Date: 2015/09/09 11:24(15) --- Name: nkom
測定器は、「魔法の箱」ではありません。
基本的には、「放射線を数えている」だけ。
ガイガーカウンターやシンチレーション式の線量計などは、
ガンマ線とかの「エネルギー」を区別しないで、「特定の範囲の放射線を全部ひっくるめて数えている」。
これに対して、スペクトル測定では、「適当に分割されたエネルギー範囲ごとに放射線を数えている」
ガンマ線スペクトルは、「それぞれの(チャンネルの)エネルギー範囲に該当する放射線の数のグラフ」
そして、都合が良いことに、放射性物質は、「十分なカウント数があれば」
それぞれ(光電)ピークやコンプトン散乱で出来た独特のパターンを表します。
なので、その形を見ると、慣れていれば、どんな核種があるか、
見ただけで検討が付く場合もありますが、良く分からない場合もあります。
また、有無や量を調べたい核種については、それぞれ、こういうやり方をすると
分かりやすい、という戦術みたいなものが、何十年も前から色々と研究されていて、
その中の、一番単純に思えるかもしれないものが、目当てのピークを含む様な
ROIと呼ばれる「範囲、領域」を設定して、そこの中のカウント数を全部合計して、
検体の総カウント数(グロス・カウント)を求め、それを検体の測定時間で割って、
一秒当たりのレート(計数率)にし、そこから、BG(バックグラウンド)のレートを差し引いて、
BGのスペクトルよりも上に追加された部分のカウント数(ネット・カウント)を求め、
そこに色々と補正を加えたり、事前に調べておいた係数をかけて、
その検体に含まれるお目当ての核種の放射能(ベクレル数)を求め、
それを検体の重量で割ると、多くの人が何故か大好きなBq/kgといった濃度が出ます。
セシウム137については、そのピークの左側に、セシウム134のピークが
くっ付いているので、それらをまとめて計算し、セシウム134について
エネルギーの高い方のピークを使って求めておいて、
二つの合計からセシウム134の値を引いて求める、などなどの方法があります。
つまり、この方法の場合、行われていることは、結構単純で、
お目当ての核種のROIの中の総カウント数(グロス)を合計する。
測定時間で割って検体のレート(計数率)を出す。
BGのレートを差し引いて、ピークの部分だけの(ネット)レートを出す
ネットレートに補正をしたり、係数をかけて、放射能にする。
検体重量で割って、単位重量あたりの濃度を出す。
という感じ。
魔法ではなくて、中学生なら十分に理解できる簡単な計算です。
足し算、引き算、掛け算、割り算だけ。
これらを理解するのに必要な、図形的な知識も、四角形と三角形の面積が
計算できると、まあ、なんとなく理解できる程度で、
やっぱり中学生か下手すると小学生でも分かる筈。
もちろん、もっと厳密には、ピークの形は釣鐘型で近似され、
ガウス曲線の面積とか計算できると、その方が良いですが、
その場合は、指数関数とか、平方根とか、統計の基礎知識とか、
「素人には、難しいかもしれない事柄」も出てきますが、
計算の仕組みの土台を理解するだけなら、三角形もガウス曲線も
面積と高さが比例している、という点は同じなので、
理解の上では三角形でもって考えても良いのです。
(実際の計算で三角形を使ってしまうと、結果の数値が多少変わってしまいますが)
こんな風に、「測定器は魔法の箱ではない」ので、中でどんな計算が行われているのか、
全部は理解できなくても、要所は押さえる様にすると、「変な数値」に踊らされたり、
自分の測定の問題点や、自分の理解の不足している点、
機械やソフトのおかしな点などにも、徐々に理解が深まることでしょう。
また、「測定器は魔法の箱ではない」ので、測定器やソフトを作った人も、
魔法使いや神様仏様、崇め奉る必要のある権威などでは、「決して」ありません。
そして、人間の作ったものなら、「必ず」弱点や問題点や不具合などが存在します。
測定器を「魔法の箱」の様に感じたり、思ってしまい、メーカーやら開発者を
崇拝してしまうと、それは単なる宗教カルトになってしまいますので、止めた方が良いです。
どんな測定器にも、弱点や優れた点などが混在し、構造や計算の仕組みや、
色々な用途にとって、どの様な性能の組み合わせが有利なのか?とか、
総合的な知識や理解がなかったら、「簡単に測定器の優劣」なんて分からないでしょう。
しかも、そういう「優劣」は、「常に」、「特定の条件」においてだけ言えることで、
いつでもどこでもどんな状況においても成立する様な、「無条件」「普遍的な」優劣なんて、
測定器に限らず、存在しません。
まあ、そういう優劣があるかの様に言ったり思ったりする人間は、大変多いので困ったものですが、
他のことはともかく、測定というのは、結構ベタに数を数えて、計算しているだけ、
みたいなものなので、そこに夢やロマンや心眼や過剰な期待や売り文句や
その他の馬鹿げたタワゴトを混ぜない方がよろしいかと思います。
夢も浪漫もタワゴトも大いに結構なのですが、「測定」にそれらを混ぜたら、
もう、それって「測定」じゃなくて、単なる妄想の一部になってしまうし、
そんなことをしたら、御用学者の腐った混合物とどこが違うのか?ということに
なってしまうのであります。
なので、「数値」が欲しいなら、糞真面目に数え、計算し、確認し、
再確認し、別の方法で計算し、数値やその他の現象をつき合わせて見ましょう。
たかが「比率の違い」とか思わず、計算結果が違うなら、
「どこかに問題がある」というのを認識するだけの
勇気でも正直さでも何でも良いですが、ご対面しないと
「夢の世界」に行ってしまうことになります。
そして、上記の例は、「単純化」されていますが、
実際には、ROIをどこに設定するのか?ということ一つとっても、
それで結果が左右されるわけで、色々と考えるとどこまでも
深くなっていく可能性があって、そういう深さが測定器の構成要素や
計算の方法の隅々にまで含まれています。
なので、色々と検討すれば、勉強しないとならないことは沢山ありますし、
そういうことを良く知っているかどうかで、対応できる、理解できる範囲や深さが
決まってしまい、それ以上のことは、想像でしか言えなくなります。
そして、機械やソフトの能力の限界に近づけば近づくと、
必要とされる知識や経験が「飛躍的に増えていく」というのを
肝に銘じて、何度も繰り返し思い知った方が良いでしょう。
分かりやすい検体の「おおよそ」のことは、
多分、多くの人が想像するよりももっともっと簡単に分かったりしますが、
「微量汚染の測定」とかは、「別の次元」「異世界」だと思っても
そんなに間違いではないと思います。
なので、まずは、あんまり難しくない条件の測定でもって、
基本をしっかり学び、「その後で」徐々に、自分の限界を形作る
知識や経験の不足を補い、ゆっくり前進した方が良いでしょう。
色々とすっとばして、分かったつもりになって、
難易度の高い測定で見当違いの結果を出すのも、
「素人測定」なら別に構いませんが、
お金を貰って測定しようとするなら、それではマズイと私は思います。
Date: 2015/09/09 07:38(57) --- Name: nkom
へぇー、ゼオライトボールの吸着率は、30%くらいらしい。
どんな濃度の場合、とか、温度とか、phとか、どれくらいで飽和するか、とか、
そういう細かい話がないので、どれくらい確かなのか分かりませんが。
http://cdcreation.grupo.jp/blog/1031257
ともかく、「出来るだけ少量の検体から出来るだけ精密に検出したい」場合には、
もっと吸着率の高いものを使った方が良いのでしょう。
逆に、トイレの水のように、そのまま流してしまうものに漬け込んで吸着させるには、
ゼオライトのボールとか粒は、結構良い方法だと思います。
トリウムがあると・・・とかいうお話も、使用前のゼオライトのスペクトルを取っておいて、
それをBGにしたりすれば良いでしょうし。
で、このページで問題なのは、このスペクトルとその解説です。
「Cs-134、Cs-137の比率は違いますが、いわゆるセシウム3兄弟のピークもハッキリ見えます。」
とのことなのですが、Cs137のピークは私にも見えますが、
「Cs134のピーク」は、私には見えません。
もっとスムージングをかけると、K40のコンプトン散乱のへこみも良く見え、
紫に色をつけた部分が、ほんのりと盛り上がって見えるのかもしれませんが、
「このまま」だったら、まあ、「疑わしい」くらいは思ったり、もっと細かく調べよう、とか
思うかもしれませんが、「ピークがはっきり見えます」などとは、私だったら言いません。
また、「Cs-134、Cs-137の比率は違いますが」ということで、
比率のチェックはなされているのですが、
「実際に微量の測定を行った人ならわかりますが、数ベクレルの場合はGeでも比率は狂います。」
ゲルマニウム検出器の話を持ち出して、「問題がないか」の様に説明なされています。
これは、いただけません。
そもそも、ゲルマニウム検出器と、NaIやCsIの様な分解能が悪い機械では、
Cs137についての計算の方法が違いますので、比率が狂う原因も「全く同じ」
という訳ではありません。
また、「数ベクレルの場合はGeでも比率は狂います。」というのは、間違った主張です。
というのは、測定の精度には、実に様々な条件が絡んでいますから、
どんな種類の測定器なら(一律に)数ベクレル(/kg)で比率が狂う、という風な
単純な極まりない話ではないのです。
検出器の結晶の大きさや効率や形式や検体の重量や密度や容器の形や容積や、
BGの精度や、検体の測定時間や、色々と絡んでくるので、そういうものを無視して
話をするのは、誤解を招きやすいので、良くありません。
おそらく、ゲルマニウム検出器の話を持ち出したのは、
(あんなに偉そうで高級そうで正確そうな)ゲルマニウム検出器を使った測定でも、
比率が狂うことがあるのだから、iFKRとかで狂ってもおかしくない、
という様な「比較」のようなもので、測定値が使用に耐える精度のものである、
というのをアピールなさりたいのでしょう。
しかし、結果の数値がおかしい場合、
その数値には信頼性が欠けている可能性がある
というのを、もう少しきちんと考慮なされた方が良いと思います。
この場合、「比率が狂った原因」が分かれば、測定を向上させる可能性が出てきますから、
ユーザーにとっても、販売店や製造元にとっても、変な比較で誤魔化すのではなく、
面倒でも真面目に検討した方が圧倒的に良いでしょう。
(そうしないとマズイと私は思います)
上の画面を見ると、多分BGが57600秒(16時間)の測定で、検体が50003秒(約14時間)らしく、
検体のK40(K−40とある画面右上の数値)の領域の総カウント数が1699カウント。
BGの部分を除いたK−40の山の部分(ネット)のカウント数が1123カウント。
BGの部分は、検体のスペクトルに於いては、1699−1123=576カウントに相当する。
つまり、スペクトルの上で、検体のK40の山は、BG部分よりも2倍くらいのカウント数があります。
そして、BG部分の形は四角形で、山の部分は、三角に近いので、山の部分は、
BG部分よりも4倍に近い高さがあって然るべきだと思うのですが、山はそんなに高くありません。
(以下は、BG部分を1、山の面積を0.5、1、2の場合を並べたもの。目分量です。)
したがって、このグロスとネットのカウント数が、どのように算出されているのか?
というのが、まず、疑問なのです。
また、通常は、このネットの数値から、濃度を計算したりしますので、
ここの計算が合ってないと、濃度の数値も当然おかしくなります。
次に、Cs134とCs137の山がくっついてしまって別々に取り扱えないので、
しょうがなくて一緒にまとめて扱っているCs−Allの領域の数を見ると、
検体の総カウントが1016カウントで、山の部分だけのネットがマイナス118カウント。
つまり、この計算を信じると、Cs−Allの領域は、BGのスペクトルよりも
下になっている部分が多くないとおかしいわけです。
ところが、検体のスペクトルには(主に)Cs137のものと思われる山があり、
BGよりも上になっている部分が断然多いので、この数値にも疑問が持たれます。
さらに、Cs−Allの領域は、K−40の領域よりも若干幅が広く、
その上K−40の山よりも軒並み高いところに線があります。
つまり、Cs−Allの総カウント数は、幅も高さもK−40の領域より大きいので、
K−40の数値(1699)よりも大きくなる筈だと思うのですが、
そうなっていません。
つまり、BGが絡んでくる前の、検体のグロスの数値を見ただけで、
スペクトルと数値が釣り合っていない様に思える訳です。
そして、Cs−Allのネットの数値がマイナスなのに、
濃度がプラス(1.1Bq/kg)になっています。
なぜなのでしょう?
こういう感じで、このソフトには「謎」が多いです。
従って、これくらいの数値(合計で2Bq/kgとか)の場合、
比率も合っていないのであれば、「数字の信頼性について」は、
非常に慎重に注意深くじっくり丹念丁寧に検討する必要があるかと思います。
現状では、「Cs137のピークは、見えていて、おそらく汚染がある。
Cs134はなんか疑わしい、
両方、そして合算も。数値的には、あまり良く分からない」
というのが、私の感想です。
で、そういう状態で、有料で測定してしまうのは、「うーん」と思ってしまいます。
もっときっちり確認したいから、無料で、とか、カンパ測定で、とか、
「市民測定所」のノリ、とか、そういうのなら、まあ、ともかく、
(精密な筈の)測定器の販売店が、「商行為として行う測定」としては、
「危なっかしい」どころではなく、私の率直な意見としては、
「アウト」に分類されることになってしまうと思うのです。
http://cdcreation.grupo.jp/blog/1032912
「Calic」 とか 「Re Calic」という表記もそうですが、
メーカーの開発者や分析に詳しいユーザー様とかを交え、
画面に表示される数値の説明や、謎な数値がどう計算されているのか?とか、
なんでマイナスのネットのカウント数からプラスの濃度が出てくるのか?とか、
良く検討したり、必要なら修正したり、ユーザーに説明したり、
「早めの対処」が必要ではないかと思いますです。
Date: 2015/09/09 05:06(30) --- Name: nkom
大雨で泥が流れると、河川敷の汚染がまた変化する・・・
Date: 2015/09/08 13:59(05) --- Name: nkom
スパイク
珍しい?ダウンスパイク
多分、駐車場パターン
除染?
ヒゲばかり。
浮島と千鳥は毎度おなじみの「非破壊検査かもしれない」スパイク
これも、毎度お馴染みの高松
伊方 これは、風吹いて雨降って上がった、という恐らくは、自然の上昇。
ただ、そういうのにも、何が混じっているかは分かりませんし、こういうグラフを
観察している人がもう少し増えるのは、良いことだと思います。
瞬間、瞬間の線量だけ見ても、あんまり良く分からないので、最低でもグラフ、
出来たら、こういう風に、気象情報とかと一緒に見るようにすると良いのですが。
静岡みたいに、成分分析とかあると、もっともっと良いです。
こういう、リアルタイム線量計みたいな、感度の低い、ぐちゃぐちゃのものの、
それも、一瞬の数字を見て、高いとか低いとか言っても、あんまり良く分からないわけです。
私から見ると、住民を「測ってますよ、安全ですよ」と騙す為に沢山作った
粗製乱造の測定器は、お金の無駄。
結局、アルファ通信の問題とか、JBブランドの問題とか起こしただけでなく、
他の会社のものも、(ほぼ)役立たず。
Date: 2015/09/08 13:34(27) --- Name: nkom
他にも、幾つかありますが、機械をチェックした方が良さそうなモニタリングポスト。
ここ一週間
ここ一ヶ月くらい
Date: 2015/09/08 10:45(04) --- Name: nkom
川内原発や国内、国外の色々な原発で、漏洩はないものの、
廃炉にするしかないような事故が次々に起きてくれると良いのですが。
六ヶ所やイギリスやフランスなどなどの垂れ流し工場も閉鎖になって欲しいものです。
後は、各国の使用済み燃料とか、冷却が必要な物質を、
早く乾式とか、手間や監視やエネルギーがかからない保管形式にして欲しい。
Date: 2015/09/08 05:13(39) --- Name: nkom
AT1320系には、ウラン系とトリウム系の定量が出来る(ということになっている)
AもBも付かない「AT1320」というものがあるんですが、なんで日本に入っているのは、
Th232とU238のライブラリーなりソフトが付いていない「AT1320A」ばっかなのだろう?
日本では、ウラン系やトリウム系の定量をして欲しくなかった?のか、
単に値段の問題なのか、なんなのやら。
http://www.atomtex.com/en/products/stationary-spectrometers-and-activity-monitors/at1320-at1320a-at1320b-gamma-activity-monito
Date: 2015/09/07 07:00(31) --- Name: nkom
もう9月も2週目に入ろうというのに、まだ暑い。
しかも、蒸し暑い。
といっても、最高気温が今日は26度くらいで、
最低気温は19度くらい、という予報なのですが、
夜に15度以下くらいに冷えないと、ここでは(私にとっては)熱帯夜。
ゼオライトのスペクトルも、ついに遮蔽の中の温度が0.2度上昇して
26.3度で落ち着いてしまい、左にズレました。
(測定開始から58時間以上も経ってました。)
若干横軸を再調整して合わせなおせるので、そんなに影響はないのですが、
やっぱり分解能が少し下がります。
これは、横軸の再調整をした後。
比較用に、以前の測定開始から13時間後のもの。
Date: 2015/09/06 11:21(22) --- Name: nkom
イギリスの方が紹介していた、タバコ業界関連ドキュメントのアーカイブ。
Cesium とか入れてサーチすると、リストが出てきます。
https://industrydocuments.library.ucsf.edu/tobacco/
Date: 2015/09/06 10:00(20) --- Name: nkom
今年の2月からの分も出してみましたが、4月くらいまでは一応安定していて、
気温の上昇とともに?上がり始めて、6月に発狂した、という感じ。
部品が劣化したのか、それとも、気温とともに、ウラン系かトリウム系とかの放出が
増大するのか、なんなのやら。
2月の数日間
夜昼の気温の変化とかで周期的に変化してるようには見えない。
最近(9月)の数日間
こっちも、規則性がある様には、見えない。
Date: 2015/09/06 08:34(22) --- Name: nkom
Gnuplotメモのページに、テレミノガイガーのログを直接読み込ませる方法を追加しました。
これは、Gnuplotだけでは「できない」などと言われている、AM,PMの付いた
12時間制の日時のデータをGnuplotで直接読む方法の一例です。
http://pico.dreamhosters.com/GnuplotMemo.html
テレミノガイガーのログが、AM,PMのついて12時間表記で、そのままだとGnuplotは読み込めません。
通常は、Awkなどにかけて、変換したデータを読ませるわけですが、Gnuplotで直接読み込ませることもできます。
ログデータのフォーマット
28/06/2013,7:17:11 PM,00018.535,00000.051
Gnuplotで最低限必要なコマンド
# データフィールドの区切りをコンマとする
set datafile separator ","
# 読み取るタイムフォーマットの指定
set timefmt x "%d/%m/%Y %H:%M:%S"
# 二つのフィールドにまたがる、12時間制のデータを読んで、24時間制の一つのデータにまとめる関数
# dは、そのままで、tの方の時間の部分(t[1:2])にPMがあったら(t[strlen(t)-1:] eq "PM"?)12を加えて、
# 文字列に戻して残り(t[3:])とくっ付けるが、12時の時は、逆にPMでなかったら0にする、というもの。
# これで外部プログラムをいちいち呼び出さずに済みます。
datetimeX(d,t)=sprintf("%s %s%s",d,(t[strlen(t)-1:] eq "PM"? sprintf("%d",(t[1:2] eq "12"? 12:12+t[1:strstrt(t,":")-1])):(t[1:2] eq "12"? "0":t[1:strstrt(t,":")-1])), t[strstrt(t,":"):strlen(t)-3])
# 年月日だけを出力する指定(これは、お好みで変更してください)
set format x "%Y/%m/%d"
# ログファイルの指定。
f='Log.txt'
# 実際のプロットコマンド。お好みで、表示方法を変えてください。
# カラム(フィールド)1と2を関数に与えて、24時間制の一つのデータにまとめて、それでプロットしています。
plot f u (datetimeX(stringcolumn(1),stringcolumn(2))):3 every ::40 with dot
Date: 2015/09/06 08:16(40) --- Name: nkom
スペクトルモニタリングをしているCsI2.5インチの方では、普段と変わりがないのに、
ガイガーカウンターの値がすごく増えている・・・
GM管か部品の劣化なのだろうと思っているのですが、本当にそうなのかは、まだ不明。
最初の年(2013年)は、20CPMくらいで安定していますが、次の年(2014年)は(暑くなると?)上昇。
2015年は、上昇し方が半端ではなく、さらに暴れ気味。
スペクトルモニタリングの方は、いつも194cpsくらいで、変化も少ない。
パンケーキのPM1405とかの表示はいつもと同じなので、これだけがおかしいのだとは思います。
使われているGM管は中華で、回路はアメリカ製(だけど、日本人が作っているかも)。
Date: 2015/09/05 08:54(51) --- Name: nkom
amaちゃんだ ‏@tokaiamada
山形県居住者で数十日前から札幌に移住された若い女性の尿データ長く降雨が続いたが昨日久しぶりに晴れたので再測定三回とも同じセシウム合算0.5Bq/Kg になった東京在住者は1Bq超の方が多い
amaちゃんだ@tokaiamada
セシウムの同位体比がおかしいと思われる方がおられるでしょうが、ほとんどのMCA(マルチチャンネルアナライザ)のプログラムは、セシウム合算値を優先表示、1ベクレル以下で同位体比が正確に表示されるには10万秒以上の測定時間が必要になります
http://twitter.com/tokaiamada/status/639925565869326336
これは、Cs134とCs137の比が合っていない、という以前に、
そもそも、ピークが(私には)全然見えません。
もし、このスペクトルにCs134やCs137のピークがあるのだとしたら、
その左右のギザギザは、何のピークなのか?という問題も出てきます。
数値的に見ると、Cs−ALLの検体のカウント数(上段)が199しかないのに、
BG差分(ネット、下段)がどうして376になっているのか?非常に疑問です。
検体とBGでは測定時間が異なる場合、
検体の測定時間に合わせて換算しているのかどうか?とか
そういう点も不明ですが、K−40のネット(下段)のカウント数と
Cs−Allのネット(下段)のカウント数が同じくらい、というのは、
スペクトルの上の色付けされている部分の面積とは合致していません。
(K−40の方が、色づけされた部分の面積が断然多い。)
IFKRの計算方法や表示の詳細は、「分からない点」「疑問点」が結構あると思います。
また、
「ほとんどのMCA(マルチチャンネルアナライザ)のプログラムは、セシウム合算値を優先表示、1ベクレル以下で同位体比が正確に表示されるには10万秒以上の測定時間が必要になります」
という「お話」も、私は聞いたこともありません。
そもそも、比率の正確さには色々な要因が絡んでいて、測定時間が10万秒以上必要、とか、
そういう簡単な話ではありません。
ただ、ネットのカウント数が100にも満たないCs134で、0.3Bq/kgという数字が出てしまっても、
あんまり信用しない方が良いと思いますし、Cs合算にしても、まだ500カウントもないし、
そのカウント数もK−40のカウント数とスペクトルの表示が釣り合っていないので、
いずれにせよ、もっと検討なされた方がよろしいかと思います。
個人的には、このスペクトルと数値表示を見る限りにおいて、
この検体は、この測定器で測れる様な汚染は含んでいないと思います。
(汚染が全く無い、ということも言えないし、有る、とも言えない。)
Date: 2015/09/05 08:30(45) --- Name: nkom
そうそう、ゼオライトを顔面のパックに使用したり、
内服用のサプリとして使用したり、
そういう利用法があるみたいですが、
K40はともかく、トリウム系もウラン系もあるので、
美容と健康に本当に良いのか、分かりませんです。
Date: 2015/09/05 08:26(09) --- Name: nkom
試しに、トリウム入りタングステン溶接用電極のスペクトルをBGとして使い、
ゼオライトの差分スペクトルを出してみました。
溶接棒の方が、トリウム系の成分が若干強いので、差分スペクトルは
当然、いくつかの場所で、マイナスになっています。
そこで、トリウム溶接棒のスペクトルを4割ほど減らして、60%くらいにしてBG差分をだして見ました。
こうすると、BG差分では、K40とウラン系のピークがよく見えます。
これは、あまり厳密な方法ではありませんが、トリウム系の応答関数をでっち上げて、
それでもって、K40とウラン系も一緒にフィットすると、Cs137とかもわかりやすくなるのでは?
と、思って、サボりながらも色々とやっているわけです。
今回は、このゼオライトのスペクトルをそのままBGとして使う予定なので、
毎度お馴染みの放置測定をして、その後でトイレのタンクの中に数ヶ月吊るしておくつもりです。
上と同じものですが、指数表示をやめて、リニア表示のスペクトル。
Date: 2015/09/05 08:02(03) --- Name: nkom
ゼオライトのベータ線と密度は、3.9min-1/cm2で、
たろうまる様のPM1405のページによると、以下のように計算できるみたいなので、
http://www.taroumaru.jp/main/pm1405
3.90 x 116.4 = 約454Bq/cm2
ちなみに、うちのトイレの水タンクは、以前のアパートと同様に
ベータ線も出していて、 5.9min-1/cm2くらいでしたので、
5.9 x 116.4 = 約687Bq/cm2
という感じ、で、ゼオライトの表面のベータ線は、トイレの水タンクよりは
少ないものの、どういうスペクトルが出るのか気になります。
そして、風呂場の白いタイルは、トイレのタンクよりもベータが多く、
約10CPM/cm2 だったので、約1160Bq/cm2 ・・・
お風呂場では、裸足で、歯磨きやら髭剃りやら、結構立っているので、
足の裏は結構ベータ線で焼かれていることになります。
前のアパートでは、トイレの陶器の方が線量が強く、タイルは
それ程でもなかったのですが、ここは逆。
で、ゼオライト550gは、マリネリの輪っかの部分にほぼ収まり、
遮蔽の中に入れて測定開始から直ぐに、トリウム系、K40が見え始めました。
ただ、この状態では、結構強いスムージングをかけても、まだまだギザギザですが。
測定開始後300秒。Ac228の山が若干小さい様な気がして、
K40のコンプトンプラトーのへこみのせいかな?とか思ってました。
測定開始後1000秒。トリウム系とK40だけじゃなくて、ウラン系も混じっていそう。
測定開始後9時間。比較用に、トリウム入りタングステン溶接電極のスペクトルを青で出し、
この、トルコ産ゼオライトは、水色の棒グラフで出してみました。
2614keVのTl208の山が、ゼオライトの方が若干低く、1764keVやその他のBi214の山と
K40の山があり、609keVの山のせいで、583keVの右側が太っているし、
Pb214の295keVも見えている点、などが、トリウム溶接棒との違いとして目立つ点。
Date: 2015/09/04 11:41(17) --- Name: nkom
この水量計は、結構優秀。
オートパワーオフの後、羽根車が回ると、
自動的に起きて、水量を積算します。
また、カウンターが二つあって、一つは左のボタンで簡単にリセットできる。
もう一つは、左のボタンを長押しして、ガロンとリットルの変更モードに行けばリセット。
https://www.shoply.ca/product/rainwave-rw-9fmca-flow-meter/bweh
カナダドルで25ドルくらい(送料込み)。しかも、2,3日で到着。
Date: 2015/09/04 10:58(42) --- Name: nkom
先ほど到着したゼオライトの箱に書いてあることを追加するのを忘れました。
成分は、Clinoptiloliteが90から95%。 後の5から10%が何なのか、気になる・・・
化学式: (Ca,K2,Na2,Mg)4Al8Si40O96-24H2O
粒径: 3-5mm
‎気孔率: 45-50%
密度: 0.6-0.8gcm3
陽イオン交換容量: 1.5-2.1 meq/g
Wikiペディアだと、式が違いますが、私にはよく分かりません。
https://en.wikipedia.org/wiki/Clinoptilolite
日本語だと沸石というのですか。知りませんでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B8%E7%9F%B3
へぇー、ストロンチウムも吸着してくれそう。
(セシウムの方が、優先順位が高そうですが)
ただ、これでもってまじめに計算しようとすると、
吸着率の推測が結構面倒かも。
というのは、色々なものがくっ付くに連れて
吸着率は落ちていくのでしょうし、
温度とかpHとか、色々なものが影響するかもしれないし、
水の運動(流水に漬けるのか、ほぼ静止した水に晒すのか?)とかでも
違いが出るかもしれないし、私は、この方面も全く無知なので、
よく分かりません。
検索すれば、既に色々と調査済みで、論文とかあるのだと思いますが、
色々忙しいので、他の真面目な方や詳しい方が、吸着率の推測法とか
どこかで書いていただけると助かります。
陽イオン交換容量
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%BD%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E5%AE%B9%E9%87%8F
土壌中の粘土及び腐植などは、マイナスに荷電しており、陽イオンを引き付ける力がある。そのため、陽イオン(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム、水素など)を吸着し保持する。一般的に、この容量が大きいほど養分の保持力が大きいといわれ、肥沃土の高い土壌である。
このドキュメントに、時間の推移と吸着率の変化?と思われる図が載っていて、
それを信じるのなら、このゼオライトは、(何故か)普通のゼオライトよりも
吸着率が少し高いのだそうな。
あ、日本語の説明も、下の方にありました。本当かどうか分かりませんが、
「製品からはリン酸や重金属、その他生体にとって有害となるような物質は溶出せず、安心してご使用いただけます。」
とのことです。ただし、食用ではないそうです。(デトックスにゼオライトを内服する人も居るらしい)
http://www.hydor.com/DownLoadFile.php?FilePosizione=backend/prodotti/file_upload/allegato/1307171715140_istr_239902_00_zeolite_alta.pdf&nomeFile=1307171715140_istr_239902_00_zeolite_alta.pdf
Date: 2015/09/04 10:16(15) --- Name: nkom
夜が明けたら、気温が下がって、室内温度も25度台になり、遮蔽の中も25.5度まで
下がってしまいましたが、現在は、再上昇して25.7度。
これくらいだと、うちのスペクトルモニタリングには、大きな影響はありませんが。
http://pico.dreamhosters.com/BackgroundRadiationOfMyHome.html
また、2,3日前?に注文した、ゼオライトが到着してしまいました。
これは、アマゾン経由で買った、トルコ産のもの。販売元はイタリアでした。
お魚関連の会社の製品でした。
http://www.hydor.com/eng/
これです。
http://www.hydor.com/eng/prodotti-tecnici/filter-media/natural-zeolite.php
どうやら、こういうフィルターに入れて使うための製品らしいです。
これ買って、トイレの水槽の水を循環させておけば、まあトリウム系があっても
あんまり関係ないですし、トイレを一回流すと数リットル(もっとか?)の水が流れ、
一ヶ月くらいでも相当な量の水が流れるので、セシウムがあれば、
どれくらいの期間放置するかにもよりますが、検出できるかも。
http://www.hydor.com/eng/prodotti-tecnici/filters.php
早速、まず、パンケーキでガンマ/ベータを調べると、
うちの中はアルミの窓を閉めていると0.09マイクロシーベルト/時くらいなのですが、
(このPM1405は、いつも、こういう高めの数字が出ます)、これをアルミの窓を
開けてゼオライトの上に置くと、0.21マイクロシーベルト/時くらいになります。
今は、ベータ線密度を測っているところ。
なので、多分、セシウム汚染を吸着してなくても、トリウム系だかなんだかが
結構入っているのかも。
ベータ線密度をのんびり測ったら、遮蔽の中に入れて、スペクトルを見てみます。
ちなみに、同じ会社の淡水用活性炭というのも買ってみました。
これは、100gの袋が三つ入っているそうです。
ゼオライトもそうですが、容積がそんなにないので、
それぞれ一箱づつ買いますかも。
http://www.hydor.com/eng/prodotti-tecnici/filter-media.php
さらには、水道の蛇口に付ける水量計も一緒に届きました。
ただ、これは、パイプの口径がトイレのタンクに使われているものとは違うので、
使うにはアタッチメントを買ってこないと。
何式なのか知らずに買いましたが、羽車式でした。
ガロンとリットルの表示が切り替え可能。
問題は、オートパワーオフとかが付いているかどうか。
もし付いていると、トイレを流す前に、ボタンを押して
電源を入れないと、流した水量が積算されないだろうと思うので。
Date: 2015/09/03 11:42(11) --- Name: nkom
九月なのに、室内温度が26度を超え、遮蔽の中の温度も26.3度まで上がってしまった。
でも、予報だと(天気が良いので)今晩は放射冷却で11度くらいまで下がるらしいので、やれやれ。
夜の間に窓を開けて、室内を少しだけ冷やしておかないと、明日も日が昇ったら暑くなりそう。
Date: 2015/09/03 11:36(57) --- Name: nkom
M. Suzuki ‏@cdcreationinc1
ゼオライトボール、セシウムはほとんどなさそうだけど、K-40も高いし、他の邪魔する核種があるからイオン交換樹脂みたいに水とか吸着させて測るには向いてなさそう。
https://twitter.com/cdcreationinc1/status/639427178136862720/photo/1
M. Suzuki ‏@cdcreationinc1
ゼオライトボール状のものを購入してまた、シャワーヘッドに投入しました。8月27日投入です。忘れないように(^^;;
https://twitter.com/cdcreationinc1/status/639425257506377728
======================
トリウム系入っている???
K40だけならまだしも、トリウム系入っていると、飲料水とかシャワーには、
個人的には、ちょっと気持ち悪い。もちろん、程度にもよりますが。
しかも、形状とか色は、私が500g注文したものとなんか似ている・・・
まあ、セシウム汚染が無いなら、これのスペクトルをBGにして、
使用後と比較すれば良いし、Cs137に対しては、Bi214の609keVの方が
近いから、トリウム系だけなら、(Cs134を気にしないなら)そんなに問題ないかも。
で、カナダの汚染は、Cs134はどうせ見えないでしょうし、山の方の湖の水を
水源としているこの辺りの水道水のCs137や(もしかしてBe7とか)が
見えるかどうかの実験なので、実物でやってみないことにはわかりません。
また、日本製のこのボールは、セラミック(これがトリウム混じっているんじゃないか
という気がする)で焼き固めてあるのかもしれないですが、そうでなくて、
単にゼオライトだけの粒状のものも注文してあるので、たとえばトイレのタンクに
両方吊るして放置し、数ヵ月後に測って比較してみようかと思っています。
Date: 2015/09/03 07:22(31) --- Name: nkom
ペレチエ素子で冷却するという話で「結露がああ」とおっしゃる方が居ますが、
空気は温度が高いほど水分を多く含むことが出来るので、
夏とか、昼間などに気温が上がると地面などから水分が蒸発して空気に混ざり、
湿度が高くなった状態で温度が下がれば霧が出たり、結露したり、霜が着いたりするのは
当たり前なので、それが嫌だったり、それで何か問題があるのなら、
空気を乾燥させるか、結露しても構わない様にするか、対策を立てれば良いだけの話でしょう。
それに、カッチンカチンに冷やすのは、また問題があるでしょうし、
ノイズなどの「大問題」が出ない温度に「保つ」、とか、ペレチエ素子を遮蔽の鉛の外側に
くっつけて、マイルドに冷やす、とか、結露しにくく、結露しても問題がない方法もあるでしょうし、
IFKRとかなら、大き目の冷蔵庫に入るでしょうから、その場合は結露の問題は
冷蔵庫がやってくれるでしょうし、検体も室温から庫内の温度に下がってから
測定器にセットするのが容易になるでしょう。
ただ、冷蔵庫内の温度は、冷却方式やサーモスタットとかによって
結構変動するかもしれないので、さらに一工夫した方が良いのかも。
Date: 2015/09/03 07:08(08) --- Name: nkom
IFKR−ZIPで、ピークも見えず、CS−AllやCs−134のところのネットカウント数もマイナス表示なのに、
何故か濃度がプラスに出て、測定者の方が確実にCs137の汚染がある、と思っていた件で、
HPGe(高純度ゲルマニウム)検出器でチェックしてみたら 0.1Bq/kgの検出限界で
不検出となったそうです。(島根の牛乳の測定)
もちろん、さらに精度を上げて、濃縮したりすれば、見えてくるものがあるのかもしれないですが、
それは、今は検体の前処理に専念なされているべぐれでねえが様とかに検体を提供したり
寄付をしてやってもらうなり、自分で濃縮してみて、匂いや温度や後の掃除、洗浄の大変さを
味わってみるなりすれば良いのでしょう。
とにもかくにも、高価な測定器を設置し、一生懸命測定し、
疑問があった場合に、さらに時間とお金と労力を費やして
再確認して下さって、大変有難いことです。
そして、こういう方たちの努力が、IFKR系のソフトやその使い方などの向上にも
繋がっていくのでしょうし、NaIで測れるのは25Bq/kgまで、いや、20Bq/kgまで、
はたまた10Bq/kgくらいまで、などなど、「検体の容積や重量や密度や測定器の
結晶の大きさや測定時間の長さや測定環境の安定性などなどの条件を無視して、
一律にNaIなら決まった検出限界までしか測れないように思い込んでしまう」という
奇妙な勘違いも少しは減るのかも。
DEN(でん) ‏@den_rotten
価格が高くて個人的には買うのを避けていた牛乳(島根県産)を、高槻市民放射能測定所で10時間測定してみました。Cs All 0.8 Bq/kg。137は確実にあり。定量限界値は0.6 Bq/kg。
https://twitter.com/den_rotten/status/633994655382704128
DEN(でん) ‏@den_rotten
島根県産の牛乳、先日ツイートした検体Aと同日、同店舗で購入した別パック(検体B)をゲルマニウム半導体測定器を所持する測定室に測定してもらいました。結果は「Cs不検出」でした。※Cs137・134ともに検出限界値は<0.1Bq/kg。
https://twitter.com/den_rotten/status/637751242354130944
Date: 2015/09/01 07:40(45) --- Name: nkom
Pow2p様の掲示板で紹介されていた文書が大変興味深い。
http://sns.prtls.jp/sokutei/newly_diary_login.html?id=2&did=82ee3af157df716e
これです。前にも見たことがあったり、ここでも紹介したかもしれませんが
こういうものも、何度か見ると良いのかも。
CsI+PhotoDiodeの検出器での温度による分解能やノイズ成分などの変化の比較。
http://www.i-berry.ne.jp/~nakamura/pdf/noizu_ondo_henka.pdf
小型の強みを生かして、断熱して強制冷却するのが吉、ということかも。
FKR系とかも、あれくらいの大きさ、重さなら、十分適当な材質で断熱材を見繕い、
ペレチエ素子を二つ三つ使い、温度センサを使ったデジタルサーモスタットとかで
制御すると、分解能も改善し、安定性も良くなり、低い方ももっとよく見えてくるのかも。
また、「雨の影響」とか思われているものが、このタイプの検出器の場合は、
実は、「温度変化の影響」の部分が大きかった、という可能性も、
もしかしたらあるのではないか、という気が致します。
小型で、設置が容易なので、その分気軽に設置して、気軽に運用し、
温度管理などに気を使っていない、というケースや、CsIは、温度変化に強い!
みたいなことを過剰に信じてしまい、「測定環境の安定」という
基礎的な努力を怠っている例もあるかもしれませんし。
私も、3インチのNaIと遮蔽全体を巨大なクーラーに入れて、
保冷しようかと考えて、必要な部品や予算や色々調べたのですが、
本当にかなり大きなクーラーでないと入りませんし、
検体の出し入れが難しくなったりするので、
まだやるかどうか決心がついていません。
現在、遮蔽内の温度は、25.9〜26.1度で安定していますし。
Date: 2015/09/01 06:33(00) --- Name: nkom
Ebayやアマゾンで、日本産のゼオライトボールというものが売られていたので、
注文してしまいました。
「Zeolite Japan」とか入れると、色々な種類が出てきます。
到着したら、怖いので、まずパンケーキで梱包の上から少し調べて、
大丈夫そうなら使用前のゼオライトボールのベータの値とか、スペクトルを取り、
水を沢山流した使用後のスペクトルと比べてみれば良いのでしょう。
水の流量は、水道ホース用の流量計が安く売っていました。こういうのとか。
http://www.ebay.com/itm/Digital-Electronic-Water-Smart-Flow-Meter-for-Garden-Hose-Watering-Irrigation/141418067030
私が住んでいるところは、水道代が無い(市税に含まれていて、市税は、アパートの家賃に含まれている)ので、
水を流しっぱなしにして、幾らでも大量の水の中の微量の測定をすることは出来ますが、
やはりそういう無駄遣いは気が引けますので、トイレのタンクの下の配管が通常柔軟なつくりになっていて、
フィルターやら水量計を間に入れるのに適しているので、トイレの(使用前の)水で試すか、
あるいは、トイレのタンクの中に、透水性の膜にゼオライトを包んで放置してみる、とか、
そんな方法も使えそうです。
まあ、吸着率が分かりませんので、正確な値は出ませんが、
ここいらの水道水に、簡単な方法で見えるくらいの
汚染があるのかどうかくらいは分かるでしょう。
また、日本産のゼオライトが、「使用前から汚染されている可能性」が
あるのかないのかも、まあ、一例だけではなんとも言えませんが、
少しは憶測の材料になるかも。
ちなみに、他には、ギリシャ産が多かったです。
粉末状のものと顆粒状のものとか、色々あります。
http://www.ebay.com/itm/Zeolite-Ultrafine-Clay-500g-
水物の吸着による濃縮には、どういう形態のものが、
一番吸着率が高く、安全で、安価で、扱いが簡単なのか、
予備知識が殆どないので不明ですが、
私は粉末はあまり扱いたくないので、数ミリかそれ以上くらいの粒子状になっていると、
水分との分離もザルみたいなもので簡単そうだし、それを乾燥させた場合、
間違ってくしゃみしても吹き飛んだりしないでしょうし、そういう物で、
そこそこの吸着率があると使えそうです。
もちろん、水物と言っても、牛乳みたいな、脂肪を含んだものや、
ジュースなどの糖分を含んだものなど、海水の様に塩分があったり、
尿の様にアンモニアとかを含んでいて、単純な「お水」以外の
成分が多いものだと、吸着率にどういう影響があるのか?とか、
まじめにやろうと思うと、調べることはどんどん増えそうですが。
こういう方法のノウハウが蓄積すると、海洋汚染の調査でも、
現在の様に、40リットルとかの海水を研究所に送って測る、という方法の代わりに、
特定地点にゼオライト入りの透水性のある入れ物を海中、海底、海上に
設置して特定の時間放置し、時間が来たらそれを回収して測定する、
という方法を使うと、その地点の一日、一週間、一ヶ月といった
期間の積算量みたいな値が分かるかも。
また、一度に異なる水深の汚染を調べることが出来たり、
延縄みたいな感じで一度に数キロの直線状の汚染を調べたり、とか、
色々応用が利くのではないだろうか?という気が致します。
Date: 2015/09/01 05:58(55) --- Name: nkom
パチック ‏@dnanoca
トリウムさん入りだったのねぇ。知らんかったワロタ。カリウムの右側のポコっで見ると分かりやすいんだなー。低エネルギーは散乱まみれで合体しちゃってるからな。
https://twitter.com/dnanoca/status/638590703317090304/photo/1
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「マイナスイオン」とか言っている製品にトリウムが悪用されている場合があるのかな?
金田雅司(Masashi KANETA)@Kaneta
つぎは「磁気スペクトログラフとβ線の運動エネルギー分布」
線源は90Sr/Yを使用。
実験装置を写真を用いて説明。
測定原理:磁場中の運動方程式から、運動量と軌道半径と磁場の関係が分かる。
検出器の位置を変えて、磁場を変化させカウント数がどうかわるかしらべた。
http://twitter.com/dnanoca/status/638599342270451712
これは、アメリカの某アマチュア測定家の方が似たようなことをやってました。
強力な磁石と、鉛で前方を除いて遮蔽したパンケーキでもって、
線源と磁石と検出器の位置を動かして、ベータ核種の判別をしようというもの。
ただ、どれくらいの感度があるのか、不明。
Date: 2015/08/31 09:28(06) --- Name: nkom
浜岡周辺など静岡の詳しい情報を見たい場合、やはり、このページが便利。
線量の推移だけでなく、感雨、降水量、成分分析や場所によっては
詳しい気象データなども一緒に見られます。
http://pico.dreamhosters.com/RadiationDataOfShizuoka.html
Date: 2015/08/31 09:12(29) --- Name: nkom
水道水の汚染が、もしかしたら見えやすいかもしれない方法。
大量の水を濃縮させるのは、結構大変ですし、煮込んでも塩分とかが容器にこびりついたりして、
それをどうするのか?とかの問題もありますが、何かに吸着させる方法だと、
流水の量を計算し、吸着率が分かれば、濃度が計算出来ます。
http://cdcreation.grupo.jp/blog/1020458
従って、吸着剤の重さでもって求めた「重量あたりの濃度」には、
あまり意味が無くて、その吸着剤に、総量で何ベクレルのCs137,
そして、検出可能ならCs134が含まれているのか?というのを
考えるのが、この場合でも大事だと思います。
Cs−ALLの表示が33.2Bq/kgで、ZIPの場合は、
常に検体が320gである、という仮定で表示されているので、
検体内のセシウム137、134の合算は、33.2Bq/kg x 0.320kg =10.6Bq
最近では、Cs137:Cs134の比率は、
全部が福島の大惨事による放出とすると 1:0.25 なのですが、
この機械が計算した、Cs137とCs134の「濃度」は、23.7Bq/kg:9.5Bq/kg で
1:0.4 となり Cs134を過大評価していると思われます。
また、この機械(ソフト)は、右側のCs134のピークを使って、Cs134の値を求め、
その結果をCs−Allの値から引くことでCs137の値を求めていると思われるので、
この場合、Cs−Allから過剰に差し引いてしまい、
結果としてCs137の値を過小評価している可能性があります。
そこで、Cs−Allの値を1+0.25 =1.25で割って、計算上の
現在の比率からCs137の値を推測すると、
33.2Bq/kg ÷ 1.25 = 26.56Bq/kg
Cs134は、 33.2Bq/kg ÷ 1.25 x 0.25 = 6.64Bq/kg
という感じかも。
で、再度、この機械で仮定している320gという検体重量の値でもって
検体中のCs137とCs134を求めると、
Cs137: 26.56Bq/kg x 0.320kg = 8.5Bq
Cs134: 6.64Bq/kg x 0.320kg = 2.1Bq
問題は、シャワーから流れた水の量なのですが、
これは、今回は、分かりませんが、例えば500リットルの流量があったとしてら、
検体中のCs134,137の量をそれぞれ500リットルで割れば、
XXBq/lという(単位容積あたりの)濃度が求められます。
また、この条件での吸着率も、あんまり分かっていませんが、
例えば、水道水の中の80%の汚染を吸着する、という例なら、
上記の濃度を0.8で割って、水道水の濃度が求められます。
水量を求めるには、シャワーのホースの手前に、
水量計を取り付ければ、水の量がおおよそ分かるでしょう。
水量計の例。シャワーの水くらいなら40度以下で流せば、使えそう。
一般的な水道ホースに圧着で繋げる様になっているらしいので、
シャワー用のホースの取り付け部分との変換をどうにかする必要がありますが。
http://www.bmsci.com/bmscure/plant/water_saver_02.php
吸着率は、濃度が分かっている水を一定量の汚染されていない水で薄めて、
似たような温度、圧力や流量で流してから吸着剤を測定すれば、おおよそ分かるでしょう。
正確にやりたいならば、濃度や、流量、圧力を変えて、何回も試験して、
吸着率が一定であると見なして良いのか、幾つかのパラメーターで
どの様に変化するのかをモデル化すれば、良いのでしょう。
流量計と一緒に、水温計も投入しておくと良いかも。
で、水量と吸着率が分かったら、再度テストして、
水道水の推定濃度を求めることが出来る様になります。
これは、大量の水道水を濾した結果になるので、
(水を流すだけで)簡単に濃度が求められる
大変良い方法かと思いますし、雨水とかにも応用が出来るかも。
Date: 2015/08/31 07:24(38) --- Name: nkom
汚染が少ない地域で、測定所が増えるのは、よい事だと思います。
おうみ市民放射能測定所
http://twilog.org/kappel0208
このページに、
http://oumihakaru.shiga-saku.net/e1183087.html
「自分たちで測定すれば、検出限界値より下のデータも見られるので、セシウムが微量にあるかないかがわかる。」
という記述があったので、検出限界以下の結果を無理やり解釈したり数値化するおつもりなのか?と
気になってしまったのです。
しかし、どうやら、県などの測定の「25Bq/kg」とか、「10Bq/kg」とかの、
「(恣意的に、高い値になっている)検出限界の値」よりも低い汚染という意味の発言なのだろうと思いました。
また、他の測定所の方たちのサポートもある様ですし、数多くの測定所で使われて、
癖とかが知られているAT1320Aなので、熱意のあまり、「バラつきやギザギザを
ピークと思い込んでしまう宗教」にハマってしまう可能性は、そんなにないかも。
Date: 2015/08/30 10:56(39) --- Name: nkom
キプロスのニコシアで、I131とCs137が検出?
過去1週間のグラフだと、毎日ヨウ素もセシウム137も波打っている。
そんなに毎日、決まって検出されるのか?
過去一ヶ月でも似たような感じ。ちなみに、もっと遡っても、こんな感じ。やっぱり変。
ラドンは、なんとなく気象と連動しているんじゃないか?と思えるデータで、ヨウ素やセシウムの動きは
それとはあんまり関係がないみたいに見えます。
事故とかにしては、長期に渡っていて、規則的過ぎるし、事業所とかの運用に伴う漏れにしては、
休みもなく、測定所か測定器の問題なのでは?という気がします。
他の地点ではどうなのか?と思って少し見てみましたが、
Detection Limit(検出限界以下?)の所ばかりでしたし、
Detection Limitがどういう値なのか?は、書かれていませんでした。
Date: 2015/08/30 07:09(40) --- Name: nkom
Cs137の乾性の沈着モデルを見ると、北米大陸の西側が汚染されたのは当然として、
大西洋の北米大陸よりの汚染が私の予想よりも大きかったらしいのが意外でした。
こっちは、湿性の沈着(雨とかで落ちた分)
こういうサイトもあります。
I131とCs137などがキプロスで検出?
http://eurdepweb.jrc.ec.europa.eu/EurdepMap/Default.aspx
Date: 2015/08/30 06:50(00) --- Name: nkom
こういうサイトがあるのを知りませんでした。
いろいろな所の情報を集約して提供しているようです。
http://www.weatheronline.co.uk/weather/news/fukushima?LANG=en&VAR=euradsfc
これは、北半球のCs137の地上拡散モデルらしい。他にも色々あります。