく、山がギザギザの幅からはっきりと出ているスペクトルであれば、
「基本」を誤解してしまい、まともに考えない人が無理矢理数値化しても、
そんなに違わないほど、スペクトル測定は結構簡単!

そして、その一方で、微妙な汚染や、測定機の性能の限界に近づこうとするには、
もっと地道に基本を理解して、まともな計算をしないと歯が立たないし、
ほんの少しの精度の向上が、やればやる程飛躍的に難しくなって行くので、
「変な思い込み」の通用しない領域になるかと思います。


言い方を変えると「簡単な領域」でもって、ある方法が使えるからといって、
もっと微妙な領域でも、そのまま信頼できる結果になると思うと大間違い、
という感じでしょうか。


これも、放射能測定に限ったことではなく、どんな測定、判定、思考、認識に於いても、
その方法や結果は、全て「条件付き」である、ということなのですが、
私たちは、この点を何故か完璧に忘れてしまいやすい様に思います。

もう少し言うと、数値的な判定には、それ以前に、閾値をはさんだ振り分けがあると
言ってもよいだろうと思いますが、その「閾値」、「境界」は恣意的であり、
それ自体が振り分けの「基準」でもあり、同時に「条件」として側面も持ってくるのでしょう。

「なんとなく幾何的なイメージ」で言うと、単純な認識が折り紙を適当な線で折り曲げることだとすると、
数値的な認識は、その単数回の折り曲げを複数回繰り返すこと、みたいな感じ。



Date: 2014/11/28 06:25(41)  ---  Name: nkom


前から少し気になっていたトイレットペーパーを1ロール、マリネリに押し込んで測ってみました。
中の芯を取り除いて、なんとか詰め込みましたが、それでも131gしかありませんので、
まあ、何も検出されないのも無理は無いです。

また、うちの周辺の森の表層の土で10Bq/kg程度だとすると、
木には、そんなに含まれてはいないのでしょう。

また、トイレットペーパーは、食べるわけでもないし、肌に触れている時間が
長いものでもないので、微量の汚染があったとしても、食品やおむつ、生理用品に
比べるとリスクは少ないと思います。

でも、もしもこういう製品でも汚染が見つかるような場合は、他の製品のリスクも
考えた方が良いのかもしれません。

21時間でこんな具合ですので、これ以上測ってもギザギザが小さくなるだけで、
特に何も見えないだろうと思います。
BGに使ったのは、空のマリネリを6%減少したものです。

密度が低いので、検出限界は、濃度にすると数ベクレル/kgくらいでしょう。




Date: 2014/11/27 09:55(37)  ---  Name: nkom



日本で、線量の推移を見守っている人は、何人かいらっしゃいますが、
私から見ると、変化を直ぐに原発に直結させたがる傾向が、
少し強すぎるのではないかと思います。

壊れた原発や、まだ壊れていない原発から、色々と出ているのだろうとは思いますが、
線量計で直ぐに分かるくらいの変化を起こすような、そういう莫大な放出は
起きていない様に私は思います。

でも、全く気にしない人や、気にすることを止めさせようとする連中まで居るくらいなので、
気にし過ぎる方がまだ良いだろうとは思うのですが、
「本当に気になる」のであれば、もっと詳しく見た方が良いし、
測定機によっても異なる、温度や日照による影響や、よくある車両による影響、
降水による影響などなどの過去の詳しいデータを比較したりしないと、
http://ma-04x.net/all.html
の24時間のデータだけを見ていても、良く分からないです。

また、詳しく調べれば、目立つ大きなスパイク以外に、もっと気になる変化とかも
あったりしますが、今までのところ、機器の校正とか、車両とか、
そういう理由だろうと思われる変化ばかりで、2013年の規制庁がシラを切ろうとしている
大放出に匹敵するか、それを超える様な変化は、ありません。

ほとんど毎日、700箇所くらいの線量の変化を、気温や降水などの気象データとかと
照らし合わせて、色々と検討しながら見てきた結果として、
線量計で分かることは、そんなに多くない、というのが、正直な感想です。

つまり、ガイガーで分かることが、あんまり多くなくて、
ガイガーで分かってしまう程の現象には、出くわしてはいけない、というのと同様に、
線量計で分かってしまう程の現象は、非常に深刻な事態、というか、
慣れてない人でも簡単に分かるくらいなら、もう「オシマイ」という感じだと思います。

そこで、スペクトルを見ると、もう少し分かる様になりますが、
それにしても、感度が低いと直ぐには見えなかったり、微妙な変化が見えずに、
避難する指標としては、「手遅れ」になるかと思います。

従って、本当に気にしていて、スペクトルモニタリングを避難とかに役立てようと考えるなら、
自分の家で測っているだけではだめで、原発の直ぐ近くとか、家からかなり離れた地点を
監視している必要がありますが、それには、各地で有志がスペクトルモニタリングを行って、
公開するなり、規制庁とか県とか自治体とかに頼むなり要求するなり取引するなりどうにかして
既存のMPなどでスペクトルが取れているものを公開するようにしてもらう必要があります。

ただ、前から、こういうことを言ったり、お金も少しなら出せるし、技術的な協力もしますよ、
と言っても、2,3人の方がモニタリングをしていたり、Pow2P様が公開している他は、
ほとんど動きがないのが現実です。

そして、恐らく、今後も状況は変わらないでしょう。



Date: 2014/11/27 08:39(59)  ---  Name: nkom


「バンクーバー食品放射能モニタリング」様で、興味深いデータが
沢山追加されてました。
http://www.vancouvermonitoring.blogspot.ca/

ホープとか、山の方へいってしまうと濃度が高くなるのかもしれませんが、
ローワーメインランドでは、土壌の濃度は5から10Bq/kgくらいで、
多分、うち(カナダ東部、ケベック州)の周辺とそんなに違わない様な気がします。
また、森の中の腐葉土とかに汚染が残っていて、特にコケに多い、
というのも、「当たり前」かもしれませんが、うちの周辺と同じ。

Cs134については、ゲルマニウム検出器で測っても時々、
極僅かに出るだけなので、福島からの汚染は、日本で言うと
静岡とかよりも低く、北海道の一部とか、西日本の一部程度なんじゃないか、
という気もしますが、山の方では、もしかすると、もう少し出るのかもしれません。

うちの辺りでは、Cs134は、相当頑張らないと、あるいは、凄く頑張ったとしても
見えないのではないかと思います。


後は、個人的に気になるのは、オカナガンがどれくらい汚染されたのか? という点と、
海洋の汚染が、また大気中に蒸発や塩分と一緒に舞い戻ったりして、
それがまた降下してしまわないのか? といった点などです。

「海からの舞い戻り」は、一部の人しか気にしていないかもしれませんし、
もしかしたら気にする必要はないのかもしれませんが、
私は、個人的には海の汚染と、その影響は、結構気になります。




Date: 2014/11/27 08:25(27)  ---  Name: nkom


バークレーの観測データで、ウラン系やトリウム系が秋口から高くなったりする点に
興味を持って観察していましたが、どうやら、気温が高くなると、ウラン系とかも
上昇しやすいみたいなのですが、それの他に、気圧が高くなって、
頂点から下がってくる辺りの、気圧の谷の前方でウラン系などの濃度が上がっているようです。

多分、これが、ウラン系の濃度の高い地域からの風に関係しているのではないか?と、
予想しているのですが、その風向きや、その地域などについては、まだ全く見当が
付いていません。

なお、この測定は、ダストサンプラーによるものなので、「降水で上昇する」という様な
線量計みたいな動きはせず、「大気中の放射能濃度」と似たような動きです。
今のところ、雨が降ると、大気中のダストは落とされて減少してしまう為か、
降水時には、ウラン系などの数値は降下しています。


バークレーのデータは、私の家のリアルタイムスペクトルモニタリングのページや、
http://pico.dreamhosters.com/BackgroundRadiationOfMyHome.html

元データのページで見ることが出来ます。
http://radwatch.berkeley.edu/airsampling



Date: 2014/11/27 07:50(07)  ---  Name: nkom



このところ、仕事や引越しの準備とかで忙しかったので、遮蔽の中は死海の塩を入れたままで
半ば忘れて放置していましたが、396時間以上経って、こうなりました。

バックグランドは、空マリネリのものを12%減少したものを使用。

セシウム137のエネルギーのところで、生スペクトルでは1chで57241カウントあり、
BG差分の僅かに残るギザギザは、+−1216カウントくらいの幅で、+−2%程度しかありません。

長く測るとあーだこーだ、とか、ハードやソフトに問題がああ、とか、
そういうことを言う方もいらっしゃいますが、16日半放置しても、
ハードもソフトも通常運転で、スペクトルもエネルギーのズレが多少あるせいで、
K40の山がほんの少し低くなってますが、セシウム関連の領域やそれ以上の
エネルギーに於いては、非常に安定していて、超長時間測っても、
スペクトルが乱れることもなく、単に、「それ以上は精度が向上しない」という
頭打ち状態が続いているだけです。

もちろん、機器が安定していないと、10時間くらいの短い時間でも
スペクトルが変になったりする場合もあるでしょうが、そういう測定環境を
「普通」だと思い込んだり、他の測定機もそうなのだろう、とか、変な妄想をせずに、
「安定しない理由」をきちんと突き止めた方が良いでしょう。

うちは、数万円のアマチュア用の測定機で、
温度補償も磁気遮蔽も無しで、これくらいなのですから、
磁気の影響を受けない測定機使ったり、磁気遮蔽があったり、
温度補償とか温度管理をしっかりすれば、
酷い測定機でも使っていない限り、
この程度かもっと安定しても良いだろうと思います。


また、バックグラウンドにしろ、空マリネリのBGを検体の密度によって適当に
減らしてやると、「素人測定」的には、十二分に使えると思います。

ちなみに、Cs137の小山は、測定機のCsI結晶に
チェルノブイリのセシウムが僅かに入ってしまったコンタミのせいです。
検体の線量にすると、1Bqに相当するくらいの山が出るので、
当初は邪魔になるかと思いましたが、横軸の確認にも便利だし、
定量的な推測をするにも手頃なので、今では結構気に入っています。






Date: 2014/11/27 07:30(16)  ---  Name: nkom


prochil_chiba 様へ

PMTごと冷却してみたり、高圧電源の製作とか、色々有りますね。
(2012年くらいの情報もありますが、今でも有効なものも多い)

コンプトン散乱関連
http://www.diyphysics.com/category/experiments/compton-scattering/

磁石でベータ線を曲げる実験。核種の判定とかにも利用可能らしい。
http://www.diyphysics.com/category/experiments/%CE%B2-particle-magnetic-deflection/

高圧電源
http://www.diyphysics.com/category/instrumentation/high-voltage-power-supply/



Date: 2014/11/26 04:37(26)  ---  Name: prochil_chiba

どちらもDavid prutchiさんが主宰しているコアは自作家のためのSiteで放射線関係の情報も結構あります。

http://www.prutchi.com/2012/03/31/posted-to-diyphysics-com-testing-electronic-goldmines-giant-super-sensitive-geiger-muller-tube-mc6/

http://www.diyphysics.com/page/5/

詳しいことは本を買って読んでくれ、ということらしいですが。



Date: 2014/11/23 04:14(13)  ---  Name: nkom


CrowGoki 様へ

アメリカは、うちの南側のバーモントやニューヨーク州で結構雪が降ったようですが、
この辺は10センチくらいで大したことなかったです。
寒さも、マイナス10度にもならず、この時期としては、普通かちょっと暖かいくらい。
今は、雨が降ってしまっています。


Truck’n Goは、硬めの雪なら沈んで雪にはまってしまうこともなさそうですね。
しかし値段が高い。日本円で250万円くらいだと、買う人は少ないかも。
製造販売しているのが、うちからそう遠くないケベックの会社です。

あ、会社の名前に見覚えがあると思ったら、SnowHawkの開発元でした。
http://www.youtube.com/watch?v=z4ii4UykhoA
http://www.youtube.com/watch?v=DrHf4XZBRyc

雪の上だけでなく、水の上も・・・
http://www.youtube.com/watch?v=j5W8jVxnkNQ


バイク用のキットも作ってますね。このキットは、33万円くらい。
http://www.explorermoto.com/en/afficher.aspx?page=19&langue=en

あれ?昔の知り合いがこのビデオに出ている!
http://www.youtube.com/watch?v=BBpQnemijyM


ロシアの場合。
https://www.youtube.com/watch?v=XCZkWeO4Dso


> なかなか面白そうなサイト…。
http://www.vff-marenostrum.org/Ramsal/DETECTORS.html

プローブの情報とかはあるのですが、測定結果とかを発表しているのか、
英語版だけだと良く分かりません。

データもUCBみたいにどんどん出してくれると良いのですが。
http://radwatch.berkeley.edu/airsampling


Date: 2014/11/21 21:18(37)  ---  Name: CrowGoki

なかなか面白そうなサイト…。

【R.A.M.S.A.L. :Remote Atmospheric Monitor System for Analysis of Level of Radiation Contamination】
http://www.vff-marenostrum.org/Ramsal/DETECTORS.html


Date: 2014/11/20 17:44(36)  ---  Name: CrowGoki

北米は大雪だとか…。

http://trucktracks.com/en/
こ〜ゆ〜の、イイねぇ〜。
でも、仮に機種対応できてたとしても(対応機種要件出てるd( ̄  ̄))、
お値段が…$25000.00…あ〜Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

ま、判らんではないが…桁が1つ下じゃないと手が出せないお値段…(T^T)

【Track N Go part 2】
http://www.youtube.com/watch?v=lZruohbsDHQ

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