Pico Tech - PicoBBS


Date: 2015/02/27 09:29(17)  ---  Name: nkom


ネスカフェ400gは、結局3日くらい放置しましたが、K40がある他は、
セシウム137もウラン系も、良く分からないままでした。

その後は、ココアパウダー520gを測っています。

これは、ここらのIGAというスーパーのチェーンで出している無印良品みたいな、
自社ブランド化した製品で、250g入り、という缶を二つ買いました。
値段を忘れてしまいましたが、確か一つ700百円位だった様な気がします。

ラベルをつらつらと眺めてみましたが、原産地の記載はないみたい。





緑がココアパウダー。スムージング無しの生と、そのBG差分。
続いて、オレンジがネスカフェ、紫がキシリトール、
そして、灰色のBGにくっついて乗っているのが、メープルシュガー。
(メープルシュガーのスペクトルは、あんまり見えませんが・・・)




縦に拡大するとこんな感じ。



強めのスムージングをかけるとこうなります。



これも、主にK40が見えるだけ。
ウラン系が少ーし見えている様な気もします。
シングルエスケープやダブルエスケープも、なんか少し見えているのかもしれないですが、
私は、あんまり自信がありません。
おまけにセシウム137も、ちょっと盛り上がっている様な気もします。
でも、とっても滑らかな弓形に凹んだコンプトン散乱の丘を想定してみて、
最大でそこから1σか1.5σくらいでしょうし、細かなピッチで測って、既に
1チャンネル当たり1000カウント以上になってますが、
それでもはっきりとしたことが言える状態には思えないです。


Date: 2015/02/24 08:02(24)  ---  Name: nkom


子どもを放射能からまもる会in千葉@prochil_chiba

@igudama @makotokasai GoogleMapは仕様変更で一時悲惨な状態になりましたが、FusionTablesは大きな変更は無いようです。(あくまで当社比)

================

あ、私が作ったマップとかが変になっているのは、そのせいなのかな?

デバッグしないと・・・



Date: 2015/02/24 07:50(55)  ---  Name: nkom



今日の朝、なんか少し寒いな、と思ったのですが、−28度だったそうな。

まあ、個人的には、マイナス20度以下は、マイナス35度くらいまで似た様なものなので、
どおってことないですし、暖房の効いてない日本の家屋の冬よりもこっちのほうが
よっぽど楽ですが、河はさすがに氷がびっしり。

昨日は、砕氷船も出て、フェリーや貨物船が運航出来る様に、氷を動かしてました。


あれ、遮蔽の中の温度が19度を下回ってました。
(通常は、19.5度から20度くらい。遮蔽の外は、何故かそれより1度高いくらい。)


明日以降は、最高気温もマイナス8度とかマイナス6度くらいまで上がって、
ポカポカ陽気になるらしいです。



Date: 2015/02/24 07:39(42)  ---  Name: nkom


悲報!

以前は、このページなどから見ることが出来た、NaIとGeのスペクトルなどのカタログが
見えなくなってしまっています。
http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/catalogs.shtml

どうも、この役所が、変なデザインのページを作るのが好きな会社か人間に、
WEBの作成を任せた結果、色々変更中で、後で復活する可能性もありますが、
どうなのか、良く分かりません。

個人的には、NaIとGeのカタログ全巻をダウンロードしてあるので、それほど困りませんが
個々のスペクトルをさっと見るには、大変便利だったので、気がかりです。


あ、ここで全部ではないですが、主な核種は見られるみたい。
http://www.radiochemistry.org/periodictable/gamma_spectra/

トリウム系は、GeとNaIのスペクトルが両方入っているので、便利。
http://www.radiochemistry.org/periodictable/gamma_spectra/pdf/th232.pdf

Am241も、種類の違う検出器のスペクトルが見られる。 662keVにも山があるんですねえ。
http://www.radiochemistry.org/periodictable/gamma_spectra/pdf/am241.pdf

ここでも、ファイルのリストが見られます。
http://www.radiochemistry.org/periodictable/gamma_spectra/pdf/

こういう情報も、消えてしまう可能性もあるので、
NaIの全部(24MB)をダウンロードしておくことをお勧めします。
http://www.radiochemistry.org/periodictable/gamma_spectra/NAI_catalog.pdf



Date: 2015/02/24 06:11(33)  ---  Name: nkom


ネスカフェ・リッチ 100%ナチュラルは、20時間経って、
スペクトルがまあまあ滑らかになってきました。

上から、緑がネスカフェ400g約1リットル、
次のオレンジの濃いのがコロンビア産660g約1.8リットル、
そして赤紫のがキューバ産460g約1リットル、
灰色がBGで、その下はそれぞれのBG差分。



スペクトルは、もちろん時間がたって、それぞれのチャンネルのカウント数が大きくなると、
ばらつきが小さくなり、標準偏差も小さくなって、「段々と」滑らかになっていきますが、
完璧に滑らかになるわけではありません。

放射能の性質によるばらつき以外にも、色々な要因があるし、
特にスムージングをかけない生スペクトルであれば、細かなギザギザが残りますし、
それを強めのスムージングでならしても、凸凹が残ります。

なので、凹凸が少しでもあったらピークなのだあああ!とか思い込んでいると、
大間違いで、やっぱり右や左の様子を見比べて、そして、生スペクトルの様子も見て、
それが「本当にピークと言えるのか?」を考えた方が良いかと思います。

そして、素人測定をやっている方の中には、慎重過ぎて、私から見てピークと思えるものでも、
これは本当に山なんでしょうか?と自信が持てない方もいらっしゃれば、
左右のデコボコと変わらない出っ張りをピークだと信じ込む場合もありますし、色々です。


これは、少し粗いx0.5のチャンネルピッチで測っている方をズームしてみたもの。
ネスカフェ(緑の線)は、約950keV付近のシングルエスケープが見えているかも。
もしかすると、約440keV付近のダブルエスケープも見えているのかもしれないですが、
デコボコがたまたま一致している可能性もあります。

セシウム137については、「わかりません」。気分良く全く無いのか、もしかしたら
少し入っていて、若干持ち上がっているのか、良く分かりません。
まあ、あったとしてもとっても少なくて、この測定環境では、はっきりとしたことが到底言えないくらいの量。
フランスなどが、南の方でも核実験をやらかしましたし、南米にも2,3原発があったりするし、
ブラジルのコーヒー農園の土壌でも測ってみないと、本当に分からないと思います。




Date: 2015/02/23 09:35(05)  ---  Name: nkom


コロンビア産のコーヒーは、24時間で打ち止めにして、
現在は、職場で、本物のコーヒーが切れた時などに使う代用品の
インスタントコーヒー(ネスカフェ Rich 100% Natural)
ラベルを読む限り、ブラジル産のコーヒーの様です。



スーパーで、一瓶400円で安売りしていたので二瓶、400gを
マリネリに詰め込んだら、ちょうど1リットルくらいになりました。

ちなみに、コロンビア産のコーヒー660gは、1.8リットル近くでした。

測定開始から30分くらいのスペクトル。
上からネスカフェ、コロンビア産、キューバ産の順。

もちろん、ネスカフェはフリーズドドライのコーヒー抽出液で、
コロンビア産とキューバ産は豆を挽いてある状態。
しかも、コロンビア産は大きな缶を一缶全部マリネリに入れて660gあるのに対し、
キューバ産は、460gくらいで1リットル程度と、条件がバラバラなので
単純な比較は出来ません。

南米だと、放射能はとても少ないでしょうから、これも何も見えないかも。



Date: 2015/02/23 07:11(51)  ---  Name: nkom


コロンビア産コーヒー660gは、22時間たって、こうなりました。
スペクトルは、キューバ産コーヒーと良く似ていて、コロンビア産の方がK40が
少し多い他は、目だった違いが見当たりません。
緑の線がコロンビア産コーヒー、紫がキューバ産コーヒー、灰色がバックグラウンドです。
一番下の濃い緑は、キューバ産コーヒーをBGとして、コロンビア産コーヒーのBG差分を出したもの。
南米のものでもあり、放射能は、この測定環境で見える量は含まれていない模様で、
まあ、他の化学物質などは分かりませんが、放射能汚染については、あまり心配する必要は無さそう。
(この製品については、ということで、他の会社のものや、別のロットでも同じ結果になるとは限りませんが)


拡大して、マーカーにばらつきを出してみました。
K40とそのコンプトン散乱の丘が見えるだけで、面白くないかもしれませんが、
平和なスペクトルで何よりです。



試しに、ピーク情報機能を使って、山の中の部分のレート(計数率)が0.03cps程度で分解能が7.5%の
山をK40のコンプトン散乱の上に乗せてみました。

で、この測定器は、セシウム137のピークについては、どうやら約15Bq/cpsくらいみたいなので、
   0.03 x 15 = 0.45 ということで、 もしも、0.45Bqくらいのセシウム137が検体に含まれていると、
これくらいの山が出て、まあ、測定時間とか他の要因にもよりますが、
山が見分けられるんじゃないかと思います。

これよりも山が小さくなっていくと、やはり測定時間やその他の条件にもよりますが、
左右のギザギザとかと見分けがつかなくなったりして、どんどん分かりにくくなっていくかと思います。




Date: 2015/02/22 08:03(48)  ---  Name: nkom


生スペクトルと75%スムージング、そしてBG差分(75%スムージング)を出してみたスペクトル。


Date: 2015/02/22 07:56(32)  ---  Name: nkom


コロンビア産コーヒー(加工、梱包はカナダ)の測定開始474秒後。
K40があるのは明らかですが、後は、まあ、もっと待たないとなんとも言えません。
スムージングは、普通のテレミノの100%くらいに相当します。
低い方の様子を見るために、XLogボタンで引き伸ばしてあります。
この例でも、やっぱりキューバ産と同じく、32keVに山が出てます。
これ、何なのだろう?




Date: 2015/02/22 07:04(02)  ---  Name: nkom


遮蔽の中でのBGの取り直しは、忙しかったりして5日放置してあったのですが、
以前のものよりも、K40が若干高めになってました。
空マリネリに測定の時に使うビニール袋を二つ入れて測ったもので、
その袋の入れ方が前とちょっと違ったので、もしかするとそのせいかも。
あるいは、遮蔽の開け閉めをする際に、鉛のブロックの隙間が
若干変わったせいかもしれませんし、マリネリの出し入れの際に、
測定器の位置がわずかに変化した可能性もあります。



基本的には、この環境では、2日も5日も、そんなに変わらないみたいですが、
外で気候の変化などがあっても、結果に大きな影響が無さそうなことも
確認できたので、一安心。


この後は、コロンビア産コーヒーの測定をする予定です。
これは、以前から飲んでいたまあまあ気に入っているコーヒーなので、
何も検出されないと良いのですが、測ってみるまでは分かりません。
また、この前測ったキューバ産のコーヒーと比較して、32keVの山が
どうでるのか?とかに注目しています。



Date: 2015/02/22 06:46(23)  ---  Name: nkom


カナダ産のオーガニックブルーベリーとか
http://vancouvermonitoring.blogspot.jp/2015/02/canadian-organic-blueberry.html

検出されたブルーベリーの産地は、おそらくサグニ・ラクサンジャンと呼ばれる地方で、
ケベックやモントリオールからだと北に200から300km程行った地域のものでしょう。

この地域は、ブルーベリーの産地として(ケベックの中では)有名で、この地方の出身者は
「ブルーエ」(フランス語でブルーベリーのこと)と呼ばれるくらいです。


以前から、カナダのブルーベリーやその製品、特に、何故かオーガニックのものから
放射能が検出される例がちらほらあったので、「また検出されました」という話なのですが、
ブルーベリーに関しても、もう少し南の方の製品よりも、こういった北の方の製品の方が、
汚染が強い場合があるのかもしれません。
(核実験由来の汚染については、どうか良く分かりませんが、チェルノブイリ由来の追加分
については、緯度の高い北の方が汚染が沢山沈着したらしいです。)

私が測ったカナダ産のブルーベリージャムは、汚染がわかりませんでしたし、
Prohil様が測っても否検出でしたので、産地や製品によって、汚染にはかなりの
違いがあるのかも。

これは、2回測って約11Bq/kgと約9Bq/kgという結果ですので、結構な汚染。


「私の勝手な思い込み」では、プルシアンブルーがセシウムをよく吸着するように、
青い色の作物とかってセシウムを吸収しやすいんじゃないか?とか思っています。

後は、お茶とか、オリーブとか、飲んだり食べたりした後に、ほのかな甘みを
感じるような飲食物がありますが、この「甘み」が、多分金属イオンのせいなんじゃないかと
勝手に思っておりまして、こういう「おいしいもの」が残念ながらセシウムとかを
集めてしまいやすい様な気がします。

キノコもそうなんですが、ブルーベリーにしても、他のものも、私の好物だったものが
汚染されている傾向が強いので、東電とかもそうですが、核実験をやった連中とかに対しても、
若干ながら「食べ物の恨み」を感じています。



Date: 2015/02/22 04:31(15)  ---  Name: nkom


メモ:

不確かさ、などに関するまあまあ分かりやすい説明。
http://www.jsa.or.jp/stdz/edu/pdf/b4/4_15.pdf

検出下限とか定量限界とか、そういうものも考え方にも幾つかあって、
面倒くさいですが、それと絡んだ話として、「誤差」から「不確かさ」への移行も
あるようで、詳しくない素人にとっては、文書やデータを読み取るのが面倒です。

でも、真面目に数字を扱おうと思うのなら、こういうことも勉強しておくと良いのでしょう。


上記の文章を読むと、「誤差」についてのまとめとかも少し分かりやすくなるかも。
http://ax00.web.fc2.com/atomic/beta/s/
http://ax00.web.fc2.com/atomic/beta/s/s0070.html
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-04-03-18


素人的には、放射能測定は、単純に標準偏差が標準不確かさ、標準誤差に相当している、と
思っていても、良いのかもしれませんが、テレミノの積分モードみたいに、
移動平均でやっているものとかもあるし、計算に注意が必要だと思いました。



Date: 2015/02/20 07:47(25)  ---  Name: nkom


昨日、スーパーの冷凍食品売り場で、枝豆が売っていたので、
産地を見たらChinaでした・・・
その隣の違うブランドのものもChina・・・

少し離れたところに、おつまみ用の枝豆、カナダ産というのが
売ってましたが、ほんの少しで500百円くらいしたので、買いませんでした。


その代わり、というわけではありませんが、味と香りはまあまあ気に入っている
カナダのメーカーのコロンビア産のコーヒーが少し安くなっていたので、一缶(650g)買いました。

現在、BGの確認と取り直しをしているので、その後で測ってみる予定。


また、USBの電圧、電流計が昨日到着しました。
Sovtubeの1.5インチと、2.5インチの測定器は、170mAくらい使うらしいです。
それぞれ、2インチのPMTと3インチのPMTを使用しているわけですが、
どっちでも同じくらいの電流しか使わないみたいです。


この電流電圧計は、送料込みで1個200円と安いのですが、
これも中華製で、ちょっと怖いです。
USBに挿している間に、キーボードやマウスとして動作し始めたり、とか、
USBの通信を記録したり、とか、何でも出来ますから。

まあ、そういうことを言い始めると、「全てのUSB製品」が結構怖いです。
ルーターとか、そういうネット機器にも同じ様なことが言えますが、
ネットの方は、一応ファイアーウォールとかあるのに対して、
USBは無防備過ぎるので、やり放題でしょうから。

USB機器が挿された時に、ユーザーにその内容を一々報告して、
許可制に出来るようなソフトがあるといいですね。



Date: 2015/02/18 12:18(53)  ---  Name: nkom


今日は、バグ取りのついでに、マーカーに標準偏差が出るようにしてみました。
こうすると、マーカーの位置での、ばらつきの具合などが「普通」かどうか分かりやすいですし、
2σ(シグマ)が約95%で、3σが約99.7%とか言われていることなどが
実感しやすくなり、「目で見て納得する」というのと、「数値だの理屈で理解する」というのが、
両方とも頭に入りやすくなるんじゃないか?と思ったわけです。

以下は、そのテストの様子で、BGモニタリングに使っている2.5インチのCsIの測定器で、
x0.2(1チャンネル当たり、約7keV)の粗いチャンネルピッチでやってます。

こうすると、各チャンネルのカウント数が上がるのが早いので、
スペクトルが滑らかになるのも早くなり、分解能がそんなに高くないNaIやCsIの測定器では、
スムージングの手間や副作用を避けることが出来たり、結果が早く分かりやすくなるメリットがあります。

測定開始から、15秒、30秒、60秒、120秒、240秒、480秒のスペクトルで、
マーカーの高さの上下に標準偏差の1,2,3倍の線を入れ、
上の方には、その範囲に収まる確率も表示してます。1σ=>68%、2σ=>95%、3σ=>99.7%

こういうものを見慣れていれば、滅茶苦茶なスペクトルの信頼性が低いのも、
直ぐに分かりやすくなるでしょうし、マーカーを使う癖が付く可能性も高まり、
自然とカウント数やレート(cps)にも馴染み、ピーク情報ツールの様に、
山の部分のカウント数の合計やそのレートを推測する方法も理解しやすくなるかも、
とか、思っているわけです。

で、高エネルギー用スライダーとかでもって、スペクトルを歪めてしまうと、目盛りなどが
実質的に意味を持たなくなり、視覚的な情報と数値情報の両方をつき合わせて
スペクトルを検証することが、面倒になってしまうことなども、まあ、言わなくても
分かる人も増えるかもしれないと少しだけ期待しています。
(YlogとXlogボタンによる指数表示は、目盛りなどが追従するようになっているので、
そういう問題は、ありません。)















Date: 2015/02/17 09:26(52)  ---  Name: nkom


放置していた、ダージリンの紅茶は、96時間ほど経過して、こうなりました。

これは、まあまあ細かいチャンネルピッチで測っている方で、スムージングなしと80%のスムージングを
生スペクトル、バックグラウンド、そしてBGとの差分のそれぞれについてだしてあります。


引き伸ばして、BG差分については、スムージング無しと90%のスムージングをかけたもの。



BGは、余り長時間測っていないので(172799秒)、Cs137の位置のチャンネルで、1717カウント。
cpsにすると、おおよそ、0.01cpsです。

検体は、放置しておいたので(347344秒)、該当チャンネルで3800カウントくらいあります。
おおよそ、0.0109cps

なので、BG差分のレートは、0.0009cpsくらい。
標準偏差は、ルート(検体のカウント数/検体の測定秒数の2乗 + BGのカウント数/BGの測定秒数の2乗)
ということで、カウント数を測定時間で割ってあるレートを更に秒数で割ると、
ルート(0.0109/347344 + 0.01/172799)で、+−0.0003cpsくらい。


BG差分スペクトルのギザギザのパッと見たところの上側や下側は、0.0015cpsと0.0003cps程度で
この例では中心の0.009cpsからは、+−2シグマ(標準偏差の2倍)くらい。
95%の標本が、その中に収まる筈なので、当然の話ではありますが。


このお茶のデータとかも、後で別のページにまとめておきます。
スペクトルを見る限り、はっきりした汚染は無いみたいなので、
しばらくは、このお茶を飲もうかと思います。

今度お茶屋さんに行ったら、もう少し(4倍か5倍くらい)量を買って、
それでも何も見えないかどうか、調べてみる予定。
ダージリンにも色々な農園だか地域があるみたいなので、
ラベルを持っていって同じところ(Risheehat?)のものを買わないと、
山一つ隔てたら、汚染が沢山入っていたりする可能性もありますし。

100gで千円くらいしたので、私にとっては、結構なお値段のお茶ですが、
日本のお茶は、なんかもう飲みたくないし、中国のはもっと怖いし、
トワイニングだのリプトンのティーバッグは、早く色や香りが出るように、
何か混ぜ物してるんじゃないか?という気がするので、
一応、本当に存在する(筈の)農園から送られてきた(筈の)お茶でも
飲んでいる方が、多少、気分が良いです。

香りも、葉っぱの段階で、しつこくなく、かつ、ちゃんと香りがあるし、
今のところ、まあまあ気にいっています。



Date: 2015/02/16 12:21(18)  ---  Name: nkom


「リスコミ」は「丸め込み」

「放射能オバケ」よりたちが悪いのは、
「御用学者オバケ」とか「メディエーターオバケ」とか「復興オバケ」

大丈夫だ安全だと言うのなら、国会も東電も東大も創価学会も統一教会も他のカルトも
全部福島第一原発に近くに移転すれば良いのに。
復興の良い象徴になりますよ!

建築資材は、汚染物質をリサイクルしたエゴセメントが余るくらい出来るでしょうし、
付近でまだ頑張ってしまっている農家や漁師が、新鮮な海や山のサチったものを
提供してくれることでしょう。

アベもラジウムの代わりにセシウムやトリチウムやストロンチウムを沢山浴びて、
おなかの調子も開腹するかもしれない。




Date: 2015/02/16 11:59(43)  ---  Name: nkom

自由自在@dnanoca

ほとんど使ってないタオルを測った。セシウムが見えないのでコンタミ疑いが排除された。 https://pic.twitter.com/yX1T5Wv7LI



自由自在@dnanoca

タオル測定スペクトルを重ねた。赤、水色、黄色→使いこんだタオル。緑→ほとんど使ってないタオル。グレー→BG。 https://pic.twitter.com/iprmNDAzUp



自由自在@dnanoca

@dnanoca 拡大 https://pic.twitter.com/AKB7EFDJYT


===================

自由自在@dnanoca

ハンドタオルっつうかフェイスタオルつうかまあ、普通にうちで使ってるタオルにセシウムさん蓄積。おれんちだけじゃねぇことは確かだ。

===================



「コンタミではない」、というのは、「測定」にとっては喜ばしいことですが、
湯上りの体を拭いているタオルが汚染されている、というのがほぼ確定したのに等しいので、
「汚染」については、気になります。

関東でも、降下物が続いている状況で、付着物もあるのだから、
ある程度汚染があっても全然不思議ではないですが、
3ccのアルマジロに巻きつけて、見えてしまう程あるって、嫌な話です。


洗濯の時に、タオルとかがフィルターみたいに、
一部の汚染(特定の細かさの埃とか)を蓄積していたり、
あるいは、空中の物質がくっつくのか、
時間が経つにつれて、吸着してしまうメカニズムがあるのでしょう。


布地を染める時、染料の種類によっては、綿とかはよく染まるけど、
化繊は染まりにくい、とか、あるらしいので、繊維の種類によっても、
蓄積の仕方やメカニズムが異なっているのかも。






Date: 2015/02/14 08:20(24)  ---  Name: nkom


どんぐりマップを見たら、「どんぐりのせいくらべ」とは程遠い結果でした。
http://sirabell.blog.fc2.com/blog-entry-169.html







Date: 2015/02/14 01:48(22)  ---  Name: nkom


シンチレーターを使った、分解能があまり高くない測定器のスペクトルが滑らかになるのを
早く実感するには、結晶の大きい、感度の高い測定器で、遮蔽の外のバックグラウンドを測ったり、
線量の強めの検体や線源を使うと手っ取り早いでしょう。

たとえば、(あるチャンネル、エネルギー位置で)100カウントしかないと、
標準偏差が10カウント(ルート 100)で、10%くらいばらつくと言われていますが、
400カウントあると、標準偏差は20カウントで、5%くらいのばらつきに減ります。

つまり、各チャンネルにおいて、素早くカウント数が大きくなると、ばらつきが早く減って、
素早く滑らかになるのを実感しやすいわけです。


なので、(比較的安全な密封された)ディスク状の線源とか、やさしおとか、
なんでも良いので、強めの線源や検体があったら、そういうもので、
まずは初期学習をすると、その後に変な誤解に囚われる可能性が減るでしょう。

人間の性質として、変化が遅いと、それを認識できない場合があり、
逆に早すぎてもわかりませんが、適度な速度で変化すると、分かりやすくなるわけです。

なので、スペクトルの成長の様子でも、スムージングの効果を比較するにしても、
何であれ、適当な速度で比較すると、パラパラ動画のように、「動き(つまりは変化)」が
認識されて、違いや効果が実感しやすくなります。

また、測定中の変化が遅い場合には、テレミノとかなら自動定期保存機能を使って
変化の様子を一定時間ごとに記録しておき、ブラウズ機能で、速度を変えながら
アニメーション再生したりすれば、滑らかになる様子などの変化が分かりやすくなります。



まあ、スペクトル測定の色々な面が、出来るだけ自然に、素早く分かるように
あれこれやっているわけですが、興味のある人も少ないし、
興味のある人は変な先入観や期待が強すぎたりして、
中々難しいものだとおもいました。




Date: 2015/02/14 01:24(34)  ---  Name: nkom


遮蔽の中では、インドのダージリン産のお茶、100gを測っています。

測定開始から18時間でこんな感じ。

生スペクトル


新設定で80%のスムージング


同95%のスムージング



K40があって、そのコンプトン散乱の丘が見える、という、良くあるパターン。
もう少しエネルギーの高いほうまで見てみたところ、
ウラン系もほんの少しはあるみたいです。


セシウム137については、ギザギザの山が、一応それらしき位置にありますが、
よく分からない状態。

おそらく、精密に測れば、ほんの少しは入っているのかもしれませんが、
なんせ検体が100gしかありませんし、こういうスペクトルで「見えてます」とは
言い切れないと私は思います。



これは、スムージングを70%にして、ギザギザの上と下にオレンジの線を引いて、
ギザギザの真ん中あたりに青い線を引いてみたものです。

測定器の性能や自分を過信しがちな方の中には、一番ひどい場合は、黄色く色を付けた部分全部、
あるいは、左右のギザギザの下に尖っているところを「テキトー(いい加減)」に選んで引いた線の上
(赤い線の上)の部分の面積を三角や四角で苦労して計算して、それで無理矢理に
根拠の無い数値を出して、検出できているつもりになったりしてしまう場合もあるようです。


少しスペクトルがどんな風に滑らかになっていくか見たことがあれば、こんなにズームしなくても
一目瞭然に分かることだと思うのですが、「ベースライン」として使うのであれば、
コンプトン散乱の丘の上下のギザギザの真ん中あたりを使わないと計算が合わないですし、
この場合であれば、もしCs137の662keVのギザギザの山に「意味」があるのだとしたら、
ギザギザの他の山は、「何なのか?」という問題があります。

つまり、「汚染が見えている」(という願望)に都合の良いギザギザだけ取り上げて、
それは「汚染」であって、「ばらつき」ではないのだと、自分勝手に捻じ曲げた解釈を
してしまっているわけです。

逆に言えば、他が「ばらつき」によるギザギザなら、セシウムの位置も、
同じ程度でしかない場合は、「汚染による山」とは言い切れないのです。

もちろん、左右のギザギザよりも、確実に高い山になっているのなら、話は別ですし、
スムージングを強めて、その位置が十分盛り上がっているのなら、汚染がある可能性が
高まりますが、願望通りの数値が出るように、コンプトン散乱の丘の高さよりも
下から計算したり、周囲の山を無視してたら、それは「数値遊び」になってしまいます。




こういう間違いを避けるには、スペクトルが滑らかになるような工夫をすれば良いわけで、
具体的には、以下の様な対策があります。

  測定時間を延ばす
  チャンネルピッチを荒くして、早く滑らかになるようにする(テレミノなら、x1ではなく、x0.2とかにしてみる)
  スムージングを使って、滑らかになったスペクトルを想定する
  脳内スムージングで補う

  検体の量を増やす
  もっと感度の良い測定器を使う
  検体をもっと測定器に密着させる
  測定器の効率の高い位置に検体を集める
  検体を濃縮、脱水、炭化、灰化する


まあ、後は、ガイガーカウンターなどの測定値でも、スペクトルでも、
最初は暴れていて、それが徐々に落ち着いて「滑らかになる」ということを
まともに認識するのが、一番重要かつ効率的な対策です。
これが(何故か)飲み込めないと、三角に尖ったスペクトルが良いスペクトルだ、とか、
変な思い込みに囚われて、色々な誤解の海に溺れたりすることになりますので。


1ccや3ccのとても小さな結晶の測定器を使っていても、直ぐにこの点が
理解できる人も居れば、もっと感度の高い測定器を使っても、理解するまで
時間がかかる場合もあります。




Date: 2015/02/14 00:14(48)  ---  Name: nkom


私にとって信頼性の高い測定や測定情報


他の方はどうだか知りませんが、私にとって信頼性が高い測定や
測定情報というのは、色々なデータを出来るだけ全部公開しているものです。

理想的には、検体についての情報、
使用機材や測定環境についての情報、
スペクトルの画像やスペクトルのデータ、
そして、計算しているのなら数値データの数々、
といったものが全部公開されていて、
測定をしている人の理解の程度なども
分かる様になっていると、更に良いです。


要は、情報を利用する人たちが、自分で好きなように
データを解析することが出来る様になっていると、
測定結果やその解釈が妥当かどうか?とか、
色々分かりやすいですし、何かを「隠そうとする」気がない、
ということで、間違うことはあったとしても、騙そうとしているわけではなさそうだ、
と思えるからです。


残念なことに、実際には、結果の「数値だけ」という情報が大半で、
スペクトルを公開しているのは、良心的な方々であり、
スペクトルのデータまで公開している測定所や個人は、
非常に少なくなっています。

また、スペクトル画像を出している場合でも、全体像や付属データを
きちんと出しているのは、良心的な方で、
「何かが見える様に思える部分」、あるいは、「見えないように思える部分」だけを公開していたり、
測定の状況などが良く分かる付属情報を極力出さない様にしていたり、
あんまり正直に情報を出していない方もちらほら居らっしゃります。


まあ、測定をしないよりは、測ってみている人の方が私は好きですが、
どうせ測るなら、もう少しどうにかして欲しい、と思うこともありますし、
インチキ測定、見世物測定をやっていると思われる「猫飯動画」の様に、
どちらかと言うと「やめて欲しい」と思うような酷いものもあります。
(猫飯動画ほど酷いのは、今まで見たことがないのが幸いです。)




そんなこんなで、私は素人測定を始めた頃から、スペクトルやそのデータとか、
自分で何をやっているのかわかっていないものも含めて、公開するようにしてきましたが、
最近は忙しかったり、サボったりして、データを付けずに数種類のスペクトル画像だけを
貼り付けたりして終わっている例が多かったので、また、初心に戻ってデータを整理したり
公開しようと思い、早速、先日測ったキシリトールの粉末のページを作ってみました。

http://pico.dreamhosters.com/XylitolPowderSpectrum.html


また、こういうページを作っておくと、後で自分で色々検討したい時や忘れちゃった時など、とにかく便利。
(このサイトの色々なページも、多分、私自身が一番使っているかも。)




Date: 2015/02/12 10:06(40)  ---  Name: nkom


テクノXのこの文書は、真面目に計算しようとしている人には、
既にどれくらい学んでいるかにもよりますが、少し参考になるかも。
http://techno-x.co.jp/web/wp-content/uploads/2014/08/users20121019hirai.pdf



メモ:

スムージングの手法として、「フーリエ変換」と逆変換を使う方法とか。
http://www.process.mtl.kyoto-u.ac.jp/pdf/lecture/analize/lectureNote.pdf



Date: 2015/02/12 05:35(29)  ---  Name: nkom


自由自在@dnanoca

バスタオルABとハンドタオルのカウントが似すぎなのでコンタミの疑いを排除するための測定とも言える。
http://twitter.com/dnanoca/status/565831673829277696


念のために空っぽのBGを取り直した方が良いのかも。

コンタミなら、タオルの汚染は無かった、または少なかった、ということで、
その点では、めでたしめでたし。

そのあとで、コンタミがどこなのかを特定して、除染するのが、
場合にっては、結構面倒かもしれません。



Date: 2015/02/11 07:44(43)  ---  Name: nkom


キューバ産のコーヒーを2,3度飲んでみましたが、なんか、
豆の焦げた様な味がするけど、コーヒーの香りはほぼ無く、
残りは飲む気が出ない製品でした。

レストラン関係で働いている知り合いが言うには、
あれは、私も買ってみたけど駄目だった、とのことで、
経験者2,3人の意見が一致してました。

私は、普段は、コロンビア産のコーヒーを買うことが多いので、
キューバ産のコーヒーは「測定用」に保存し、次回は、
コロンビア産を買って測ってみようと思います。


現在、遮蔽の中では、キシリトールのパウダー1150gを測っています。
虫歯予防とかになる、という話なので、実験してみようと思って買ったのですが、
ラベルをじっくり見ていたら、原産地が「China」なので、使ってみる気が
急激に減少中です。

スペクトルはこんな感じ。



縦軸を引き伸ばしてみると、こうです。



K40は、キシリトールで遮蔽されて、BGより減っていますし、K40のコンプトン散乱も
若干BGより低いです。

でも、700keVくらいから左側では、BGよりもカウントが多くなっていて、
なにか、ベータ線の核種でも入っているのか?とか、可能性を考えています。

Cs137の位置に小さなギザギザがあったり、32keVも少しあるみたいに
思えたりして、Cs137があるんじゃないか?という思う方も居るかもしれないし、
中国製なのでゴビの核実験由来のセシウムとか、少し混じっていても不思議では
無いですが、はっきりした事はこの測定環境では、分からないんじゃないかと思います。



なお、嘘か本当か、この製品は、GMO(遺伝子操作作物)ではない、と書いてあります。
トウモロコシから作ったものだそうです。

販売元のサイト:
http://NowRealFood.com/

測っている製品のページ:
http://www.nowfoods.com/Xylitol-2-5-lbs.htm



Date: 2015/02/09 15:24(38)  ---  Name: nkom


自由自在 ‏@dnanoca

しかし、長いこと使ったとはいえ、外干ししてないバスタオルのセシウムカウントがこのあたりのスーパーの床ダスター1枚と同じくらい。固着してるので飛散は弱いのだろうが想定外だったよーん。
https://twitter.com/dnanoca/status/564743434833907713/photo/1



えっ?
洗った後のきれいな体を拭いたタオルに3ccのアルマジロで
見えてしまうくらいの汚染がある?

バスタオルは、四六時中身に着けているわけではないですが、
普段着ている下着(パンツとか、シャツとか)は、大丈夫なのでしょうか?
寝る時(つまり、結構長時間)身に着けているパジャマや、
シーツや枕カバーとかも気になる。



Date: 2015/02/08 07:22(48)  ---  Name: nkom



去年、前のアパートで同じメープルシュガーをCsIの2.5インチで測った時は、こういう結果でした。


で、こんな風に推測していました。
  20Bq/cpsで計算すると、0.01 x 20 = 0.2Bq がこの検体に含まれていて、
  重量当たりの濃度は、0.2 / 0.124 = 1.6Bq/kg くらいと予想されます。 

これに対し、今回3インチのNaIで測った結果では、ピーク部分のレートが0.008cpsくらいで、
前回のCsIでの測定よりも、効率が低い(25Bq/cps)?みたいにも思えます。

まあ、どちらの測定も、とってもビミョーなもので、あんまり正確ではないでしょうから、
もう少し汚染がはっきり分かる検体で比べてみないと分かりませんし、
NaIの方がエネルギーの高い方へ行くにつれて効率曲線の下がり方がCsIよりも急なので、
そういう影響も、もしかしたらあるのかも、とか思っています。

ただ、効率曲線の下がり方は、結晶の大きさにも影響され、結晶が大きい方が
エネルギーの高いほうでの検出効率の落ち方が少ないので、Cs137の位置での
理論上の効率がCsI2.5インチとNaI3インチでどう異なるのか、ちょっと疑問。
(なので、結晶が小さいNaIの検出器は、エネルギーの高い方が苦手で、
K40を捕らえにくかったりするのに対し、CsIの方は3ccくらいの小さな結晶でも
まあまあ見える。)


Identify.exeで、試しにCsI2.5インチを設定したら、NaI3インチを100%として
122%の相対効率だと言っていますが、NaIの3インチを設定したら、相対効率が
100%ではなく、69%だと言っているのでどれくらい正しいのか、よく分かりませんが、
計算上の効率曲線をみると、やっぱりCsI2.5インチの方が効率が良いみたい。
そうなのかな?




Date: 2015/02/08 03:52(17)  ---  Name: nkom


メープルシュガーは、放置していたら、91時間以上経って、こうなっていました。


スムージングをかなり強くして、ギザギザを丸め込んでみるとこういう感じ。
セシウム137の662keVの左右で、コンプトン散乱の丘がまあまあ整っていて、
セシウム137のところが持ち上がっている様に見えなくもありません。

試しに、コンプトン散乱の丘の高さと思われる辺りをベースラインにとって、
ピーク情報でピーク(とおぼしき所)のレートを出してみました。


スムージングなしだとこんな感じ。
そもそも、バックグラウンドが2日くらいのものなので、検体を長時間測っても、
バックグラウンドのギザギザよりも滑らかになる事はありません。

スムージングでギザギザを丸めた状態と、生の状態を見比べたり、することで、
K40や他の核種がある検体でも、セシウム137のピークの根元(ベースライン)を
どんな風に想定すればよいのか?というのが、分かりやすくなります。

スペクトルのギザギザを「ゲジゲジ虫」と見なすと、ゲジゲジの左右の足ではなくて、
真ん中の「胴体」が、(予想される)本来の線の高さに当たるわけで、K40が含まれる場合は、
セシウム137(そしてセシウム134)の右側のK40のコンプトン散乱の滑らかな丘を
想像して、そこに「上乗せされている分」について注目し、計算すれば良いわけです。

メールで問い合わせのあった方たちにテストして頂いているこの版では
今までのものよりも、スムージングの幅が広げてあるので、
そうしたいのなら思いっきり丸めることが出来ますし、色々と試して
学習することが出来ます。




Date: 2015/02/08 03:30(41)  ---  Name: nkom


放射能測定をしようとする方の中にも、1Mとか1E−5などなどの色々な数値の書き方に
慣れていなかったり、抵抗があったりする方もいらっしゃるのかもしれません。

でも、1kg600円というような食材の値段の書き方と基本的には同じことなので、
買い物をしたことがある人なら、すぐに分かるのではないか?とか以前は思っていましたが、
そういうことから再確認することも、無いよりはあった方が良いのかもしれないと思い直しました。


1kのk(キロ)はゼロが三つで千(1,000)のことで、
1MのM(メガ)はゼロが六つで百万(1,000,000)、
1GのG(ギガ)はゼロが九つで十億(1,000,000,000)のこと、
という感じで、「ゼロの個数」として捉えると、わかりやすい様に思います。

小数点以下の場合も同じで、1m(ミリ)ゼロが三つで千分の一(0.001)、
1E−4は、ゼロが四つで1万分の一(0.0001)という感じで、
「ゼロの個数」として捉えると、視覚的にも単純だし、感覚的に分かりやすいと思います。

「百万」を:
  1,000,000
  1M(メガ)
  1 X 10の6乗
  1.0e6
  1E6
などなど、色々な書き方があって混乱する方もいらっしゃるかと思いますが、
時代や分野などによる「方言」の様なものがあって、英語や日本語や、関西弁や東北弁や
色々な言葉がるのと同じで、「ゼロの個数」を表す色んな言い回しがあるだけです。

少数の場合でも同じで、
  0.001  
  1m(ミリ)
  1 X 10のマイナス3乗
  1e−3
  1E−3
といった書き方があるので、慣れたり、すこし注意をすれば良いことであって、
「何か難しいこと」の様に変に構えたり、嫌がる必要はありません。


日本などの場合は、ゼロが四つごとに、万や億といった呼び方が変わりますが、
西洋では、ゼロが三つごとに、呼び方が変わる為、日本語の呼び方と
西洋の呼び方を「翻訳」しようとすると、間違いやすかったりしますが、
単純に「ゼロの個数」として捉えると、そういう勘違いもし減るでしょう。

ゼロの数が多くなると、パッと見た目に分かりにくくなるし、ゼロの個数を数え間違える可能性も
増えるし、適当な数ごとに名前を付けて、「まとめる」と、扱いやすくなるので、こういう書き方や
呼び方が使われるようになったのでしょう。

また、とても大きい数字や小さい数字で、ゼロが沢山並ぶと、表示に大きなスペースが
必要になったりして、文章でも機械でも、それによって他の情報が圧迫されてしまったり、
不都合なことが起きてくるので、もっと分かりやすくて、小さいスペースで表示できる
「ゼロの個数」による表現が好まれたり、必要になったりするわけです。




また、掛け算の場合でも、「ゼロの個数」として考えると、
  1E2 X 1E3 = 1E5
という書き方も、
  100(ゼロが二つ) X 1000(ゼロが三つ) = 100000(ゼロが五つ)
という感じで、単純にゼロの個数を足せば結果の桁数が分かるし、
ゼロを並べている代わりに、その個数を数値で表しているだけで、
桁数というか「くらいどり」というか、数の大きさの程度が分かりやすくなり、
少し慣れるとわかりやすくなると私は思います。



また、こういう書き方については、国際規格とかもあって、
「正しい書き方」というのもありますが、そういうのも単位などと同じで、
時代と供に、自然に変わってきたり、どこかの誰かの都合で変わったり、
色々なので、七面倒臭く考える必要はないでしょう。



ちなみに、テレミノMCAの縦軸(Y軸)のカウント数やレートの目盛りは、
千をK,百万をMと略していて、大文字のKを使っているので
「正しい書き方」からは外れています。
また、少数の方では1E−5とか使っているし、
統一もしていませんので、学問的なことの「決め事」にうるさいタイプの方から見ると
いい加減な表記になっています。


なぜ、「素人に分かりやすい」かもしれない1000や1000000という表記にしなかったか
と言うと、単純に、目盛りを出すのに必要な画面のスペースを少なくするのと、
数字が大きくなった時とそうでない時でも同じスペースで表示する為、
そして、「少しだけ」慣れれば、ゼロが並ぶよりも分かりやすいと思ったからです。

また、kにせずにKにしたのは、Y2Kみたいな、素人的な慣用的用法に従い、
MとKを同じ大文字にした方がよい様な気がした為です。
で、YLogボタンを押したときなどに、かなり小さいレートになったりするので、
そっち側を分かりやすくするのに1E−4とかの指数表示も使う様にしましたが、
KやMは、1E3や1E6とするよりもそのままの方が「素人的」にわかりやすそうな気がしたので、
変更しないことにしました。

要するに、私が勝手に想像した、「ユーザー層の中で、こういう部分で躓きそうな方たち」にも
出来るだけ分かりやすそうな表示にしたつもりなのですが、
それでも「目盛りの大事さ」を理解せず、利用もせず、
その一方で「数値だの定量だの」を分かったつもり、出来ているつもりになったりして、
挙句の果てに間違った情報をばら撒いている方たちもいらっしゃいますし、
まあ、「私の想像の範囲が狭かった」ということなのかもしれません。


「学者さん」とかは、そんなことも分からない人には、「スペクトル測定」なんて無理だ、とか
思ったり言ったりしている方も居るらしいですが、
数値的に解釈しないでも、バックグラウンドと検体のスペクトルを比べて、
セシウム137とかの山の高低は一目瞭然ですから、
別に目盛りが読めなくても、汚染の程度をそこそこ理解する事は十分可能なわけです。

でも、「数値が大事」とか考えたり、「定量しないと駄目だ」と思うのであれば、
「目盛り」くらい理解して、使わないとマズイだろうと思います。




違う言い方にすると、それぞれのチャンネルのカウント数という「デジタル情報、数値情報」を
スペクトルという視覚情報、アナログ情報にしてやることで、「数値理解抜き」でも
核種や汚染の程度が推測できる、ということです。

たとえば、BGの511keVの消滅ピークの山の大きさと同じくらいの高さのCs137の山が
どれくらいの汚染に相当するか?とか、汚染の程度が分かっている検体で慣れておけば
後は、「見れば分かる」ことでしょう。

その一方で、理由は何であれ、「数値」だの「定量」を崇拝したり、大事だと思っているなら、
元々の「デジタル情報、数値情報」であるカウント数やレート、そして視覚化されたスペクトルでも
「目盛り」などを必要に応じて利用すると、デジタルとアナログ変換やそれにまつわる問題が
少なくて済むし、すっきりと計算できます。
(自分で計算するのが面倒なら、計算してくれるソフトは色々ありますし、
わざわざ根本的に間違っていて、しかも結構面倒くさい方法を使う必要はありません。)


大雑把に分かればいいのなら、計算しなくても、スペクトルを見れば分かったりするし、
もう少し正確な数値が知りたいのなら極度に変な方法で奮闘しても望んだ結果は得られない、という
とても当たり前のことだと思うのですが、ご当人にも周囲の方にも
なかなかご理解頂けない場合も多い様です。



Date: 2015/02/05 09:16(14)  ---  Name: nkom


先ほどの、拡大したメープルシュガーのスペクトルにスムージングをかけると、こうなります。
差分スペクトルを見ると、K40の小さな山があって、その左に、コンプトン散乱の低い丘があり、
セシウム137のところが左右に比べて、ちょっとばかり小山になっているようにも見えます。
でも、760keV付近もちょっと高いし、まだ、スペクトルのギザギザが収まりきっていない感じ。


3インチのNaIを8cmの遮蔽に入れて1日以上測り、スペクトルの全体像を見る限り
かなり落ち着いて滑らかになっているように見えても、微量の汚染について
調べようとすると、まだ心もとない状態です。



Date: 2015/02/05 09:02(44)  ---  Name: nkom


キューバ産のコーヒーの後に、メープルシュガー125gを「マリネリの縦割り充填」で測っています。

25時間経って、スペクトルが徐々に落ち着いてきたところ。
赤が、キューバ産のコーヒー、薄い緑がメープルシュガー、灰色がBG(空マリネリ)、
濃い緑がメープルシュガーのBG差分。

コーヒーと比べ、このメープルシュガーのK40は、かなり少ないです。量が少ないせいもありますが。
セシウム137は、まだ「見えます」と言えるような状態ではありません。
何を測っているのか知らずに、ただ、このスペクトルを見たら、セシウムは入っていないんじゃないか?
と、思うようなスペクトルです。


縦横を拡大してみるとこんな感じ。
662keV付近で、既にチャンネル当たり2000カウントくらいあるのですが、
それでも、まだまだはっきりとは分からないわけです。
これは、このまま放置して、48時間くらいでどうなるか、見てみます。




Date: 2015/02/05 08:52(30)  ---  Name: nkom

やはり、開発者のPow2p様に直接お願いしてみるのが良いかと思います。
Linuxとかも慣れているでしょうし、私は良く知らないのですが、もしかしたら
Alsaとかの関連もJavaがうまく扱ってくれたり、ライブラリーがどこかに
落ちていたりするんじゃないかと思いますし。

私は、横着に、ハンドヘルドのXPマシンを買って、それを可搬用にしています。
(元々はLinuxが乗っていたけど、XPを搭載可能なもの。)
Ebayで1万円ちょっとくらいでした。(Amazonとかでも買える場合がある。)
http://www.umpcportal.com/products/BenQ/S6

XPを乗せるのが、慣れてないとちょっと面倒ですが。
前は、PM1703MO−1Aとこれでスペクトルを取ってました。
http://pico.dreamhosters.com/PolimasterPm1703.html


もう一台、元からXPが乗っているものも持っています。これも1万数千円だった筈。
http://www.notebookreview.com/news/oqo-model-01-windows-xp-based-handheld-computer-released/


でも、最近は、バッテリーの持ちが良い薄くて軽いラップトップを
持ち出す方が多いです。
馬力もあるし、画面も大きいし、キーボードもあるし、楽。

ただし、ハンドヘルドXPマシンは、目立ちたくない時は役に立ちます。

ラズベリーPiや他の機械も色々考えたのですが、ソフトのことや、
電源(バッテリー)のことや、色々と考えたら、Win系が今のところは
一番手軽で、かつ、価格的にも他の面でも選択肢が豊富だったので、
手を出しませんでした。

アンドロイドも一時考えましたが、当時の電話には、USBホスト機能の
ついているものが少なく、USBホスト機能のあるマイクロコントローラーを
噛ませたりとか、面倒なことをやろうかと考えたりしていましたが、
ハンドヘルドXPマシンや、ウルトラブックで間に合っているので、
実験用のスマホや部品は放置されたままになっています。



Date: 2015/02/04 02:39(32)  ---  Name: prochil_chiba

ご紹介ありがとうございます。
ラズパイ用ディスプレイもあるのでスペクトルが表示できたらら可搬型スペクトロメーター兼データーロガーができますね。
?1385669826

ただ…Shell-ScriptやPerlなら多少土地鑑がありますがJavaはさっぱりなので他力本願寺です。
取り敢えずストリームを外付けストレージに保存したりFFmpeg(ffserver)で外部に垂れ流すところまで考えています。

More posts in the log : index039.html

More logs : 038 | 037 | 036 | 035 | 034 | 033 | 032 | 031 | 030 | 029 | 028 | 027 | 026 | 025 | 024 | 023 | 022 | 021 | 020 | 019 | 018 | 017 | 016 | 015 | 014 | 013 | 012 | 011 | 010 | 009 | 008 | 007 | 006 | 005 | 004 | 003 | 002 | 001



picobbs 0.21 --- Powered by Ocaml --- mail to nkom AT pico.dreamhosters.com for posting