Pico Tech - PicoBBS


Date: 2015/03/15 05:19(03)  ---  Name: nkom


遮蔽の中の粉ワサビ150g(マリネリを使用せず、
検出器に2重のビニール袋で直接巻きつけ)は、
46時間強で、少し滑らかになりました。

K40がある以外は良く分からない、という良くあるパターンですが、
セシウムの位置に盛り上がりは無いみたいに見えます。




スムージング



ちょっと気になったのは、スムージングを強化すると、セシウム137などのコンプトン散乱の丘に
似たような形が、430KeVくらいから左にあることです。
でも、それに対応する形や高さのCs137のピークは無いし、Bi214やTl208でもないし、
対応するピークは何も見えてないので、単なるギザギザの気紛れなのかも。
(430keV辺りで、1チャンネルに5000カウント以上ありますので、スペクトルも
相当落ち着いてはいますが、BG差分だし、こんなに縦に拡大すると、まだまだ
滑らかではありませんので)



Date: 2015/03/15 04:58(21)  ---  Name: nkom


これは、USB電圧のテストのスペクトルをK40のエネルギー位置で拡大したもの。
ピークのズレは、電圧の変化によるものではなく、温度や磁場の変化かと思われます。
4.74Vの赤紫が右に大きくズレているのに対し、緑の4.69Vは、少し左になっていますし。



これくらいのピークのズレでも、BG差分のスペクトルには、結構な違いが出るので、
測定中や測定が終わった後に、横軸を調整して、その結果を踏まえてBG差分も
表示する機能が現在デバッグ中の版には付いています。
(V6.3でも、ブラウズ機能には、似たような仕組みが入っていますが、
もっと使いやすくなっています。)

ズレを最小限に抑えるに越したことはありませんが、
素人測定では、ズレが出るのは「当たり前」ですし、
ズレたスペクトルでも微調整して使いえる様にしてあるわけです。

で、良く見ると、100万円、200万円の値段で売られている機械や、
ズレが少ない、と宣伝している機械でも、BG差分を見るとやっぱり
ズレていたりします。

ただし、Cs134を含んでいたりすると、そのせいでK40の山が
ズレた様に見えることがありますし、そもそもまだカウント数が
少なくて、安定していないスペクトルでも、ズレている様に
見えることがありますので、注意が必要です。

とにかく、分解能の数値にしても、ピークの位置や高さや面積にしても、
スペクトルが暴れていると信頼性が低くて、「確かなこと」は分かりません。



Date: 2015/03/15 04:36(58)  ---  Name: nkom


USB電源の電圧を変えたら測定に影響があるかどうかのテストですが、
4.69Vまで電圧が下がっても、スペクトルに影響は見られませんでした。

なので、最初に、4.74Vで影響が出たのは、容量の問題か何かで、
「純粋に電圧だけ」の場合は、5%くらい下がっても「この測定器は」問題無さそう。

逆に言うと、電圧は正常に近くても、「他の原因」で、測定に影響が出る場合もある、
ということになりますので、電圧だけ計って、USBの電源にはもんだいが無いと
思い込んでしまうと、間違いの元になるかも。

また、電圧が低くなって問題が出る場合もあれば、高くなって影響が出る場合もあるし、
+−2%くらいに収まっていると(私は)安心。

以下は、問題のあった4.74V以外、ほとんどみんな重なってしまっているテスト結果。
最終の緑を含め、7つのスペクトルを出しているのですが、違いが分かるのは、
4.74Vのもの(赤紫)と、5.17V(茶)のエネルギーの低い方だけ。




Date: 2015/03/15 04:19(28)  ---  Name: nkom


今日は吹雪で、下手をするとこの冬一番の大雪になる、とか予報しています。
そうはいっても、積雪量は15cmから30cmくらいと見られていて、
大西洋岸みたいなドカ雪が降ることはほとんどありません。

今年は、大吹雪が少なく、最大でも吹けば跳ぶような粉雪が
10cm積もったくらいだったので、雪かきも楽でした。

日本みたいに、湿った重い雪が1mも積もったら、
ここでも結構色々な問題が起きるかも。
除雪の機械とかは沢山あるのですが、
雪を持っていく場所が足りなくなったり、
その運搬費用で、自治体が破産するかも。
(郊外では、道路の雪は、その左右の家の庭に吹き飛ばして山になり、
街中では、雪の集積場まで大型ダンプで運んでいきます。)



Date: 2015/03/14 11:34(03)  ---  Name: nkom


USB電源の変化の影響を調べている方は、4.79Vに下げても、
まだ正常に測定しています。

先ほど、USBアイソレーターを噛ませて4.74Vに下げた時は、
USBアイソレーターの中のDC−DCコンバーターの容量が少なく、
単に電圧が低かっただけでなくて、何か他の影響もあったのかも。

現在のテストは、USBハブに繋げる機器を徐々に増やして、
それでもって電圧を下げるという原始的な方法ですが、
それで電圧が下がってしまうのも、ハブのせいなのか、
ACアダプターのせいなのか、結構問題だとは思いますが、
今のところ+−で0.2Vくらいなら、あんまり影響がないみたいです。

USBハブ、又はUSBアイソレーターの電圧を直接制御する方法は、
必要なコネクターがなかったり、ピンを半田付けしないと駄目なので、後回し。



Date: 2015/03/14 09:24(32)  ---  Name: nkom


遮蔽の中では、クリスマスパーティーの時に出された巻き寿司の真ん中に
てんこ盛りになっていた粉ワサビを貰ってきて、冷蔵庫で保存してあったものを測っています。

これを室温に戻し、小さな細長いビニール袋に入れ、薄い板状に延ばし、
測定器の結晶の部分に、もう一つの保護用のビニール袋を付けて、
巻きつけるように密着させて、測定中。

測定開始から約27時間経って、スムージングなしでも
まあまあ落ち着いてきたところ。

K40が若干ある他は、あんまり何もないみたいなスペクトルです。


かなりズームしてみます。


加えて、スムージング。

見えちゃう方には、これでもCs137が見えてしまうのでしょうが、
こんな感じだと、「まだ良く分からない」というのが、私の感想。

いつもの様に、もっと放置してみますが、それで小山の様なものが
もう少し整ってくるのか、小さな温度変化などで、ばらついてしまい、
何も見えずに終わるのか、どうなるのでしょうか。


理想的には、業務用の粉ワサビを沢山入手して、灰化するのが
一番良いのでしょうが、こっちでは結構高価ですし、
とても効率を稼げそうな方法で測っても、メープルシュガー程の盛り上がりも見えないのであれば、
ここの人たちがワサビを沢山食べるわけでもないので、健康への影響は
多分それ程大きくはないのでしょう。


やはり、カナダでの「現在の」一番の内部汚染源は、メープル関連と、ブルーベリー、
そして、キノコや、鹿などの肉かも。
また、土壌も汚染しているので、土埃も少しはあると思います。

後は、原発の近くに住んでしまっている場合は、常に何か
出したりしているので、特に風下や下流は、それを喰らってしまう場合があるかも。

日本だと、汚染が目立つ「川魚」が、ここではどれくらいセシウム137を
溜め込んでいるのかも、ちょっと気になります。



Date: 2015/03/14 08:39(00)  ---  Name: nkom


ラドン観測関連のメモ:

岐阜での観測のデータとか盛り沢山
http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/

このページにある
http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/~radon/result/index.html

このファイルとか、結構興味深いです。
(水中)ラドン濃度では、遠くの地震は分からないかもしれませんが、
温泉の流量とかで、地盤の歪みとかがある程度分かるみたいです。
http://lll.physics.gif">u-u.ac.jp/~radon/result/11th%20Japan-Taiwan%20WS.pdf

地下室だと1000Bq/m2!
それって、ちょっと高いのでは・・・  岐阜の地下室は要注意。
まあ、地中は、そのさらに10倍なので、トンネル工事とか、やってる人達は、
色々な危険に加えて、高濃度のラドン被爆の可能性もありそうです。
http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/~radon/gifu/html/air.html


この方のページにも色々な情報があります。
http://www.ercll.gifu-u.ac.jp/~tasaka/



Date: 2015/03/14 07:04(42)  ---  Name: nkom


SovtubeことAtomSpectraのCsI2.5インチの場合、4.92Vだと、5.17Vの時と
ほぼ同じ様なスペクトルになりました。(違いは、一番低い方が少々)
4.74Vの違いは、ちょっと大きすぎるので、「この測定器の場合」は、
電圧が5V+−0.1Vくらいだと一応大丈夫で、それよりも電圧が下がった場合に
影響が出るみたい。

以前、CZTの実験用に買ってあった、(中華の安物ですが)電圧可変DC−DCコンバーターが
見つかったので、それで4.9Vくらいから徐々に電圧を下げたらどう変わるのか
実験してみます。

なお、テレミノPMTアダプター、アルマジロ、チャッピーなど、他の機械でどうなるかは
全然分かりませんので、正確に知りたいなら、それぞれの機械で、
似たようなテストをしてみる必要があります。
また、測定時の線量によっても、消費電力が変わったりして、影響の大きさが
変わる可能性もあります。
さらに、テレミノPMTアダプターやFUIジャパンのデジタルMCAなどの場合、
使用するPMTによっても、影響がことなるかもしれません。





Date: 2015/03/14 05:43(03)  ---  Name: nkom


こちらは、以前から徐々に試している3Dスペクトル表示。

メープルシロップの缶を丸ごと測定した時の時系列スペクトルを全部出してみましたが、
ギザギザがスムーズになっていく様子とかが、あんまり分かりません。


データを減らして最初の方だけにして、さらに表示角度も変えてみましたが、
色の付き方の関係もあったり、メッシュの粗さもあって、やっぱりあまり芳しくありません。

なので、色つきは止めて、線だけの表示にすると、色を付けるにしても、
面表示にせずに、線表示にするか、もっと工夫が必要な様です。




3Dスペクトルの作り方とかの解説
http://pico.dreamhosters.com/GnuplotMemo3D.html
http://pico.dreamhosters.com/GnuplotMemo.html

原発事故直後の3Dスペクトルや、そのデータなど。
http://pico.dreamhosters.com/FukushimaDisasterSpectrum3D.html



Date: 2015/03/14 04:58(19)  ---  Name: nkom


USBの5Vの電圧が変わると、測定結果に影響があるか?という試験をしてみているのですが、
結構な違いが出るかも。

CsIの2.5インチ、Sovtubeの測定器で、少し高めの電圧が出ているACアダプターをハブの電源として使い、
その上流には、USBアイソレーターもかませて上流側の色々な影響は少ない筈の状態にしてスペクトルを取り、
次に、ACアダプターを外して、USBアイソレーターが作った電源でハブと電流電圧計と測定器を駆動し
そのスペクトルを取り始めたのが下の画像。

電圧が高めの5.17Vのスペクトルと、4.74Vのものには、明らかな違いが出ています。

従って、本当に生真面目に測定をするつもりであれば、USB電源の電圧にもやっぱりかなり注意が必要かも。

そして、測定環境が安定しない場合には、電源ノイズもそうですが、そもそもまともな電圧が
あるのか、とか、その辺りから調べないと、中華電源も色々な製品に使われている可能性があるので、
落とし穴になっているかもしれません。

まあ、USB接続の機械は、「USBの5Vを信じてはいけません」、「自分で基準電圧を確保」、
「ノイズフィルターも入れる」などなどの対策をしておくのが当たり前なのかもしれませんが、
アマチュア用の機械であったり、安物だったり、中華設計だったり、ポカミスなどで、
そういう対策が入っていない場合もあるでしょうから、その場合は、自分で対策する他ないでしょう。

経験的には、メーカーもののハブを使った場合、付属のACアダプターなら、EBayの中華製品ほど
酷いものはなかったので、単に、ハブを買ってそこに測定器を付ける、というだけでも
結構改善される場合もあるのではないかと思います。





Date: 2015/03/13 07:10(54)  ---  Name: nkom


Prochil 様
> USBのバスパワーを利用するときによく使うのがこれです。

Ebayでも2w版が売られているけど、$8ドル+送料。台湾からの出品/発送。 秋月だと3Wも500円。
http://www.ebay.com/itm/1pc-MAU302-DC-to-DC-Converter-Vin-5V-Vout-5V-Iout-400mA-Pout-2W-MINMAX-/130667543427


変なパソコンとか本当に安物のハブでも使ってない限り、
USBの電源ノイズとかにあんまり気を使う必要は無いと思うのですが、
色々な電磁波のノイズがあったり、交流電源も酷いことになっていたり、
対策をしないと測定器が全然安定しない、という場合も、
あるのかもしれませんし、1000円、2000円で済むのなら、
試してみる価値はあると思います。

私の家の環境では、こういうものを使っても使わなくても、
今のところ測定結果に違いは見られません。


でも、サーベイみたいに、移動する時などは、
色々な環境に遭遇する可能性が高まりますし、
用心するに越したことはないもかも。



Date: 2015/03/12 11:22(55)  ---  Name: nkom



以前からありました、新方式でのデータ配布などが始まった2012年3月末から
現在までの「全期間」の線量グラフのページの名前を変えました。
http://pico.dreamhosters.com/DoseRateGraphOfEntirePeriod.html

グラフ自体は、前からありましたし、週間や月間のグラフのページからも
簡単に見られたものです。

週間や月間のグラフと同様に、矢印キーやN,P(Next=次、Previous=前)のキーで、
次々に閲覧できる様になっています。

これをみると、その地点は、線量が下がりつつある場所(つまりは、初期汚染があった場所)や、
前から同じ程度の線量の場所(初期汚染が無かったか、少なかった場所)などが
簡単に分かりますし、除染や機器の移動、調整の様子とか、雪が降って冬に線量が下がる場所か、
などなどと、色々なことが分かります。

こういう複合的な情報を見ないで、「線量の推移だけ」を見ても、良く分かる様にはなりません。
何故かと言うと、線量計が温度と連動していたり、実際の線量の変化も、気象と密接な
関係が在る為です。

また、単に気象情報のグラフとしても、気象庁が発表している一番詳しい10分毎のデータを
集めてグラフにしてあり、地点にもよりますが、気温や日照、降水、風向風速、気圧や湿度の変化が
含まれています。ただ、全期間のものは、情報量が多すぎるために、詳しいことは見えませんので、
月間や週間のグラフのリンクをクリックすると、最近の様子が一目瞭然です。

全期間
http://pico.dreamhosters.com/DoseRateGraphOfEntirePeriod.html

週間
http://pico.dreamhosters.com/DoseRateGraphOfThisWeek.html

月間
http://pico.dreamhosters.com/DoseRateGraphOfThisMonth.html

私がデータを取っている全地点のリスト
http://pico.dreamhosters.com/raddata/ja/datalist.html



Date: 2015/03/12 10:11(44)  ---  Name: nkom


IFKRとかのスペクトルを理解するには、ここをみると分かりやすいです。
http://geiger.grupo.jp/bbs/

2Bq/kgと表示されるくらいのセシウム137が有ると、
山はきっちり出ている場合が多いです。

検体重量が、多くの場合300gくらいですから、ざっと0.6Bqの
セシウム137が検体に含まれていると、BG差分のスペクトルなら、
「見れば分かる」程度の山が出来ますし、
生スペクトルでも、BGよりも薄っすらと盛り上がっているのが
確認できるわけです。

小型の機械で、そこまで見えるのは、私は結構優秀だと思います。

それ以下だったりすると、そもそも、機械の方で
「検出限界未満」と宣言しているので、変な誤解の心配は
あんまり無いでしょう。

ただ、古いバージョンのソフトだと(?)、検出限界未満かどうかを
表示しないで、ただただ数字を出す様になっていたんじゃないか、
という気がします。

また、機械が検出限界未満だと言っているし、私の見方だと、
「見えている」とは言い難いスペクトルでも、ピークが見えてます、
と強気の主張する方も、若干いらっしゃる様です。


以下は、「見れば分かる」というのの限界に近いスペクトルの例。





遮蔽の中で、相変わらず放置測定中のメープルシロップの缶のスペクトルを、
比較用に少し似た感じで表示してみました。
うちの測定環境では、NaIの3インチでもCsIの2.5インチでも、
検体内に0.6Bqくらいのセシウム137があったら、見える場合が多いだろうと思います。
(他の核種の存在とかにもよりますが。)


測定環境のお値段で比べると、私の環境の方が圧勝ですが、
必要なスペースとか、手軽さとかでは、IFKRの方が良いでしょう。

最近では、AT1320Aの安売りとかもありましたし、
市販の機械やアルマジロやチャッピー、Sovtubeの後継機のAtomSpectra2(1.5インチ相当)、
などなど選択肢が少しは増えたので、素人測定を始めようという方たちにとっては
少し楽になっているかと思います。



Date: 2015/03/12 09:29(23)  ---  Name: nkom


メモ:

やさしお 約8535Bq/kg
NoSalt 約15850Bq/kg

NoSaltは、ほとんど全部KClなのに対し、やさしおは、半分だけ(後の半分はNaCl)なので。
計算が丁度倍数になってない理由は、知りません。
8%近い違いがありますが、計算違いか、NoSaltの不純物のせいなのか。



Date: 2015/03/11 23:17(27)  ---  Name: prochil_chiba

USBのバスパワーを利用するときによく使うのがこれです。


1個500円でコンデンサーやインダクタ、ポリスイッチも含めると1000円札が飛んでしまいますが中華製ではこんな「高い」部品は使えないと思います。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-04131/


Date: 2015/03/11 12:23(38)  ---  Name: nkom


ここしばらく悩んでいたバグが一つ解決!


Date: 2015/03/11 07:49(40)  ---  Name: nkom


しばらく、線量グラフをあまりチェックしていませんでしたが、ここ2,3日見てみたら、
測定器がおかしくなっているのか、変なグラフが幾つかありました。

3月5日のヒゲが自然現象には、見えません。規制庁情報は無し。何なのか、良く分かりません。

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ja/22/22000_1220000038.html


ここは、確か前からヒゲが時々出ていたような気がしますが、頻度が増えているかも。
機械の調子が悪くなったのか、近所に高濃度の汚染物質が付着した人か車か時々通るのか、
なんだか分かりませんが、四国ですし、そんなに汚染物質が沢山あるとも思えないので、謎です。


http://pico.dreamhosters.com/raddata/ja/37/37000_3701.html

木幡住民センターの雨の後の上がり方がおかしいだろう、と、思ったら、
この地点は気温が大きく上昇すると、線量が非常に増える傾向があるみたいです。
2月の23日だったか、同様の現象がありました。機械が疲れてきているのかも。

http://pico.dreamhosters.com/raddata//ja/07C/07210/07210_M02832.html


3月7日に、雨が降る直前に、「それは、ちょっとないだろう」という上昇と下降をしています。
規制庁情報は、無し。

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ja/07B/07561/07561_M03013.html


上手岡多目的集会所 線量が高いところです。
気温が上がった時に、狂いやすいみたい。

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ja/07B/07543/07543_M03217.html

いわき市勿来勤労青少年ホーム
ヒゲがしょっちゅう出てます。ここは、高松と違って、高濃度汚染物質が
近くを通ったとしても、納得できそうな気もしますが、他のMPでは、
こんなヒゲ、そんなに出ないですからね。やっぱり、ちょっとおかしい。

http://pico.dreamhosters.com/raddata/ja/07A/07204/07204_M02753.html


他にも、ちょっと変、というのは、ありますが、ここ2,3日で目立ったのはこれら。

また、昨日だったか、全国的に線量が上がっている、というご意見がありましたが、
記録を見ると、雨が降った所も多かった様で、その影響が強いんじゃないかと思います。
ただし、規制庁や各県の担当部署に、「スペクトルの公開」を求めて、
何が増えたのか?をしっかり確認した方が、良いでしょう。

非破壊検査とか、そういう事例でも、ちゃんとスペクトルを公開して、3Dスペクトルでも作って、
ああ、ここで、X線が増えてますね、とか、ここでイリジウムのピークが見えますね、とか、
確認が出切れば、納得しやすいわけです。

福島県は、事故直後のスペクトルのデータを出しましたから、色々しっかり確認できて、
大変勉強になりましたし、「線量だけ」、しかも、気温や降水データなどとつき合わすこともしないで、
安心したり不安になったり、分かったつもりでフラフラしても、何にもならないと思います。



Date: 2015/03/10 10:22(07)  ---  Name: nkom


先日テストした、DC−DCコンバーター内蔵型のUSBアイソレーターですが、
念の為に再度テストしたら、何故か分かりませんが電圧も下がったりせず、
Sovtubeがちゃんと使えました。

これのことです。

http://www.amazon.com/USB-Isolator-for-Full-Speed/dp/B00O5GAQMW

USBポートの一つがおかしいのか、コネクターの接触なのか、
内部的な不安定要因があるのか、なんなのか分かりませんが、
一応めでたしめでたしです。

で、こういったUSBハブやアイソレーターの使用法などを考えてみましたが、
信頼できる外部電源のUSBアイソレーターを入れて、測定器の電源が、
他のUSB機器などと共有されずに、「専用」になっていると、
トラブルに巻き込まれにくいし、トラブルの時も、何が原因なのか
分かりやすくなるかと思います。

なので、DC−DCコンバーター内蔵型は、その上流の電源の「質」には
それ程依存してないかもしれませんが、「容量」には完全に依存しているので、
外部電源型の方が好ましかったり、役に立つ場合が多いだろうと思います。
(電源や信号の「質」だけの問題なら、内蔵型で良いのでしょうが。)


SovtubeやテレミノPMTアダプターなど、USB接続でマイク入力として
動作する測定を使っていて私が自分でやってしまった失敗例としては、
USB3.0のハブは電源の容量が大きめですから、それにSovtubeを繋げたのですが、
ハードディスクとか、SDDとか、他のものを繋げたらコケてしまい、
パソコンごと再起動しないとならなくなったことがあります。

ノイズも問題になったりするのですが、USBのマイク入力は、
ウインドウズのドライバーか何かが「感じやすい」体質で、
ソフトがその機器を使用中に抜いたりすると画面が真っ青に
なったりしますし、抜かないまでも、電源が一瞬不安定になったり、
ちょっとでも中断したりすると何かと面倒なので、
そういう機器は、他の聞き分けのよいUSB機器とは分けて、
それぞれに質の良い電源をあてがっておくと
行儀良くしていてくれる可能性が高そうだ、ということです。


まあ、私の場合、テストやモニタリングなどの為に、
常時2,3の測定器が繋がっていたり、それらを入れ替えたり、
多いと、五つとか測定器が繋がっていて、ソフトも幾つも
同時にテストしていたりするし、色々と環境が変わりますので、
普通に一つか二つの定器で測っている場合には、
そんなに気をつけなくても大丈夫だとは思いますが。



Date: 2015/03/10 09:20(00)  ---  Name: nkom


USBアイソレーターのもう一つの製品が到着しました。
これは、ケースとか付いていない基盤だけのもので、
外部電源を供給するタイプ。

Yamahaのキーボード用の12V1Aのスイッチングレギュレーターを繋いだら、
Sovtubeが普通に動きます。

ノイズまみれになりやすい、エネルギーが低い方の正常とみなされたパルスや
破棄されたパルスを見ても、この前のDC−DCコンバーター内蔵型の様な
おかしなことにはなってなくて、安定しています。

電圧が、4.95Vで若干低めですが、これくらいだと問題ないみたいです。
(電圧が、4.5Vとか、それ以下になったりすると、SovTubeでは、
全体の計数率が落ちたりするみたいです。)

一つ3千円弱で、送料込み。中華ですが、私が買った相手は真面目な人で、
おまけも付けてくれたり、熱心でした。
測定環境の安定性でまだ悩んでいる方は、出費額もそれ程大きくないですし、
こういうものを試してみても良いかも。




食品とかは私は中華商品は基本的に買いませんが、電気部品とかは時々買います。
今のところ、届かないとか、大きなトラブルは皆無。
楽器も散々悪評があちこちに書かれているので、中華の安物を買ってみたことがありますが、
本当にブリキの楽器みたいな感じで、私は、結構好感を持ちました。
数千円で、音をだして楽しめる新品の楽器が買えたりするので、
初心者向きではありませんが、「物好き」が癖のある楽器を味わうには
面白いのではないかと思いました。
中古とか、古楽器に手を出すと、もう色々と際限が無く奥が深くなって、
金額にも限度がないので、中華楽器で遊んでいれば安上がりです。

ただ、日常的に気紛れに練習したりするのには、最近は
一番気に入っているフランス製の古楽器ばかりを使っていて、
沢山ある他の楽器はあんまり出番がなく、
腐り始めているのもあるので、どうしようかたまに考えています。



中華製品に話を戻すと、酷かったのは、安物を買った場合の電源とかで、
最近買ってみたUSBハブは、二つとも電源にはぶられました。
ただ、電源の電圧が直ぐ下がるぞ、と苦情を言ったら、
6割くらい返金した上で商品も返送しなくて良い、とのことでしたので、
まあ、元々非常に安いハブ(千円以下、送料込み)だし、
それ以上期待してはいけない品物でしょう。

また、ハブの本体は、別の電源を挿したら、今のところ元気に動いています。
USBのコネクターの一つ一つにスイッチが付いていて、抜き差ししなくても
切ったり入れたり出来るので、大変楽なハブです。
しかし、プラスチックの質もペラペラだし、安物感100%の正真正銘の安物です。
青い目に良くないLEDもピカピカ付いているので、早速黒のビニールテープで
ほとんどマスクしました。

私が買ったのは、ここではありませんが、多分全く同じ商品。電源が付属していても、
おそらく100%使い物にはなりません。
http://www.ebay.com/itm/7-Port-USB-2-0-Power-Hub-High-Speed-Adapter-ON-OFF-Switch-For-PC-Laptop-MAC-SC-/261768697415




Date: 2015/03/10 05:31(43)  ---  Name: nkom


マリネリを使わず、メープルシロップの缶(こちらでは、この形状で
売られる場合が多いです。)540ml入りを、遮蔽の中で
検出器の前に置いただけの測定は、21時間経ったらピークが見えてきました。

生スペクトル。 K40の小山と似たような感じに出ています。



強めのスムージング。ピークの高さは、セシウムのエネルギーのチャンネルの標準偏差で言うと、
2σくらいに相当する高さです。まあ、なんとか見えている、という状態ですが、
メープルシュガー125gに比べれば、分かりやすいです。



ピーク情報を表示。ピークの計数率(面積、レート)が0.0286cpsで、マリネリに入れて測った場合だと、
15Bq/cpsくらいなので、おおよそ0.4Bq程度のセシウムがあることになりますが、
マリネリよりも効率が悪いジオメトリーで測っているので、実際は、少なくともその1.5倍で、
多いと3倍以上あるのかも。

ともかく、この「非破壊」測定法でも、ある程度の汚染があるメープルシロップなら、
時間さえかければ検出できそうなのが分かったのは収穫でした。

これなら、メープルシロップの缶をまずは「貸して」貰って、汚染が見えなかったら
マリネリに入れて測ったりして、本当に汚染が少ない製品かどうか調べれば良いので
汚染しているメープルシロップを振り分ける手間が省けます。

で、汚染の少ない農家、というか砂糖小屋が、もしかしたら特定することが出来て、
ケベック州でも、セシウム汚染が平均よりも(出来たら一桁以上)低い製品が選べる可能性があります。
まあ、それでも、0.1Bq/kgから0.5Bq/kgくらいは、入っているかもしれないので、
あんまり「お勧め」出来るものではありませんが、どうしてもメープルシロップの味や香りが
忘れられない方には、たまに、少量を使うのであれば、健康被害を急速に加速させる可能性は
低くて済む筈です。



AtomSpectraで測っている方で、セシウムの領域でピークフィットしてみたら、
何回か試しているうちに、「それらしいFWHMやピークのエネルギーの値」が出ました。
まあ、BG差分でないと、あんまり分からないような山ですし、お遊びではありますが、
ROIのとり方で、「どうにでもなってしまう」こととか、色々分かりやすくて、
このリアルタイムピークフィットは、大変勉強になります。

またまた、アトムスペクトラに、テレミノMCAを透明化して被せて表示。





Date: 2015/03/09 13:32(59)  ---  Name: nkom


Log表示にして、K40とTl208の2614keVで横軸を合わせたところ。


まだ、出来立てほやほやなのだと思いますが、カーソル位置のエネルギーや
カウント数やレートとか、やっぱり分かると便利。

と、思いましたが、テレミノMCAの透明化して被せちゃう新機能(まだ未完成ですが)を使うと、
目盛りやカーソルのないソフトでも、色々読み取れるようになります!




Date: 2015/03/09 13:09(44)  ---  Name: nkom


ガウス曲線のフィットは、左右の範囲が違っていても問題はないみたい。
後、WEBに書いてある様に、傾きも計算してフィットしてくれますが、
コンプトンバレーとか、そういうことは考慮されてないので、
範囲の指定をする時にあんまり広くしちゃうと良くないかも。

In−Situと書いてありますが、リアルタイムでフィットし続けます、
というのが、セールスポイントらしいです。
測定時間の表示などからすると、毎秒10回は計算しているのかも。

データファイルの形式は、Spe形式のデータ部分みたいな感じで、
単に各チャンネルのカウント数が、タブかスペースで右に揃えられて
羅列されているもの。
校正情報とか、測定時間とか、一切無しのスペクトルデータのみ。

後は、測定器によっては、SettingメニューのDPPの設定をいじると
分解能が多少向上したり、ノイズを弾いたり、そういう効果が
期待できそうですが、規定値のままでも、結構良い感じです。



Date: 2015/03/09 12:50(38)  ---  Name: nkom

> 【Atom Spectra】Androidアプリ(PC版もある模様)
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.fe57.atomspectra

> 【開発者Web Site】
http://fe57.org/atomspectra/

> アプリそのものは中華Pad Teclast X89とONDA V891のAndroid 4.4.4にはクリーンインストール。
> NEC Medias Tab(Android 4.0…)の場合はインストールはされたがエラーで立ち上がらず…。


おお、アンドロイド版があるのは聞いていましたが、PC版もあったとは。
最小二乗法でピークフィットします、とか書いてあります。

他にも「メスバウアースペクトル測定」のソフトとか作っている。
http://fe57.org/mossspectra/

DSO Nanoのソフトも作っている。
http://fe57.org/forum/thread.php?board=3&thema=2



PC版を早速試してみてますが、ドキュメントの類があるのかないのか確かずに、
適当にいじって、おおよそは使えるくらい、手軽に出来ています。

立ち上げるとすぐ測定が始まり、使用する音声入力を選んで、Clearを押せば測定開始。
測定が少し進んだあたりで、例えばK40のピークの左から右に、マウスでドラッグして離すと、
その間のピークを検出してガウス曲線でフィットし、、FWHMを計算したり、ピークの中央を割り出します。
で、左上の、EnergyCalibrationのところで例えば、Isotopeの欄の下向き三角を押してK40を選び、
その右側の<<ボタンを押すと、そのピークの中央のチャンネルが1460keVに合うように
横軸の校正がなされます。
2点を選ぶと、下駄を履かせるのか、3点校正みたいに2次式で合わせるのかは不明。
多分、直線で合わせて、下駄を履かせるのでしょう。

後は、簡単な定量機能、というか、線量推定機能らしきものがあって、
カウントするエネルギーの範囲を決めて、係数を入れると、
推定ベクレル値を表示するみたいですが、まだ良く分かっていません。
せっかくピークフィットしているのだから、ピークの計数率を出して、
それで計算してくれれば良いのですが。

結構軽くて、良く出来ている様に思います。
Android版とPC版があるなら、他のプラットフォームにも移植しやすいのだろうし、
将来的に楽しみです。
(これで、オープンソースにしてくれれば、もっと良いのですが、
現在は実行ファイルのみの配布。)

このスペクトルは、遮蔽の中の3インチNaIでメープルシロップの缶を
そのまま測っているものをテレミノMCAと同時に取得しています。

あ、後、スペクトルのところとかで、右クリックすると、Logとリニア表示が
切り替わります。


アンドロイド版は、アップファイルを自分で配布せずにGoogleからの配布なので、
私は、今のところ多分試さないです。(Googleのアカウント無いし、作る気が起きないので)



Date: 2015/03/09 11:42(22)  ---  Name: CrowGoki

【Atom Spectra】Androidアプリ(PC版もある模様)
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.fe57.atomspectra

【開発者Web Site】
http://fe57.org/atomspectra/

アプリそのものは中華Pad Teclast X89とONDA V891のAndroid 4.4.4にはクリーンインストール。
NEC Medias Tab(Android 4.0…)の場合はインストールはされたがエラーで立ち上がらず…。


Date: 2015/03/09 10:27(36)  ---  Name: nkom

メモ:

ヨウ素131 半減期8日 現在は、もう素人測定では見えない(筈)。
http://web.archive.org/web/20121010022603/http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/ge/pdf/i131.pdf

ヨウ素132 半減期2時間ちょい 現在は、もう素人測定では見えない(筈)。
http://web.archive.org/web/20121010024017/http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/ge/pdf/i132.pdf

アンチモン125 半減期2.7年  もしも見えたとしても、Cs137や、Bi214などに紛れて、
相当分かりにくいかも。
http://web.archive.org/web/20121010022058/http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/ge/pdf/sb125.pdf

もし、「これだけ」があるのなら、バックグラウンドの上に、こんなピークが乗る。



他の各種は、NaIやGeのカタログや、私がIdentify.exeで作ったピークのグラフとかを見ると
どんなものが、どんな風に見えるのか、ある程度想像が付きます。
http://web.archive.org/web/20121010022027/http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/nai/catalog_nai.shtml
http://web.archive.org/web/20121010022027/http://www.inl.gov/gammaray/catalogs/ge/catalog_ge.shtml
http://pico.dreamhosters.com/IsotopesAndPeaksEnlarged.html



炉内に中性子源があるのなら、色々な物質が放射化し続けるのかも。
でも、みんな解けちゃってドロドロになったのなら、どういうことになるのか、
私には、良く分かりませんが。
http://onodekita.sblo.jp/article/69694717.html




Date: 2015/03/09 08:41(46)  ---  Name: nkom


今回、遮蔽の中に入れたのは、マリネリではなく、
メープルシロップの540ml入りの缶を丸ごと一つです。
重さは、807gで、缶の重さが多分100gくらいなので、
中身のシロップは700g程度だろうと思われます。

1kgに1bqから5BqくらいのCs137を含む場合が多いので、
この缶の中には、0.7Bqから3.5BqくらいのCs137が入っていると思われますが、
マリネリの様にで効率良く検出するわけではないですし、おまけに缶が多少遮蔽するので、
何か検出できるのかどうか、分かりません。

実際、スペクトルを見ると、今のところほとんどBGと似通っていて、
ギザギザの上下の具合も、確実にセシウムが見えるだろうと
予想できるような状態には思えません。

マリネリに入れないで、スーパーで売っている缶をそのまま測っても
なんとか見えるようなら、測定が簡略化できるかも、とか、思ったのですが、
無理なのかもしれません。

まあ、もっと時間をかけないと、
「分からないかどうか」すらも分からないです。





Date: 2015/03/09 08:10(53)  ---  Name: nkom


またまた放置してあった煎茶400gのスペクトルは64時間半後にこうなってました。

放置して、特に新たな発見がある場合は、ほとんど無いですが、
スムージングをかけたり、脳内スムージングで予想した「滑らかになったスペクトル」と、
実際のスペクトルを比べたりすると、スムージングの仕組みや、自分の予想の仕方が
まあまあ「まとも」か、あるいは、変な癖があったりするのか、ある程度わかりやすくなります。

滑らかになった時点で、消えてしまう様な「山」は、放射能の気まぐれの
ギザギザだったりするわけで、それで何かが見えたつもりになっても、
何回かやると出たり出なかったりするわけです。

ところが、「ベースライン」とか唱えつつ、意味も分からず滅茶苦茶な線を引いて
無理矢理に数値を出したりしてしまう人たちの場合、自分の願望に沿って
理屈もへったくれもない線を本当のベースラインより下に描く悪癖が付いてしまい、
その結果として、ほとんどの場合に正の数値が出るようになってしまうので
実は見えていない汚染が検出できているつもりになってしまったりします。
「ベースライン」ってなんなのか、自分でもう少し良く調べたり、考えたりするか、
交流のある人が少し指摘してあげれば、そういう勘違いは避けられるのですが。



生スペクトル


強めのスムージング



このスペクトルで、私が言えるのは、K40があって、ウラン系のBi214,Pb214もあるでしょうし、
トリウム系のPb212やTl208もあるのかもしれない、というくらい。
Cs137は、見えている様には思えません。
まあ、お茶なんで、「全く無い」とも思えませんが、あったとしても、
最高で検体内に0.3Bqあるくらいじゃないかと思います。


次の測定を始めたので、Ref3に記憶させた煎茶のスペクトルをピンクで出していますが、
0.3Bqに相当すると思われる0.02cps程度のピークを表示させたもの。
これくらい盛り上がっていれば、まあ、なんとなく違いが分かるだろうと思います。

セシウム137の位置の右側と、Bi214の609keVの左側の高さを見る限り、
セシウム137の辺りは、盛り上がっていない様に見えます。





Date: 2015/03/08 04:36(06)  ---  Name: nkom



(珍しい?)京都のスペクトル(HSF)
http://crmskyoto.exblog.jp/23645350/
http://blogs.yahoo.co.jp/taiitiro_kusumoto/26443404.html



Date: 2015/03/07 08:38(41)  ---  Name: nkom


引き続き、スペクトルの背景を透明化して、他のスペクトルと比較したりする機能のテスト。
おのみち測定所様のCsK−3iのスペクトル。


画面の透明化のやり方を少し変えて、見苦しさが減ったのですが、
まだ、幾つか問題があって、どの様に解決しようか思案中。


Date: 2015/03/07 01:19(27)  ---  Name: nkom


あ、先ほどのセシウムハイライター溶液ですが、プレスリリースのページに、
英語の論文のリンクとか、色々在りました。
http://www.nims.go.jp/news/press/2012/12/p201212200.html


英語の論文。無料 
http://iopscience.iop.org/1468-6996/14/1/015002/pdf/1468-6996_14_1_015002.pdf

日本語の紹介文
http://e-materials.net/stam/pickuppaper/detail.html?pp_id=24


あ、こっちは、新しい別の論文のプレスリリースだったらしい。
で、「セシウムグリーン」と命名されているので、「セシウムハイライター溶液」というのは、却下ですね。
http://www.nims.go.jp/news/press/2014/06/hdfqf10000039wun-att/p201406161.pdf


そう言えば、WINEPで、既に紹介されていたのを思い出しました。
ただ、論文とかを読む限り、KとCsは見分けているようなので、その点に関しては
問題は無さそう。
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1589.html


まとめも有りました。
http://togetter.com/li/426634

記事抜粋
…………
ニトロベンゼンなど市販の3種類の薬品を混ぜて開発した。薬品の分子は、鎖状につながり、セシウムイオンを取り込んで反応する。
…………
ろ紙の上にまいたセシウム粒子に、アルコールで薄めた薬品を噴霧。紫外線を当てると、セシウムのある場所だけが青緑色に光って見えることを確認した。ミリメートル単位まで特定でき、土壌1キロあたりの放射性セシウム濃度が1000ベクレル程度まで見える。
…………
実験段階では薬品は1グラム約2万円かかるが、大量生産すれば同数十円になるという。
===================================

1000Bq/kgまでしか見えないのだとすると、
あんまり使い物にならなそう・・・


私のRap−47(購入時は4万円、今は5〜6万円?)+テレミノPMTアダプター(1万数千円)でも、
数Bqのセシウム(観測しているのは、その子孫のバリウムの特性X線ですが)が見えるし。


頑張って、後4桁か5桁くらい感度を向上させて、液体の安全性と
価格をも努力したら、使えるようになるのかもしれませんが、
そこまで頑張る気は無いのかも。


東京化成工業で市販化。5mg 15、500円・・・
http://www.tcichemicals.com/ja/jp/support-download/brochure/AA-003.pdf



Date: 2015/03/07 00:44(37)  ---  Name: nkom


これって、感度にもよりますが、個人的には結構良さそうに思えるのですが。

非電化工房が本当に非電化(電気無し)でセシウム(安定同位体を含む)を検出できる
システムを本当に国産技術で発売できるかもしれません!

セシウムの存在位置をミリメートル以下の精度で可視化
http://www.nims.go.jp/news/press/2012/12/20121220/p201212200.pdf

特殊な液体をかけると、セシウムが紫外線を照射した時に緑色に蛍光するようになる、
ということで、「放射能が見える様になる」わけではありませんが、
「セシウムが見える様になる」ので、実質的に放射能が見えるのと同じことになります。
(安定同位体のセシウムなんて、あんまり無いのだろうし。)







紹介記事(日本語)
http://www.adcom-media.co.jp/pic/2014/10/25/19556/


完全に非電化にするには、太陽の光のUV以外をカットするフィルターを使った
箱でも作って、そこに「セシウムハイライター溶液」(私が勝手に、今、命名しました)を
かけた検体を入れる、とかすれば良さそう。

もちろん、非電化工房の事は忘れ去って、ブラックライトを使って良いなら、もっと簡単です。

イメージングプレートが要らないし、これをデジカメなりビデオで撮影して
画像解析すれば、定量的な分析も出来そうだし、同様の技術でストロンチウムとかも
出来るかもしれないし、頑張れば「放射性同位元素だけ」に作用するものとかできたりしたら、
トリチウムも他の放射性物質も、検出できる様になるのかも。


有料論文
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/am5009453



紹介記事(英語)。タイトルは違いますが、同じ記事。
http://phys.org/news/2014-08-intracellular-imaging-cesium-absorption.html
http://phys.org/news/2014-07-success-intracellular-imaging-cesium-absorption.html#news-holder





Date: 2015/03/06 23:23(49)  ---  Name: nkom


18時間と15分のスペクトルの比較
(山梨県との県境に近くに位置し、八ヶ岳の東斜面、千曲川の西岸の土壌)
http://uklifememo.blogspot.ca/2015/03/blog-post.html






練馬の土壌
http://uklifememo.blogspot.ca/2015/02/blog-post.html





野辺山の土壌
http://uklifememo.blogspot.ca/2014/05/blog-post_31.html





Date: 2015/03/06 23:02(32)  ---  Name: nkom



Ebayに直径2.5インチの薄いCsI(Tl)の結晶が売りに出ていた時、
買おうかどうしようか結構考えましたが、低い方を見てセシウム汚染を
測る測定器が市販されてました。
http://nmp-bs.co.jp/products/meji_houshasen.html




32KeVを使うので、各種の物質で遮蔽されてしまう為、
「地中」を測るのではなく、地表付近を測ると思っていた方が良いのでしょう。

結構ピンポイントで、汚染の濃淡が分かるかと思いますが、
逆に言うと、広い範囲のおおよその汚染を知るのには、
あんまり向いていないかも。


  「2014年12月15日

  2014年環境放射能対策・廃棄物処理国際展(RADIEX2014)
  セシウム表層放射能測定器(プロトタイプ)を出展
  日時:2014年09月24日(水)〜09月26日(金)
  場所:東京・科学技術館」

去年の9月は、まだプロトタイプだったようですし、プレスリリースとか
そういうものも検索に引っかからないので、まだ発売されたばかりなのかも。
値段も分かりませんでした。

この論文に、この会社の名前が出てきますから、色々調べて、
NaIの薄型からCsIの薄型に変更して、製品化した、ということなのでしょう。
http://www.jrsm.jp/shinsai/2-3-4_takahashi.pdf


RAP−47(CsI,1インチx1mm)で私が測定してみた例:
http://pico.dreamhosters.com/DetectingContaminationWithLegProbe.html



Date: 2015/03/06 21:19(29)  ---  Name: nkom


Web上で見られるスペクトルには、目盛りの付いてないものなどもあって、
画面に定規を当てたり、定規ソフトで測ったりもしてましたが、面倒です。

そこで、テレミノMCAの画面を透明化して、定規ソフトの様に使うテストをしています。
こうすると、たとえスペクトルのデータが無くて、テレミノMCAに読み込んで比較をすることが
出来ない場合でも、比べたいスペクトルを表示して、テレミノMCAをその上に乗せて、
縦横の表示位置や倍率を適当に合わせてやると、スペクトルの読み取りもしやすいし、
自分のスペクトルとの比較も容易になって(私の)学習効果が高まります。

テストの例:





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