Pico Tech - PicoBBS


Date: 2015/08/24 09:44(57)  ---  Name: nkom


スペクトルのばらつきによる「ギザギザ」や「突起」、そして、
ギザギザを無理矢理に中途半端なスムージングを施してできた「うねり」と、
本物の「ピーク」との見分けが付かない(つまり、見分けるだけの基礎知識がない)場合、
凄く分かりやすいピークのものを除き、汚染の有無の見当すらも付けられません。

これは、特に測定をなさっている方が、「ピークがある」と思い込んでしまう場合に
実は単なるギザギザやうねりや、十分な幅のない気紛れの突起であると思われる例が多いです。

そして、特に危険派寄りの場合は、見えていない汚染を「見えている」「ピークがある」などと
測定器の性能や、自分の判断を物凄く過剰に評価する傾向のある方がが5例か6例くらい見られます。

こういう場合、定量的な推測は、その仕組みからしてあんまり分かっていないと思われます。

NaIやCsIでのスペクトルでは、ピークには必ずかなりの幅があって、
十分なカウント数になるまで測定すれば、ピークがあるならば、
     それは、釣鐘型に近づく
という基本的なことが分かっていると、こういう初歩的な勘違いは
避けられるのですが、まあ、そこで思い込んでしまうと、
もう足踏み状態になり、それ以上あんまり理解が深まり難くなるのでしょう。



で、「十分なカウント数」というのを稼ぐには、検出器の感度か、
検体の重量や検出器との距離や、測定時間などを向上する必要があります。


測定環境が整ってなくて、温度が変化したり、遮蔽が薄かったりして、
安定性にかけると、測定時間を長くしてカウント数を稼ぐことが出来ません。
(初期の非電化とかの様に)何らかの理由で、測定器や回路自体が「何故か」安定してない場合も、
測定時間を長くすることが難しい場合があります。

理想的には、二日や三日くらい測っても、K40がそんなにふらつかず、
他の変な現象も起きない様にするべきですが、(何故か)そうできないならば、
他の工夫をするしかありません。

「カウント数が少ない状態」で、目で見てピークを判別したいなら、
「十分なスムージング」をかけるか、あるいは、チャンネル数を減らして、
一チャンネル当たりのエネルギーを10keVとか、大きくしないと
ギザギザのままだったり、うねりになったりして、分かり難くなります。
ところが、(特に知識や経験が少ないと)チャンネル数が多い程良いのだ、などと
誤解をしがちなので、見難いスペクトルのまま判断し、
ギザギザやうねりや突起を根拠に、「ピークが見えた」と思いがちです。
(IFKR−ZIPや小さい検出器での微妙な検体の測定でよく見かける状態)


まあ、もう何度もここそこに書いた事ですが、
時々、今でもスペクトル測定を始めよう、という方もいらっしゃる様ですし、
福島の大惨事の3Dスペクトル同様、しつこく繰り返し書いておこうと思いました。

http://pico.dreamhosters.com/FukushimaDisasterSpectrum3D.html

繁岡局 Shigeoka MP
テルルとかの前触れがほとんど無く、いきなり測定器が飽和するくらいのプルームが来る怖い例。




Date: 2015/08/24 09:07(36)  ---  Name: nkom


浮島周辺が火事で騒がしいので、最近のグラフを並べて見られるページを作りました。
便利な様に。私が作っている過去7日(ただし、半日から一日半遅れ)の気象情報付きのグラフや、
他の方の過去24時間のグラフとか、使うことの出来る色々な情報にリンクを貼ってあります。
http://pico.dreamhosters.com/KawasakiKanagawaRadiationGraph.html

ちなみに、「非破壊検査による」とされているスパイクも、まだ時々出ています。
ただ、誰も「確かな情報が得られる詳しい調査」を行ったり、あるいは行っていても
発表なさったりしていないようなので、「100%確実な原因」というのは、分かりません。
http://pico.dreamhosters.com/KawasakiKanagawaCase201406.html


川内原発周辺の線量情報と併せてご利用ください。
(こちらも、幾つかのリンクやグラフを追加して若干強化しました。)
http://pico.dreamhosters.com/SatsumaSendaiMapOfRadInfo.html



Date: 2015/08/22 07:47(17)  ---  Name: nkom


amaちゃんだ@tokaiamada

@fujimiiru 200万円あったら、これを
http://cdcreation.grupo.jp/free734395
測定精度は凄い ただシンチの特性として他核種によるコンプトンなどの影響を受けるので、BGで他核種ノイズを相殺するテクニックが必要になる
http://twitter.com/tokaiamada/status/634530179352801280


AT1320Aの新古品を税込み32万円で買って、空調や追加遮蔽に50万円とか
使った方が、良いと思う。
http://www.eyelatec.jp/contents/hp0039/list.php?CNo=39&ProCon=31794

IFKR−ZIPで無理に(検出限界以下の)数字を信用するのは、考えもの。


ちなみに、セシウム137付近の単純な感度で比較すると、AT1320Aの方が上。
分解能も、AT1320Aの方が良い場合が多いでしょう。
大きさは、IFKR−ZIPの方が小さいし、軽いし設置などは楽。
その代わり、遮蔽の厚さは、AT1320Aの方が1cm厚い。
ただし、下の測定器やその穴の遮蔽を強化の余地がある。
少量の検体を測るにはIFKR−ZIPの方が便利でしょうが、
逆に言うと微妙な検体について、量でもって感度を稼ぐことは出来ない。
IFKR−ZIPは、BG差分のスペクトルを表示する機能があって、
その点では多少使いやすいですが、スムージングやチャンネル配分が
(あまり良くない)分解能と見合ってないので、せっかくのBG差分も
特に微妙な検体では、見にくいものになりやすい。

どちらの測定器のデータも、テレミノMCAで読み込める様にしたので、
(AT1320Aについては、まだ公開していないバージョンでの話ですが)
スムージングやBG差分や、他のスペクトルとの比較検討が
どちらの測定器でも可能です。


まあ、ああだこうだ言ってないで、東海アマ様と、ふじみーる様で
測り合わせをして、スペクトルやそのデータを照らし合わせれば、
色々な事がはっきりするのでしょう。



Date: 2015/08/22 04:50(49)  ---  Name: nkom


精密な測定って、大変。

汚染がとても少ない地域で、
「微妙な汚染の検体だけ」を測っているのならともかく、
汚染の存在がある程度分かっている地域で、
時に濃度が高めの検体を測っていたりすると、
環境中の微粒子などの汚染とか、
検体からマリネリやら測定環境へのコンタミネーションとか、
前処理をしている場合は、その作業場所、使用機器へのコンタミとか、
色々と気にすることが多い。

例えば、一粒数ベクレルの粒子もあるわけですが
一粒0.2Bqの粒子だったら、もっと沢山あるかもしれませんし、
それが一つか二つ入ったり、くっ付いただけで、
遮蔽の中の測定結果が左右されます。

で、遮蔽の中に入って、くっ付いてしまったもの、というのは、
BGをとる時に発見できたり、BG差分のスペクトルや計算では
除外される筈ですので、まだ良いのですが、
検体に混入したり、容器に付着してしまった分は、
もっと分かりにくくなったりします。


私が粉物をあまり測りたくない理由の一つはこれですし、
濃縮処理をしたくないのも、容器の洗浄や除染に確信が持てない
という理由があります。

理想的には、検体や検体粒子に晒される容器や
使用器具(ブレンダーとかを含む)は、「全て使い捨て」にすれば
混入などの危険性は減りますが、実際問題としては、
経済的な理由などから素人測定での実現は結構難しいでしょう。

また、粉物などを扱う際の微粒子は、「普通の注意」では防げないと思いますので、
よほど工夫をしたり注意しないと、「微量の検出」や「怪しい結果」が
以前の測定に由来するコンタミであったり、環境からの混入である可能性が
ちらついてしまいます。



この問題は、日本の様に、全国どこにでも汚染の付着した微粒子が
絶賛拡散中の場合は、もちろん、カナダ東部の様な、ある程度の土壌汚染があり、
植物にも移行し続けていて、そういう木々や草や落ち葉などが焼却されたりする場所でも、
やっぱり、結構気になります。

検体の中に10ベクレルとか、それくらいを測っているのであれば、
関東や東北の汚染地域で測定しているのでもない限り、
そんなに気にしなくても良いのかもしれませんが、
検体の中に1Bqとか0.3Bqとか、そういう程度の汚染を見定めようとする場合は、
測定環境や前処理の場所への出入りする際の手順とか、条件とかも含めて、
本当は、クリーンルームのような運用を考えた方が良いのでしょう。

私の様に、自宅の一室で測っている場合は、まず、校正用の線源を遮蔽して、
測定環境や居住場所から出来るだけ離して、
検体をマリネリに充填する場所も、測定器を置いたところから離れた場所で行い、
検体を直接マリネリに入れたりしない、とか、そういう注意はしていますが、
外気の管理や、測定環境への出入りの際の汚染の混入の防御は、
靴や上着を玄関で脱ぐ、といった、ありきたりのことくらいしかしていませんし、
それ以上のことをやろうとすると、色々とどんどん難しくなりますし、
厳密に、混入を防ぐ方法があるのかどうか、あまり自信がありません。


測定をするのであれば、微妙な、ぎりぎりのところまで測りたいと思うのが人情ですが、
    測定が微妙になればなるほど、
    必要な機材、知識や経験、時間やお金が飛躍的に増える、
という「大変当たり前のこと」を何度でも繰り返し再確認した方が良いのでしょう。



Date: 2015/08/18 11:02(31)  ---  Name: nkom


川内原発周辺のMPのグラフやマップのページを更新しました。

原発周辺の七つのモニタリングポストの線量と詳しい気象データを組み合わせたグラフを
貼り付けておきました。

過去7日とかこ31日のグラフは、おおよそ1日遅れです。
なので、これを見て、直ぐ逃げるのには、あまり向いていませんが、
「おかしいな?」と思った時に、詳しく観察して学習するのに最適。

こういうので、気象データと線量の推移がどの様な関係にあるのか?
というのを見慣れていると、「線量だけ」見て、危険だと思い込んだり、
安全だと思い込む、という、良くある間違いを減らせませす。

全体像のグラフは、一週間に一回更新。

http://pico.dreamhosters.com/SatsumaSendaiMapOfRadInfo.html

なお、マップ上のモニタリングポストのアイコンをクリックして、データのリンクを辿れば、
鹿児島周辺や他のMPのグラフも見られます。



Date: 2015/08/17 11:25(00)  ---  Name: nkom


松葉の測定による汚染地図でも、愛知は結構汚染されている。
もちろん、高濃度汚染地帯に比べてしまうと、「世界が違う」わけですが、
それでも、特に灰とか濃縮が予想される場合には、やっぱり注意した方が
良いのではないかと思います。
http://s.webry.info/sp/kohno.at.webry.info/201109/article_18.html



http://s.webry.info/sp/kohno.at.webry.info/theme/d1b392890c/index.html



Date: 2015/08/17 11:16(26)  ---  Name: nkom


愛知の灰でもCs134がしっかり検出。
しかも、福島原発事故起源以外のCs137が、福島由来のものより全然少ない・・・
福島由来が3なら事故前のものが1くらいの割り合い。
つまり、この薪の取れた愛知のどこかでは、福島の大惨事により、
それまでのセシウム汚染よりも3倍の汚染が追加されてしまった、ということです。
愛知でこれですから、東北の高濃度汚染地帯の薪を流通したり使いましょう、という
先日の方針は、凶悪確信犯か、かなりの知恵遅れなのだと思います。
林野庁とかの官僚の皆様方を「かなりの知恵遅れ」と見なすのは、
恐らく失礼なので、「凶悪確信犯」なのだろうと思っております。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/07/post-ae6b.html


ともかく、本当に由来が明確な木などの灰を測定すると、
汚染が少なかった筈の地方において、
実際にはどれくらい汚染されていたのかが測りやすいかも。


ただ、粉ものは要注意で、灰はとてもとても簡単に飛散しやすいので、
個人的にはあんまり扱いたくない検体です。
(自分の被爆もありますが、周囲の汚染、測定器や測定機材の汚染などの
可能性があって、取り扱いが厄介なので。)

炭を測定する際や、ココアの測定の時の粉末でさえイヤでしたし、
ほぼ全世界(特に北半球)で汚染が含まれていると思われる検体ですし、
粉一つに1Bqとかあったりして、それが遮蔽内などに
くっついてしまうと面倒ですし、吸い込めば健康に良さそうには思えませんし、
もしも測定する方は、十分な対策をなされることをお勧めします。

効率が落ちるのを承知で、適量の水か何かで飛散防止をする、とか、
そんな方法を取った方が、粉塵対策や粉塵防御を考えるよりも簡単かも。

例えば、灰の入った容器の開口部を濡れた布で覆って、そこから
水を少しづつ入れながら、使用後は廃棄する竹べらか何かで混ぜる、とか
そんな方法ならば、容器の外に粉塵が出てしまう可能性が減りそう。



Date: 2015/08/17 08:32(50)  ---  Name: nkom


ワロタ ‏@dnanoca

んん?昨日久しぶりに外スペクトル取ったらそこらへんに謎山できた。なんだべな。
https://twitter.com/dnanoca/status/633186300632260608


背景放射線で、トリウムが大きく出てる例って、見た記憶が無いです。

たまたま、付近になにかトリウム系を含む物質があった、という可能性もあるけど、
ウラン系に比べると、工業的に使われているものとかで含まれている例も
(現在では)少ないと思うし。
例外は、昔のカメラのレンズとか、でしょうか。

雨でウラン系が増える場合、トリウム系も増えて、ウラン系よりも後に
残ったりしますが、静岡の観測例でもトリウム系が目立つ程大きいのは、
私は見た記憶がないです。

で、トリウム系でないとすると、一番の可能性は、単なる出だしのギザギザの気紛れ。
それ以外だと、付近に医療用の放射性物質がまだ体内に残っている人が居た、とか、
非破壊検査、とか、そういう可能性や、何かのノイズでした、というのも
一応考えた方が良いかも。

同じ場所で繰り返し出るなら、他の測定器でも測ってみると一番分かりやすいです。
それっきり、同じ場所でも、他の場所でも、もう出ない場合は、なんだったのか、
分からないままで終わってしまうかも。



Date: 2015/08/17 07:02(39)  ---  Name: nkom


いつもの様に放置測定をしている胡椒540gですが、
42時間経って、「変なでっぱり」は、トリウム系のAc228の見慣れた形に
落ち着いてきました。

最初、温度変化のせいでズレていたのと、単一ピークみたいな
山の形で出始めたので、なんか変な核種でもあるのか?と
思ってしまいましたが、ただのトリウム系で、珍しい核種はないみたいです。

赤茶色の線は、先日測定したダージリンの紅茶のスペクトルで、
この胡椒は、紅茶とどっこいどっこいのK40が含まれていて、
後は、とにかくトリウム系のAc228とか、Tl208、Pb212が目立ちます。
ウラン系もBi214の609keVとかが、少し混ざって見えている様な気がします。

セシウム137とかは、あったとしても良く分からないくらいの微量。


スムージング無し


スムージングあり



参考用、トリウムランタンマントルとトリウム入り溶接(電極?)棒のスペクトル
ただし、縦横両方とも指数表示なので、ちょっと様子が違いますが。



色々なトリウム系のスペクトルを集めたページ
http://pico.dreamhosters.com/ThoriumLanternMantleSpectrum.html



Date: 2015/08/17 05:22(09)  ---  Name: nkom


もう一ヶ所、近所のモニタリングポストのデータを取ってました。
再稼動してしまったので、付近の全MPのデータを追加しようかと思っています。


薩摩川内市 監視センターの詳しい気象データ付き線量グラフ


8月10日から16日のグラフ


過去7日間


過去31日間




Date: 2015/08/17 05:11(22)  ---  Name: nkom


薩摩川内市 寄田の詳しい気象データ付き線量グラフ

8月12日と16日に線量が上がった、ということで心配をしている声が若干あった様ですが
どちらも通常の雨による上昇と思えます。

「それ以外のもの」が混じっている可能性は、常にありますが、
それが明らかに分かる、あるいは疑われる様な異常な変化ではありません。

まともに調べたい場合は、やはり現地でスペクトルを取ったり、
ベータやアルファの微量の変化を調べられる様な体制が必要です。
そういうデータや、過去のデータからの通常の色々な変化の知識無しで、
突然モニタリングポストの変化を最近見始めて、
それで「異常」がすぐに見分けられるのなら大変簡単で良いのですが、
実際は、もう少し面倒です。

8月10日から16日のグラフ



過去7日間


過去31日間




本当に異常があった場合のスペクトルを3D表示した例:

テルル132が出て、その後ヨウ素、そしてセシウム。


ここにもっと沢山の例があります。
http://pico.dreamhosters.com/FukushimaDisasterSpectrum3D.html



Date: 2015/08/15 12:30(09)  ---  Name: nkom


夏は、もう終わった、と思っていたら大間違い。
気温がグングン上昇して、30くらいになるらしい・・・
しかも、今日から数日、暑い日が続くらしい・・・


室内温度も上昇して、検体を入れ替えたら、遮蔽内の温度も
26度を超えてしまったので、ドアを開けて廊下の冷気で室内温度の調整中です。
(うちのアパートは、廊下にエアコンがあって、いつも涼しい。
室内は、通常必要がないので、エアコンは付けていません。)

遮蔽の中に入れたのは、某地元スーパーの自社ブランドの胡椒540g。
遮蔽の上の温度が26.3度で遮蔽の中が26.2になってしまったせいか
K40もズレちゃってます。

トリウム系が含まれているみたいなのですが、
900keV付近に、なんか少し大き過ぎる山がある様な・・・
これ、単に出だしのギザギザの気紛れのなせるものなのか、
2,3日の放置でも残るものなのか、どうなのやら。

ともかく、遮蔽の中の温度が、高いまま安定するのか、
25.5度くらいに戻るのか、少し様子を見て、
数時間後、あるいは、明日に、再度測定を開始するかどうか決めます。






Date: 2015/08/15 11:36(56)  ---  Name: nkom

ダージリンのお茶約500gは、三日ほど放置測定したら、
Cs137が少しあるんじゃないか?という結果になりました。

以前と同じ表示だと分かりにくいですが、
K40のコンプトン散乱の丘の少し凹んだカーブが、
Bi214の609keVで少し盛り上がるのは、予想の範囲内だったのですが、
もっと縦軸をズームすると、セシウム137の部分から
緩やかに盛り上がっているので、微量ではあっても、
Cs137が含まれている可能性が高いと思います。

ピーク情報機能で、テキトーに推測すると、0.0136cpsと表示されていますが、
マリネリに1.5リットル詰めた場合の係数は調べたことがないので、
安全側に見積もって20くらいと仮定すると、約0.3ベクレルのCs137が検体に含まれていて、
検体重量が約500gなので、0.6Bq/kgくらいの濃度の可能性があります。

72時間の測定で、ピーク情報による計算上の検出限界をホンの少し上回った程度で、
フツーの数時間の測定だと否検出になるレベル。
BGも三日とって、検体も三日で、それぞれ温度の変化もあまり無かったので、
ようやく「何とかわかる」という感じですし、「正確な定量」は、ゲルマとかでないと無理かも。


残念ながら、若干汚染されていると思われるお茶ですが、
0.3ベクレルが茶葉に含まれていても、お茶に移行する分はそれより少ないですし、
それを、恐らく数ヶ月からもしかすると1年以上の期間に飲むことになります。
(前回、100g購入した際は、それを使い切るのに数ヶ月かかったので。)

というわけで、スリランカの紅茶だけでなく、インドのダージリンのお茶も
やっぱり微量の汚染があるかもしれません。



スムージング無し


スムージング有り



縦軸をさらにズームして、スムージングを若干強化



ピーク機能で、量的な推測




Date: 2015/08/15 09:27(10)  ---  Name: nkom



爆心地の周辺にも、沢山のコンテナがあって、それらが爆発でダメージを
受けているとすると、今後、さらに新たな爆発が起きたり、危険物質が
流出、拡散する可能性もあるかも・・・

画像の左側が、多分車が沢山燃えたりした部分で、
これからヤバそうなのは、中心から右側の部分。



Yuri Hiranuma ‏@YuriHiranuma

BBC News - China Tianjin blasts: Evacuations as sodium cyanide found http://www.bbc.com/news/world-asia-china-33945293 …
爆発前後の上空からの画像あり。
https://twitter.com/YuriHiranuma/status/632469503994032128



Date: 2015/08/14 14:15(08)  ---  Name: nkom


税込みで32万円ちょっとのAT1320Aが、未だに売れていない、という不思議。
http://www.eyelatec.jp/contents/hp0039/list.php?CNo=39&ProCon=31794

オークションなどの80万円のものは売れているみたいなのに、どうしてだろう?

もしかして、売れてしまっているのだけど、サイトの管理をサボっていて
そのままになっているだけ?



Date: 2015/08/13 09:32(03)  ---  Name: nkom


ダージリンのお茶約500gは、24時間経って、大分滑らかになってきました。
測定開始直後は、ウラン系もちょっとあるんじゃないか、と思ってましたが、
どうやら当初思ったよりも、もっと少ないみたいです。
良く見えるのは、K40だけ。


セシウム137が1Bq/kgも入っていたら、この測定条件(重量500g、体積1.5リットル)でも、
少しは何か見えるのではないかと思うので、最大でもそれくらいで、おそらく汚染があったとしても
もっと微量なんじゃないかと思っています。


スムージング無し


スムージング有り


Date: 2015/08/12 12:31(38)  ---  Name: nkom


測定開始から3時間ちょっと。(約12000秒)
基本的には、K40とウラン系が目立つスペクトル。

スムージングをかけた方を見ると、609keVの右側が、
ほんの僅かに高い様な気がしないでもないですが、
もしかすると、この検出器(NaI3インチ)で、この重量(約500g)だと分からないくらいは
セシウム137が含まれている可能性があるのかも。

まあ、三時間ではっきりと山が見える程の酷い汚染は無かったので、
まずは、一安心。


スムージング無し


スムージング有り


Date: 2015/08/12 09:36(57)  ---  Name: nkom


みんなの測定所・ふじみーる ‏@fujimiiru

お米の測定中。ソフトで解析しても、スペクトルで見ても明らかにCs-137は含まれていないはずなのに、「放射能濃度欄」に数値が出ます。エアコンの位置が近すぎ(1.5m位)が原因かな?。エアコンを切って再測定検証中。通常は数値は出ない。
https://twitter.com/fujimiiru/status/631019910517297153/photo/1
======================


K40の値に問題があって、その補正が変に効いている?
(某東海アマ様の測定値でも、そういうケースを見たことがあります。)

ハードの問題ではなくて、使用しているBGのファイルが、
最近のものでなくて、横軸の校正が違う、昔のもののままだった、とか、
そんな理由の可能性は、ないのかな?
(BG指定の間違いか、BG保存の失敗や間違い、とか)



Date: 2015/08/12 09:22(03)  ---  Name: nkom


以前、100g程試しに買って、測定したり味見をしたダージリンの紅茶を、
今回は500g程購入して、測定を開始したところです。

マリネリに結構押し込んで、体積は、1.5リットルくらい。

まだ、600秒ちょっとですし、今のところCs137の気配は見当たりません。
前回の100gの測定で、汚染が無さそうだったので自家消費用に買ったお茶なので、
このまま1日か二日放置して、何も出ないと助かります。
結構良いお値段でした。(約$68ドル)


縦軸、横軸ともに、指数表示。


BG差分表示


縦横ともにリニア表示。




Date: 2015/08/10 11:11(35)  ---  Name: nkom



(一部の)顰蹙を買いそうな、大学生とかの研究テーマ:

各種(震災)義援金の使われ方の詳細な調査。

産廃業者などによる各種廃棄物の詳細な明細とその処理・管理方法。

医療用放射性同位体の製造・輸入量、及び、詳細な実際の核種、使用形態、使用量と日時。

非破壊検査用線源の詳細な在庫、及び使用日時と正確な位置。

原発労働者の被ばく線量目録と詳細な健康診断結果。

日本の大学や研究機関における、Darpa関連予算、民間財団予算、企業予算の実態、
及び、その財団とか企業のターゲット分野の詳細。



顰蹙を買うだけは済まないものもあるかもしれませんが、
お時間やお金やおコネを持ち余している方などはどうぞ。
結果は、適当に、ネットに放流するなり、真面目な論文とかにするなり、
とにかく、私どもにも見られる形にして頂けますと幸いです。



Date: 2015/08/10 10:54(30)  ---  Name: nkom


レイ@3104rei228

そうなんですか…とはいえ漁師というのに引っかかりますね。"@ruka5575: @3104rei228 千葉の外房に住む友人夫婦より。海の方から深い霧あがってくる。近所の漁師も船を出せずこんなことははじめてだと嘆いていると。"
http://twitter.com/3104rei228/status/630587047783206912

海から来る「海霧」。
でも、漁師も首をひねるくらい?
しかも外房?

海水温と気温の差が例年と違う、とか、
何か理由があるのか、ないのか。
そういう理由があったとして、それはどうして起こったと考えられるのか?とか、
真面目に考えている人もいらっしゃるのかも知れませんが、あまり見かけません。



「海霧だ」、「海霧じゃない」とか、
どちらか一方の可能性「だけ」考えずに、
海霧だとした場合に通常の頻度なのか?とか、
海霧と他の要因が混ざっていないか?とか、
もっともっと色々考えても良いと思います。


単純な答え、しかも、100%それだけ、
あるいは、その反対という可能性しか考えない、
それを、さらに危険、安全などと安直かつ短絡的に結びつけて、
自分と反対側の見方をおちょくり、いじめたりする。

そういう傾向が、安全安心派には大変多いですが、
危険派の人にも大変多いと思いますです。



変に思える意見でも、案外、何かのヒントになったり、
結局結構当たっていたりする場合もありますし、
(暇や興味があれば)色々調べると勉強になります。

私は、個人的には、他の事で十分忙しいので、
この問題は、誰かが真面目にしつこく調べてくださると助かりますが、
とにかく素早く決め付けるのが大好きな方が多いので、
正直、あんまり期待はしていません。



Date: 2015/08/10 09:38(59)  ---  Name: nkom


そもそも「中間貯蔵」の段階で「減容化」(燃やしたり、乾燥させたり、分離したり)とかして、
その時点で、汚染物質をいじくって減容された少量の高濃度汚染物質と、
その残りの低濃度汚染物質に分けて、低濃度の方は、すぐにぶん投げたり、
どこかで再拡散させてしまうのでしょう。
それから30年以内に、今度はわざわざ県外の汚染の低いところで同じ様なことを
やらかすわけですから、私は、そんなことは全部止めた方が良いと思います。

そもそも除染からして、止めた方が良い場合が沢山あって、
除染してしまって出てきたものにしても、そのままそっと
最低数百年どこかでしっかりと管理して保管しておくのが
一番良いと思うのですが、実際には、日本各地に
より危険な形で、バラ撒かれてしまうのでしょう。


>あと、現在の指定廃棄物は当時自治体が申請、認可されたものですが、(確証がないので固有名詞は避けます)松戸市、流山市に接する埼玉県の都市は保管量「ゼロ」です。「測定もしない、申請もしない」、民間産廃業者を使って東北の処分場に一般ごみと一緒にウメているそうです。

その「東北」というのが、高濃度汚染地帯なのであれば、それが、一番良いと私は思います。
(計画的に、保管場所も明確に記録、表示されたりした場合であれば、の話ですが)
が、岩手とか秋田に持っていったり、山間の土地にぶん投げている可能性もあるし、
琵琶湖の件などの様に、バレちゃったもの以外にも
既に滅茶苦茶なことが沢山色々と行われているのでしょう。

とにかく、私は「産廃業者」の皆様には、もうしわけありませんが
相当な偏見がありまして、真面目な産廃業者の方々は、
何をどこに保管しているのか、全部公開して頂ければと思います。
コソコソやっている産廃ヤクザは、早くくたばれ、とか思ってしまいます。



Date: 2015/08/10 09:21(42)  ---  Name: nkom


>基本シンチレーターの温度ドリフトは尺の増減なので最悪マーカー(通常はK40)基準にデーターを修正できますが、下手な補償回路が入っているとデーター自体が使えないというのはあります。

補償の仕組みが、何もしなかったものよりも大幅に変なデータにしてしまう様な、
困った測定器もあるのかもしれませんが、そこまで酷い例って、あるのでしょうか?


>LEDはマーカー(PMT)として利用できますが、結晶や筐体も含めたシステもとしてはどうなんでしょうか?
論文とかに書かれている事が技術的に実現できているのなら、
LEDを使った仕組みは、精密な温度計としても使えるらしいので、
LEDで何とかできるPMTとかの部分以外は、その温度データを使ったりしてやる例もあるらしいです。
ただ、私はそういう機械は見たことも触ったこともありませんし、
持っている方もしらないので、どれくらい安定しているのか分かりません。


>以前ハワイ大学の先生?が市民測定所の調査で来所されたとき(ウチは24時間空調)「他の測定所では温度管理のいらない測定器(Atomtex?)を使っている」とおっしゃったので「温度管理がいらない測定器はこの世の中にそんざいしないでしょう」とお答えしましたが、ご理解いただけませんでした。

使用の目的と、どれくらいまで測ろうとしているのか?とか、
どれくらいの信頼性が欲しいのか?とか、
そういう事で見方も変わるのかもしれません。

日本の市民測定所くらい、NaIやCsIで微妙なものとかを一生懸命やっている例は恐らく少ないので、
「微妙ならゲルマ行き」「スクリーニングだけNaI使用」とか、そういう考えだったりすると、
特にハワイの様に気温がある程度安定している場所に居て、しかも家や建物の中は、
温度がまあまあ一定に保たれているのが「当たり前」のアメリカなどの感覚だと、分からないのかも。

何故かと言うと、「温度管理」とか考えなくても、室温は通年20〜24くらいに収まっていて、
朝晩の変化もほとんど無いのが普通だったりしますから。
逆に言うと、日本家屋や日本の事務所みたいに、家の中がクソ寒くなったりする現実が、
海外の一部の方々にとっては「全くの想定外」の可能性があります。

また、あんまり微妙な検体と格闘することなく、ピークが綺麗に出るものだけを、
ピークフィットで求める場合とかは、別にズレがあっても関係なくフィットできる(やりかたもある)ので、
そういう意味でも、+−1%か2%くらいのズレになるように安定化されていれば、
それでもう十分と考える場合もあるのかもしれません。

>推測ですが、(谷口さんからチラとうかがった範囲では)EMFJがオリジナルの温度補償を使わなかったのは「性能的に満足できなかった」からではないでしょうか。
>EMF211はBG差分のスペクトルを表示しているのでわずかなドリフトでも(K40)非常に目立ちます。「屋外使用を考慮した温度補償」と問題にしているレベルがかなり違うような気がします。

確かに、温度補償のシステムの文章とか見ていると、大抵、屋外での使用を考えた、
広い範囲の温度変化に追従することを目的としていて、市民測定所でもって望まれる様な
「BG差分のK40のピークが半割れみたいにならない程度の精度」までは
届いていない場合が多かった、ということなのかも。

NaIとかに、そこまでの安定性を求める必要が、それまでは無かったし、
チェルノブイリの場合も、酷い汚染を相手にする場合が多くて、
微妙な汚染を一生懸命検出するよりも、酷い汚染をまあまあの信頼性で
「見分ける」方に重点を置いていた可能性もありますし。

>そういう意味ではAtomtexや非電化のスペクトルを見るとK40が結構ずれているデーターも散見します。

BG差分を出したら、割れちゃっているだろうな、というスペクトルは、確かに見かけました。
IFKRとかもそうですが。


個人的には、662keVはともかく、K40がズレないって、結構大変だと思います。
なので、素人測定としては、ズレるのが当たり前、という事で、
テレミノMCAでは、BGや現在の測定値の横軸校正を
いつでも(リアルタイムでも)調整できるという機能が付いています。

なので、少しズレても、0.1%くらいとか、微調整をして、
BG差分を表示したり、それに基づいた計算(近似ですが)が
出来たりしますので、「厳密な温度管理」は、出来たらした方が良いけれど、
しなくても「素人測定」的にはそこそこの結果になります。
それも程度の問題で、朝晩で数度かそれ以上温度が変わったりしたら、
分解能も下がるし、測定の信頼性も低くなってしまいますが。

それに、ズレたかどうかが良く分かるくらいの十分なカウント数のスペクトルでないと使えませんし、
ギザギザスペクトルでもって闇雲に左右に動かすととんでもないことになります。



最近、1900とか2000keV付近で単一ピークを出す長寿命核種でもあると、
マーカーとして便利なのでは?とか思ったりしていますが、
それでもそのコンプトン散乱が邪魔になるかもしれないし、
将来的には、少なくとも温度センサーの値を読み込んで、
テーブルなり数式でもって、温度補償をする機能も入れたいと思っています。

ま、その前に、トリウム系の関数を作って、Cs137とCs134のピークフィットが
ウラン系やトリウム系が存在する検体でも上手くいくようにしないとならないのですが、
暑かったり仕事が忙しくて、全然進んでいません。


Date: 2015/08/09 18:30(25)  ---  Name: prochil_chiba

ご指摘ありがとうございます。

法律の条文だと「 国は、中間貯蔵開始後30年以内に、福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を講ずる。」になっていますが、県内の中間貯蔵施設の建設自体が頓挫しているのが現状なので微妙です。

環境省HP http://josen.env.go.jp/chukanchozou/facility/effort/ には(事故後4年目で1万Bq)/kgの放射性廃棄物は30年後に濃度が1/4になるなど詐欺のような事が書いてあります。
http://haikibutuchiba.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

さらに焼却~減容化して濃度をあげようというのですから意図が判りませんが、「自称脱原発派」の中にも困った人がいて「千葉県の指定廃棄物5000トンに含まれるセシウムは10g程度(実際はもっと少ない)、セシウムを分離すれば処分場はいらない」と主張しています。 要は弱酸性の水で焼却灰を撹拌して分離したセシウムを吸着剤で回収するらしいのですが、福一でALPSでやっている事です。排水はたぶん垂れ流し「処理施設は山の中につくれば良い」と放言していますが、環境省より悪質です。

あと、現在の指定廃棄物は当時自治体が申請、認可されたものですが、(確証がないので固有名詞は避けます)松戸市、流山市に接する埼玉県の都市は保管量「ゼロ」です。「測定もしない、申請もしない」、民間産廃業者を使って東北の処分場に一般ごみと一緒にウメているそうです。


Date: 2015/08/09 17:50(30)  ---  Name: prochil_chiba

資料のご紹介ありがとうございます。


ひずみ測定や渦電流測定での温度ドリフトはブリッジ(差動)回路で打ち消せるはずですが、実際には物理的配置(条件)の違いで理屈通りには行かず苦労した覚えがあります。
基本シンチレーターの温度ドリフトは尺の増減なので最悪マーカー(通常はK40)基準にデーターを修正できますが、下手な補償回路が入っているとデーター自体が使えないというのはあります。
LEDはマーカー(PMT)として利用できますが、結晶や筐体も含めたシステもとしてはどうなんでしょうか?

以前ハワイ大学の先生?が市民測定所の調査で来所されたとき(ウチは24時間空調)「他の測定所では温度管理のいらない測定器(Atomtex?)を使っている」とおっしゃったので「温度管理がいらない測定器はこの世の中にそんざいしないでしょう」とお答えしましたが、ご理解いただけませんでした。

推測ですが、(谷口さんからチラとうかがった範囲では)EMFJがオリジナルの温度補償を使わなかったのは「性能的に満足できなかった」からではないでしょうか。
EMF211はBG差分のスペクトルを表示しているのでわずかなドリフトでも(K40)非常に目立ちます。「屋外使用を考慮した温度補償」と問題にしているレベルがかなり違うような気がします。
そういう意味ではAtomtexや非電化のスペクトルを見るとK40が結構ずれているデーターも散見します。


Date: 2015/08/09 01:48(29)  ---  Name: nkom


子どもを放射能からまもる会in千葉@prochil_chiba

さて、「『福島に持っていけ』は人間としていかがなものか」は良いけれど「福島県の放射性廃棄物を30年後に県外移設」という話を何の見通しもなく言ったとしたら「政治家としていかがなものか?」

http://twitter.com/prochil_chiba/status/629790266912714752

========================

これ、「最終(のつもりの)処分」の話だったら、「30年後」ではなくて、「30年以内」だっと思うのですが。
つまり、「明日」かもしれないし、来週、来年、10年後、などなど、
いつ「ぶん投げ」に来るのか予測がしにくい、
「忘れた頃」を狙ってやりやすい、
しかも、「30年以内で絶対やってやるぞ」という
「決定事項である」という意思表示だと私は思いました。

で、全国の産廃業者の工場とかで現在一生懸命準備してて、出来次第始めるのではないかと思う。

ヤクザなどなどで超有名な九州の北部とか、真っ先にじゃんじゃん運び込まれて燃やすのでしょう。
それに続いて、関東を含む各地で燃やしたりぶん投げたり、各種製品に練りこんだり、
色々と「酷いこと」が繰り返されるのだろうと思っています。



以下、Prochil様のツイートとは関係ないですが、
本当は、除染とかで「動かしてしまった汚染物質」は、それを更にいじったりせずに、
静かにそっと、少なくとも数百年は保全出来たら、それが一番良いと思うし、
それは、高濃度汚染地帯で行うのが、良いのでしょうし、
そういう地域の元住民に関しては、酷い初期被爆と、今後数百年は復帰できなくなることへの
きちんとした対処(金をばら撒くのではなく、集団移転なり、別の土地での就農や、
事業、教育、医療、冠婚葬祭、お見合い、合コンなどの全ての面でのサポート)を行うのが理想ですが、
現在の政府や行政がそういったことをやる筈もないので、民間で行うしかありません。



そもそも、世界各地の人々があんなに沢山送ってくれた義援金が
どこに消えていったのか?とか、誰か調べているのだろうか?

あんまり役に立たないリアルタイム線量計システムとかの震災特需で
無駄遣いされて、もっと役に立つ測定器や、被災者の支援などに
回っていなかったり、とか、うそ臭い天下り団体やら「外郭団体」やらの
遊行費に使われたり、「復興」という名目をこじつけたトンデモな事業に
じゃぶじゃぶ使われてしまっているんじゃないか?という疑いを抱いていますが、
実際はどうなっているのやら。



Date: 2015/08/08 14:53(11)  ---  Name: nkom



湘南パパ@tenkamuteki2100

福島第一原発付近で見受けられる白い気体を「原発内部からの煙だ、関東も終了だ」と言うツイートを散見しますが、福島周辺でコツコツ日々放射線量測定をしている人達の報告は全く見ていないのでしょうか?関東中にも毎日測定している人はたくさんいます。正直「いい加減にして欲しい」と思います。
http://twitter.com/keiki22/status/629975977364316160


線量だけ測っても良く分からない、というのもいい加減分かってくれて、
最低スペクトルも取って公開してくれると、良いのですが。

また、スペクトル見ても、相当な汚染でもないと「周辺」で測っていてさえも「細かな変化」は
良く分からなかったりするので、原発敷地内でのリアルタイムスペクトルモニタリングと
そのデータの公開もあると良い。

また、原発周辺は、大量の高濃度汚染物質もあって、空間線量が高い地点もあれば、
海水も汚染されているし、気体もまだまだ漏れているのだろうから、
それらが、どう作用するのか?とか、真面目に調べる人が居ても良いでしょう。
霧にしろ水蒸気にしろ、映りの悪い遠くからの映像であれこれ言ってないで、
原発内の原子炉周辺などに、既にある筈の監視カメラの映像の公開を求める、とか、
「海霧だけ」と決め付けずに一応調べてみた方が安全。



で、関東がマダラメながらかなり汚染されているのも事実だし、
直ぐに全員が「終了」とは言わずとも、既に健康がおかしくなって、
止む無く逃げている人も居るのだから、やっぱり多少警戒しすぎくらいで良いと思う。



しつこく言うと、「線量だけ」測っているのは、笹川系の人間とかが、
パリと福島の線量は同じくらい、とか言うのと、ちょっと似たような問題があって、
要は、「それだけ」では、あまり分からないのに、
「分かる」かの様に期待したり、広めたり、それに基づいて
判断が下せるかの様な幻想を抱いてしまう可能性があると思います。



石川早生@nomoretokyo

東京の土壌放射能汚染が事故前の200倍になっても、放射線量は2倍にもならない。つまり住民が現状把握のために競って買い求めたガイガーこそが、住民に安心材料を与えてしまったのだよ。
http://twitter.com/nomoretokyo/status/629300720185946113


「線量だけ」で結論が出せると思う様に誘導されてしまうと、安全安心派にとっては結構便利。

3ccの2万円もしない測定器でもスペクトルが見えて、工夫をすれば、
関東の汚染の酷さも結構分かるし、もう少しお金を出せば、
もっと感度が高い機械も色々あるのだから、
「線量だけ」に甘んじている必要はありません。



Date: 2015/08/08 06:31(52)  ---  Name: nkom


amaちゃんだ ‏@tokaiamada

ニッスイ冷凍枝豆長時間測定で大幅にセシウムが低下したが、ピークはあるセシウム合算1.3Bq/Kg 230g 補正 1.8Bq/Kg 微妙な汚染度 東日本産だろう
https://twitter.com/tokaiamada/status/629992271958536192/photo/1
;large

===============

これは、K40とそのコンプトン散乱だけで、
Cs134はもちろん、Cs137も見えてないと思います。
(新しいバージョンだと?)この程度なら「検出限界以下」との表示が出る筈。

もう少し詳しく言うなら、Cs134とCs137の比も合っていないし、
Cs137やCs134のエネルギー位置に
ピークと呼べるような「兆候」すら、(少なくとも私には)見えません。

ただ、もっと感度の良い測定器で測ったり、工夫をすれば、
少しは汚染が検出されるのかもしれませんが、この結果では、分かりません。



ともかく、こうやって測定して頂いて、スペクトルとかを公開して頂けるのは、
「結果の解釈」については、(必要なら)見た人が行えますし、大変有り難い事です。



Date: 2015/08/08 03:53(28)  ---  Name: nkom


鳥取のマグロからも少量のCs137が検出。
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/07/2015_28.html

NaIでは、もう見えないくらいの量ですが、Geで検出されたとのことです。
両方のスペクトルなどがあるので、微妙な量の例として、貴重。

2,3日とか頑張ると、0.3Bq/kgくらいのピークが見える場合もあるので、
NaI3インチでも、もっと長時間計れば、なんとか検出できる可能性はありますが、
ゲルマを使ったり、灰化などの濃縮をしないと、本当に微妙だと思います。



Date: 2015/08/08 03:43(09)  ---  Name: nkom



グーグルアースによる線量マップを作成しデータを共有されているページ
http://radiationairdose.web.fc2.com/
http://radiationairdose.web.fc2.com/map.html

インスペクターを使っていて、HSFとか鳴き合わせをして確認している様です。
KMLと画像ファイルの両方あり。


また、データをメールで送ると、このサイトにアップしてくれるそうです。


おのみちの方が紹介していました。
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html




Date: 2015/08/08 03:33(35)  ---  Name: nkom


みん@donbemin

TLに某先生のDShuttleの値と静かな夜さんの実測結果が並んでいて感慨深い。
自分にはパリと福島が同じ状況とはとても思えないけど。
http://twitter.com/donbemin/status/629289281954025472



本当は、色々場所の核実験以前、チェルノブイリ以前、福島以前、
そして現在の線量と、スペクトルを詳細に比較できたら、
元々のウラン系などによる背景放射線と、核実験、チェルノブイリ、福島の大惨事による
影響の違いなどが分かったのでしょう。


まあ、安全安心派で、米軍関連予算や笹川の金などにまみれている学者は、
単純に資料採集用実験動物の固定(逃亡防止)の為に広報活動をしているわけで、
その為の「おバカ」なツイートは、(私にとっては)ペテンママの会のパンフレットと
同じ様な価値しかないので、普段見てないです。




Date: 2015/08/08 00:29(00)  ---  Name: nkom


LED方式の1986年のパテント
http://www.google.ca/patents/EP0224351A1?cl=en



Date: 2015/08/08 00:25(32)  ---  Name: nkom



LEDを二つの電圧で発行させることで、LEDの温度特性も同時に得る方法。
http://ieeexplore.ieee.org/xpl/login.jsp?reload=true&tp=&arnumber=1589339&url=http%3A%2F%2Fieeexplore.ieee.org%2Fxpls%2Fabs_all.jsp%3Farnumber%3D1589339



Date: 2015/08/08 00:08(30)  ---  Name: nkom


>EMF211というかGammaRad5ですが、附属の英文マニュアルを見ると元々温度補償回路(高圧を振るタイプ)はついていましたが、なぜかEMFJは初期のバージョンでは使っていませんでした。
>こちらにある改造版はボード類が全とっかえなのでEMFJがAmptekに独自仕様を出したのかもしれません。

そうなのですか。
なんでまた、せっかく付いていた温度補償をなくしてしまったのやら・・・
もしかしたら、何か不具合があったのか、価格的な点でそういう判断をしたのか、
日本的な「測定室の温度管理は絶対重要」みたいな常識を元に必要ないと判断したのか。


>LEDによる校正は良く判りません。「生き死に」くらいしかわからないのではないでしょうか?(そんなに良いものなら他の貴種でも採用されているはず)

結構使える場面もあるみたいで、Canberraがパテント取っていたり、
https://www.google.com.ar/patents/US7005646

パーキンエルマーの液体シンチ機械で使われていたり、
http://www.perkinelmer.ca/CMSResources/Images/44-73870SPC_1220Quantulus.pdf

IdentiFINDER ultraでも使われていたり、
http://www.researchgate.net/publication/4223670_Multifunctional_application_of_pulse_width_analysis_in_a_LED-stabilized_digital_NaI%28Tl%29_gamma_spectrometer

低エネルギー用の測定器(メスバウワー用)にも使われていたり、
http://www.ritverc.com/products/detail.php?ID=1910
http://www.ritverc.com/products/SGS-4_-_Technical_description_and_manual_en.pdf

結構普通に使われているみたい。


欠点としては、LEDやその電源回路自体の温度特性や劣化などの問題があるらしいですが、
その解決法として、上のキャンベラのパテントの様にLEDの光を分けて、一方をPMTに入れ、
もう一方をPDで受光し、それら両方のデータを使う方式もあるようです。



海外のアマチュアの間でも温度補償の方法の一つとして、知られていますが、
実際に自作機などで使用している方は、知りません。


アマチュアの温度補償は、自作MCAに温度センサーによるゲインの微調整方式
(マイクロコントローラー+補償用テーブルを使用)によって、
屋外でNaI測定器の超長時間測定(数日とか)を行い、
7%台の分解能や低い方から高い方までの良い結果を得ている例があるくらい。



また、バックグラウンドのK40を使う方法、わざわざK40の線源を加える方法、
Am241やCs137など、他の線源を使う方法、
結晶やPMTや回路に温度センサーを付ける方法、
などの他に、シンチの結晶の低い温度と高い温度による反応速度の違う
発行特性を利用した方法もあるようです。

その原理が分かりやすいかもしれない論文。
Temperature behavior of NaI(Tl) scintillation detectors
http://arxiv.org/ftp/physics/papers/0605/0605248.pdf

方法を説明しているかもしれない論文(有料。読んでいません)
http://ieeexplore.ieee.org/xpl/login.jsp?reload=true&tp=&arnumber=1546514&url=http%3A%2F%2Fieeexplore.ieee.org%2Fxpls%2Fabs_all.jsp%3Farnumber%3D1546514



Date: 2015/08/07 18:30(02)  ---  Name: prochil_chiba

EMF211というかGammaRad5ですが、附属の英文マニュアルを見ると元々温度補償回路(高圧を振るタイプ)はついていましたが、なぜかEMFJは初期のバージョンでは使っていませんでした。
こちらにある改造版はボード類が全とっかえなのでEMFJがAmptekに独自仕様を出したのかもしれません。

LEDによる校正は良く判りません。「生き死に」くらいしかわからないのではないでしょうか?(そんなに良いものなら他の貴種でも採用されているはず)
Atomtexが温度補償付きなのは「彼の地」で小学校に置いて物理の先生(計測は素人かも)が運用するという事情によるのかもしれません。

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